【人】 幕末のライダー シロガネ― Epilogue:→Prologue Deep sea is confused ― (ずっと後悔していた) (君の幸せを願っていたのに、 君や姫が歩む道の果てには、君の幸せが ないと、知っていたのに 希望に縋って、仲間と笑いあう世界を夢見て その手を紅に染める君へとどうしても言えなんだ 備わった能力によって、自身の心に負荷がかかると 今迄のやり取りや、或いは存在を 忘却してしまう君に、言えなかった 悲しませたくなくて、傷ついてほしくなくて 止められなかったことを。 結局、1度目の邂逅の結末は 君の胸に三叉槍を突き立てたこと、で――) (22) 2019/04/08(Mon) 0:23:17 |
魔法工学技師 セドラは、メモを貼った。 (t3) 2019/04/08(Mon) 0:23:22 |
【人】 幕末のライダー シロガネ[自分は幕末を生きた志士の英霊である。 高杉晋作、と言えば、日ノ本の民であれば 多少は利いたことがあるのではないか 人類の影法師として、特異点にて聖杯により 歴史を変えようとした姫に呼び出された私の、 顕現したクラスは”ライダー”だ 黒船を操り、幕府軍を打ち負かしたことによる記憶から 抽出された概念とも、いえる。 そうして主人となった姫君により 銀(しろがね)として将の1つとし、名を与えられた私だが 私を召喚した姫の他に、私には仲間が4人ほどいた。 其々鉄将、銅将、錫将、 そして上司である金将(無論皆、それぞれに真名がある) 本来のたどるべき歴史―――世界の敵として 変えられようとした未来を、止めるためにやってきた カルデアのマスターと英霊達、世界の抑止力として現れた はぐれの英霊達と戦うことになったのだが 戦いの舞台は壇ノ浦。わが生まれ故郷の過去の地にて 時は源平合戦が終わった頃 安徳帝が海の底へと祖母の尼とともに入水した時代] (23) 2019/04/08(Mon) 0:25:01 |
【人】 幕末のライダー シロガネ[結局、その特異点では歴史は修正されず 何やかんやとあって 上司であり、金将と呼ばれた英霊が 一番心砕き、幸せになってほしかった貴方の座が 消えてしまいそうになったことでひと悶着あって 霊核を半分分け合うことになるのでありますが ――話はそれから更に時がたち 世界の敵であった自分たちが カルデアに英霊として召喚されて暫くたってからになります] (24) 2019/04/08(Mon) 0:25:36 |
【人】 幕末のライダー シロガネ― 現在:カルデアにて ― (ぽつ、と 声にならぬ声が 空気を震わせて、溶け消える) [数日前。私は今川の部屋の文机を借りて 恋文をしたためていた。 うんうん唸りながら、色々和紙を駄目にして ああでもない、こうでもないと塵箱に 投げ入れた失敗作の数は如何ばかりなりや] (25) 2019/04/08(Mon) 0:26:01 |
【人】 幕末のライダー シロガネ …… 。 [ぐしゃり、と。物思いに耽りて筆先より 墨を和紙に落としてしまった私は 勿体ないが、と文になりそこなったなれの果てを 溜息ごと、丸めてしまう ――もともと、手紙に関しては二通り 堅苦しいのか、やわらかな中に奥手に気持ちを滲ませるか この2つしか書いたことのない だから、すとれぇとにというのは とても難しいことであるのだ、私としては (何処かの別の霊基の”私”に関しては 記憶を失って君の色合いに似た蟹を口説いたりと…… 斜め上にいってしまうが、それはさておいて) その日、自身の部屋に居なかったことで、 淡いというには色づきすぎた想いを向ける相手の 心の芽生えを見逃してしまった私は 顕現した今は零れぬ胸元の緋色の代わりに 溢れそうな心を、言の葉に込めて 薄い赤銅の色合いの。濃くすれば彼の髪色に似た 文に記してゆくものがある 薄墨を筆に馴染ませ。ようやく完成したは 唯、一文のみ ―――ただ、思いのみ] (26) 2019/04/08(Mon) 0:27:00 |
【人】 幕末のライダー シロガネ[”ずっと”一緒に居たい、とストレートには書けなかったが 共にと書けたのは進歩なのだ。これでも ―――だが。結局それは相手に渡せぬまま、自分の文机の 引き出しの中に、しまい込まれたままであった] (27) 2019/04/08(Mon) 0:27:28 |
