人狼物語 三日月国


141 【誰歓RP】bAroQueチップで遊ぶ村【花見】

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【人】

[風に舞った
花びら
がコップへと落ちて
小さく
波紋
を残していった**]
(21) 2022/04/14(Thu) 1:25:55
は、メモを貼った。
(a5) 2022/04/14(Thu) 1:28:46

【人】 大崎

[どこか懐かしさを覚える狩衣姿の舞が終われば、薄紙に包んだ小銭をそっと置いていった。残念ながら、紙幣を出せる余裕はなかったのである。]


[春うららとはいうが、風は冷たいような、日差しは暑いような。しかしながら桜の花は春そのものを表している。

木の枝の合間に何かが動いた気がして目をこらせば、薄緑色の小鳥が桜の花を啄んでいた。]

美味いのかな。

[小鳥も春の訪れを喜んでいるようだ。
ひらひら、黄色い蝶も舞い踊る。
冬には滅多に見られなかった色彩だ。]
(22) 2022/04/14(Thu) 3:04:56

【人】 大崎

[淡い、沢山の色に誘われて、ついつい買ったのは色とりどりの金平糖。手軽な糖分として、しばらく旅のお供になってもらおう。

のどかな景色はどこまでも広がっている。**]
(23) 2022/04/14(Thu) 3:05:14
大崎は、メモを貼った。
(a6) 2022/04/14(Thu) 3:09:29

【人】 虹彩異色症の猫

[ 孫らの姿を見るや否や、子猫は後ろ足立って澤邑に縋り付くき、まるで抱き上げてとせがむようだ。
 すっぽりと腕に収まる子猫を見て、祖父ばかりずるいと子らが騒ぎ立てる。自分たちも子猫を散歩させてみたいのだと、装具の持ち手が欲しいと強請る。

 子らなりに可愛いがっており、手を伸ばして子猫を撫でるが、当の猫にとっては粗略な手付きが不当な扱われらしい。触れられた箇所をせっせと舐めて毛繕う。更に伸びる手からは身を捩り、このままでは出掛けるどころか邸内の何処かへ逃げ隠れでもしかねない。

 無事に出掛けられたとするなら、澤邑が孫をいなしたのか。今日は猫のおやつもあるとの呼び掛けに、うるるる、と唸りに似た、それにしては迫力のない鳴き声を漏らす。
 そんなものではご機嫌取りにならないと、抗議のような拗ねのような声音だ。

 昨日と同じに良い天候で、子猫を膝に乗せ澤邑が腰掛に落ち着くと>>16、朝の冷えとは異なり春の陽差しが燦々と降り注ぐ。猫も陽気が心地良いのか、微睡み始めた頃合いに退屈だろうと思ったのか飼主に地面に下ろされた。
 眠気を払うように勢いよく首を振ると、大きな耳が振れてぴるるると音でもするようだ。

 大きくひとつ欠伸をすると、うろうろと澤邑の足元を歩いたり、地面を嗅いだり、手頃な大きさの石を転がしている。]**
(24) 2022/04/14(Thu) 19:27:32

【人】 豊里

 
[遠目に見れば、枝の色さえあまり見えない程に、
 幾重にも花びらを重ねた花が浮かぶように連なっている。
 余りにも見事な光景に、真希奈は言葉を失った。
 その名の通り、樹齢は千年に至るのだろうか。

 幽玄美、極まれり。手を伸ばし仰ぎ見る。
 

 
(25) 2022/04/14(Thu) 19:30:11

【人】 豊里

 
          香 花 ふ 心 人
          に  ぞ る  も は
          に  昔 さ 知 い
          ほ  の  と  ら さ
          ひ    は  ず
          け
          る


[人の心は移ろい変われども、美しきは褪せることなく。]

 
(26) 2022/04/14(Thu) 19:36:50

【人】 豊里

 
[憎しみを生まず、人に愛されるものを作りたい。
 そう願いはしているけれど、それは容易い事ではない。
 どんなものであれ、誰かにとって好ましいものは、
 別の誰かにとって厭わしいものであることが儘ある。


