【人】 ユスターシュ[さて、ゴースト同士で深い話をすることは あったかなかったか。どうだったっけか? 酒が入った時に探している女性がいる。それ位は零した奴もいるかもな。 いつ、また探しに行こうか。 いつまで探し続けるのだろうか。 己の妄執はそう軽くないのも分かっていた。 だからいつまでもここに居られない。 そう思ってはいる。] (127) 2022/05/20(Fri) 22:18:25 |
【人】 ユスターシュ[時に、酒場では料理は店員がやるようだ。>>98 ユスターシュはこれでいて、 仕事となるとやる事はやる男だった。 野営の時含め料理は普通に出来る男である。 見事に酒のつまみ料理ばかりだったが ユスターシュもまた、厨房に立って料理を出す事もあった 揚げ物は男の胃袋にはいいだろ? なんて偏ったメニューにニヤリ、と笑う。 さて、この場のゴーストの皆には食っていいぞ、と目の前に揚げ物まみれを置いた事もあったけれど食って貰えただろうか。 食べて貰えたらうまいか? とは聞いていた。 飛びぬけて上手い訳じゃない、極普通の味ではあるが。] (128) 2022/05/20(Fri) 22:18:41 |
【人】 ユスターシュ[ただ、死んだ後たまに思い出す。 あいつは元気だろうか、と おっさんと呼ばれる年まで生きてくれているか。 どうか、健勝であるように 祈る。]** (131) 2022/05/20(Fri) 22:20:17 |
【人】 ユスターシュ ……うまい、うまいよ…… ありがとう、な…… [その時の自分は弱り切っていた。 だから泣いても仕方なかった。 それだけだからいい加減忘れろっての。] (195) 2022/05/21(Sat) 14:03:39 |
【人】 ユスターシュ[略歴を聞けば船か、それは大冒険家だなって笑って聞いた。 酒の話に付き合え、とかつまみを餌にちらつかせつつ絡んだ時に聞いたせいだ。それをうっかり零したのは。>>162] イイ女ねぇ。 大人の男がそれを言う時は心底ベタぼれで 本当に“イイ女”か その女がFemme fataleかどっちかだぜ? [なんて、いい加減な事を少年に吹聴する大人の姿がそこにはあった。 突っ込みはいつでも募集している。 「恋人なの?」と問われれば大笑いをした。] そんな色気ある関係じゃねーよ。 [彼女の事は一度たりともそんな目で見た事はなかった。 彼女はユスターシュにとって“娘”なのだから。] (196) 2022/05/21(Sat) 14:04:27 |
【人】 ユスターシュあ? あの子程“いい女”はいないぜ? 気立てが良くて健気でなぁ 決して裕福と言える環境は与えられなかったのに、泣き言一つ言わず俺についてきてくれたんだ。 ……こんな、どうしようもない男にさ [遠くを見つめて酒をまた飲みこんだ。 悪い、とその話はそこで締めくくった。] (197) 2022/05/21(Sat) 14:04:41 |
【人】 ユスターシュ[ユスターシュの態度が悪い、と突っ込む人はこの場にいなかったようだ。 命を賭ける冒険をするのに不真面目な態度は怒られて然りと分かってはいた。 うちのパーティーにどう? と言われないためにそうしていた、なんて誰にも言いやしなかったから、俺の本音を知ってたやつはいないだろう。 ノアの表情が緩めば此方もつられてふっと笑った。>>173] おっ、いいねぇ。若者はそうじゃなくちゃな 応援してやるよ、頑張れ ノア [ギクリ、とした挙動は見なかった事にしてやった。 年を取った側から言わせて貰えば10年なんてあっという間だ。本当にな。 時間が長く感じ、目標に向かいやすい年頃の内に目指すものがあるのは決して悪い事じゃないと思った。 残念ながら、その目標については確り覚えている。>>174] (199) 2022/05/21(Sat) 14:05:18 |
