人狼物語 三日月国


65 【ペアRP】記憶の鍵はどこ?【R18】

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【人】 クラヴィーア

[お茶が出されればゆっくり喉を潤す。
 目を閉じてほぅ、と息を吐く。]

 美味しいですわ。

[にこり、と。
 まったりと肩の力を抜く。
 ……こういう何気ない時間がいつも幸せで。
 大事に大事にしている。]

 今日のはシナモンを控え目に、口当たりを重視して癖のないよう作ってみましたの。

[島で出会ったリンゴ園にいる優しい人から教わった料理の腕はわりといい感じになったんじゃないかって思う。
 機会があれば食事の用意もしてご馳走することもあったんじゃないのかな。

 それでも相手の味覚と合うかは別問題。だからいつも作ったのを出す時はひっそり緊張しつつ相手の反応をうかがっている。飲食時もお面が仮についたままだったとしても、雰囲気や声色でなんとなく判別くらいはつけれるようなってる……と思いたい。]
 
(58) 2021/03/31(Wed) 20:38:58

【人】 クラヴィーア

>>36長いとも、短いとも言えない位の時間が私達の間には流れている。

 会話の中で過去の話を聞かれるようなったのには少しして気づいた。
 私に関心を持ってくれているのかな? と嬉しくなったのを覚えている。
 だから親戚と暮らすようなってからの穏やかな時間の事、リンゴ園の彼女と再会出来た事、そう言った楽しい思い出は惜しみなく楽し気に教えた。

 ────……楽しくない、
家族の虐待の話

 ……三年の間に家族とあった事。
 そういった話は聞く方も楽しくないだろう。口が重くなっている。
 ただ、良い扱いは受けてなかった、少し痕があるかな、とか。
 隠しても仕方ない事は言ってある。

 私の方は……
あまり強くは踏み込めていない。


 ──────どれだけの記憶を代償にして
       私への願いを叶えたのか

それを知るのが、まだ怖かった
 ]**
(59) 2021/03/31(Wed) 20:43:33

【人】 クラヴィーア

 ― 回想:お客さん ―

[人生というのはいつの時も、タイミングというのが良い時と悪い時がある。
 その日はきっと後者だ。

 まさに、好いた相手の家にいて、お手洗いから戻る時に女性を見てしまったのだから。>>60
 とっさに隠れて聞こえない場所に移動するべきか迷った。だけどその女性の雰囲気が仕事の関連の人じゃないよな、とわかって。気になった私は悪い子だったんだと思う。

 
「Albert...」


 その言葉を私が今まで聞くことはあっただろうか。
 知らないままだったのなら、疑問符が頭に浮かんだだろう。

 訛り言葉が少し聞き取りにくい。

 アマミさんは明らかに拒絶の雰囲気だ。>>61
 それに少し安堵してしまった。

 彼女の話が耳に入る。入れてしまう。>>62
 彼が貴族だったのは知っている。それ以上の家族の事は聞けていただろうか。]
(64) 2021/03/31(Wed) 21:30:50

【人】 クラヴィーア

 
[   
……ふざけるな。



 
 ふと、前に島でアマミさんから貴族が、人間が嫌いだという話を聞いたのを思い出す。

 貴族というのは、こういうものだと私だって知っている。知ってはいても、憤りを感じるだろう。こんなの。]
 
(65) 2021/03/31(Wed) 21:34:06

【人】 クラヴィーア

[アマミさんが拒絶するよう背を向け、彼女の呟きの意味が……恋する女としてなんとなく、わかってしまった。>>63

 ────……彼女に声はかけなかった。

 例えば、アマミさんが望むのなら。
 例えば、彼女が相手を幸せにしてやる、という理由で来ていたのなら
 私は背を押すし、彼女を恋敵と認めた。


 彼女の事はだから認めれない。
 受け入れることは出来ない。

 好きなら、好きだってぶつかる位すればいいんだ。

 その後に、ちゃんと聞いてしまったことは素直に言って謝った。
 過去に踏み込むのを少し怖れている私は>>59、それ以上の事を聞こうとはしなかったがどんな反応が来たのやら。

 とりあえず私は、腹がたったと
 怒った顔で感想を伝える事になったんじゃないかって思う。

 ただ……弟さんの事は大丈夫なのか? というのだけは、心配顔で尋ねる事だけはすることになるんだ。]**
(66) 2021/03/31(Wed) 21:37:58
クラヴィーアは、メモを貼った。
(a3) 2021/03/31(Wed) 21:50:29

