人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

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【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 貴女と共に 健やかなる時も病める時も
       富める時も  貧しい時も
       貴女を愛し、敬い、慈しむことを]



               
――…誓います、


[ カラン、カランと祝福の鐘が鳴る。
 
 世界で一番幸せな日。
 だけど、世界で一番きっと、更新されていくはず。

 ハッピーエンドのその先も、
 終わりの終わりまで、一緒に綴っていこうね*]
(301) 2020/08/02(Sun) 21:14:35

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 花火大会の日 ―
[ 夏は、日が長いから、提灯に火が灯っても。
 まだ周囲は明るいけれど、ぽつぽつと灯った光。

やがて、夕闇が空を覆えば、周囲は
 徐々に祭りらしく、賑わっていく。

 もうすぐかと。
 胸を躍らせて、繋いだ指先をしっかりと握り直した。]

  そろそろ――…あぁ、

[ >>296同じ言葉を繰り返そうとして、
 ドンと空で弾ける音に、視線をあげれば。

 夜空に咲く、大輪の花。
 続けざまに、咲いては散る、儚い光。]

  ――…綺麗だ


[ 花火の音に掻き消されるくらい小さな音で、微かに囁く。
 それに目を奪われている君の瞳に咲く花を
 自分は、そっと見つめていた。*]
(306) 2020/08/02(Sun) 21:37:01
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。
(a15) 2020/08/02(Sun) 22:44:19

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 花火大会 ―
[ じっと見つめていたら、彼女が振り返った拍子に
 ばっちりと目があった>>351]

  そ、そうだね、綺麗だね

[ まさか、ずっと見てたとは気づかれてないと思うけど。
 どきりとしてしまって、頬が熱くなる。

 慌てて顔をあげれば、空の花を改めて眺める。
 
 傍らに寄り添う熱に、酷く満たされた気分になった。
 唇は自然と三日月の形になっていた。]
(373) 2020/08/03(Mon) 19:41:28

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  ――ん、? あれ、?

[ ふいに聞こえた驚き声に、視線を戻せば、
 そこには、ぽろぽろと大粒の涙を零す男の子。

 しゃがんで目を合わせる、詩桜の隣りに進んで
 同じように男の子の顔を覗く。]

  僕、お名前は言えるかな?

[ ふるふると首を振られてしまって、
 少し困り顔を浮かべて、妹をあやすことはあったが、
 あの子はどちらかというと人見知りをしない子だったからな。]

  案内所……確か、あっちの方だった気がしたけど

[ 河川敷の橋の近くにあったような。
 とそちらに視線をやった。

 それから、もう一度、男の子に視線を戻して。]
(374) 2020/08/03(Mon) 19:41:49

【人】 古書店店主 薄氷 智詞


  お母さんと、お父さんもかな?
  一緒に探そうか

[ ね、と頭を撫でて、頬えば。
 この幼子は、頷いてくれただろうか。

 一緒に探せそうならば、一緒に探している間に
 はぐれないように、肩車をするか。
 
 親子の様に二人ともと、手を繋ぐかした方がいいかな*]
(375) 2020/08/03(Mon) 19:42:24

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ おっかなびっくりといった風ではあったが、
 こくりと頷くように、>>379、安堵の笑みを浮かべて。

 落ち着けば、ちゃんとお名前も言えるようで
 一安心。詩桜は子どもの扱いが上手いな。とぽつりと
 呟いたのは、さて聞こえてたかな。]

  上からね、任せておいて

[ お兄さんと言われると、何だか嬉しくて。
 張り切って、肩車をした。

 幼稚園児くらいだと、やはりそれなりに重いけど
 普段、本の10冊、20冊を持ち運んでいるのに
 比べれば、軽いものだから]

