人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

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【人】 清掃員 カミクズ

>>199 ユス

「あ……は、はい!機会があれば、ぜひ…
 …次は、良い思い出になるといいですね」

自分との時間が、ほんの些細なものになるくらい。

続きは敢えて飲み込んで、
一礼してその場を後にするあなたにぎこちなく手を振った。

それから、海岸の清掃活動に戻ろうとして。
ふと足元に視線を落とせば変わらずクラゲが溶けている。
夏の名残の、その死骸。
(211) 2022/02/23(Wed) 14:44:36
カミクズは、クラゲを掴む事は諦めて、消去した。
(a93) 2022/02/23(Wed) 14:44:48

【人】 園芸 ハナサキ

>>@21 メイサイ
「無理です!怖いです!」


瞼をぎゅっと閉じます。泣きました。
往々にして信じられない光景を見た時、人は存外冷静な判断を下せないもの。
踵を返して一目散に逃げだそうとしました。

「──ふひゃ!」


冷静な判断が下せないとはこういう事です。
(212) 2022/02/23(Wed) 14:46:13
ハナサキは、穴に落ちました。
(a94) 2022/02/23(Wed) 14:46:36

ハナサキは、痛いです…泣いちゃいます… >>a94
(a95) 2022/02/23(Wed) 14:47:45

ナツメは、えい。74くらいの力でブランコを押す。
(a96) 2022/02/23(Wed) 14:56:25

【見】 奇形 メイサイ

>>212 ハナサキ

「………………」

 泣かれた。そうか無理か……。
 僕は初対面の女性泣かすカス野郎だったかもしれません。

「ああーーっ」


 それから、逃げようとするハナサキさんが穴に落ちるのを、僕はただ見つめる事しか出来なかった──。

「……えっと、大丈夫ですか?」

 近寄って手を差し伸べたけれど、そう言えば触れないんだったと思い直す。つい忘れがち。
(@23) 2022/02/23(Wed) 14:59:42

【人】 普通 ナツメ

>>210 >>a96 #ブランコ

「えっと、押すね……?」

 ぺた、と手のひらが背中に触れる。
 よいしょ、と
74くらいの
力をこめて前に押し出す。
 ちょっと……急に、強すぎたかもしれない。

「…………」

 返ってくるたびに、半歩ずつ後ろに下がっている。
 高さと速度を追求しようとしているのかもしれません。
 がんばろうね。高校生の本気のブランコ。
(213) 2022/02/23(Wed) 15:02:46

【人】 美術 エノ

>>207

「……〜♪」

鼻歌交じりにパレッドに絵の具を出して。
少しづつ色を塗っていく。
プロ並みに上手い、という程ではなく。
されど素人から見ればなんとなく見栄えよく見えるような。
そんな風景画。ご機嫌な様子でそれを描いていく。

「…………おわ、びっくりした。」

ある程度書いたところで、背後の君に気づいて。
いたんだ、と振り返った。
(214) 2022/02/23(Wed) 15:04:40

【人】 園芸 ハナサキ

>>@23 メイサイ
「大丈夫じゃありませんよお……」

ぐすぐすと鼻までならします。
小さな体は蹲ると穴の中にすっぽり入ってしまっていました。
声の方を見上げると推定おばけさん。

「優しい……おばけじゃなかったんですね」

やっと安心して伸ばされた手を取ろうとして、当然ですがすり抜けて土を掴みました。

「お、おばけじゃないんですよね…?
 過去の話し合いで亡くなった方とか……違いますよね?」

ハナサキは動揺ですっかり見学者の存在を忘れているようです。
逃げ場のない穴の中で後ずさりしようとして、背を土壁に擦りつけました。
(215) 2022/02/23(Wed) 15:15:55
ユメスケは、通り過ぎた場所に落とされた言葉を聞いていたのなら、迷いなく答えを返していただろうに。>>@13
(t30) 2022/02/23(Wed) 15:22:06