    銃だってそうだ。
    その所為で負傷したり、命を落とす者がいる一方で、
    守られ、命を救われた者もいる筈。
    銃の本質は"殺傷する事"であると思うので、
    きっと前者の方が多いのだろうけれど……。


 "誰かに愛されるもの"と定義すると難しい。
 対象が不確かで曖昧過ぎるからだ。
 だから真希奈は、
 まず"自分が愛するもの"を作ろうと思っている。
 其れは独りよがりでしかないのかもしれないが、
 確かに"自分"という、其れを愛する人間がいると云えるから。
 同じく其れを、愛してくれる人が他にもいれば、万々歳だ。]

 
(27) 2022/04/14(Thu) 19:39:45

【人】 豊里

 
[私はきっと、名匠になることは出来ないだろう。
 それでも構わない。称号も、称賛も必要ない。



      そもそもそれらの賛辞は、
      一握りの人間にのみ与えられるものだ。
      そうでない者は悪である……という話ではない。]
 
(28) 2022/04/14(Thu) 19:41:12

【人】 豊里

 
 
 
  
"特別"
になれなくても、ただ
自分
らしくありたい。

                 
……私はそう思っているよ。**

 
 
 
(29) 2022/04/14(Thu) 19:44:36

【人】 九朗

[あちらへふらふら。
こちらへふらふら。

風に舞う薄紅の花弁のようにとめどなく、人の流れに流されて。
気づけば淡い色の金平糖が荷物の中に増えていた。>>23

それでも堀之内の端から端まで歩いていれば、いつかは薄墨神社の石段前に着くというもの。
長い石段のふもとに探していた褐色髪の長身を見つけて、九朗は荷物片手に手を振った。]


 あぁ、居た居た。
 探しましたよ。


[探していたのは事実なのだが、一二三はあきれた顔で「探したじゃねぇだろう」と肩を落とした。
だがまぁ、十分に祭りを堪能している様子の九朗を見れば、一二三でなくともそう言いたくなるだろうか。]
(30) 2022/04/14(Thu) 22:47:00

【人】 九朗


 やだなぁ、ちゃんと探してましたよ?
 あ、喉かわきました?
 一二三の分もお茶買ってありますよ。


[そう言って買った荷物の中から、封を切っていない竹筒の茶を渡す。
一二三はいくらだった?と言いながら受け取ったが、九朗はいいよと首を振る。]


 そういえば、途中で澤邑のおじさんに会いましたよ。
 子猫を飼い始めたと聞いたんですが、随分かわいくて。


[ご隠居の腕に抱かれてすやすやと眠る子猫の愛らしさを思い出し、口元へ手を当ててくすりと微笑んだ。*]
(31) 2022/04/14(Thu) 22:47:29

【人】 澤邑


 だめだ、お前たちは先に店の前で待ってなさい

[ >>24こゆきは孫たちの仕打ちがよほど嫌なことだと刻まれているのか、澤邑の腕から降りようとしない。
 背伸びして触れようと孫たちの手が伸びてくるのをいなして。こゆきは触られたところをせっせと毛繕いしているからよほど嫌なのだろう。
 孫たちもこゆきが可愛くて仲良くなりたくてしているのだがなにぶん子供と猫は相性が悪いものだ。]

 知らんぷりしてる方が、猫は寄ってくるもんだよ

[ そんなことを偉そうに孫たちに講釈垂れたかもしれないが、触りたくてたまらない子供たちには不満の残るものだろう。]
(32) 2022/04/14(Thu) 22:56:34

【人】 澤邑


  こゆきおいでおいで

[ 眠そうなことに気付かず、地面に子猫をおいたらんーと背伸びをして一度身震いするとしゃんとなった。紐の届く範囲でうろちょろしたり、小石を獲物に見立ててじゃれついている。

