人狼物語 三日月国


225 秀才ガリレオと歳星の姫

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【墓】 エウロパ



   小道具の中から燭台を見つけると
   それを少し遠くに置いて、
   ユスティに火をつけて欲しい、と頼む。
   自分ですればいいんだろうけど
   私は火に関する魔法が極端に苦手だった。
   誰かを巻き込みそうな場所で
   火を扱うのは私にはまだハードルが高い。

   
  
(+4) 2023/10/13(Fri) 0:20:13

【墓】 エウロパ



   私の相談に君は真剣に応えてくれる。>>+2
   あんまり具体的なことを聞いたわけじゃないのに
   分かりやすく、私の問題を指摘してくれて。

 
(+5) 2023/10/13(Fri) 0:20:26

【墓】 エウロパ



   問題はどうやって加減するか。
   自分では加減したつもりでも
   他の人にとっては加減出来てない、なんて
   私にとってはよくあること。

   方法が分からなくて困ってるわけだけど
   実際にやってみるのが早い、と
   ユスティに促される。

  
(+6) 2023/10/13(Fri) 0:21:00

【墓】 エウロパ



   
   「大丈夫、かな。

    ユスティに怪我させたり、しないかな……。」



  
(+7) 2023/10/13(Fri) 0:21:20

【墓】 エウロパ



   躊躇いを見せるものの、
   実際にやらなければ身につかないのは分かってる。

   大きく息を吸って、覚悟を決めると。

   ユスティの手はそのままに
   さっき火を灯してもらった燭台の方を見る。

  
(+8) 2023/10/13(Fri) 0:21:48

【墓】 エウロパ



   「あの燭台の火を、消したいんだ。
    燭台を倒すことなく、火だけを消すような風を
    魔法で起こせたらいいんだけど……。」


   普段の私の魔法制御を考えると
   何も考えずに魔法を放てば
   燭台までなぎ倒してしまうと思う。

  
(+9) 2023/10/13(Fri) 0:22:18

【墓】 エウロパ



   
「悠久の時を巡り続ける星のように。
    ―――――安寧の風をこの手に起こせ。」



   詠唱とともに、火を消すための風が巻き起こる。
   その風は火を消すには強すぎるもので―――――。*

  
(+10) 2023/10/13(Fri) 0:23:57
村の更新日が延長されました。

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【人】 ユスティ



   「これだけで問題児扱いされるほど
    普段の素行まで悪くないよ。


       だからびっくりしたんだろうね。
       あのユスティがそこまで言うなんて、って。」


(6) 2023/10/13(Fri) 21:30:45

【人】 ユスティ



   だけどエウロパはその言い方が嫌だったようで、
   言い方が悪かったと謝ろうとも考えたのだが
   今はそれよりも不安を拭う方が先だ。

   秀才をなめてもらったら困ると
   口ではなく行動で証明してみせよう。


   部屋に入るとエウロパが蝋燭に手を伸ばす。
   火をつける練習かと思えばそうではなく
   どうやらつけた火を消すための練習だと知れば
   ユスティは観察するようにその様子を見守っていた。


(7) 2023/10/13(Fri) 21:31:47

【人】 ユスティ



   蝋燭を立てて火を灯しながら
   ユスティはそれとなく尋ねてみる

   たとえ繊細になるべき話題でも
   話してもらえるならヒントがあるかもしれない。
   それなら聞かない後悔より聞く後悔を選ぶべきだ。


   それはともかくとして
   エウロパが選んだ特訓は
   彼女を象徴する風の制御。

   かなり難しい部類のものを選ぶのも意外だけど
   それだけ信頼されているということなのか。

   真剣なエウロパをよそに
   顔が綻びそうになるのを必死に抑えていた。


(8) 2023/10/13(Fri) 21:34:25

【墓】 エウロパ



   言いながら、袖をまくって腕を見せる。
   よく見ればそこには火傷の痕が見えるはず。
   私の家族では痕までは消せず、
   自分でも消し方が分からなくて。
   火傷の痕を意図的に隠したりはしてないから
   何処かで知られててもおかしくはないかな。


 
(+11) 2023/10/14(Sat) 5:07:58

【墓】 エウロパ

   

   どうして風を選んだか、っていえば
   氷の次に得意な魔法でもあるからだけど
   氷を飛ばしてモモイ先生の腕を落とした出来事が
   頭に過ってしまうからで。


   もし、ユスティにどうして氷の魔法じゃないの?
   って聞かれたならモモイ先生の講義のことを
   話すことになるけれど。

 
   風の制御が難しいのは理解しているつもり。
   この前空を飛んだのは偶然に近い成功。
   あれを安定して成功させることは出来ない。
   空を飛ぶまでいかなくても
   今の私では難しいだろうと思う練習を選ぶのは
   隣にいるユスティへの信頼から。

  
(+12) 2023/10/14(Sat) 5:08:58

【墓】 エウロパ


   
   成功させたいって想いだけで簡単に成功するほど
   制御の練習は甘くない。


   燭台を吹き飛ばしかねない風が巻き起こって
   どうしよう、やっぱりできなかった、って
   動揺してしまったのが伝わったのか。


  
(+13) 2023/10/14(Sat) 5:09:56

【墓】 エウロパ

  

   まだ、成功したとは言えない。
   風を止めた後、ユスティから手を離す。


   「ユスティ……?
    いま、何を……どうして…?

