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【人】 結城 朔也[ 君は、僕とのこと、 一人で考えて、一人で決めてしまったのかな。 ……ううん、きっと、君は僕よりも、 彼女のことを考えたんだろうと、分かっている。 それでも、ひとりで決められるって、寂しいことだね。 今更それを知ったって、もう、遅いんだ。 ] (206) 2023/02/22(Wed) 22:57:21 |
【人】 結城 朔也[ ―― あれから。 僕がやよいと出掛けることはなくなったかな。 少なくとも、格段に減っただろう。 だって、恋人がいるのに、 僕と付き合ってる、だなんて、噂が立っちゃだめだろう? 桧垣やよいと、それから、愛智くんと、 良き友人になれているかは、 彼女と彼次第かもしれない。 ] (210) 2023/02/22(Wed) 23:01:18 |
【人】 結城 朔也[ やよいの想いは君たちの中に生きているんだねと、 君たちの様子を見て、僕はようやく、 そんなことを思うんだよ だからどうか、お ]幸 せに、ね (212) 2023/02/22(Wed) 23:02:47 |
【人】 結城 朔也[ ―― 桃の花咲く弥生のある日、 とある大学のキャンパスで、 ひとりの男子学生が告白されていた。 ずっと前から好きだった、のだと、 頬を染めて俯く女子学生に、 彼は、穏やかな表情で、告げる。 ] (213) 2023/02/22(Wed) 23:03:27 |
【人】 桧垣 やよい[ 隠せるわけがなかったよね。 気が付かないわけがなかったよね。 だって、わたしの表情は ―― 特別だったよね? そして彼がわたし≠見つめてくれていることも ずっとずっと、知っていたのに、 気が付かないようにしてたんだよね。 馬鹿だな。わたし。 ] (223) 2023/02/22(Wed) 23:44:57 |
【人】 桧垣 やよい[ わたしのこと、覚えていて わたしのこと、忘れて そのどちらも言うことはできなかったから、 せめて、お別れは笑顔で。 ] (224) 2023/02/22(Wed) 23:45:29 |
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