  大丈夫だよ

[ 心配そうな声には、笑い返した。

 頭の上で、楽しそうにしている気配に、
 なんだか、不思議な温かさを感じる。]
(386) 2020/08/03(Mon) 20:52:15

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  いてて、髪はあんまり引っ張らないでね

[ 花火の光に煌めく、銀糸が物珍しかったのか。
 髪を引っ張られると、さすがに痛くて。
 
 冗談っぽく笑いながら、痛みを訴えれば。
 えー、不満げが声。

 そんなやり取りをしながら、どーん、どんと
 満開の花が、咲いては散る音を楽しんでいた。]

  ん? そう、かな……

[ 自分が父親になるイメージは、まだ湧かないけど。

 肩の上の小さな温もり。
 それを大切にする未来は、隣を歩く彼女となら
 歩んでいけそうな気がしたから。]
(387) 2020/08/03(Mon) 20:52:50

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

  
  そうだったら――いいね、

[ 意味ありげに視線を送り、
 くすりと悪戯っぽい笑みを浮かべた*]
(388) 2020/08/03(Mon) 20:53:12

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 店員が増えました ―
[ 不思議な縁で、出会った女性――成瀬 瑛さん。
 彼女が働くことになって、静かすぎた店内は
 とても明るくなったと思う。

 店頭で、いらっしゃいませ!なんて
 明るい声が響いたことがあっただろうか。
 ――妹が店番しているときくらいかな?


 今はまだ、古書のことは勉強中だけど。
 飲み込みが早いので、すぐにお留守番も任せられるだろう。]

  成瀬さん、お疲れ様
  この時間は、人少ないから、中で休憩してていいよ
  常連さんがくれたお饅頭もあるから、好きに食べてね

[ 以前の職場がブラックだったとか。
 そんな話を聞いていたかな。
 ここではゆっくりしてくれたらいいな。と思いつつ。

 今日も、常連さんからの
 お菓子の消費を手伝ってもらうのです。
  
 研修中は、一緒にいる時間も多いから、
 詩桜が羨ましいなんて、言ってたこと。
 耳に入ってくる日はそう遠くない気がする。*]
(391) 2020/08/03(Mon) 21:07:15

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 花火大会 ―
[ 案内所に辿り着けば、
 肩からそっと、降ろしてあげて、
 事情を説明する詩桜の傍らで、
 男の子の柔らかなほっぺをつついたり、くすぐったり。

 きゃいきゃいと笑う声が可愛くて、
 ついつい構いすぎてしまう。

 事情を説明し終わったから、名残惜しいが]

  ヒロくん、またね……ん?

[ 二人同時に不思議そうな声をあげる>>395
 簡単に振りほどけそうなほどに、弱弱しく握られる手。

 心細いのだろう。
 小さな手が一生懸命に引き留めようとしているが
 いじらしくて、ふっと力の抜けた笑みを浮かべた。]
(408) 2020/08/03(Mon) 21:55:28

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  そうだね、もう少しだけ
  きっと、すぐに来てくれるから、
  それまで一緒にいようね

[ 手遊び歌を歌う詩桜も。
 楽しそうに今時の子どもの話を聞いている様も。

 なんだかしっくりしていて。]

  詩桜さんは、良いお母さんになりそうだね

[ 先程言われた言葉を、同じように繰り返したりして。
 そのうち、ヒロの両親がやってくれば、
 感謝を言われたりしつつ、名残り惜しそうに別れを告げた。

 立ち去る姿にささやかに手を振って、
 その背を見送った。]
(409) 2020/08/03(Mon) 21:55:52

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  良かったね、本当に
  間違ったのが詩桜さんで、彼は運が良かった

[ 嬉しかったと、言われれば
 天色を一度、瞬いて――ただ、笑った。

 打算も、下心もない、ただ無垢な感情を向けてくれる
 あの小さな命は、純粋で、時に残酷で。

 でも、とても愛しいものだとは、知っていた。
 だけど、こんな風に優しくできたのは、

 きっと、君が人を好きになることを、
 人を大切にすることを――――教えてくれたからだよ*]
(410) 2020/08/03(Mon) 21:56:59

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― お昼休憩とは別にあるよ ―
[ 働き者な成瀬さんに、
 休憩を進めたら、なぜか驚かれ>>420]

  お、お饅頭嫌いだった??
  確か、この前貰った浅草の雷おこしもあったから
  出してこようか?

