【人】 影街の魔女 ブランシュ―回想/数日前―― 「ユスターシュ。そう、それがあなたの名前…いえ。」 あるいは主の名前、かな。と聞けば>>186思う。自分なら、会心の出来でなければ魔法生物に一つ一つ名はつけない。 それはともかく、彼(?)が瓶の中身を飲み干し、人間の姿を取る>>189>>190のを、物珍しそうに眺めていた。 魔女の長い人生でもこれは初めてのことだったから。 取った姿は、灰色の髪に自分より高い背丈、細身の若々しい体。あるいはこちらも主似なのかもしれないが。それを見て 「……驚いた。随分男前になったわね。」 驚きを隠さずに率直に告げた。 (227) 2022/11/22(Tue) 23:34:48 |
【人】 影街の魔女 ブランシュ本当に心底嬉しそうなのは悪い気もしない。 「ええ、祭りが終わったらいらっしゃい。そのときに寿命は回収させてもらうわ。ユスターシュ、あなたは人間の姿を取っていても、人間に付きものの、あの嘘とか裏切り、ごまかしなんて悪徳は身につけていないでしょうからね。 大いにその美しい姿で楽しみなさい。楽しむ方法が多いのは人間の良いところだわ。 魔法以外で困ったことがあれば、いつでも私のところに来ればいいし… 困ったことがなくても来ればいいわ。」 (228) 2022/11/22(Tue) 23:34:55 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a48) 2022/11/22(Tue) 23:35:48 |
【人】 影街の魔女 ブランシュ「さあ、私の話はこれで終わり。 その姿で大いに楽しみ、人間の生活を体験し、 ここに戻っていらっしゃいな、ユスターシュ。」 と言って、魔女にしては珍しく気前よく、それなりの路銀と似合いそうな服を着せ、コスタの町中に送り出したのだった* (229) 2022/11/22(Tue) 23:41:35 |
【人】 奏者 イルムヒルト─ Bar passion ─ [熱狂冷めやらぬバーに佇む女は、 足音と声に、我にかえったようにして男を視界に捉え。 この積み上げられた金貨でも足りぬという貴方に、 私は一礼をしたあと、真っ直ぐに黄昏で見つめて] ……次を、望んで宜しいのですか。 なら、私は、もっと奏でたい。 私の音は。もっと高みに昇れる。 [その道の一片を、見せてくれたのはあなた。] (230) 2022/11/22(Tue) 23:51:31 |
【人】 影街の魔女 ブランシュー現在 リュディガーと>>2092>>210ー 「ありますよ。美しさをさらに究めるためなら、私は大概のことはするのです。 まあ、本業ならともかく、こんな事で寿命をもらうつもりはないから安心なさい。 それで、そう。」 とうやら、リュディガーは戯れに出した条件を飲むらしい。 あまり深く考えてなさそうなのが気にはなるが、それはそれとして、その施術される様を見られるというのはなかなか興味深かった。自分の後というのが特に。 「面白いかどうかは私が決めることですよ。 では決まりね。フェスが始まる頃に行くつもりだから、その頃にあなたもいらっしゃいな。 少しくらい遅れてもいいし。 (231) 2022/11/22(Tue) 23:51:43 |
【人】 影街の魔女 ブランシュ私が先に、あなたが後に。楽しみね?」 くすくすと、いかにも楽しげに嗤いながら、互いにスカリオーネの施術を受ける約束を取り付けたのだった** (232) 2022/11/22(Tue) 23:51:55 |
【人】 「邪毒」 スカリオーネ――街路―― [雑踏に紛れ歩く男は周囲の熱気の中では浮いた存在であった。 熱狂や狂騒に憑りつかれているわけではなく、それでいてヒトを見て歩いていた。 視線は真剣そのものだが見ているのは肌である。 惜しい、もう少し、後僅かと勝手なる評しては『美』を披露する者たちを心の中で応援して回る。 男とてかつては中心近くまで行ったことがある身だ。 星が輝く様を見るのは好きなことである。 だが、同時に嫌悪ではなく感情を分析するならば羨望や嫉妬と言った類のものを覚えてしまうことがある。 星が最も輝く手前、その感情はとても強くなり客として着ていれば下衆な行為に及んでいる――と] おっと……危ないな。 [>>219小さな悲鳴と共に誰かがぶつかった衝撃が走る。 男の体躯であるから跳ね飛ばされることはなく、声の主が正しく声の通りであれば若い女であろうからと手を伸ばす。 雑踏の中で唐突に立ち止まるとより危ないと頭を下げる女性を路の端へと連れていく] (233) 2022/11/22(Tue) 23:53:48 |