【人】 クラヴィーア

[見苦しいところを、と言われれば、緩く頭を振った。>>67
 咎められなかったのに少し安堵しつつ。

 頭を撫でられるのなら、目を閉じてそのままに。

  以前は怖かったそれも、アマミさんなら
  この人の手ならただ心地いいだけ。


 その後どうなっているかは言われない限り聞いていない。心配しない訳じゃないが……踏み込んでいいのか迷っているのが正直なところだ。

─────だって私は、この人の……
なんでもないのだから。

 傍にいさせて貰っている。だからといって自惚れはしない。
 私たちの関係性はまだ、
恋人未満。


   その一言を貰っていない以上>>84
      私はそう、思っている。


 まぁそれでも、こっちからは関わらないが万が一あの女性がこっちに絡んでくることがあるのなら。
 
全力でお相手するつもりではあるがな。

 それはそれ。
これはこれだ。
(99) 2021/04/01(Thu) 9:00:00

【人】 クラヴィーア

[アマミさんの冗談に思わず目を丸くした。>>68
 そしてくすくす笑う。]

 あら、なら介護しないとですわね。

[冗談には冗談で。軽口を叩ける距離感がくすぐったい。
 気遣いが相手を何度も助けていたとは、未だ知らず。

 狐さんのお面がずれた下から覗いた素顔。>>69
 ……心臓に悪い。
 柔らかい表情に顔が自然と真っ赤になった。]

 え、あ、そ、そうか?
 美味しいならよかった、
よ……


だから心臓に悪い!!!

 ろくな返答が出来てないぞ自分!!

 わかりやすく真っ赤になって少し俯く。
 あー……なんかダメだ。本当、鼓動が速くて。
 何度だってこの恋を実感してしまう。

 幸せ者なんて言葉が、期待を膨らませる。]
(100) 2021/04/01(Thu) 9:01:07

【人】 クラヴィーア


 
……好きだよ。

 私も傍にいれて、幸せ者だ。

[一度伝えてからは惜しみなく、何度も言っている。
 またか、と呆れられることもあるかもしれない。
 それでも好きだから、好き。
 理屈も何もない。傍にいるだけで幸せなのに、そう伝えて貰えたのがどうしようもなく嬉しくて。

 伝えたいままに言葉に出して伝えるんだ。]
 
(101) 2021/04/01(Thu) 9:03:29

【人】 クラヴィーア

[家での扱いについて教えた時の表情を見た時>>70思ったのは、
ああ、やっぱり嫌な話だったよな。
だった。
 楽しくない話をしたわずかな後悔。

 体の痕も、その話の類だとわかっていたけれど
 伝えないままの方が不誠実だと思ったから口を開いたんだ。

 >>71 貰った言葉は正直、驚いた……。
 そして……
腰を抜かしてへたりこんだ。


 こ、こ、この人は
だから!!!

 何度私の心を落とせば気が済むんだ!!!

 ちょっと待ってくれ、と必死に懇願しつつ
 へたりこんだまま、真っ赤な顔のまま、涙を拭って心を強く、強く捕まれていた。

 そうして、今の保護者の親戚には何の問題はないから。とちゃんと言っておきつつ感謝をなんとか述べた。最終的にやっぱり私はアマミさんが好きだよって負け惜しみのように呟いたんだ。]
 
(102) 2021/04/01(Thu) 9:07:54

【人】 クラヴィーア

[うちのシーモア家は昔からお人よし、という異色の貴族だった。
 その異色の貴族は人々を大事にして、交流もたくさんして。
 そしてお人よしが何故か遺伝する家系。

 そんな中で育った私は元から貴族としては異色の考え方や発想をしていると思う。
 自覚しているが己を曲げることはなかった。

 うちの家の弱点は騙されやすい。それに尽きる。
 父は狡猾で残忍だった。愛する人の為ならなんでもする。
……少しだけ、私もそこは似てる気がしてそれに気づくと嫌な気分で一杯になった。


 その家族の話をするとなると、どうしても許せないとか、ドロドロした気持ちを思い出して気分が悪くなる。
 だから私は父や継母、妹の事については当時の新聞を渡すことにした。

