【墓】 『不死兎』 ニア全てを見届けた。全てを聞いた。 それでもやっぱり…… 全ては見えない。全ては聞こえない。 だから、人は、難しい。ぶつかり合って、傷を付け合って。 それで分かる事もあるだろう。分からない事もあるだろう。 だけど、今はただ。 「…………、お疲れ様」 キミ達のその鼓動の辿り着く過程に、道のりに。 ひと時の、休憩を。 (+64) 2021/10/12(Tue) 15:29:09 |
【墓】 『不死兎』 ニア人々はもう、動かないだろうか? 「…………、」 "この場"の決着は、本当に、もう着いたのだろうか? その"事実"を確認する。周囲へと目を向ける。 不死兎は"この舞台"には関わらないけれど、 後片付けは……ちゃんと手伝うつもりだよ。 (+65) 2021/10/12(Tue) 15:36:14 |
【人】 墓守 トラヴィス>>+63 ニア 「…… …… ……」 あなたの声に振り返り、……気まずそうに視線を落とした。 激昂を見られることは、もう、わかっていたけれど。 丁寧に受け止めてしまう少女が、自分の刺々しい感情までも受け止めたのだと知れば、やはりそれは罪深い感情のように思えた。 「……ニア」 今は何を言っても、言い訳になるような気がする。 だが、すまない、と謝れば彼女は首を振るだろう。……きっとそれは自分の怒りに再び火をつけるだろうと感じた。八つ当たりの怒り。ならば、言えることは、 「……ありがとう」 傲慢な礼。私の火花を受け止めてくれてありがとう。……ひどい言い分だ。真実、本気だとはいえ。 (147) 2021/10/12(Tue) 15:39:20 |
キンウは、離れた手の持ち主を見る。広がる赤を見る。 (c72) 2021/10/12(Tue) 15:44:28 |
【墓】 金糸雀 キンウ「…………」 少年から広がる赤を見て、もうキンウの力は必要無いと悟る。 『トラヴィス様』 唇を動かさず、名を呼ぶ。 トラヴィスを縛る暗示は消えただろう。 …………少なくとも、今は。 「トラヴィス様」 唇が名を紡ぐ。 「……治療と、蘇生を、」 ……外にはもう繋がるのだろうか? それでもキンウはそう頼むしかできない。 口を閉ざして、赤をぱちゃりと鳴らして。 金糸雀は倒れる兎に駆け寄った。 (+67) 2021/10/12(Tue) 15:50:33 |
【墓】 叛逆者 ミズガネ「…………。」 ゲーム用エリアの蘇生室や治療室は、人数が足りるだろうか。 外に繋がるようになったならば、足りないのならそちらを利用する事になるのだろう。 ――だが、決着はまだ完全に付いた訳では無い。 「もう一人だ。もう一人、ルヴァに協力してる奴が居る。 こっちに来てねえ看守も一人、居んだろ。そいつと鉢合わせてんじゃねえかな」 (+68) 2021/10/12(Tue) 16:00:32 |
【墓】 『不死兎』 ニア「…………、ナフ」 その不死兎は知っている。 看守の足止めをしている、彼の存在を。 現に、その二人に声をかけていたのだ。 『あんまり大きな怪我を、しないようにね』って。 「兎は……、様子を見に行きたいと思っていたんだ」 「トラヴィス、キンウ、……、それとミンも」 「この場を任せても大丈夫かい?」 「そしてミズガネ、…………、キミは、どうしたい?」 (+69) 2021/10/12(Tue) 16:06:15 |
【人】 墓守 トラヴィス>>+67 キンウ >>144 チャンドラ 「…… …… ……そうだね。負傷者の治療は、必要だ」 あなたの『指示』には抵抗することなく、トラヴィスは片手を上げて宙に踊らせた。指揮者のそれに似ている──── 『少年の思考』であれば、トラヴィスがなぞって見せるような仕草はなかった。しかしトラヴィスでは発動にいくらかの条件が必要(つまり、データベースにある治療に必要な情報を引用して行うことが常人には求められるが、『彼』はそのデータが初めから頭の中にあったので、このような仕草は不要だったのだ)で、それは才能の差であったけれど、流石にそれにいちいち嫉妬するほど彼はチャンドラの命を軽視しているわけではなかった。今は彼を治すのが肝要だ。 「……違和感があれば言ってくれ。造血まで行ったけれど、スキャンの結果が正常データと照合できる環境ではないから」 癒えていく上司の身体データは、先程まで遮断されていた外部側のサーバーに記録されている。今は復旧中なのか、アクセス権が得られなかったのだ。 (148) 2021/10/12(Tue) 16:21:00 |
【人】 墓守 トラヴィス「……」 いっておいで、と、片手をあげた。 蘇生は未だ行わない。 『同様のこと』が起きるとも限らないし、場合によっては、不用意な決断を下したトラヴィスという看守が拘束される可能性もあった。 なにより、今蘇生をして、彼らの反応がトラヴィスの予想したものと同一であったなら、 再び殺し直すことを我慢できない。 自分には時間が必要だ。あるいは距離が。 (149) 2021/10/12(Tue) 16:26:22 |