    魔力、が……。」



   何が起こったのかはわかる。
   だから私が聞きたいのはそこじゃなくて。

  
(+14) 2023/10/14(Sat) 5:12:31

【墓】 ユスティ



   腕が焼け落ちるなんてよっぽどの事
   その大袈裟なことが起きるから
   彼女は天才と呼ばれている。

   想像が力になるこの世界では
   被害妄想ひとつでさえ凶器になってしまう。


(+15) 2023/10/16(Mon) 0:39:04

【墓】 ユスティ



   論より証拠と重ねた手が
   もたらすものは小さな成功体験。

   力を抑えることを知ったエウロパの力で
   蝋燭は倒れず火だけが消えない。

   本当の成功とは呼べないかもしれないけれど
   こうした小さな成功の積み重ねの先に
   大きな成功は待っているというもの。


   ひとつ積み重ねるエウロパの傍らで
   ユスティもまた小さな成功を得ていた。


(+16) 2023/10/16(Mon) 0:43:45

【墓】 ユスティ



   「魔力は水と同じだ。
    水がふんだんに湧き出る泉もあれば
    ほんの少しの水しか得られない泉もある。」


(+17) 2023/10/16(Mon) 0:44:36

【墓】 ユスティ



   「そうだとしても
    オアシスになれないとしても
    水を汲む器を大きくすればいい。

         全部独りでやらなくたっていい。」


(+18) 2023/10/16(Mon) 0:46:11

【墓】 ユスティ



   とはいえエウロパから流れ出た魔力は
   ユスティ自身が生み出すものとは
   スケールがまるで違う。

   慣れない魔力を身体に馴染ませる
   その訓練をずっと続けたことで
   エウロパの魔力を受け止めることだけは
   自然に出来るようになるまで練り上げた。

   エウロパのことを受け入れた日から
   完成までほとんど時間がかからなかったのは
   この事が最後のピースだったのだと
   今になって気づくことになるなんて。



(+19) 2023/10/16(Mon) 0:49:25

【墓】 エウロパ


 
   理屈じゃなくてやってみればいい。
   ユスティのおかげで火だけが消えて
   失敗だったはずの制御が小さな成功へと変わる。

   自分一人では絶対にこの感覚を掴むことは出来ない。

   以前モモイ先生が言ってたのは
   ユスティのことだったんだ、って。
   今更納得してしまうんだ。


  
(+20) 2023/10/16(Mon) 19:18:21

【墓】 エウロパ



   
「汲む、器……。


       そんなこと、できるの……?」

  
(+21) 2023/10/16(Mon) 19:18:41

【墓】 エウロパ



   疑問はすぐに消えていく。
   見せられた掌は、傷一つついていない。
   多くの魔力を受け入れたはずなのに、
   魔力が入りきらずに身体が壊れることはなく。

   器を大きくするまでにどれほど努力をしたんだろう。
   私が努力を怠っている間に
   一人で、どれほど頑張ってきたんだろう。

  
(+22) 2023/10/16(Mon) 19:19:29

【墓】 ユスティ



   「出来る確証はなかったけど

         なんとか乗り越えられたよ。」>>+21


(+23) 2023/10/17(Tue) 22:45:18

【墓】 ユスティ



   出来るかどうかを考えるより先に
   身体が動いていたのだと

   努力家だけが持つ成功への異様な執着が
   皆が不可能と思うことさえ可能に変える。

   生半可にやってきたつもりはないと
   その自信もエウロパには伝わっただろうか。>>+21


(+24) 2023/10/17(Tue) 22:45:35

【墓】 ユスティ



   「そう。

      それなら寂しくもないでしょ?」


(+25) 2023/10/17(Tue) 22:47:28

【墓】 ユスティ



   いつかは自分の魔力を正しく操り
   誰が相手でも制御しなければならない。


   それでも乗り越えるために今、
   独りにならないことが必要なら
   これくらいでバチは当たらないはずだ。



(+26) 2023/10/17(Tue) 22:48:14

【墓】 ユスティ



   思い出が詰まった髪飾り。
   二人の過去を鮮明に語れる唯一の生き証人。

   だけど今度はいままで通りじゃだめで
   皆変わっていかなければならない。

   それでも変わらずにありたいという心は
   あの日から変わらず輝き続ける思い出に添えて

   過去と今を愛するように花に飾って捧げよう。


(+27) 2023/10/17(Tue) 22:51:49

【墓】 ユスティ



   せっかくだから彼女に似合うものにしようと
   夜通し考えていた結果が功を奏した。

   彼女を一度拒絶してしまった罪が消えなくとも
   これで彼女の助けとなれるのならいいと。


   贖罪にも似た感情に光を注ぐように
   エウロパの手に添えられた花束が美しく輝く。
   それはまるで花嫁に捧げるプロポーズのようで。


(+28) 2023/10/17(Tue) 22:52:58