 今日は巾着を下げていて、その中に台所でささみを煮たものをガラスの容器に入れている。

 膝を叩いてみたがこゆきは寄ってくるだろうか。来なければそのまま足元で戯れているのを眺めている。*]
(33) 2022/04/14(Thu) 22:57:25

【人】 東天

[暫しの休憩を挟みつつ、観客がいる限り舞は続く。
休憩せねば、つける息も貰う暇もなくなるのだから。

その際に受け取るものは何だって良い。
重い軽いを気にはせず、受け取っている。>>22
たとえ面の下の笑みなど見えなくとも、声には礼の気持ちを載せて。


そして、人が入替れば、また新たに舞を始める。]
(34) 2022/04/14(Thu) 23:09:12

【人】 澤邑

[ 半刻になるかならないかくらいで子供たちが駆け寄ってきた。
 紙芝居が終わったのだろう。腹が減ったとか言っているがまだ昼飯には時間があるから、屋台に目移りして小遣いが欲しいのだろう。
 家で待っている人たちのお土産も一緒に買ってきなさいと、いくらか渡せば大喜びで飛び出して行った。きっと自分達の欲しいものばかりたくさん買って大人が喜ぶものは何も無いのだろうなぁとは予測がつくのだが、子供時分の頃の楽しみだろう。**]
(35) 2022/04/14(Thu) 23:09:16

【人】 九朗

[そういえば縫いぐるみに着けるリボンは買ったのか?と尋ねる一二三に、九朗はまだと首を振る。]


 どうせなら社務所の飾り紐をと思いまして。

 それにしても一二三、よくここで待ってましたね?
 待つなら神楽殿の前の方が確実だったでしょうに。


[そう九朗が疑問をそのまま口にすれば。
一二三は飲み終わった竹筒に栓をしつつ、なんでだ?と真顔になった後で

「九朗が俺の前を歩いてたんならはぐれるはずもねぇし。
 だったら俺の後ろを歩いてたんだろ?
 じゃあ石段の前で待ってりゃいいじゃないか」

と答えたので、今度は九朗の方がぽかんとした間抜け顔になった。]
(36) 2022/04/14(Thu) 23:09:26

【人】 九朗


 それはつまり…
 後から私が来るって、
 分かっていたからここで待っていたと?


[確かに神楽殿のある境内に入るにはこの石段を登らなければならない。
神楽目当てで混むだろう境内や神楽殿周辺ではぐれた相手を探すよりも、一本道の石段前で待つ方がよほど確かだ。

ただしそれは、相手がすでに石段を登って神社の境内に入っていないことが前提なわけで。]


 まったく…
 あなたには敵いませんね、本当に。


[実際一二三の後ろを歩いていたのは確かだが。
一二三の言い方では前を歩いていたなら見失うはずがないと明言したようなものだ。
言った男自身にその自覚があるかどうかは別として。

…いや、恐らくないのだろう。

竹筒を懐にしまい、シンプルな杖を手に取る一二三に、九朗はこの人たらしめと内心で悪態をつく。]*
(37) 2022/04/14(Thu) 23:09:38

【人】 東天

[初めに拍子などはない。
その身に染みつき湧き出す拍から、舞を紡ぎ出す。


空を掻く指はその爪の先まで神経を使い、
伸ばした足が描くのは脈々と計算され尽くした円、
扇の起こす風は花弁を纏って上へ下へ。
りん、と鳴る鈴で、舞に音が灯る。
通りすがる人々も、灯っていく音に振り向けば、
そこに狐面の舞手が居よう。


この舞は標。
神のためではなく、人のために。


いつしか生まれる拍子に合わせ、
舞は静と動を繰り返す。
空気をはらんだ袖は花弁を巻き込みながら撓み、翻り。
そうしてぴたりと止まる。

指先は東の天を指して]
(38) 2022/04/14(Thu) 23:09:48

【人】 東天

[それははるか昔の約束だという。

故郷へと彷徨い急ぐ二人がいた。
必死にその道を走り、待つ者がいる故郷の方角へと一心不乱に駆けるが、
………しかし、それは叶わなかった。
その片方がその道半ばで倒れ込む。
体がついに保たなかったのだ。
倒れた者は最期の力を振り絞り、連れに頼み込んだ。


"どうか、その綺麗な花咲く木の下へ埋めてほしい"
"そうすれば、それを標にまた会えるから"


