テラは、 本当にいるのか 自分でもわからないんだ 。 (a14) 2021/10/20(Wed) 2:01:35 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>ガレット・デ・ロワ 「へえ、一体何を入れ 今噛んだやつか……… 」すごい音したね。 痛そうだが、それでも幸運の証だ。 二人のどちらかに当たれば良いと考えていたので この結果には満足そうにぱちぱちと拍手を贈る。 「頂くよ、シトゥラ。 君の料理の腕は日々進化し、止まるところを知らないようだ。」 一切れをいただいて、さくりとフォークで切り分け、食む。 シナモンの香りと林檎の酸味と甘味、 芳醇なカスタードをパイ生地が包み込んで、それは見事な出来栄えであった。 賑やかな貴方たちを穏やかに眺めながら 二口、三口、続けて口元へ運んでいく。 (@12) 2021/10/20(Wed) 2:05:15 |
ユピテルは、声が聞こえるまでずっと、目を閉じて待ち続けています。 (a15) 2021/10/20(Wed) 2:06:18 |
【人】 夜の一族 チャンドラわたしの声は、パーティ会場の喧騒に掻き消える。 常時なら頼ることも出来たお友達──彼女が手配してくれた、携帯食料すら喉が通らない今は、その姿を探すのも気が引けた。 ふと、一際騒ぐ3人組に視線を向ける。 そうだ、彼にノートも返さないと。 もしかしたら彼なら、あたたかいものを作ってくれるかもしれないけど、団欒の邪魔はしたくない。 そうこうする間、寒さとともに目が回るような空腹が襲う。 わたしはクロノを探すのをやめて、近くの椅子に座り込んだ。 冷たい料理が目の前に並ぶ。 それでもやっぱり、食べる気が起きなかった。 (15) 2021/10/20(Wed) 2:09:48 |
【見】 トレジャーハンター プルー>>@11 >>@12 ガリット・デ・ロワ 「 」 おわかりいただけたね。 「うう〜〜〜……幸運は嬉しいけど複雑な気分ね。 でも有り難く受け取っちゃうわ!ありがとしぃくん!ラヴィ!」 気を取り直してまたもや大きなひとくち……ではなく、懲りたのか小さめに切り分けて口に運ぶ。 ぴぇん……な顔もすぐにいつもの笑顔に戻り、元気におかわりを要求し始めるだろう。 (@13) 2021/10/20(Wed) 2:11:56 |
シトゥラは、トラヴィスに、最近料理しかしてないですからねと返した (t8) 2021/10/20(Wed) 2:25:48 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>ガレット・デ・ロワ 「運気が良くなったところで 手に入らない物の方が多そうだ。 確かに、ここでの暮らしに運は関係ないしね。」 進まぬ時空。 動かぬ情動。 『何もない』だけがここにはあった。 「二人は、どうだい。 何か望みでも?」 (@15) 2021/10/20(Wed) 2:50:07 |
【人】 掃き溜めの ゾズマ「なんだよ……なにに騒いでたんだ……」 騒がしいのは今に始まったことではないけれど。飛び出していった人物が気になった少年は、後に使用人から、泣きながら人を探していたと聞いた。噂には尾ひれがつくものだ、全てを鵜呑みにはしない。 「ミズガネって、だれだっけ……」 それがあの酔っ払いだと気が付くのはいつになるだろう。 少年は名を覚えている人物は多くはない。この館に身を置いてから長くも短いとも言えないが、顔見知りはいれど、親しい者はいなかった。 「……」 先日聞いた死神とやらの噂、血痕。 嫌な予感が脳裏に過るが、人がいなくなる噂など前からあった。 なにも、驚くことじゃない。 その被害が自分に向けられる可能性なんて、考えるだけ無駄だ。 (19) 2021/10/20(Wed) 5:28:59 |
パイ焼き ゲイザー(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/20(Wed) 7:47:59 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>20 ポルクス 「……ポルクス?」 声をかけられ、自分でも驚くくらいに情けない声が出た。 飢餓感と寒さ。そうだ、あなたとも約束をしていた。 「大丈夫……ただ、あたたかいものを食べたくて。 会場にはさすがに並んでいないから、使用人を探していたのだけど」 少し疲れちゃって、と笑うわたしは、自分の笑顔がとても力ないものになったことに気付かない。 (21) 2021/10/20(Wed) 8:11:51 |