[ レジのすぐ後ろにある障子の向こうは、
 小さな和室になっている。

 丸いテーブルの上に、饅頭の箱。
 テーブルの近くに和箪笥があって、
 茶葉や急須が締まってある。

 小さな冷蔵庫に、コンロもあるので
 季節問わず、過ごすには不便はない場所。]
(438) 2020/08/03(Mon) 22:43:24

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  人が増えてきたら、呼ぶから遠慮しないでね
  仕事はメリハリも大事だよ

[ 古い書物は繊細だから、
 手入れや扱いは慎重にしなければいけない。

 疲れた頭では、知識も入ってきにくいだろうし。
 
 ね? と小首を傾げて、もう一度勧めれば、
 休憩に入ってくれたかな?

 まだまだ仕事がしたいというのなら、
 掃除や最近、仕入れた古本のカテゴリ分けなど
 任せる仕事はあるにはあるのだが、さて*]
(441) 2020/08/03(Mon) 22:43:44

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― そしていつだが。 ―
[ スイーツバイキングという魅力的なものがあることは
 前前より知っていたけれど、なかなか一人でいけず
 妹は、実はさほど甘党ではないので、誘いにくく。

 だから、初めて行きました。
 めくるめく甘い世界
――物理的に
]

  あぁ、これも美味しいですね

[ 一目も憚らずに、いくつも皿にケーキを乗せて。
 ――ショートケーキに、マカロン、抹茶プリン
 ――モンブランに、生チョコ、ミルクレープ
 ――キッシュに、プティング、ティラミス

 お酒が入っているお菓子を食べても、
 にこにこしているのは、いつも通りなので、
 酔っているのか、いないのか、判別は難しいだろう。]
(448) 2020/08/03(Mon) 23:21:07

【人】 古書店店主 薄氷 智詞


  へっ?

[ ふいに聞こえてくる、拗ねた声>>423
 顔をあげれば、おやおやおや、まさか酔ってる?

 そういえば、食べているスウィーツが
 お酒が入っているものが多い名とは思っていたが、
 まさか??]

  詩桜さんが頑張っているのは知ってるよ
  僕も同じ気持ちだけど――…

[ ぎゅうと握られる手に、手を重ねる。]
(449) 2020/08/03(Mon) 23:21:09

【人】 古書店店主 薄氷 智詞


  相みては 
慰むと 人はいへど
  お互いに会うと、人恋しさは紛れると 他の人は言うけど、

 
      見て後にそに そも
増さりける
      別れた後にこそ愛情がより増してくるものです


[ なんて、昔の人の言葉を借りてみたけど。
 今の詩桜には、聞こえてないかな?
 
 ひとしきり、甘いもの堪能したから、
 詩桜を連れて、席を立って、甘い世界から

 またね

 Moi moiしておくことした。]
(450) 2020/08/03(Mon) 23:21:12

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ ちょっと足元がおぼつかない様子だったから、
 一言声をかけてから、背におぶって。

 ぐりぐりと、背中に感じる感触に、ドキドキしているのは
 きっと聞こえてしまっているだろうね。]

  僕は嬉しくなっちゃうけどね
  詩桜さんが、そう言って口にしてくれると

[ くすくすと悪戯な子どものように笑って。
 ふと立ち止まれば、背を振り返る。]

  でもね、いつでも、心で想っているのは、
  
(451) 2020/08/03(Mon) 23:21:14

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ たまにしか呼ばない、その呼び方。
 あの夏の日に唇を重ねて、おねだりされたこと>>432

