人狼物語 三日月国


82 【身内】裏切りと駆け引きのカッサンドラ【R18G】

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視点:


後追死:ダビー(絆相手:カウス

ダビーは、"賭け"に負けたのだと悟り嗤った。
(c0) 2021/07/05(Mon) 20:16:03

【墓】 翠眼の ダビー

「…不本意ながら同感だ。随分と良い趣味なもので。」

飛ばされる、欲に塗れた下品で汚らしい言葉。ひとつひとつを聞いてやる道理もなく、乱れた衣服に仮面と手錠をつけた青年──首筋と肩にいくつもの痕を付けた──はともに"堕ちた"二人へ視線を走らせため息をついた。

反抗的であり、暴力装置を売りながらも己自体は非力で、されど暴力装置に詳しい青年は如何様にも扱える。
慰み者にすれば精が褐色の肌に映えるだろうし、血で彩れば白の髪も美しく染まるだろうし、"お客様"に商品を魅力的に提供する術にも長けている。


「それで?何をお望みです?」
(+4) 2021/07/06(Tue) 13:35:01
ダビーは、すべてを『どこか』に預けている。
(c7) 2021/07/06(Tue) 13:36:06

【墓】 翠眼の ダビー

「あの中のどこに"お客様"がいると? 金と狂気と血と肉に狂った獣をもてなす理由がありませんし、言葉だって分かったものではありませ、」

言いかけて、周囲の黒服に腹を殴られ声を詰まらせ崩れ落ちる。激しく咳き込み口の端から涎が垂れる様を見て悦ぶ者も嗤う者もいるが、息を切らしながらも仮面の奥の瞳は変わらぬまま。

「ぐ、ッ…ふ、私達自身にやらせる?…お疲れですか?このような"愚行"をやめてしまえば全て解決しますが…。」
(+6) 2021/07/06(Tue) 15:27:45

【墓】 翠眼の ダビー

腹を蹴り転がされた青年の顔が白手袋に掬われてある一人へと向けられる。
顔を向けられた先にいたのはともに堕ちた最低で最悪で──『最下層』に似合いの男だ。

"白手袋"から命じられた指示を聞いた瞬間には理解を拒んだ脳が、一拍遅れて言葉を受け入れて"お客様"の意図を汲み取った。
なるほど、彼らは…人と呼ぶにはあまりにも醜悪なモノたちは本当にいい性格をしている。

あらゆる暴力の知識を持つ"かつての"自分に似合いの仕事だ。
それでいて、効果的で暴力的なそれは
──"今の"自分にこそ有効だ。

この船に乗る前の自分であれば痛みなんて微塵も感じようがなかったのに。


眼前に舞う資料の中でよく知る顔と名前が踊る。記載されている内容も写真の日付も"半年前"に関することばかりで、これが事実だというのなら、彼は、
"あなた"は、


──先程聞こえた醜悪な者達の囁きは──


「──…ックソが…!」


(+8) 2021/07/06(Tue) 20:08:49

【墓】 翠眼の ダビー

声を荒げ罵倒の一つや二つ投げてやろうと口を開きかけて、けれどそれ以上が言えなくなる。他人の身を預かることは不得手だとどこぞの誰かに言ったばかりなのに、どうしてこんなことになっているのだろうか。

"見世物"として、"ショウ"としての成功が運命に、
そうしてそれは互いの手に握られている。


とはいえ、何を見ながら何を失うかが異なるだけで、結末は同じなのだろうが。

「…『解りました』。それでは、
そのように。


資料を拾い集め立ち上がる姿は一度だけ大きくよろめき、以降はしっかりとした足取りで"得物"を選びに向かう。
なるほど色んな手段が選べる。選ぶしかなくなる。暴力、凌辱、あなたはどちらが好みだろうか。

「あの時話した軽口が現実にできますよ、よかったですねバーナード?もっとも、鉛玉以外にもいくらでも選びようがありますが。要望くらいは聞いて差し上げますよ、ええ、私は、やさしいので。」

…握られた資料には激しく皺が寄って、震える手を隠した。
(+9) 2021/07/06(Tue) 20:15:18

【墓】 翠眼の ダビー

「銃弾は慣れているなら面白みもないし外しましょう、手榴弾は確実性が薄く見栄えが良くない。
 …ああそうだ、服も必要ありません。"今のあなた"をお客様にしっかり見せて差し上げなさい。
 綺麗なあなたが傷付いて行く様を"お客様"はお望みのようですから。」

そうあなたに命令しながら資料を捲り、そばにいた黒服にとある記述を指差し見せる。
騙され利用されることばかりの青年はそれでも他者を動かすことに長けている、意図を察した黒服たちが動き出す。

あなたへ何人分もの腕が伸びて容赦なく服を奪っていく。その途中、肌を掠めなぞっていった指もあっただろう。
そうしている間にも鑑賞室の上方から降ろされた両手首に用いる拘束具は太く、躾のなっていない手を封じるのに多大に役に立つことが伺えた。彼の不躾は足にも言えたことではあるが、痛みにもがく足の惨めさこそが"あなた"には求められている。