 主観より人の視点で書かれた記事の方が伝わると思ったから。
 継母はもう少しで刑期が終わる。妹は修道院。

 そして、父はもう……
いない。


 その新聞に目を通したかどうかはこっちからはわざわざ聞いたりしなかった。

 体だけじゃない。私は身内が犯罪を犯していた。
 経歴にも傷を持っているということ。

 それに対して思うところが出来ても、私は責めたりは出来ない……。

 
(103) 2021/04/01(Thu) 9:10:44

【人】 クラヴィーア

 ― 王子様のいない灰かぶり ―

[父の事はよくある話なんじゃないかって思う。
 身分と地位を手に入れる為に母に取り入って、結婚して
 胸糞悪いがな……。

 踏みつけられ、生かさず、殺さずをされ
 何度心が折れかけたことだか。
 政略結婚の道具の価値の為に、女としては綺麗なままなのはせめてもの救いなのか。


 物語の王子様なんて存在しない。

 それを痛感した私は残りの力を振り絞って島に飛び出した。

 そこで貰った物全てに私は救いあげられた。

 記憶を代償に叶う願い。
 自分で願わないといけなかったのに、何を思ったのか会ったばかりの人間に願ったアマミさん。

 あの時貰った願いに家族との別離まで相当に救って貰ったのも事実だ。
 それ以上に……ちっぽけでつまらないと思っていた自分が……『それだけで十分な理由だ』と

 その言葉がずっとずっと
 私を支える大事なものになっていた───── ]**
 
(104) 2021/04/01(Thu) 9:15:17

【人】 クラヴィーア

>>110 あの島にいた時は私は一番精神が追い詰められていた時だったもあって、人との距離をとっていたのはお互い様だったのだろう。大人げない態度に同じだけ大人げない返答を返すくらいには子どもだった。余裕もなかった。
 でも大人げないな、と感じた時言い返せた事は、私の中でのこの人への遠慮が少し外れる切欠に無意識になっていたのかもしれない────

 今、アマミさんが思っていた言葉を聞いたのなら。
 「アマミさんがいい」と今の私なら即答する。
 あの時助けて貰ったから今がある。一番弱って困っている時、傍にいて貰うならこの人がいいからな。
(118) 2021/04/01(Thu) 19:30:06

【人】 クラヴィーア

 ― 回想:過去を伝え ―

[腰を抜かしたのには流石に驚かれた。>>111
 まぁ当然だろう。だがどうしようもなかったんだ。

 父親の性格を多少は伝えた事はある。じゃないと話が通じないだろうからな。

 私は父に似てない。それもまた、私の救いになっている。桃色の髪も、赤い瞳も、外見は全て母譲りだ。
 性格は……どっちにも似てない気がする。
 昔からこうだった。そうとしか言えない。

 人を利用しようとするのは、考えたこともない。
 頼る事すら苦手なのに。
 私は島にいた時、リンゴ園の彼女に差し伸べてもらった優しい手を受け入れることすらなかったのだから。



 日をまたいで新聞を返して貰った。>>114
 そして、言われた言葉に目をまんまるにした。]

 
どこをどうしたらその結論にいきついたんだ?


[私の経歴に他に思う事はないのか?
 全く理解が出来なかった。]
(119) 2021/04/01(Thu) 19:33:43

【人】 クラヴィーア

 ― 現在 ―

 ふふ、任せてくれて構わない。
 やり方はこれから勉強になるがな。

[冗談のまま続けたが、勉強はいつか本当にしていいな。なんて考える位には私は真面目だった。]

 ……そうか。
 うん、アマミさんにそう言って貰えると自信出るな。
 お世辞は嫌いだもんな。

[前に私が突っかかる切欠になった言葉を冗談交じりで笑って言った。
 自分の分のそれを食べてみる。うん、なんか……美味しく感じる。
 食べるものというのは、一緒に食べる人次第で味が違って感じると私は思う。この人との食事はいつだって美味しい味がする。

 それが、嬉しい。
 感謝の言葉も、素直に嬉しく受け取っている。]
 
(120) 2021/04/01(Thu) 19:35:36

【人】 クラヴィーア

[お茶を飲み干して少し休む。
 
……もう少し一緒にいたいな。

 そんな感情がわいてきた。]

 今日夕飯なにか仕込みとか準備あったりします?
 なければ私作っていっていいです?