【人】 演劇 アクタ

>>203 ツルギ

「フン!
 お前が勝手にアクセルベタ踏みしたから、お返しだ!」

僕は怖かったのに!と独りごちつつ
ペットボトルの中身が減りゆくさまを見届けた。


さっさと車内へ乗り込む君を追い掛けるように立ち上がり、再び助手席に乗り込めば
やっぱり可愛くない言葉ばかりを吐く。

「……ッおい!
 僕はなァ、お前を───」
          
少しは心配してたんだぞ。


口にしかけて、言葉を飲んだ。
……言ってやるもんか。

「……こっ、今度は安全運転だぞ!
 絶対!間違いなく!ブレーキ使えッ!」


そうしてエンジン音を残して、海辺を離れていく。
足跡──タイヤ痕──砂に残った線や記号──二人過ごした時間の証左を、波が飲み込んでいった。
(216) 2022/02/23(Wed) 15:26:19

【人】 剣道 ツルギ

>>214 エノ

「…いや、つい。初めて見るから。」

少し離れたところ、キャンバスが見えるくらいの位置…に座った。地面に座ることに抵抗が無いようだ。

「絵描くのって、好きなの?それとも楽しいの?」

以前君の話を聞いて、気になっていたことだ。
君を始めとする芸術分野の人は、創造をコミュニケーションの一つと考えているように思えたから。
(217) 2022/02/23(Wed) 15:27:06

【見】 モノノ怪 ユメスケ

>>210 #ブランコ

 愉召怪のコタくんはにっこにこ。フカワお兄さんに不利益を与えることが目的の発言だったので、彼の思惑通りの結果になった。
乗りますか?という提案が彼には不快だった。


 高校生の本気のブランコに発展していくの>>213を眺めつつ、そっとその場から退散した。たのしんでってね〜〜〜
 
撮影はしないの? 男女二人を切り取るのはなんか気分的に違うじゃん?
(@24) 2022/02/23(Wed) 15:30:54
ユメスケは、去る時、虚無を見に来ていた君に手を振っていた。やっほ〜またね〜>>@20
(t31) 2022/02/23(Wed) 15:32:26

【人】 規律 ユス

 清掃員が掃除に戻ったあとのこと。>>211

「……見たいと思ったものも見終えたから、すぐに消そうと思ったのだが」

 話した通り何一つ手伝わず、マイペースに砂浜を踏みしめていた。足跡をつけたそばから波が攫って、薄れさせていく。

「…………残しておくか」

 あまり長い時間何の意味もない海を出しっぱなしにしてスペースを占拠するのはどうかと考えたけれど。
 自分に、誰かに、何か意味が生まれるのなら。

 98uの海は、そのまま残された。
(218) 2022/02/23(Wed) 15:41:39

【人】 美術 エノ

>>217
「そうなんだ。まぁ、あんま人前で描く人いないか。」

大道芸くらいかな、と納得を示す。
君がそのまま見ていくようなので、正面に向き直り。
飛び散る雫の一つ一つを描いていく。

「楽しいから好きになるんじゃない?」

それって分けられるものなのかな?と首を傾げ。
あらかた風景を描き終われば、今度は人影をひとつ描いていく。
噴水に向かい合うような影。

「俺は楽しいし、好きだよ。」
「自分が作ったものを残せることが好きなのかも。」
「この絵を見て、自分のことを少しでも理解してくれる人がいるかもしれないから。」

人影の前にイーゼルを描き足して。
ざくざくと、さほど時間もかけずに描いていく。

「君はどう?なにか趣味はある?」
「その趣味は、好きだからやるの?それとも、楽しいからやるの?」
(219) 2022/02/23(Wed) 15:43:27

【見】 奇形 メイサイ

>>215 ハナサキ

「あ……」

 当然の如く、ハナサキさんの手は僕の手をすり抜けた。スカ……。

「違います一般通過見学者っす……。見学者は候補者さんや物に触れないんですよ。おばけじゃないです」

 僕は見学者の仕様について解説し、おばけではないという事を強く主張した。

「まあでも……過去の話し合いで亡くなった方も、もしかしたら紛れ込んでいたりするかもしれませんね……」


 ここで余計な一言を付け足してしまうのが悪い癖なんだけど。
(@25) 2022/02/23(Wed) 15:44:27
フカワは、 42が74に近ければ近いほどブランコが上手く乗れる。
(a97) 2022/02/23(Wed) 15:47:48

