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【見】 トレジャーハンター プルー嫌な予感がした。 席を立った男を追いかけたのはそんな理由だ。 なんか変なコトしてたらとっちめてやりましょ、だなんてシトゥラに声をかけて――― そうして、キエとトラヴィスの姿を見た。 その会話を、耳にした。 「 全ッ然、良くはないわね!!! 」叫ぶと同時に、地を蹴った。 月明かりに照らされた舞台に土足で上がり込み、キエに伸ばされた白い手を掴む。 「なにしてんの、トラヴィス」 「なにを願ってんの、アンタ」 プルーは無干渉を辞めた。 プルーはいつも通りを、辞めた。 (@5) 2021/10/24(Sun) 17:15:09 |
【見】 トレジャーハンター プルー>>@6 シトゥラ 「いや殺すのはよしなさいよ止める意味無くなるじゃない……」 どうどうどう……と宥める。死は、死のため。 >>@7 お馬鹿! 「は?なによそれ。 アタシ達が、トラヴィスが一回舞台の上に戻ったからって見捨てると思ってんの?」 「んな訳無いでしょ」 「舐めんじゃないっての。 アタシ達はねぇ、アンタがトラヴィスだから一緒にいるの。オーケー? 得たもので多少トラヴィスが変わったとこで離れないわよ。 大体、そのぐらいの変化が許容できないプルー様だと思って?」 けどね。そう前置いて、女は笑みを消した。 「トラヴィスがトラヴィスでいる土台を削るってんなら、話は別」 貴方の手を握ったまま、女の赤は貴方の赤を見据える。 「……先は変えられるし、変わらない選択もできる。 けど、やってきた成果は無くそうと思っておいそれと消せるもんじゃないでしょ。 何があろうと、それがどんなものだろうと、その道を歩いてきたからアンタが今いるの。 それを忘れたらアタシ達の前からアタシ達の知るトラヴィスが消えるってコト、わかってんの?」 (@8) 2021/10/24(Sun) 18:55:57 |
【見】 トレジャーハンター プルー>>@9 「じゃ、これから覚えていきなさい!」 女は、目の前の男が既になにかを欠いていると知らない。 女は、いつか貴方の変化に気付く事もあるだろう。 けど、それは今ではない。 「トラヴィスが望むなら、そのままでいいの。 トラヴィスが望むなら、少しずつ変わってもいいの」 言葉は常のようにはっきりと。 眼差しはまっすぐに貴方を見据える。 「知りたい?なら聞きなさい。 信じたい?なら信じなさい。 アタシ達が、居なくなれば? はん!今のトラヴィスにはしてあげないわ。 意地でも離れてあげないんだから!」 固く手を握る。 手放さないと、行動で示す。 「間違いも間違い、大間違いよ。 あのねぇ、トラヴィスにはアタシ達がいるでしょーが。 悩んだなら、相談して助けを求めなさいな。 アタシ達、トラヴィスが寂しくないようにするだけじゃなくて、そういう話をする事だってできんのよ。知ってた?」 そう笑って、空いている手で頬に触れた。 濡れてしまったなら、そっと指で拭っただろう。 (@10) 2021/10/24(Sun) 20:39:02 |
【見】 トレジャーハンター プルー>>@11 謝罪の言葉と、礼を聞いた。 にっと女は笑う。 「いいって事よ。結果的に間に合ったし、問題なし!」 過去も今も未来も、全部飲み込んで。 そうしてやり直せばいい。 此処ではそれができる。此処なら、何度だって。 「ふふん。ちゃーんと掴んでエスコートしてあげる。 だから、アタシとシトゥラから目を離しちゃダメだからね!」 特にアタシ、目を離したら何するかわからないわよ? そんな事を言って、女は笑う。 参照:開始時のトラヴィスの部屋 ―――視線が噛み合う。 刹那の間でも、女の赤はしかと貴方を捉えただろう。 視線が外れれば、引っ張ってきたもうひとり。シトゥラへと視線を移す。 ……先ほどまでだいぶ物騒な事を言っていたけれど、大丈夫かしら? (@14) 2021/10/24(Sun) 22:13:36 |
【見】 トレジャーハンター プルー (@23) 2021/10/25(Mon) 1:22:48 |
【見】 トレジャーハンター プルー「……ま、いっか」 思考を一旦放棄した。 空けられた場所にするりと入る。 プルーにとってはここが、今の居場所。 「アタシを選ぶなんてお目が高いじゃない。 退屈しない毎日にしてあげる」 背に回した手に力がこもる。 「だから、アタシ達の事もちゃんと見ててよね」 舞台の上から。観客席から。 見えるものが、立ち位置が違っても。 目を向けてくれれば嬉しい。 言葉を交わせたら嬉しい。 いつも通りでもそうじゃなくても。 そうできればそれで、女は満足だった。 (@24) 2021/10/25(Mon) 1:24:00 |
【見】 トレジャーハンター プルー>>修羅場 女はされるがままだっただろう。 腕に力が篭ろうと、抜け出そうとはせずに静かに――― 「痛い痛いトラヴィスちょっと物理的に胸が苦しいし潰れる」 いつも通り煩かった。 なんでこんなに修羅場なのよぅ……の顔。 でも、シトゥラの言う事もわかりはするのだ。 いやごめん人殺したってのはちょっとよくわからないし聞き間違えたのかもしれない。なんて?? ……まぁ、その辺りはひとまず横に置いておく。 詳しく聞いていたら折角の夜が再び明けてしまいそうだったから。 → (@47) 2021/10/27(Wed) 0:27:33 |
【見】 トレジャーハンター プルー「……アタシの結論はもう出しているけど、説明、後でちゃんと聞くわ。シトゥラの話も合わせてね。 今聞かなくても、この状況でシトゥラが許せない気持ちになる事は……アタシはこうするけど、理解はできるもの」 シトゥラが一度手を離すのなら……いや、そうでなくても。 プルーはトラヴィスを掴んでいる。 今、目を離したら消えてしまいそうなのはこちらだと判断した。 落ち着いたと判断すれば、女はシトゥラへ話を聞きに行くだろう。 説明と、貴方の話を聞きに。 貴方の気持ちと感情を整理するために。 → (@48) 2021/10/27(Wed) 0:28:10 |
【見】 トレジャーハンター プルー言葉 と、離された腕に。 大丈夫かしら?と一度だけ見上げて、一歩下がる。 「あらあら?そんな事言っちゃって大丈夫?アタシ、とびっきりのを期待しちゃうわよ? いつもみたいにクローバーで誤魔化されたりはしないんだからねっ!」 ヒント:されたら誤魔化される ふふんと笑う喧しい女はいつも通りだ。 三人の間に流れる空気はまだいつも通りじゃないけれど。 たぶん、話してぶつかって、吐き出せば新しいいつも通りができるのだと、女は思う。 ならなければ? ……頑張って作るしかないわね! 「食事はトラヴィスが用意してくれるんでしょ? なら、アタシは飲み物でも貰ってこようかしら。 シトゥラは……ストレスが大丈夫になったら言ってちょうだい!できれば夜の内に!」 無茶を言う程度に、離れようとすれば手を掴みに行く程度に。 女は貴方達に甘えている。我儘を言えると思っている。 肯定の言葉がひとつでも返ってくれば、女はバビュンっと調達に行くだろう。 時間はたくさんあるけれど、夜はそう長くはないから。 (@49) 2021/10/27(Wed) 0:43:17 |
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