故郷まではまだ遠く、息絶えれば連れ帰る事はできず。
連れの者は約束通り、近くの蕾の膨らむ木の下に埋めて、独り故郷へと帰って行った。]
(39) 2022/04/14(Thu) 23:11:14

【人】 東天

[暫くの後、約束通り会いに来た連れは困ってしまった。
様変わりした街道で、どうにもわからなくなったのだ。

朦朧とした意識で走っていて正確な場所もわからず。
その木がどんな花を咲かすのかもわからず。
ただわかるのは、綺麗な花が咲くだろう、蕾の膨らむ木の下。

──ならば。
綺麗な花咲く木の下全てで舞えば良いかと、
妙な開き直りをして、手始めに街道沿いの木の下で舞を始めた。]
(40) 2022/04/14(Thu) 23:11:35

【人】 東天

[──火が灯る。
暗闇の中、標となる燈籠の火を継いで。


 わたしはここでまっている。
 はるかむかしから、
 わたしはここでまっている。


──水面は流れていく。
長い時の中、途切れ継いだ場所など教えぬままに。


 ただ、ひとり、
 "わたし"はここでまっている。
 きみにあえるひをまっている。]
(41) 2022/04/14(Thu) 23:13:31

【人】 東天



[ただ、標を残してくれたのに忘れてしまったことを恥じて、
「合わせる顔がない」と面を被った。

だからこそ、外せるはずがない。]


 
(42) 2022/04/14(Thu) 23:14:20

【人】 東天

[今でもその約束通り、どこかを目指して会いに行く。
会いに行っては舞う、繰り返し繰り返し。
あの人が愛した舞を絶やすことなく、生きた証を灯し続けよと。
この舞を愛し惚れた者の巡礼の道として、その教えは今日も守られる。

綺麗な花咲く木と言う標。
こちらが示せるのは舞と言う標。]




[とん、と足を踏み鳴らせば。
りん、と、鈴が一度鳴り。
また一曲、舞は終わった。**]
(43) 2022/04/14(Thu) 23:15:24

【人】 豊里

 
[そろそろ、姫櫻の神楽が始まる頃だろうか。
 神楽殿の方へと向かえば、
 なんとか見るのに支障のない場所を確保できた。
 見物客が犇めく中、期待に胸を躍らせていた。


 旅籠の女将から、地元の女児たちが舞うのだと聞いて、
 榛名にはそういった風習があるのかと、
 自身の幼い頃を思い出す。
 もしかしたら、あったのかもしれない。
           でも真希奈自身はそういった催しに、
                参加したことはなかった。]

 
(44) 2022/04/14(Thu) 23:52:06

【人】 豊里

 
[姫櫻の神楽は、お囃子から始まり、
 可愛らしく着飾った小さな舞姫たちが登場する。
 旅芸人……玄人の舞とはまた違うけれど、
 何とも微笑ましく、自然と笑みが零れる。]


       (きっと、沢山練習したんだろうなぁ)


[小さな体を精一杯動かして、着物を翻し、くるりと回る。
 自分はやはり、世間を知らなすぎるのだろうな。
 自嘲するように、小さく笑って、

 
此処へ来て良かったと改めて思った。


 櫻を、祭を、職人街を見に、榛名へとやって来た。
 然し、此処へ来た目的はそれだけではない。
 知らずに大人になってしまった多くの事、
 今からでも知っていきたい。そう思ったからだった。


           姫櫻の神楽が終わると、
           胸をいっぱいにして旅籠へと戻る。
           明日は商業地区でお店を見て回って、
           午後の便で榛名を後にする予定だ。**]
 
(45) 2022/04/14(Thu) 23:55:17

【人】 虹彩異色症の猫

[ 知らんぷりをしている方が猫は寄ってくるという。

 もっともらしい祖父の言葉に、孫は如何にも不服そうな声を上げた。
 けれど澤邑が譲らないとわかると、兄弟連れ立って先へ言ってしまった。神社の屋台の方に興味が移ったのだろう。
 なんといっても今日は頼もしいパトロン財布がいる。