【人】 ユスターシュ ― 回想 ― [もう10年以上前になる。 プロテアで依頼を探していた時、その男、ウーヴェを見つけたのは。 偶々目があった。そんな気がした。] よーう、そこの冒険者諸君。 魔法使いは入用じゃねーか? 料理とか、ライト役とか水も出せる。 雑用も出来て便利だぜ? [自分はその性格で人間関係トラブルを起こした事例は幾度もある。 もしかしたら相手の耳にも入っていて渋い顔をされた可能性は否定出来ない。 それでも男はどこ吹く風で、声をかけた。] 金さえしっかり払って貰えば 役に立つぜ? 俺は。 [そう言って頼む側の態度じゃない俺に対して、その男はどういう反応をしただろうか。 共に冒険に出る機会はあっただろうかね。] (201) 2022/05/21(Sat) 14:05:59 |
【人】 ユスターシュ[その男が消えてからずっと先に こんな酒場で再会することになるとは、思わなかったが。 人生の縁ってのは本当数奇なものだよな。]** (202) 2022/05/21(Sat) 14:06:19 |
ユスターシュは、メモを貼った。 (a22) 2022/05/21(Sat) 14:14:54 |
【人】 ユスターシュ好きに戻って来いな [何かあるとして、吐き出すも、飲み込むも相手の自由。 ユスターシュはそう思っている。 自分の事すらどうにも出来ていない自分が年取ってるだけで偉そうに説教たれる気はなかった。 少し様子見をするつもりで見送った。] さて、と。 じゃあ後はジャガイモでもむいておくかね [フライドポテトは酒場の定番。 余分に準備しておいて損はないだろう。 どっこいしょ、と適当に座って芋の皮を無駄がないように、するするむきだしたのだった。] (236) 2022/05/21(Sat) 19:51:04 |
【人】 ユスターシュ ― 8年前 ― [ユスターシュという男が変わった転機はこの時だった。 年もとってきて、引退後の人生も考えつつ生きる方がいいようになってきた年。 男はそんなの気にせずその日暮らしと酒の日々。 だらしない。そう言われても仕方なかった。 彼にとってその女は 運命を狂わせるほうの“イイ女”だった。] 「この子、貴方の子どもなの」 [ベロベロに酔っぱらっている時に唐突に隣に座られて、そんな事を言われた。 かつて依頼の一つで組んだことのある美人の剣士。 成り行きでそういう事をした覚えはばっちりあった。 だがしかし。 小さな少女を酔っ払いにそう言って だから宜しくね、と押し付けていく奴が ]どこにいるってんだ。 (237) 2022/05/21(Sat) 19:51:37 |
【人】 ユスターシュ[翌日、少女が側で己の服を握りしめているのに流石に顔色を青くした覚えはあった。 己の子という確証も保証もない。 女を大急ぎで探したが雲隠れされた。 押し付けられた。そう分かれば流石に頭を抱えた。 孤児院や教会に預けるつもりだった。 こんな先を見通せない男の側にいさせたら駄目だと思った。 でも、それでも───── ] 「おとうさん、も、私が 邪魔?」 [そう縋られた。 少女は痩せていて、よく見れば体に怪我の跡もあった。 手を離したほうがいい。 そう思うのに。 こんな、いつ死んでもいい。 そんな人生に巻き込んでなんか……。] (238) 2022/05/21(Sat) 19:52:05 |
【人】 ユスターシュ[ユスターシュの親は彼に対して冷たかった。愛人の子だか何だか知らないが、望んでうまれた訳じゃないのに厄介そうに扱われ続けた。 それで無理やり一人立ちして冒険者になったんだった。 誰も信頼出来ない。 誰も己を愛さない。 誰も愛してなんていない そんな人生でいいのだろうか。 父親と呼んだこの少女を……見捨てたら 俺は誰より憎んでいる親と同じことをする そう思ったら覚悟が決まった。 生半可じゃなかった。 冒険者駆け出しの時から世話になっている人が良い老夫婦が営む小さな宿屋に土下座して、この子を冒険に出ている間見て欲しいと頼み込んだ。 己だけが食えればいい、そんな仕事の仕方も変えた。 多少危険な依頼にも突っ込むようなった。 人付き合いも、性格はそう簡単に変えられなかったけれど改善を試みた。] (240) 2022/05/21(Sat) 19:52:26 |