【人】 「邪毒」 スカリオーネこちらこそすまないな。 俺も余所見をして歩いていたんだ。 [周囲で観光している者たちもまた同じように自分の周囲ではなく星を見て歩いているので止まると危ない理屈は明確であろう] 君は……。 [男は女性の衣装と髪、最後に瞳へと視線を移していく] 君も『美』の体現者だったか。 そちらこそ怪我はないか。 肌でも怪我していたら折角の綺麗な髪と瞳が勿体ないぞ。 [男に頭を下げてくれるのだから悪い娘ではないのだろうし、輝く手前の独特の雰囲気を纏っている気がする。 男が、とても、食べごろだと思う頃合いで――そのまま女の肌を見て] 惜しいな。 [不意に言葉に漏らしてしまったのはそんな言葉であった**] (234) 2022/11/22(Tue) 23:53:54 |
「邪毒」 スカリオーネは、メモを貼った。 (a49) 2022/11/22(Tue) 23:57:28 |
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。 (a50) 2022/11/23(Wed) 0:00:45 |
【人】 大富豪 シメオン─ Bar passion ─ [屋敷の場所は伝えなくてもわかるだろう。 わからなければ人に聞けばいいい、それを探すことは容易なこと。そして、その名刺があれば門番が女を止めることもない。] 待っている。 [礼には短い言葉で応じて、男はバーを後にする。*] (236) 2022/11/23(Wed) 0:04:46 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a51) 2022/11/23(Wed) 0:07:03 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a52) 2022/11/23(Wed) 0:08:55 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a53) 2022/11/23(Wed) 0:09:49 |
【人】 画術師 リュディガーー過去ー (……変に鋭いから、ヤなんだよな〜) [>>212富豪の言葉に聞こえないふりをして、自室……の隣にある作業室へと戻る。遠くから、父が無礼を詫びる声がしていた。 ……言い返すことは出来ない、それは的を射た言葉だから。] (237) 2022/11/23(Wed) 0:48:32 |
【人】 画術師 リュディガーーとある画術師の追憶ー [幼少期は極端に感情の起伏が少なかった。どんなものを見ても、聞いても、触れても。心は凪いだまま揺り動かされる事はなく。色彩に溢れた生活であったのに、己だけモノクロームの中にいるようであった。 ……この街では、『美』を持たぬ人間は如何に裕福な身分であろうとも生きられない。身を案じた祖父は孫娘に『画術』を教えてくれた。 初めは適当に、白い用紙に画具で適当なモノをぐちゃぐちゃに描画しているだけであったが。技法を学ぶうち、「描く」という行為そのものが楽しくなってきて。気が付いたら部屋は色とりどりの『絵』で埋まっているのであった。] (239) 2022/11/23(Wed) 0:51:02 |
【人】 画術師 リュディガー[『画術』に出会い、家族からの支えもあって、凪いでいたおれの心は少しづつ変化していた。喜怒哀楽も、他者の機微も、人並みには受け取れる様になった。 たった一つ、『美』が分からないという事を除いて。 時間をかけて、沢山の『美』に触れて。どういったモノが美しいのか、良いのか悪いのか、それは理解する事ができるし、『綺麗』だと思えるようなモノへの賞賛は、ちゃんと本心から来るものだけど。 ……自分が心の底から『美しい』と感じるものが何なのかは、未だ探し続けている。] (240) 2022/11/23(Wed) 0:53:31 |
【人】 画術師 リュディガー[『画術師』は、この街ではありふれた職業の一つだ。彼らは自分の『美』を想いや魂を籠めてカンバスやスケッチブック等へと描く。 魔術の出来は技量次第、そこの才能が足りなければ凡百の画術師で終わってしまう。現に、「魂」が「技量」に追いつかず、破滅へと向かって行った知人は少なく無い。 おれの『画術』は。 『技量』は余るほどあるのに、『魂』が欠けている。ただただ、人が『美しい』と感じるモノ全ての上部だけをなぞって再現しているだけの……「空虚な絵」だ。 それに気がつく者は少ないのだけど。ごく稀に見抜かれてしまうと、元より欠けてしまっている心の穴が、広がっていくような気持ちになる。] (241) 2022/11/23(Wed) 0:56:08 |
【人】 画術師 リュディガー(『綺麗』なものを沢山見たら、きっと分かる日が来るのかな……) [だからずっと求めている。心を、魂を。芯から震わせてくれる『美』を。ずっと。]** (242) 2022/11/23(Wed) 0:57:22 |