パイ焼き ゲイザー(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/20(Wed) 8:32:10 |
【人】 探偵 キエ>>??? >>7キエはじっと紙面に増える黒インクを眺めて、問われれば黒いコーヒーで口内を潤し背もたれに体重をかける。文字列を読み故意は見られるが悪意は未だ見られないとキエは適当に判断した。 寧ろ見えない相手から問いが来た事の方がずっと重要だ。 「不思議な事を聞くのだねェ君は。其れを決めるのは僕ではなく君自身だろうよ。君が“此処に某が居る”と決めれば居るし“此処に某が居ない”と決めれば居ない。 自分自身の存在など誰も証明ができないのだから そんな事勝手に決めれば良いじゃないか。それともあれかね、君は誰かに決めて…いや認めて欲しいのかなァ。自身が何者かというだけではなく其の存在迄も」キエの価値観は人間離れしているが其の自覚はある様で無かった。しかし自分の決めた事が理だと思う確かな強さが其処には在る。 だからこそ存在を保ち続けている。 (23) 2021/10/20(Wed) 9:13:07 |
ゲイザーは、二人目の犠牲者が出た後。キエの元へと訪れる。 (a16) 2021/10/20(Wed) 9:29:13 |
キエは、裏庭でゲイザーを見た。 (a17) 2021/10/20(Wed) 9:49:45 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィスこれは、3日目の いつかのどこかの時間帯。 昨日、吟遊詩人へ紅茶を差し入れれば『構うな』と言付けられた為、 それならば構い倒してやろうかと部屋を聞き、本日訪ねた訳だが─── 扉が見える直前、彼以外の人物が見えた。 それは彼の留守を明確に示している。 「………」 ここへ辿り着くまで。ある程度館内での様子を把握しながら来た。 やはりそうか、と息を吐き、先客の邪魔をしないようにくるりと身を翻して半回転。 「…………嫌だなあ。」 何度経験しても慣れないものだ、と独り言ち、 「私は君のこと、案外好きだったよ」と言葉を喉の奥へ飲み込んだ。 (@17) 2021/10/20(Wed) 12:27:26 |
トラヴィスは、ミズガネの客室へ訪れなかった。 (t9) 2021/10/20(Wed) 12:28:40 |
【見】 トレジャーハンター プルー>>@14 >>@15 ガレロワ 「願う事や、望みぃ?」 もっもっ……とアップルパイを頬張りながら考える。 「そーねぇ。アタシは楽しければじゅーぶん! まだまだ此処も調べきれてないんだもの。毎日新しい発見があって飽きないわ。それに、美味しいご飯もふかふかのベッドもあるし!」 飢えずに済む。屋根のある場所で眠れる。 人肌が恋しくなった時に誰かがいる。 幸福な事だ。まだ浸っていたいと思う程には。 「なによしぃくん!アタシがいつ害したって……」 「 ごめん洗濯したてのしぃくんの白衣、泥だらけにしたわ 」ギルティ。 ベテランの使用人が真っ白に戻してくれたので無問題です。ほんとかな? (@18) 2021/10/20(Wed) 12:42:13 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>24 ポルクス 「………」 無意識に、羽織った外套の合わせを強く握る。 元気がないと見抜かれてしまったのがなんだか申し訳なく思えた。 差し伸べられた手を見つめ、わたしはためらっていた。 でも、立っているのもやっとなくらい、寒くてお腹が空いていて。 (25) 2021/10/20(Wed) 12:45:53 |
チャンドラは、ポルクスの手を、ゆっくりととる。 (a18) 2021/10/20(Wed) 12:46:42 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>24 >>25 ポルクス 「……ありがとう、ポルクス」 その手を支えにわたしは立ち上がる。 目が回るような心地がまたしたけれど、導き手がいるならきっと大丈夫。 また力なく微笑みかけると、行きましょう、とわたしは言った。 (26) 2021/10/20(Wed) 12:51:44 |
【人】 逃亡者 ポルクス握った時の酷く冷えきった手が印象的だった。 多少凍えたからといって、真冬でもないこの時期にここまで冷えることがあるだろうか? そんな風に思いながら俺は自分の部屋へと向かう。 使用人に手伝ってもらいドアを開けてもらい。 食事が届くまではと、ひとまず自分のベッドにあなたを横たわらせ柔らかな布団を上からかけた。 「俺の部屋で悪いね。 女性の部屋に俺がずかずかと入るわけにもいかないし、元気が出るまでは我慢してくれるかい?」 (28) 2021/10/20(Wed) 14:19:13 |