【人】 幕末のライダー シロガネ[そして本日は晴天なり。マイクはテストしていない 溜息を吐けば、幸せが逃げると教えてくれたのは誰だったか アンネか、イングリッド ―――我がマスターだったような気がする 渡せぬ手紙、真の意味で受け取られぬ思いが どんどん降り積もってゆく 深海に肺腑が浸かり、息もできなくなるほどに 胸が苦しく。伝わらず何度も殺される思いが また1つ、唇から紡がれる吐息となって 空気へと溶けてゆくのだろう そんな折に どたどたと大きな音をたてて廊下を走り ばぁんと大きな音を立て、おもいきり扉を開けて 部屋に入ってくる1人の同部屋の主であり、 嘗ての上司であり、心を砕く君 この時間に部屋に戻ってくるのは珍しい] (28) 2019/04/08(Mon) 0:27:52 |
【人】 幕末のライダー シロガネ ……どうした、クガネ。 [自身の名を大きな声で呼ぶ君に 不可思議、と、ばかりに緋色の2つ目を 無表情のまま、瞬かせる 頬に残っていたのだろう水の跡は、風圧にて飛ばされ 乾かされてしまったのだろうけど 何処か急くような、慌てたような それでも真剣なまなざしに光を孕みて こちらに近づく君に、もう1度、名を呼ぶ] (29) 2019/04/08(Mon) 0:28:20 |
【人】 幕末のライダー シロガネ[さて、それに至るまでを振り返ろう 私が文を贈れなかった原因の一端は 君の行動にあったと言っても過言ではない したためた文を渡そうと声をかけた日から暫く 君は私の顔をまともに見なかったり、 私を避けたり、と一悶着あったりしたのだが さっぱり原因が私にはわからなかった 何かまずいことでもあったのか 私が何かしたのだろうか、と 悩んで、悩んで。その結果 自分の思いが相手に伝わって。それが親愛ではない情故に 戸惑い逃げられているのか 或いは、彼にも何か悩みがあって それでも頼られぬほど自分は彼にとっては 心許せぬ存在になってしまったのだろうか、と 思うなら、尋ねればよいものの 生前も、ライダーとして顕現して初めて君と会った時も そして、今も 私という存在は、言いたいことを、 思いを飲み込んでしまいがちだ 近頃漸く、元のような関係に戻れたのだから 言わないでよかった、戒めねばならない 彼が自身に求めるのは友情、或いは家族への情だ 海の底に沈めてしまえと、何度も何度も 抱いた心を淵に、或いは海底に沈めてきた] (30) 2019/04/08(Mon) 0:29:01 |
【人】 幕末のライダー シロガネ[だから、だろう 両手を握られて、瞳が揺れる ――――どうしたのだ。と言いたげに君を見つめたその時に 君の口から紡がれた言葉に、対して 心に ]氷塊 が落ちたような心地が、したのだ (31) 2019/04/08(Mon) 0:29:17 |
【人】 幕末のライダー シロガネ[その時、頭にあったのは その言葉の意味はどういうことなのだろうと 自分と同じようなものである幸福な幻想は とっくの昔に諦めて、諦めきれずに残り火は燻っている 或いは、沈めてしまった水底から、 ふとした瞬間に波間から湧き出てしまって それがたまらなく胸を痛ませる —―期待してはいけない、”間違えてはいけない” 二度と、失いたくないからこそ 机の中にしまい込んである文は、渡せぬままで なのに頬に熱が集まり、視界が潤んでしまって 私も、と無責任に答えてしまいそうに、なって きゅっ、と唇をかみしめて] (32) 2019/04/08(Mon) 0:29:38 |
【人】 幕末のライダー シロガネ 家族としてか、友人としてか かけがえのない、仲間としてか。 しって、いるよ。大丈夫だ。 ――――大丈夫だから、 そんなに不安そうに、せいで告げずとも。 わかって、おるよ。 [苦しい心を押し殺し、瞳を細めて 口角を何とか緩めて。君の手を握り返すのだ*] (33) 2019/04/08(Mon) 0:30:25 |
幕末のライダー シロガネは、メモを貼った。 (a3) 2019/04/08(Mon) 0:41:04 |
【人】 巨人のアヴェンジャー クガネ―茜色の回顧録― [ 「クガネ」という存在が生まれたのは、 もう数ヶ月も前の話だ。 この世界には「英霊の座」というものがある。 過去に偉業を成し遂げた英雄達の記録が刻まれたその場所は、 世界の危機に応じて"英霊"を派遣する。 その英霊は「サーヴァント」と呼ばれ、"マスター"なる存在に使役されて戦うのだ。 だが、時として世界を脅かす者に召喚される英霊も存在する。 例え力を貸す相手が世界の仇敵であっても、「サーヴァント(従者)」は従うのだ。 英霊とは所詮、過去の亡霊でしかない故に。 (世界の運命を定めるは"例外を除き"生きた人間にしか果たせない) (35) 2019/04/08(Mon) 1:04:01 |
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