 なかなか慣れなくて、たまにしか呼べないから。
 君を不安にさせてしまうのかな。

 呼び捨てにするのは、妹くらいだったから、
 自分の中では、なんだか特別な呼び方で、
 呼んでいるこっちがドキドキしてしまってね。

 これから、少しずつ慣れていくから許してほしいな*]
(452) 2020/08/03(Mon) 23:21:19

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

  
ワーカーホリック

― 仕事中毒に休息を ―
[ 仕事はそつなくこなすのに、
 休憩が苦手なんて、面白い子だな>>460

 ものの数分で休憩から戻ってきたときは、
 驚いてしまったけれど。]

  それは良かった、
  私の大切な友人がくれたものだから
  味には期待してたけど、成瀬さんからも
  お墨付きをもらったなら、間違いないね

[ 今は、お菓子の感想もくれるようになって、嬉しく思う。
 
 結婚してから、少し客足が遠のいていた気がしたが
 明るく可愛い働き者が店の仲間に増えてから
 徐々に客が増えていた。

 ――きっと、彼女にファンがついたのだろうね。


 楽し気に笑って、さて次はこっちの勉強をと。
 古書の話、好きな本の話、それから――…

 君の好きな人の話も聞いたかな?
 仕事先に不安があれば、いつでもおいでなんて
 冗談半分、本気半分で誘ったりもしたりして。

 穏やかで、賑やかに、
 これから先も、楽しく仕事を一緒にしていただろう*]
(492) 2020/08/04(Tue) 18:31:08

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 花火大会 ―
[ きっと色々な奇跡が重なって、
 今、違う色を持って生まれたもの同士
 一緒にここにいれるのだろう>>432

 寄り添って、微笑む顔を見つめていれば、近づく距離。
 重ねやすいように、背中を丸めれば、
 触れるだけのキスをする。

 悪戯っ子が笑いながら、嬉しい願いを口にする>>433]

  そう、だね――…

[ そのいつかは、きっと遠くない未来くる気がするけど。
 今はまだ、初恋、恋人同士の時間を楽しみたい。]
(493) 2020/08/04(Tue) 18:33:26

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  え、っと――し、詩桜?

[ 可愛くおねだりされてしまえば、
 呼んであげたいのだけど、呼んでみたら、
 なんだか気恥ずかしくて、ぽっと頬が赤くなる。

 あぁ、暑いなぁ、なんて貰った扇子を開いて
 パタパタと風を送る。そのまま、ちらりと詩桜に視線をやって]

  これは……慣れるのに、時間がかかるかもしれない
  今は、まだ……たまに、で許してくれる?

[ ドキドキしてしまって、ぼそぼそと呟くようにお願いを。
 それから、また唇を重ねて]
(494) 2020/08/04(Tue) 18:33:28

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― ある日のこと ―
[ >>483昔の歌を口にすれば、返歌を贈られて
 いつもそんな風に想ってくれているんだね。と
 嬉しい気持ちで胸がいっぱいになる。

 こちらの気持ちも伝えれば、彼女を背中から降ろした。
 ぎゅうと抱きしめられる。

 胸に埋まるその頭を、彼女の気が済むまで撫でていた。

 寂しい気持ちも、羨む気持ちも、この幸せな気持ちも、
 昔は本の中にしかないものだと思っていた。

 彼女のおかげで知っていく本当の感情、
 時に振りまわされて、受け入れて、振り回して。

 こうして、人は人と繋がって、紡いでいくのだなと思う。*]
(495) 2020/08/04(Tue) 18:34:38

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 実りの季節 ―
[ 入籍をして、ひそやかな挙式をあげて
 それから、一年と少し経ったころ。

 蒔いた種が、芽吹き、実りを迎える――そんな頃。

 古書店の敷地にある家に、詩桜は一緒に住んでいて。
 勉強があるから、そんなにやらなくてもいいと
 母や妹が言っていたけど、家事も頑張ってくれて。
 ――ちなみに、我が家は和食が多い