【人】 ユスターシュ[きっと誰も思わなかっただろう。 ユスターシュという男が子どもを真面目に育てるなどと。 それでも彼は必死にやった。 少女もまた、己の立場がわかっていたのか 自分から働きたいと店に言いだして 皿洗いから配膳から、役に立つようしていた。] 「おかえりなさい、おとうさん」 [帰る度そう出迎えて貰えるのが嬉しかった。 この子が自分と血が繋がっているかどうかなんてどうでもよかった。 必死に 捨てられないように 、自分に縋るこの少女を、ユスターシュは家族だと思うようになった。] (241) 2022/05/21(Sat) 19:52:33 |
【人】 ユスターシュ なぁ、いつか。いつかさ 金ためて、田舎で小さな家買ってさ 便利屋でもやっていくか。 [そんな夢を娘にこぼした。 彼女は心底嬉しそうに、幸せそうに笑った。 幸せな日々は、続くと思っていた。 娘が流行り病にかかる日までは─── ]** (242) 2022/05/21(Sat) 19:52:38 |
【人】 ユスターシュ ― 回想:いつかの日 ― [酒場に来てから何もしなかったわけじゃなかった。 あの子を、娘を探すべく彼方此方歩き回る事も多かった。 人に聞く事も出来ないゴーストの身で一人を探すのはとても困難で。成果は常にボウズ。 過去世話になっていた宿屋夫婦のところにも勿論いっていたが、彼女はいなかった。 墓場にも足を運んで、その名を見つける事がなかったのに安堵した事もある。 自分の墓? 無視だ無視。興味ない。 己を探す依頼書も見つけられていないまま。 >>94そんな日々を焦燥を内心で抱えつつ過ごすある時、帰り道で日課の帰りのヴィムに会う事もあった。>>231 お前さんも帰りか? お疲れさん、と声をかけて拒否されなければ一緒に酒場に戻ろうと隣を歩く事もあった。] (373) 2022/05/22(Sun) 15:30:18 |
【人】 ユスターシュ今日の飯はなんだろうな [帰り道の途中でそんな言葉を紡げば、あの酒場がまるで帰る家みたいだな、と苦笑いをしかけた。 普通の人間たちには決して見えない、知る事のない。 未練を残した死人のそんな一時。 それはどこか心地よかった。] (374) 2022/05/22(Sun) 15:30:24 |
【人】 ユスターシュ[流石に仕事がなくなるのは困る。 だから己に価値を作り、自分を魅せる方法は知っていた。 組む相手を失わない為に多少の不和はあっても 冒険上不利になるような行為はしないようしていた。 信念は……そんな事言われていたら笑っていた事だろう。 癖になっている仕草一つ見逃さない その視線に>>332ニヤリ、と笑った。 リーダーらしき男が二つ返事で了承してくれたのに逆にいいのかよ? と笑った。 そいつが有名人が好きだと知れれば悪名の方の有名でもいいのかよってヘラヘラしたものだった。] おう、それなら交渉は成立だ。>>333 仕事については任せとけ。 宜しく (376) 2022/05/22(Sun) 15:31:18 |
【人】 ユスターシュ[自分の魔法は威力が強くない自覚もあった。 だからなるべく人と組む方がいい。 トドメを刺す花形を好む相手の補佐は慣れたものだった。 気に入られたのには苦笑いしたが。 メインの敵だけでなく、雑魚を片付ける周りにも、分割した魔法を支援に飛ばす事も何度か。 ユスターシュはそうやって全体を見渡して立ち回るのがうまかった。 休憩時間となれば、雑務を金額に見合う位には手伝う。>>334 うさん臭い視線をくれたやつも、手伝いは歓迎してくれたもようだ。それに彼は気をよくした。] どうだ? ウーヴェお前さん飲めるクチか? あ、冒険中とか固い事言うなよ? ちょっと位ジュースとかわらねーって [なんて、ヘラヘラと不真面目な事を言いながら絡むのもまた日常茶飯事。>>334 揚げ物も、冒険の途中であろうとも作った。 火力? 魔法でどうにか出来るっての。 狩りたての鳥を捌いて馳走もしたものだ。] (377) 2022/05/22(Sun) 15:31:56 |