あなたが拘束される様を眺めながら青年は金属製の杖を手に取る。そうして後方から後方からゆっくり歩み寄り、右斜め後ろから小さく震える声があなたの耳に届き、

「──"お客様"に、ご挨拶しましょうね」


ただその行為を命令されたロボットであるかのように、あなたに頭を垂れさせるように、あなたの後頭部目掛けて杖を振り下ろした。
この程度では死なない。この男なら死なない。私の腕なら死なない。ただ、互いに痛いだけ。


/*
確定多めにしますがよろしいですわよね? あなたは 甚振られる者 なのだから。
(+12) 2021/07/07(Wed) 0:25:27

【墓】 翠眼の ダビー

品性、センス、そういったものを気にする青年がこのような下劣な行為を選ぶ意味。
資料を手に指示を出し舞台を整え、震える声を隠せずに、躊躇いはあれど悩みはなく杖を振り下ろした意味。
それは全て"いつか"をなぞった喜劇の一端をなぞっている事実に帰結するものなのだが、"今のあなた"はいつ気付くことになるのだろうか。


賓客達はとうにこの"演者"の意図に気付いたらしく、拍手と歓声が場に満ちる。
思い思いの声が、欲望が、そう在れと、要望を、並べ立てる。

おやこれはあの時の、粋なことをしたものだ
"調整"されているのでしょう、どこで「変わる」か賭けましょうか
同じ演目は二度見る必要がない、さあ、見せろ、屈しろ、

──真に愉快でおぞましく甘美な"ショウ"を我々に見せてくれ!


「…よくできました。」

あなたの頭を制していた杖が左右に二、三度動いて髪を乱し、それから支えの手を失って鈍い音とともに床に落ちる。
"お客様"は手加減を望まない。与えられた指示でもそのようだった。であれば、無駄な焦らしもなく淡々と奪っていくだけだ。…あのような姿から今の姿に戻せる手段があるのならば、当然、これから行うことであなたを殺すことはない。
ちょうど、
眼球一つくらいなら掬い取れるであろう、
"それ"を手にあなたに迫る。

「けれど駄目でしょう。お客様に「足りない」ものをお出ししては。…ああ、だからこそ"あなたはそうされた"し、あなたはそうなるのでしょう。
 "半年"でここまで戻されたのも、きっと、そのような意図が、あったのでしょう。」

青年は、じっとあなたの"右目"を見つめている。
(+14) 2021/07/07(Wed) 14:20:45
ダビーは、空き時間にボル(4)1d10を与えられたかもしれない。わからない。空き時間ありますか?
(c13) 2021/07/07(Wed) 14:34:03

ダビーは、労働時間的にはホワイトなこの船のことがよく分かりません。気にするところそこ?
(c14) 2021/07/07(Wed) 14:39:01

ダビーは、ボル族じゃなくても美味しければいいと思っています。チョコクロワッサンfoodが美味しいものかどうかについてはさておき。
(c15) 2021/07/07(Wed) 14:42:16

ダビーは、自分のランダムダイス結果は比較的勝ち組だと思った。媚薬とにゃん以外。
(c16) 2021/07/07(Wed) 14:42:55

【墓】 翠眼の ダビー

青年は黒服へ指示を出しあなたの口を無理矢理開かせる。眼前にちらつかせるのはきっとあなたにとっては見慣れた錠剤、あなたの使い慣れた催淫剤だ。

「これが何かはご存知ですね?ええ、ご想像の通りのものではありますが、飲むか飲まないかはあなたに一任します。ですが、早めに飲むことをお勧めしますよ。一秒でも早く苦痛から逃れたければ、一秒でも早く快楽を得たいのであれば、すぐに嚥下するといい。」

それをあなたの咥内に放り入れて、あえて優しく語り掛ける。苦痛にもがく様も快楽に乱れる姿もどちらも賓客好みのものであり、どのタイミングでどちらを選んだとしてもあなたが見世物として機能し"お客様"の要望通りになることは避けられないのだが、さあ、あなたはどうするだろう?

自分を見据え続けるあなたを見ていた青年の様子がほんの少しだけ変わる。
なんとか震えも苦痛も出さないように耐え虚勢を張り付けていたはずの口の端がひくりと動いた。それは幼子がしゃくりあげる前のほんのひとしぐさのようにも、ふと込み上げてきた歓喜に打ち震えているようにも見える。
ああ、己を押し込めていた『常識』という枠組みが軋みを上げている。嫉妬に由来する憎悪から生まれ出でた新たな『怪物』の卵にひびが入った。

もう、声は震えていなかった。

「──さあ皆々様ご唱和ください、テンカウント参りましょう。
 
…10、9、8、7、6…


青年の声に合わせて狂った男の声が、嗤った女の声が、ひとつまたひとつと重なり、反響し、あなたが奪われるその瞬間への期待を膨らませていく。
あなたの仮面をずらし青年は手に持つ"それ"を近づけていく。

あなたの右目がさいごに映したのはどんな景色だっただろうか。青年はそれが『怪物』の瞳であることを願いながら、
ゼロカウントともに"抉り取る"ことだろう。
(+17) 2021/07/07(Wed) 19:26:25