 境内の腰掛周りで猫が遊んでいる。
 最初名前を呼ばわった時は知らんぷりであったが、膝を叩く手と逆の手に持つ物に気付くとひょいと膝に飛び乗った。
 巾着袋の口から覗いた瓶の蓋を、匂いが漏れている訳でもないだろうのにふんふんと嗅いだり、前足で叩いたりしている。]**
(46) 2022/04/14(Thu) 23:57:06

【人】 九朗

[さぁて、そろそろ上がるかと。
石段の先を見上げる一二三に、九朗もそうですねと頷いて。

神が通る中心を避け、人の流れに沿い石段へ向かう。
出店で買ったあれやそれやを抱える九朗と。
自前の杖を手に歩き出す一二三。

その姿に今度は隣へ並び立ち、自分より頭半分は高い位置にある顔を面越しに見上げる。]


 肩、貸しましょうか?


[それに一二三は否と言いかけ。
散る桜の花弁を視線で追った後、からりとした顔で「頼むわ」と笑った。

石段のひとつを登る度、杖の先が石段を叩くこつりという音がする。
草履が静かに石段を踏むたび、祭囃子や人のざわめきに紛れて発条が重心の移動を補助してきしむ音がする。]
(47) 2022/04/15(Fri) 0:06:27

【人】 九朗

[一二三に合わせた歩みはゆっくりとして、
四歩、五歩、六段、七段 ――――

数えることを忘れた頃に長い石段が終われば、朱塗りの鳥居と、白と見紛うばかりに色の薄い花弁がしっとりと重なり枝垂れ咲く、櫻の古木が二人を出迎えた。>>9>>25

そろそろ神楽が始まる時間だろう。
場所が悪くてよく見えなかったでは、後で姪にへそを曲げられてしまうかもしれない。
そうなれば布団に籠って全力で怒りを主張した、幼いころの妹再来である。

借りていた肩から手を放し。
正面は無理でも、姪の舞う姿が見える位置が空いていればいいですねと互いに言いあいながら、二人の歩みは神楽殿へ向かう。**]
(48) 2022/04/15(Fri) 0:06:43

【人】 澤邑


 ふふ、こゆきは賢いね

[ >>46最初のうちは名前を呼ばれていても耳だけ動かして無視していたのに、容器に気づいたら膝の上へひょいと飛び乗った。入れ物の蓋を気にして匂いを嗅いだり、焦らすなよという様に手を伸ばしている。

 ちょっと待ってねと、蓋を開けて水煮の肉を繊維に沿って小さく分けてこゆきへと渡す。こゆきが要らないとなるまでそんなことをしていた。そんなに多くは持ち込んでいないからもしかしたら無くなったかもしれない。
 その時はもう無いよと、空の容器を子猫に見せただろう。

 そうしているうちに、買い物も終えて、両手に袋をいくつかとりんご飴に齧り付いている孫たちが戻ってきた。イカ焼きやらもろこしやらなんだか色々買ってきたようだ。]

 おもちゃのくじなんかは引かなかったのかい

[ 子供たちに問うと、買ってよかったの?なんていじらしいことを言ったから、帰り道にあったら引くといいよと言って、自宅へ戻ることにする。
 こゆきといえばやっぱり孫が来たら澤邑の腕の中に避難していただろうか。孫たちにはやっぱり先を行かせて、こゆきとゆっくり跡を追う。*]
(49) 2022/04/15(Fri) 5:18:32

【人】 澤邑

[ >>38狐面の舞手の踊りの意味なんて全く知らないままだ。子供の頃に見た姿のまま、桜の下で思い出がそのまま形になってそこにあったような気がした。

 もちろん性別が途中の代替わりで違っていた時期もあるとか、そんなことにも気づいていない。

 3日目の今日も舞手はいたのだろうか、孫たちがもしそれを見ていたら自分のように大人になった頃に、同じことを思うのかもしれない。そして、年寄りと猫と一緒に歩いた事を思い出してくれるだろうか。

 島が薄紅色に染まる頃の幻みたいな風景が、自分にも子どもたちにも懐かしく美しいものとして刻まれている。**]
(50) 2022/04/15(Fri) 5:34:20