【墓】 『不死兎』 ニア>>+70 ミズガネ 「…………、そう」 あなたの声に頷きをひとつ。 「嗚呼、でも、兎は手出しはしないよ? …………、全体を見て、回りたいだけだからね」 それは、この"エリア全体"の話だ。 ルヴァの操作していた物がこの場所を外と遮断していたのなら。 その彼が動かなくなった"今"、果たしてそれはどうなっている? このエリア外へと繋ぐ道、その確認がこの不死兎の真の目的だ。 故に、彼らが今、どこで何をしているかを見たがるのは…… 全体の状況把握に必要だから。ただ、それだけのみ。 「…………、というワケだから、 キミも大きな怪我、……しないようにね」 墓守の合図を見る。バンを抱え直す。移動を始める。 まあ、キミが怪我をする前に兎が引っぺがすけどね。 これは言わないけど。 (+71) 2021/10/12(Tue) 16:37:36 |
メサは、戦う意思のある者同士の争いには、干渉するつもりはない。今のところは。 (a53) 2021/10/12(Tue) 16:38:16 |
ミズガネは、トラヴィスの見送りにひらりと手を振り、先輩と共に移動を始める。 (c73) 2021/10/12(Tue) 16:58:44 |
【人】 中堅看守 アンタレス>>138 >>146 イクリール/ナフ 男がイクリールの言葉に答えるよりも先に彼女の視線はナフへと向かい、それに合わせて男の視線も吊られるようにそちらへ。 ナフの視線から何かを、合図を送ったような、...そんな気がしたとしても男はジャックとは無関係な彼女を、イクリールを守る動きとなる。 抱き寄せたまま腕の中にいる彼女に何かしらの攻撃が当たらぬようにと身を反転させ、同時に『氷よ 消えろ』と唱える。 消滅させたのは壁だ、床を覆うそれは未だ残る。 「...『氷よ 刃となれ』。」 軽く、緩やかな動作で氷のリンクをブーツの先で叩けば、平坦であったその場から、ナフの次の行動を阻むように氷筍がいくつか生成され彼へと向かう。 氷筍と表現したがこの場にあるそれは人を傷つけるようにできている。 ...要は下から上へと出来た氷柱。 先は針のように鋭く尖り、当たり方が悪ければ軽い怪我では済まないだろう。 そして、視線はナフに向いているため、腕の中にいるイクリールが何をしようとも気付けはしないわけだが。 勿論この行動を拒否する動きがあれば速やかに離し、自分を守るために同じような力の使い方をするだろう。 (151) 2021/10/12(Tue) 19:22:42 |
【人】 環境破壊 イクリール>>146 >>151 ナフ アンタレス 少なくとも、ナフの突進の邪魔をする気はなかった。……なかったが。 身を低くしアンタレスの手から抜ける。 すぐさま立ち上がれば、アンタレスの腹を蹴りナフの進行方向に突き飛ばそうとする。 ……と同時に、がきん、と重い、刃の外れる音。 鋏の2枚を重ねた金具が外れ、一つの鋏は2枚の刃に。いくらか取り回しやすくなった1枚を、思い切り、投げた。 狙いは氷筍を避けるならナフが通るであろうその場所。 アンタレスの攻撃のほうが痛いだろう。だが、こちらが当たっても大きな傷にはなるはずだ。 残った1枚を手に、観察する。すぐに動けなければならない。 ……この行動のあと、より弱っているのはどっちだ? (153) 2021/10/12(Tue) 19:48:28 |
【人】 不覊奔放 ナフ>>151 >>153 アンタレス・イクリール 氷の壁が割れる手応え、を強く感じる前にそれが消えていった。 アンタレスはイクリールに突き飛ばされてくれるんだろうか。そうだとしたら、この宙にある脚を、怪我を負っている背中に、腰に、ブチ当ててやろうという気はある。 そうして、ついた左脚の甲を尖った氷が貫く。痛い、では済まない痛みがある。すぐさま距離を取ろうと下がる、下がれば刃がとんでくる。飛んできた刃を、使い物にならない左腕で、振り払うように迎え撃った。 骨まで到達して突き刺さる刃。左肘から下はお飾りのように揺れるだけ。それでも、まだ振り回せるなと、男は考えた。 男は、脳か心臓の破壊以外には死なない。 これだけ血を流していたって、 まだまだやれる! (154) 2021/10/12(Tue) 20:26:42 |
【人】 紅月夜 チャンドラ幾分か回復すれば、改めて感謝を伝えてから。 ゆっくりと立ち上がって助けてくれた二人の元から見送った二人の元へと。 その傍に辿りつけばそっと手を伸ばして、勝手に、平等に撫でた。 (155) 2021/10/12(Tue) 20:36:17 |