【人】 規律 ユス

 来てすぐに海を楽しんだ青年は数名と会話したり、適当に寝たり、適当に食事をしたり、マイペースに過ごしていた。環境の変化も何も気にするものではないと言わんばかりに。

 暫くしてから散策する。

「……なんか建っているな」

 叙々苑が建っている。

「……なんか出来ているな」

 ブランコとかミステリーサークルとか色々出来ている。

「ふむ、見たことがない景色だ」

 その存在自体を見たことがないわけではなく、虚無からブランコが生えていたり唐突に焼肉屋が生えていたりする奇妙な光景が。
 何か思ったのかそうでないのか、無表情のまま周囲を観察していた。
(220) 2022/02/23(Wed) 15:48:31

【人】 不運 フカワ

>>213 ナツメ 

「……」

あ、本気だ。
はじめちょっと勢いが強かったが、そのまま押されて戻ってくる。
ほどよい位置からまた押され、高さと速度が追求される。
このままでは、本気でブランコをすることになってしまう。

「……」

キィィー……


「……」

キィィー……


「あ、思ったより……難しいかも。押すの、上手いですね。
 弟妹にしてあげたことはあるんですけど……乗るのはしたことがなく、て……わっ」

一人で高みにはいけそうにないが、案外本気でブランコに乗ってしまっていた。
(221) 2022/02/23(Wed) 15:52:37

【人】 医者の息子 カイ

>>186 ツルギ

「……はあ」

なにかを言いかけた口を閉ざして、ため息で覆い隠した。

「じゃあ君にとっての善人とはなんだ」

普通のカイにはわからない。
君の情に訴えるような話ができる自信もない。
善人であることを示せばいい。
それだけで代わりになってくれると君は言う
それなのになんだか途方もないような気分にさえなった。
(222) 2022/02/23(Wed) 15:56:51

【人】 剣道 ツルギ

>>219 エノ

「楽しいから好き、………んー…」

筆先から生まれる色をボンヤリと眺めた。
楽しいも好きも、わからないわけじゃない。感情が麻痺する程、厳しい人生は歩んでいないから。

「趣味は……ないです…………」

珍しく言いよどみ、眉間に皺を寄せる。
ここに来てから自分の無趣味さを何度も痛感した。

「だから好きで何かやるってのが、あんまりわからなくて。
 楽しいとか、好きって気持ちがわからないわけじゃないけど。」

熱意が無い、という表現が正しいのかもしれない。
時を忘れる程の何かを持っていないのではなく、時を忘れる程の熱意を持っていない。
(223) 2022/02/23(Wed) 16:07:00
メイサイは、ユメスケに手を振り返す。ばいばい。>>t31
(t32) 2022/02/23(Wed) 16:09:49

【人】 剣道 ツルギ

>>222 カイ

「あ、それは簡単。
 俺にとっての善人は、俺が善人だと思う人のことだから。
 具体的にどんな人っていうのは、ハッキリとわかんないけど。」

つまり倫理や道徳など一切関係なく、自身のさじ加減で決める。
何となく好き、何となく嫌い、その程度の物差しで命の使い方を決めようとしている。

「でもそれって、みんなそんなもんだろ。
 例えばさ、嫌いなやつを嫌いな理由ってなくない?」

そのみんな≠ノ自分は含んでいない。
(224) 2022/02/23(Wed) 16:12:59

【人】 園芸 ハナサキ

>>@25 メイサイ
「はっ!そうでした!私ってばうっかり。見学者さんだったんですね。
 恥ずかしい所を見られてしまいました……」

懇切丁寧な説明のお陰で漸く理解したハナサキは、よろよろと穴から這い出してきました。
落ちる際にお尻を打ったのかさすっています。

「あ、あはは、冗談ですよね。
 そうですよ、VRにおばけなんて属性的には相殺されますよ!」

さすがにもう騙されませんからね!と得意げにしています。
勝手に騙されていただけなんですけどね。

「あなたはえーっと……メイサイさんですよね。
 何をされていたんですか?」

見学というからには何か見たいものがあってこの場に居るのだろうと思ってのことでした。
(225) 2022/02/23(Wed) 16:23:33

【人】 演劇 アクタ


黄昏どき。
昼と夜の境目。

気分転換も兼ねて、一人で探索する。
こんな経験すら、文章を紡ぐ糧に出来れば良い。
広場──図書館──カフェ。そのどれにも立ち入らず、声も掛けず、ただウインドウショッピングの如く見ているだけ。