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/20(Wed) 15:15:21 |
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/20(Wed) 15:17:01 |
【置】 浮遊想 テラ【テラ】 テラ(tera, 記号: T)は国際単位系 (SI) における接頭辞の1つで、 基礎となる単位の1012(=一兆)倍の量であることを示す。 国際単位系 (SI) の制定時(1960年)にSI接頭辞として定められたもので、 ギリシア語で「怪物」を意味する τέρας (teras) に由来する。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (L0) 2021/10/20(Wed) 16:09:13 公開: 2021/10/20(Wed) 16:10:00 |
【墓】 よいが来ない ミズガネ目が醒めて、自分の異変に気づいて、耐えきれなくなって逃げ出したすぐのこと。 目眩がする。 どれだけ叫び、泣いて、暴れても。誰一人としてこちらを見てくれる人はいない。 昔からそうだった。 小さな酒場一つもろくに賑やかすことが出来なくて、センスも才能も無い吟遊詩人の声や竪琴に耳を傾けてくれる者などいやしない。 努力を続けるなんてことも出来なくて、すぐに酒と女に逃げては溺れる始末。 いてもいなくてもどうでもいい透明人間のようなものだった。 たまに視線が向けられていたとしても……それはろくでなしの自分を嘲笑うものだった気がする。 「気がする」と言うのは男が悲観的になるあまり見えないものまで見て聞こえないものまで聞いていたからだ。 皆が皆、自分を良くない目で見て馬鹿にするようなことを話しているんだ。 追い詰められた精神は、そうしてありもしない風評被害を勝手に描き出していく。自分で透明な場所に濁った何かを見出していく。 逃げるように館を彷徨い、その足は――時計塔へ。 ▽ (+3) 2021/10/20(Wed) 16:17:44 |
【墓】 よいが来ない ミズガネこの体は壁や床などはすり抜けられないけれど、人や小物は触れない。扉は何故かすり抜けられるから、開閉して何かを主張することも出来ない。 物が掴めないのなら酒に溺れて酔いに逃げることが出来なくなる。ずっと毎日のようにアルコールで思考を溶かしていた身としては、拷問が始まるのだろうかと言う心持ちだった。 そうした小さな考えが浮かんでは消えを繰り返し、足はいつしか時計塔の階段の終わりまで来ていた。技師が入るであろう部屋がまだあったけれど、既に高度はある。もう十分だ。 窓から顔を出す。 重苦しい濁った気分を抱えた自分の頬を、何も関係ないとばかりに風が撫でて走り去っていく。 いてもいなくても関係ないのなら、いっそ死んでしまったほうが楽なのでは? 縁に両手を置いて、体を前へ倒す。 地面があんなにも遠い。 叩きつけられたらきっと、自分は、自分は……。 「死ね」 「――ッ!!!」 ひゅ、と。喉が鳴る。 ▽ (+4) 2021/10/20(Wed) 16:18:08 |
【墓】 よいが来ない ミズガネ「いやだ、いやだ、いやだ……」 階段に蹲る。身を守るように体を丸め、がたがたと震えながら嗚咽を零す。 男は才能も努力を続ける根気もなかったけれど、勇気だって持っていなかった。 こんなところで死ねるほどの勇気があったなら、最初から酒と女に逃げる選択肢など取っている筈ないのだ。 怯える男の脳裏にとある光景が蘇る。蘇ってしまった。 命が潰える直前の記憶だ。 動けない。 何度も何度も命乞いをした。 ナイフが腹に突き立てられる。 泣いて喚いた。耐えられない痛みに絶叫した。 それで相手は満足したのか、より深く刃を差し込んでとどめを刺した。 思い出した。思い出してしまった。 「死にたくない、死にたくない……死にたくない……!」 それでも自分は一度、確かに死んだ。だからこんな事になっている。 死んだのに周り続ける世界にいなくてはならないなんて、悪夢以外の何者でもない。 じゃあどうしたらこれは終わるんだろう。 夢が醒めるには夜が過ぎ、朝が来る必要がある。 それなのにこの館は一向に夜が来ない。ずっとずっと、明るいまま。 酔いに溺れることも出来ず、来ない宵を渇望し続ける。 男は一人、寒さに震え続けた。 (+5) 2021/10/20(Wed) 16:18:47 |
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