【人】 中堅看守 アンタレス>>153 >>154 ナフ/イクリール ナフへの視線は腕よりすり抜けるその存在に移り、何を......と口に出す間もなく、突き飛ばされたや身は宙のナフへと傾く。 振り向こうにもバランスを崩した状態で、そんな隙をナフが見逃すわけがないだろうと思考するが、...まさにその通り。 咄嗟に背側に氷の壁を作るも、その咄嗟の行動で出来るものなど柔でしかない。せめてまだ動く右側は守ろうと身をずらした。 「......っ、ぐ...あ、あぁっ......!!」 左側、肩辺りだろうか。骨の軋む音がする。 今度は声を押し殺せなかった。 ナフの蹴りによる反動でまた元いた位置の方へと飛ばされる訳だが、右足を強く踏み込んだ後少し後方に氷の壁を作り転倒を防ぐ。 その後は直ぐにそれを解除し、ナフとイクリールを見据えた。 呼吸が荒くなる、痛みでふらつきそうになる身体を留めて息を吐く。...同僚達は、無事だろうか。 ...姿の見えない囚人達は、怪我をしていないだろうか。 (156) 2021/10/12(Tue) 21:49:46 |
【人】 環境破壊 イクリール>>154 >>156 ナフ アンタレス 「倒れなかったのは偉いが……やっぱりナフ君のほうが頑丈だな、もう少し頑張ってくれよ看守君? ほら、私たちが好き勝手してしまうよ?」 滑るように駆け出し、懐から瓶を取り出して、口で栓を抜いて刃にかけ、余った分はナフに投げつけた。これは麻痺毒に近い。もちろんこのままキッチンにあったわけではなく、この数日で菌糸類から抽出したものだった。少量ならば痺れるような調味料として使えるくらいのものだが、上手く傷に掛かって多少動きが鈍ることを期待する。 そして軽く振り回せるようになった刃を、ナフの腿目掛けて振り抜いた。 「さて!ナフ君、看守君が少し元気になるまで前座と少し遊んでくれよ!」 おそらく楽しそうに見えるだろう。けれど今が楽しいわけではない。 何よりこのあと待っている、食事の時間が待ち切れない! (157) 2021/10/12(Tue) 23:13:50 |
アンタレスは、...考え事をしている間に目の前で囚人vs囚人が始まって動く右手で目元を覆った。 (a54) 2021/10/12(Tue) 23:24:00 |
アンタレスは、溜息を吐いた。...足元でバキバキと音を立てて氷筍が生成される。無意識。 (a55) 2021/10/12(Tue) 23:25:39 |
アンタレスは、......ほんの少しの休息の後、覚えてろよ君達。と覆った手を外し睨むように2人を見つめた。 (a56) 2021/10/12(Tue) 23:26:56 |
【人】 不覊奔放 ナフ>>156 >>157 アンタレス・イクリール 悲鳴を聞いて、再び脚を伝わる骨の音に、僅かに熱籠る息を吐いた。 しかしそれに浸っていられないのは受けた攻撃の通り。 右手で、左腕に刺さっていた刃を抜き取った。 さて、向かってくるのを迎撃するには肉弾ではやや不便だ。 足元に落ちているナイフ4本。腕で投擲するのは拾い上げるのが面倒なので、脚で蹴り上げる。霜焼けていてあまり感覚はないが、いつもの動かし方を覚えていれば問題はない。 1本目、投げられたビンに向けて。撃ち落とせても、僅かにくらいは粉がかかる。その効能については今はまだ知らぬ。 2本目、イクリールの喉元。3本目はアンタレスの腹にでも向けて、警戒を途切れさせずにおこう。 4本目は右足指に挟んで持ち上げ、向かってきたイクリールの脇腹に突き立てるように回し蹴りと共にお見舞いする算段。避けるなら振り抜いた刃は当たらぬだろうし、避けないならばナイフ+回し蹴りのダメージとなるはず。 ……男は。 ここにきて、無言だ。何も発さない。痛みによる呻きすら。 全意識を、 目の前2人を殺すことに注ぎ始めた。 (158) 2021/10/12(Tue) 23:43:28 |
【人】 不覊奔放 ナフーーーあぁ、でも。 言葉にすることで『交渉』できるものはあるか。 そう考えて、小さく口を開く。 回し蹴りの途中、その対象のイクリールへ向けてーー… (159) 2021/10/13(Wed) 0:12:54 |
【人】 環境破壊 イクリール>>158 ナフ あー、そう。獲物を放置しておくと良くないのだった。久しぶりに大切なことを思い出せて収穫一つ。 瓶はナフに当たらない。 2本目を防ぐため、首の前を遮った掌をナイフが貫く。 4本目、見えてはいたが、 回避行動は取らない。 それよりも相手に傷を負わせることを選んだ。足は彼の戦いの軸だろう。 私が殺さねばならないわけでもない。削げるなら後々アンタレスがーー (160) 2021/10/13(Wed) 0:20:11 |
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