「なん………?」

ぐるりと軽く見て回り、気付く。
一晩経ったぐらいで、何だか発展している。

しかも焼肉屋やら、遊具やら。すごく偏った進化を遂げている───。

「あいつら、呑気なもんだな。」

色々──色々と。楽しそうだが、
フン、と息を吐いて、興味なさそうに、散歩を続行した。
(226) 2022/02/23(Wed) 16:24:05

【人】 医者の息子 カイ

>>224 ツルギ

「自分でもハッキリとわかんないものを
 示せって言われてるのか、僕……」

見るからにめんどくさそうにした。
答えがハッキリしていないものは苦手だ。

「……いや」

「嫌いな理由くらいはあるだろ。たとえば、こいつは何でもできるからって人を見下してるから嫌いだ、とか。不真面目だから嫌いだとか。少なくとも、僕にはある」

そういうことではないのだろうか、首を傾げた。
(227) 2022/02/23(Wed) 16:32:53

【人】 美術 エノ

>>223 ツルギ
筆はやがて、色の多い髪を描いていく。
噴水広場にひとりぽつんと立つ絵描きを、精巧に描いていく。

「無いんだ、趣味。」
「すごいね、退屈で死んじゃいそうだ。」

暇な時どうしてたんだろう。
さほど暇な時もなかったのだろうか。
ある程度描き終えた絵に背を向けて、君に向き直った。
君の言葉を聞く。ひとつ、頷いて。

「なるほど。」
「君は物事を頑張れない人なんだ。」
「何をしても、実らないかもしれない、無駄かもしれない」
「そんな思いでいるんじゃない。」

昨日の会話を思い出しながら、そう告げた。
徒労が嫌だと言っていた、君の言葉。

「成果が出るか分からないものに、力が入れられないのかな。」

つらつら、君を理解するために。
今理解してる中での、君への印象から推測して話す。
(228) 2022/02/23(Wed) 16:42:57

【人】 普通 ナツメ

>>221 #ブランコ

「……」

 
トン……キィィー……


「……」

 
トン……


「……あ、ほんと、ですか? よかった。
 こういうの、久しぶりだから……あっ、大丈夫……?」

 時々、一律に調節されたアバターの腕力が余りつつ、
 返ってきた背中を押し損ねつつ。
 勢いを殺さないようにすれすれで追って、
 頂点で触れて、押す。コツを掴んできた。ばっちりです。
 振り子運動が徐々に大きくなっていく。

「……えっと、何歳くらい……よいしょ。……下の子?」
(229) 2022/02/23(Wed) 16:56:18

【人】 剣道 ツルギ

>>227 カイ

「そりゃ、自分の一つしかない命使うんだ。
 我儘くらい聞いてくれたっていいだろ?」

命が失えば取り返しのつかないものだと理解している。その上で青年はこの方針を持っている。
君が人を嫌うときの理由を聞けば、ふーん、と小さな返事。
生返事というわけではなく、考え込んでいるからこその曖昧な声だ。

「………例えばさ、カイは虫って平気?
 俺は平気。足がいっぱいあっても、関節が多くても別に構わない。
 でもタニシの卵は嫌い。用水路に沢山くっついてるだろ?ああいや、そういうのがいるんだ。田舎には。」
(230) 2022/02/23(Wed) 17:12:08