 就活が思いの外、大変そうで。
 何か息抜きを提案しようか、そう考えていた時。

 『あらやだ、詩桜ちゃんおめでたじゃない??』
 『マジか、兄さんちょっとすぐ病院つれてこ!!』


 母と妹が、店に駆け込んできて、
 慌てて病院に連れていきました。]
(496) 2020/08/04(Tue) 18:36:19

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 一年は、もう少し、恋人気分を味わいたいと
 両親からの孫コールを無視していたけれど。

 卒業するまで待とうか。
 そんな気持ちもありつつも、両親の年齢を思うと
 孫の顔を見せてあげたいという想いもあって。

 詩桜にも相談して、
 避妊をするのをやめたのが、いつだったか。
 それがようやく、実を結んだのか。どうか。

 病院で、診察結果を一緒に待ちながら
 ドキドキと先生の言葉を待っていた。
 
 彼女のお腹に、――命は芽吹いていたかな*]
(497) 2020/08/04(Tue) 18:36:43
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。
(a18) 2020/08/04(Tue) 20:24:27

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 命芽吹いた日 ―
[ >>509詩桜の口から聞いた診断結果。
 その言葉に、数秒の沈黙、天色が何度も瞬いて。]

  双子? 二人も、一緒に??
  う、そ――すごい、すごいよ詩桜さん

[ 徐々に、その言葉の意味を理解すれば、
 ほろりと、天色から、雫が零れ落ちた。]
(510) 2020/08/04(Tue) 21:11:22

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  
本当に ほんとに、ありがとう

  Kiitos todella paljon

  大事に、しよう……この奇跡を、

[ その細い身体を優しく抱きしめる。
 まだ、灯ったばかりの小さな光。
 その火が消えてしまわないように、大事にしよう。]
(511) 2020/08/04(Tue) 21:11:24

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

 
  しばらく、詩桜さんは家事禁止だよ
  重いものとか、持ってはいけません

  みんなに、知らせなきゃ

[ 生まれるのは、夏頃になるだろうか。
 夏は、特別な季節になりそうだ。

 君が
まれて。
 君と出会って。
 君と恋をして。
 君と結ばれて。
 君との子が
まれる。

 僕たちの、愛しくて、大切な季節になるね。*]
(512) 2020/08/04(Tue) 21:11:28

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 永遠の後日談は続く ―
[ ひと夏の旅は終わり。
 穏やかな日常へと戻っていく。

     
彼ら

 この夏、貴女 に出会って、自分は変わった
     
彼女ら


 前ほど、自分の色が嫌いではないし
 この色を見た人たちの表情も、
 この目で見つめ返せるようになった。
 
 目を覆い隠していたせいで、気づけなかったもの。

 髪の色を、
のようだと
 瞳の色と、
のようだと
 貴方の色が、
綺麗
だ、
好きだ


 その言葉を、今なら素直に受け取れる。

 本を通してしか知らなかった世界は、
 ずっとずっと美しかった。]
(558) 2020/08/05(Wed) 19:46:42

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 目隠しをしていたこの手をとって、
 それを教えてくれた愛する人。

 天色と東雲色が、見つめる先には、
 もっと色鮮やかな世界が広がっていく。

 旅は終わり、物語は終幕を迎えるが、
 この先も綴られ続ける、後日談。

 友人と呼べる人たちができて、
 ――あれから、ユエも、ヴェレーノも、
 ――清平や羽井先輩も、連絡をくれたかな


 古書店に新しい仲間が増えた、
 ――明るく可愛い働き者さん

 
 神話や怪異の本が少し増えたりもして、
 ――シナリオの資料に使えそうでしょ


 巷で噂の『雪月』の写真集、仕入れたら
 飛ぶように売れて驚いたり、
 ――まさか、あの夏同じ場所にいたと


 ――家族も増えて、

 あぁ、この色で生まれてきて、良かった。
 そう思えるように、なったんだ**]
(559) 2020/08/05(Wed) 19:46:46