[許可が出るのなら、相手の仕事の邪魔にならないよう食材を買いにいったりとかしようか。
 いや、一緒に買い物に行くのも悪くないんじゃないか? デートみたいじゃないか。うん、したいぞ。なんて算段を頭の中で考え出すんだ。
 無論帰った方がいいと言われるのなら、それを受け入れるつもりだが。邪魔にはなりたくないしな。]
 
(121) 2021/04/01(Thu) 19:36:49

【人】 クラヴィーア

 
[あの島に行った時後悔したのは、自分に力がないことだった。
 貴族が通う学校で身につけた物は、貴族社会に生きるなら必要不可欠だけれどあの時の自分を守ってくれるものじゃなかった。

 だから家族の事が片付いた後に始めたのは、自分の出来ることを増やす事だった。

 名ばかりの貴族になった私はどうするか考えた。
 貴族としての生活を続ける方法だってあった。
 でもその選択肢を私は蹴っ飛ばした。

 私の幸せを願い、我慢しないよう願ってくれた人がいた。
 私はそれを叶えたい。

 自分が望んだ幸せに足を進めるために、無力でいない為に。身近な事から一つずつ始めた。
 紅い髪を持つ人がほめてくれた字を活用して代筆業をしてみたり。
 長い髪をした
少々変わった人だった
学者さんが教えてくれたお片付けの仕方を使用人にも教えて貰ったり。

 料理もそうだけど、そういった事を覚えるのは楽しかった。
 私自身貴族社会に合わない性格をしているという事なんだろうな。

 その努力を認めて貰えるたのは正直結構嬉しかった。>>69
 貴族らしくない自分のまま、受け入れてもらえれるここはとても、心地がいい。]**

 
(122) 2021/04/01(Thu) 19:38:58

【人】 クラヴィーア

 ― 回想:記憶を伝えて ―

[血縁というのは切っても切れない縁だ。
 家族という枠は本気になれば切ることも出来るのだろう。ただ血の繋がりだけはどうにも出来ない。

 家族というのは似たりするもの。一番傍にいて影響を与え合い、血のつながりがそうさせるものもある。
 貴族だけでなく、庶民だって誰だって
 罪を犯した人間の血縁を疎む感情があったって仕方ない。どれだけ別の人間でも他人でない存在と同じ枠で見られたとしてそれを責める事は出来ない。

 それなのに、意味がわからなかった言葉の返答は……>>142

 ……うん。

 そっか。アマミさんはそう思ってくれるんだな。

[変わってるなぁ。そう思っても心の奥の不安が一気に溶かされたのも事実で。
 涙がこぼれるのを止めることは出来なかった。
 それでも笑いかける。この涙は悲しい涙じゃないと伝わってくれるといい。]
(147) 2021/04/02(Fri) 8:42:36

【人】 クラヴィーア

 
 ありがとう。
 
好きだよ。


[変わり者同士、私たちは相性は悪くないんじゃないかって思うんだ。]
 
(148) 2021/04/02(Fri) 8:43:16

【人】 クラヴィーア

 ― 現在 ―

 そっか。私もだから同じですわね。

>>143 貴族出身同士がそれでいいのか。
 なんて思わなくもないけど、そんな変な部分が同じなのがただ嬉しくてくすくす笑う。
 続いた言葉にきょとん、となった。]

 いいや、別に?
 ただ島の時の言葉をふっと思い出しただけだよ。

[ほんの冗談交じりの言葉が心配に繋がるなんて思いもよらなかった。
 確かに私は嘘は苦手だけど誤魔化すのは慣れている。
 別の人間同士が一緒に居続ければ隠しているだけで不満が出るのでは、と思う発想は自然なものかもしれない。]

 本当に大丈夫だよ。
 そっちも、何か私にあったら言って大丈夫だからな。

[……もしかして、図々しく押しかけ続けて何を今更だったりするのか? そこはほら、うん。
相手も許可を出しているし……。
うん。

 
(149) 2021/04/02(Fri) 8:45:46

【人】 クラヴィーア

[提案が受け入れられてぱぁっ、とわかりやすく嬉しい、という感情が顔に出る。>>144
 離れがたい。もっと傍に、近くにいたい。

 その感情は日々募って、段々抑えがきかなくなり始めている。わかっていてもどうにも出来ない。]

 うん、任せてくれ。

[窓の外へ向いた目線を追いかければ、空模様はご機嫌が悪くなっていきそうな色をしていた。
 
─────……これだと作ったら帰らないといけなくなるのかな。


 そう思うと少し、
寂しい。

 ほんの少しでも時間が削れる可能性だけでこの始末。

 食器を片付けるのを手伝おうか迷ったが、あくまで自分は客人。ここはお任せするのが筋だろうとやめておく。

 続いた言葉は、まさに自分が望んだことで。
 なんだ? これ以心伝心でもしたのか? なんて顔が熱くなった。]