【人】 剣道 ツルギ

>>227 カイ

「気になるなら調べてみて。あれ、すごい気持ち悪いんだ。」

「どうしてかはわからないけど、とにかく気持ち悪い。だから嫌い。」

人間に対する好悪を尋ねたのに、青年は虫や貝の話をする。
それはもしかしたら、青年にとっては同じ類いの話題だからかもしれない。

「そんな感じ。カイは頭良さそうだから、この気持ちもちゃんと言葉にできるのかもしれないけど。」
(231) 2022/02/23(Wed) 17:12:33

【見】 奇形 メイサイ

>>225 ハナサキ

「はい、冗談です」

 さすがに騙されないね。学習しててえらいね。

「メイサイですよ。
 や、散歩してたら穴が沢山あったから何だろうと思って。
 あと、見学者の当たり判定はどうなるのかと思って試してたんですよ」

「全く、誰がこんなもの掘ったんですかね。
 危ないですし。現に今、ハナサキさんが怪我してるし。酷いですよねー」

 腰打った? 大丈夫かな。何もできないけど。
(@26) 2022/02/23(Wed) 17:15:21

【人】 剣道 ツルギ

>>228 エノ

「退屈しないように、部活とバイトのシフト入れてる。
 
 でも結果がすぐ得られるなら頑張るよ。
 坂道をあと少しで登れそうなら、自転車を立ち漕ぎする、みたいな。

 何をしても無駄とか、そんな気持ちは………まあうん、あるけど。」

目玉が空中にあるわけでもないのに、自分自身を描く君を不思議に思った。風景画だし、自分の目で見えている物だけを描くのかと考えていたから。
それを口に出すことはしない。
芸術には詳しくないし、そんなものかな、とだけ。

「エノは違う、よな。多分。
 っていうか今は期待している段階…?とか…?」

他者を理解することに関しては、周囲より劣っている自信がある。
噴水から上がる水しぶきを見ながら呟いた。風があれば、小さな水滴が飛んできそうだ。
(232) 2022/02/23(Wed) 17:30:15

【人】 規律 ユス

 何もないスペース。ぼんやり立つ青年が両手に持っているのは手帳とボールペン。

「…………」

 さらさらと何かを書き込んでいく。
『 食い倒れ人形ダビデ像兵馬俑
(233) 2022/02/23(Wed) 17:44:27

【人】 美術 エノ

>>232 ツルギ
「退屈から逃れるためにするものではないと思う。」

バッサリ。
自分はどっちもやったことないけれど。
たいてい目的があるとか、好きだからやるものだと聞く。

「結果がすぐ出るような趣味があればいいのかもしれないね。」
「それか、目標を短く設定するとか。」
「例えば、そう。人と話す事。人の話を聞くこと。自分の話をすること。心を近づけてみる事。」
「そうして少しずつ段階を踏めば、いずれ理解者ができるかもしれない。」

細かな目標は大事だよ、なんて。
人生の先輩らしい事を言ってみる。
背中から見ている君は分からないだろうが、青年は自分を描く時、瞳を閉じている。
視界がどこか別の場所にあるように。
それもVRの機能の一種なのかもしれない。もしかしたら、空中に目玉があるのかも。

風景が多数を占めるこの絵は、しかし青年にとっては。
肖像画であった。


「うーん…期待……そうだね。」
「どちらかと言うと、諦められないだけかな。」
「一人でも、心から理解してくれる人がいてほしい。」
「そんな夢を諦められなくて、求めているだけ。」
「俺は君みたいに、何かに裏切られたような経験もないからね。」

風が吹いて、首筋に冷たさを感じた。
肌についた水滴を、指で拭った。
(234) 2022/02/23(Wed) 17:45:47
ユスは、にょきにょき生えてきたそれらを黙って見つめた。
(a98) 2022/02/23(Wed) 17:46:33

【人】 規律 ユス

>>233

 統一性のないそれらを眉一つ動かさず眺めたあと、小さく呟いた。

「……足りないだろうか」

 更に手帳の上でボールペンが走る。
10分の1スケールベルサイユ宮殿10分の1凱旋門10分の1スケールサグラダ・ファミリア
 それらを限りなく同じスペースに』
(235) 2022/02/23(Wed) 17:47:52
ユスは、このボールペンは欧州の気分なんだろうかと適当に選ばれたものを見つめた。
(a99) 2022/02/23(Wed) 17:49:32

【人】 規律 ユス

>>233 >>235

 宮殿の一部から門が生えていたり、教会のパーツが不自然になっていたり、何もかもがぐちゃぐちゃになっている。
 めちゃくちゃな光景をただ静かに見上げている。

「……確かに見たことはない景色ではある」

「あるが……」
(236) 2022/02/23(Wed) 17:52:08
 




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俺はお前のもの

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