【人】 画術師 リュディガーー現在/ヴンダーカマーにてー >>231>>232 お、いいの?じゃあ決定ね。 フェス……おれ、朝はちょっと家族の手伝いに行かなきゃだから、遅れちゃうかも…… とっとと始めないでよ?最初から最後までを、じっくり描画したいんだから。 ブラン、ありがと!じゃ、フェス当日に会おうな〜 [思いの外早く協力者が見つかった。少し上機嫌になりながら、店を後にする。 ……店主の含み笑いの意味には、気がつくことは無く。]** (243) 2022/11/23(Wed) 1:04:54 |
【人】 画術師 リュディガー[影街から居住区を通り、中央広場へ。 スカリオーネに予約の旨を伝えようと思い、店に寄ったが留守であったため。もう少しだけ散策を楽しむことにした。 広場で歌い踊る2人の人影>>203>>220に興味を示したり。 あるいは……顔見知りが路地へ向かう姿を>>219>>233見つけてしまっていたかもしれない。]** (244) 2022/11/23(Wed) 1:13:59 |
画術師 リュディガーは、メモを貼った。 (a54) 2022/11/23(Wed) 1:18:19 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a55) 2022/11/23(Wed) 2:00:22 |
【人】 奏者 イルムヒルト─ Bar passion ─ [女は、待っている。の一言を残して去り行く男を見つめる 腕の中に持っている、使い古したリュートは普段よりも重く そして一等腕に馴染むような心地を覚え。 その男の背がバーの扉を開き、外へと消えるまで 見送って、いた**] (245) 2022/11/23(Wed) 7:09:56 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a56) 2022/11/23(Wed) 7:12:22 |
【人】 大富豪 シメオン─ 影街 ─ [夜空の下、男は護衛も付けずに一人で歩いていた。 冷えて締まった冬の空気が火照った肌に心地よい。 男は今夜の収穫に満足していた。 明日から始まる『フェス』を前に、女神に捧げるに相応しい「美』を見出し、それを手に入れられるという実感がある。 心の奥にある渇き。 それが潤いを得ていく充足感。 その側から感じていく飢餓感。 満たされていくと同時に飢えていく。 見出した『美』はさらに磨きをかけ一層その美しさを求め。 未だ見ぬ『美』を求めてその渇望は際限というものを知らない。 男は酷く強欲なのだ。] (246) 2022/11/23(Wed) 10:11:43 |
【人】 大富豪 シメオン……そういえばこの辺りか。 [ふと気づけば、かつて訪れたあの店の近くだった。 男は暫し足を止めて記憶の中を辿り始めた。] (247) 2022/11/23(Wed) 10:13:38 |
【人】 大富豪 シメオン─ ヴンダーカマー ─ [それは今よりも昔のこと。 男は焦燥感に包まれていた。 力も、名誉も、財力も、地位も手に入れた。 己が剣は人々から最高の『美』の一つとして認められている。 だが、男はそれで満足はできなかった。 見出し、育て、かき集めた『美』のコレクションは誰に自慢してもいいぐらいとなった。 だが、男はそれで満足はできなかった。 己が『美』はもっと先があると。 手にしていない『美』のあまりの多さに。 男は飢え、そして焦っていた。] (248) 2022/11/23(Wed) 10:14:03 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a57) 2022/11/23(Wed) 10:18:29 |
【人】 「怪人」 ファントム――中央広場/リュディガーと―― 「私たちのセッション、気に入って貰えたかね? 名前は知らないが、君の事は知っているよ。 いつか、リュート引きの彼女へ作品を渡していたろう?>>92 あれは実に良い作品だった。 彼女の音色を、色とりどりの魚が泳ぐ様子に表現されている。」 こちらに興味を示した様子の彼女>>244へと話しかける。 ――勝手に拝借した彼女の自由帳を手に開きながら。 (250) 2022/11/23(Wed) 10:24:04 |
【人】 「怪人」 ファントム彼女が度々「passione」に顔を出す>>85のは知っていたし、少し前にも舞台を見ていた事>>86は知っている。 チップと共に自身の描いた作品を渡している事も、だ。 故に、こうして迷うことなく自由帳に手を伸ばしたわけだが。 「君は、現実に存在するものは描かないのかい? 美しいものなら、現実にもあちこちに溢れてるだろうに。」 思えば、リュートの彼女へ送った作品も、以前見た別の作品>>14も、彼女たちを直接描いたものではなかった。 だから、なんとはなくに気になったのだ。* (251) 2022/11/23(Wed) 10:24:16 |
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