 行く!
 そうですわね。天気がもってる内に済まさないと

[ぬれないよう気遣うのはお互い様。
 雨衣はあっても家だ。でも濡れて帰ったところであまり私の方は気にしないんだがな。]
 
(150) 2021/04/02(Fri) 8:48:32

【人】 クラヴィーア

[買い物に外に出て隣を歩く。
 お面をつけ続ける奇人の隣を幸せそうに歩く私もさぞ変わった人間に見える事だろう。
 それでも、そんな事は一切気にせず音楽の溢れる都市を幸せな気分で歩く。

 私たちは今、どんな関係に見えるだろうか。

 恋人か、それとも年齢的に夫婦なのか。
 そんな事を考えていたら手が重ねられた。>>146

 私には見える素顔。その顔は笑っていた。
 ……なんか、この人は
ずるい。

 好いてほしいと頑張っている私より、相手の方がずっとずっと簡単に人の心を掴んでしまうのだから。]

 ちょっと濡れたくらいで風邪ひくほど弱くはないよ。

[うーん、可愛げが足りないな。
 だが実際唐突にサバイバル生活してもなんとかなってたくらいだしなぁ。]
 
(151) 2021/04/02(Fri) 8:50:38

【人】 クラヴィーア

 何が食べたいです?
 雨が降るなら……温まる物がいいですわよね。

[聞いておいてレポートリーはまだまだ豊富とはいえないのだがな。色々相談しながら食材を選んで購入する。
 自分の財布からも金銭は出させて貰う。その辺は私も頑固なもので。ただ頼って甘えるのは関係性を思えば違うと思うんだ。

 戻る途中、一回私の家の人に遅くなる伝言がしたいと言って家に寄らせてもらった。
 因みに私の側にいる使用人は、
 私の恋に対して理解が高すぎる。

 むしろ泊まって来て大丈夫ですよ、なんて背を無駄に押された。
 真っ赤な顔してとりあえずショールの一枚だけ持って家を出た。帰る事になった時にはこれを頭にかけるだけでも違うだろう。

 そこからまた再び歩き出す時、今度は私の方から手を繋ぐ。

 ……こうやって、ずっと一緒に歩いていけたらいいのに。
 最近は期待する言動が多く感じる。
 そろそろ、返答を貰えるのだろうか。
 それが良いものであったらいい。そう願った。]
 
(152) 2021/04/02(Fri) 8:57:24

【人】 クラヴィーア

 
 お邪魔致しますわ。

[家に入る時私が言うのはこの言葉。
 そうだ、と相手に向かって笑顔で。]

 
おかえり



[なんて、な。と笑う。

 何かリクエストされていたのならその料理を、なかったのなら煮込み料理になるだろう。それを仕込むべく私は調理場に足を向ける事になるんだ。]**
 
(153) 2021/04/02(Fri) 8:59:30

【人】 クラヴィーア

  ― 閑話:願い ―

[  
い月への願いは 必ず 叶う
 
              
記憶
を対価に 


 私は当時願いの対価を知らなかった。>>20
 気づいたのは、島から帰った後だった。
 親戚が昔よく母とピアノを弾いていたのを覚えてない? と聞いてくれた。その記憶が全くなかった。
 それだけじゃない。まだ幸せだった頃の父の記憶も不自然な位思い出せなかった。

 自分の力では気づくことも出来なかった。
 失うというのはそういう事だ。何もかもを、手放すという事。



 私が願ったのは二つ。
 怪我を治す事。
 もう一度、アマミさんに会いたい。

 そのどちらも願った事を後悔してない。
 ただで叶う願いなんて怖いだけだ。対価として納得している。

 自分で選んだ自分の為の願いだから。
 そう思えれる────── ]
 
(161) 2021/04/02(Fri) 19:53:17

【人】 クラヴィーア

 

[ じゃあ、私に願ったアマミさんは? ]