【人】 ユスターシュ ほれ、お前の分取っておいてやったぞ ったく、バクバク食うはいいけど全員にちゃんと残しておけってやつだよな。 ほれほれ、よく食え、そして飲め飲め [そう言いながら、雑用に手を回すウーヴェに気を回して 食いつくされる前に取っておいてやった事もあった。 いい事っぽいのを言いつつも、酒が片手だったから台無しだったであろう。 正面切って有難う、とか言われたら照れそうだった故の 逃げと気付かれてないと信じたいものだった。] (378) 2022/05/22(Sun) 15:32:17 |
【人】 ユスターシュ[移動の依頼があればそのまま別の地に行くのも日常。 一緒になったのは数度ってところか。>>335 金払いもいいそのパーティーは能力と相性もいいのがあって気に入ってはいた。] おっ、そこ聞いてくるか。 いやいや、生きる為の食い扶持稼ぐのに ってそんなもんだっての。 買い被られる程の野郎じゃねーよ。 [いつも通りの調子でへらり、と返す。 それでも、何となく心配というか言葉の端々からいい奴だなぁ。というのが見えたから。 少し遠くを見て、独り言のように呟いた。] 家に居場所がなかった。 自立すんのに冒険者が一番都合が良かった。 複属性もち魔法使いだからな。本当にそれだけだ。 ありきたりなつまんねー理由だよ。 [当時はまだ、死ぬ理由がなかっただけで いつ死んだって構わない。 そんな底の浅い男でしかなかった。] (379) 2022/05/22(Sun) 15:33:05 |
【人】 ユスターシュ[再会して、久しぶりの言葉の次がそれか、と少し笑った。変わってないと思って。] 何だっていいじゃねぇかよ。 人は死んだとしても楽しんだ者が勝ちだぜ? [いかにも、な言葉をはいてへらりと笑う。 死んでたんだな、なんて言葉は言わない。 見ればわかる事を言うのも野暮だと思った。 笑えない、本当に笑えない。 だからこそ、自分は笑うんだろう。>>338] おう、そりゃあ有難うな。 前から思ってたけど、やっぱお前さんいい奴だよなぁ。 ……へぇ、俺の話を聞こうって? 湿っぽいのは苦手なんだけどなぁ〜…… [俺みたいな奴の為に、心を砕かなくたっていい。 彼は本気でそう思っている。] (382) 2022/05/22(Sun) 15:34:17 |
【人】 ユスターシュ……なんだぁ? ガキの悪戯か? [預言者や占い師なんて興味ない。 ユスターシュはその子の年齢を誤解した。 念のため少し様子を見たが、ウーヴェやヴィムの姿を見て息を吐いて窓から遠ざかった。] ったく、驚かすなっての。 [出していた水の魔法はそのまま ジャガイモを洗い流すのに使った。] (427) 2022/05/22(Sun) 20:37:14 |
【人】 ユスターシュ……なんつーか、こざっぱりはしてる けど華がねーなぁここ [なにせここに居るのは何の因果か野郎だらけだ。 あの子なら、うちの娘なら野の花を活けて、花より可愛らしい笑顔を振りまいていたものだ。 そうだ、と思い至ってちょっと と裏から外に出て野の花をいくつか風の魔法を使って摘み取った。 それを戻ってカウンターの端に、花瓶なんて上等なものが見つからなかったから古いグラスに水を入れて飾った。 似合わないと思われれば同意しかない行為。 その花を、懐かしむように 愛おしむように手でなぞる。] (428) 2022/05/22(Sun) 20:37:30 |
【人】 ユスターシュ……なぁ、カイル。 店、楽しめるといいな。 [色々な思いを抱える奴だらけの酒場。 生者と会話出来る機会。 様々な葛藤はあるかもしれない もしかしたら、 それを切欠に何かが変わったりするかもしれないけれど。 どうせなら 楽しめた方が得だろ、笑った。]** (429) 2022/05/22(Sun) 20:37:35 |
ユスターシュは、メモを貼った。 (a36) 2022/05/22(Sun) 20:55:21 |