 
(162) 2021/04/02(Fri) 19:55:17

【人】 クラヴィーア

[それを考えた時、受け取ったものが……いかに大きなものなのか理解が追い付いた。

 『彼女の未来が平穏で明るいものになるように』

 それもは期限すらない。月は必ず願いを叶える。
 平穏になるよう私の知らない、気づかないところでどれだけ守って貰っているのだろう。

 ──────私は、失った物に対して十分だと言えるだけの存在でいれているだろうか。……その自信がない。だから踏み込むのを躊躇している。>>59

 私はそれだけのものを受け取って何をするべきなのか考えた。
 後悔させないよう恥じない人生を生きる事。
 願いに甘えず生きる事。
 今の私は願いに相応しい人間であれているか。それを繰り返し考えている。


 
 私は願う。

 アマミさんに幸せになってほしい。>>57

 それは私にとって一番大事な願い。
 そして、出来るのならその幸せを私が与えたい。

 その願いは、相手にとっての優しいものであれているだろうか。>>19 ……そうだったらいいな。]
 
(163) 2021/04/02(Fri) 19:56:58

【人】 クラヴィーア

 
[ポケットの中にしまい込んだままの一つの白い封筒。
 誕生日祝いの夜会の招待状。誰のだって? 
……私のだ。

 まだ少し先だけどな。

 アマミさんは貴族、人が嫌いだと知っている。
 それにこんなパーティーに連れていくというのは外堀を埋める行為だ。

 だから渡せない。

 それはわずかな未練と共にポケットの奥深くに隠しておく。]

 
(164) 2021/04/02(Fri) 19:59:14

【人】 クラヴィーア

 ― 現在 ― 

[雨が降り出すまでに料理が終わる気はしない。
 というか自分の食べる分も食材を調達した時点で
今更だ。

 濡れて帰るか、ずっといるか。
……いたい、と願う願いを上手く抑えれない。


 牛のもも肉を香味野菜と煮込む。
 これはアクをとる作業が大事なんだよな。
 食べやすいよう野菜の切り方も、肉の下ごしらえから丁寧にやるようしている。
 隠し味とかは入れない。料理の失敗というのは余計なことをせずレシピ通りにやるに限るからな。

 パンは少し水を吹きかけ温めるとしっとり美味しくなる。
 レタスをお湯にくぐらせパンにサーモンと挟む。食感は大事だからな。

 前菜の野菜もジャガイモはちゃんと油を通しておいたり見目を美しく盛り付けるのも忘れない。

 うん、こんなものだろうか。
 リクエストがあったのならその食材を使ったものも追加されている。

 おやつを食べたからデザートは流石にやめておくかな。
 甘いのは食べ過ぎもよくないからな。アマミさんは動く職種じゃないからな。太らせたら責任問題だ。

 雨の音が耳に届く。
 結局その前に帰る、という選択肢は自ら断った。]
 
(165) 2021/04/02(Fri) 20:05:12

【人】 クラヴィーア

 
[なるべく静かに食事を持っていけばアマミさんは何をしていただろうか。お仕事だったのならきりがよくなるのをきちんと待つ。

 共に食卓を囲めばまた様子を見てしまう。
 手間暇と味は本当に比例するとは限らないからな……。

 そうだ、と買い物行った時に偶々教会での知り合いに会って、いつもお世話になっているからって貰ったワインを出す。
 私は酒類全般をあまり好んでない。
 でも貰い物を開けないのも失礼だろう。

 アマミさんにどうぞ、と勧めてみる。遠慮されれば無理に勧めないがな。
 ……この状況で酔うのは流石に失礼だ。だが一口くらいなら流石にどうこうならないだろう。

 
なんて思った時もあった。

 
(166) 2021/04/02(Fri) 20:07:30

【人】 クラヴィーア

 
 
……あふ……。


[泥酔はしてない。
決してしてない。

 だが頬はわずかに染まっている。今日はそういえば掃除とか体力使う事していたな……。なんて思い返す。
 
……そっか。わりと疲れていたのか。
料理も気合いを大分いれてしまっていたし。
 椅子に深く座り直す。この場で寝るのは失礼だとわかっている。ああわかっているさ。好きな人を目の前に寝かかってるとかどんなだ自分……。
 何を話しかけられても生返事しか出来ない。耳にろくにはいってこない。
 うつらうつらして閉じていく瞼を止める事は出来なかった……。

 起きたら謝ろう。全力で。
 お酒はとりあえず、次からはやめよう。
絶対に。
]**
 
(167) 2021/04/02(Fri) 20:09:32
クラヴィーアは、メモを貼った。
(a10) 2021/04/02(Fri) 20:15:44

クラヴィーアは、メモを貼った。
(a11) 2021/04/02(Fri) 21:20:16