【人】 三年生 堂本 明菜[『堂本青果店』はかごめ商店街では古株に入る店だ。 地域密着、地産地消を目指し、見目好し味好しを守り続け、 昔はそれはそれは繁盛していたらしい。 しかしよくある話、近年は大型スーパーに客を取られ、 客足は減っていくばかり。 それでも野菜に関しては一切妥協しない、 野菜馬鹿ともいえる父親の信用がなせる技か、 その人柄のおかげか、 今でも利用してくれる常連さんは少なくはない。 彼、神田京平もその中の一人。>>63] 準備が大変だけど当日は並べるだけだしね。 トウモロコシに代わる目玉商品になれたらいいけど。 [そういいながら京平が言うように、 特製の甘辛いタレで香ばしく焼きあげた焼きトウモロコシを 楽しみにしている人は多い。 相手が強敵であることは明菜が一番よく知っている。 だから、こうやって地道に声をかけていくつもりだった。 昔から機嫌が悪いのかと心配されるような表情が標準の 明菜が宣伝して、どこまで効果があるかはわからないが。] (99) 2021/07/21(Wed) 20:54:28 |
【人】 三年生 堂本 明菜 ……倒れられたら困るだけだから。 [小さく聞こえた言葉は端しか拾えなかったが、 なんとなく言わんとしたことを察し、ぽそりと返す。 その言葉にどんな感情が含まれているのかは、 表情から読み取ることはやはり難しかったかもしれない。] (100) 2021/07/21(Wed) 20:56:18 |
【人】 三年生 堂本 明菜……大丈夫? 四人で持った方がいいんじゃない? [重そうに看板を運んでいた朱鷺也と柊一に京平が手伝いを 申し出たがそんなに戦力にはなっていない様子。>>65 二人より三人、三人より四人だろうと少しばかり先導した後、 そう声をかけて空いてるスペースへと歩み寄った。 明菜はこれでも一応は運動部だ。 家の手伝いで野菜入り段ボールを持つこともある。 もしかしたら京平より力になれるかもしれない。 そう思ったのだ。 もし誰かに止められても頑固親父よろしく、 頑固な面を受け継いでしまった明菜からは 「大丈夫」なんて言葉が出ただろう。] (105) 2021/07/21(Wed) 21:02:30 |
【人】 三年生 堂本 明菜[その後ちゃんと持たせてくれたかどうかはさておき、 無事に運び終われば一息ついて] お疲れ様。 みんな怪我しないように気を付けてね。 ……あ、そうだ。 今年の堂本青果店はきゅうりの一本漬けも出すから 焼きトウモロコシ以上に御贔屓にしてくれると嬉しい。 [なんて宣伝も忘れずに。 愛嬌のある顔で言えれば良かったのだけれど、 生憎そんな顔は持ち合わせてはいなかった。*] (106) 2021/07/21(Wed) 21:03:13 |
三年生 堂本 明菜は、メモを貼った。 (a35) 2021/07/21(Wed) 21:56:18 |
【人】 三年生 堂本 明菜[かごめ商店街には他にも様々なお店が軒を連ねている。 例外もあったかもしれないが基本持ちつ持たれつな ところもあって。 自転車を購入する時は朱鷺也の実家である『ハスミ自転車』で 弟共々お世話になった。 小さい頃は、お手伝いに飽きたら「遊ぼ?」なんて言って お店を覗いていたこともあったか。 去年父親が倒れた折に声をかけられれば>>69] ん、熱中症と疲労だって。 今は至って元気。 もうちょっと大人しくなってくれてもいいんだけど。 心配してくれてありがとう。 [当日の様子を知る人がいればとても取り乱していた ことが知れようが、今はすっかり普段通りに返事を 返したことだろう。 そっちは変わりない? なんて世間話をするように 質問を打ち返したら、会話はどこまで続いたかな。] (177) 2021/07/22(Thu) 2:46:40 |
【人】 三年生 堂本 明菜[『服飾店篠田屋』は最近商店街に仲間入りしたお店。 新しいお店が入ると聞いた時は、この商店街がより 活気づくといいななんて思いながら、 挨拶ついでにオープンしたお店に足を運んだ。 二つ下の可愛らしい女の子がいたので、 「何かわからないことがあったらなんでも聞いてね」 なんて先輩風を吹かせてみたけれど、 教えてもらうことが多かったのはきっとこちらの方。 おススメされた服があれば一,二着くらいは買った こともあっただろう。 花が綻んだような笑顔を浮かべる小牧を見れば、 男の子はこういう子を好きになるんだろうなぁなんて 密かに思っていたりもするのだ。] (178) 2021/07/22(Thu) 2:47:45 |
【人】 三年生 堂本 明菜[しばらくして、それぞれ方方へと散ることになったら、 明菜は屋台列の方へと足を向けた。 設営も販売もご近所さんに手伝ってもらうと言っていたが、 集中すると水分補給を忘れるものだから、 釘を刺しに行こうと思ってのことだ。 先ほど『花巻庵』のことを考えていたからだろうか、 向かう途中でちょうど楓>>163に会った。] 久しぶり だね? あれ、右目どうしたの? 大丈夫? [相手が気まずく思ってるなんて、きっと気づいてはいない。 やりたいことがあるのは良いことだから、 高校でもバレーをやっているのを知る機会があったなら、 頑張ってるなぁ、なんて応援していただろう。 どこかへ向かう途中のようだったから、 急いでるならば会話もほどほどに切り上げるし、 何か手伝えることがあるなら、手伝うよなんて声をかける つもりで、とりあえず気になった眼帯について尋ねてみた。]** (181) 2021/07/22(Thu) 2:56:42 |
三年生 堂本 明菜は、メモを貼った。 (a55) 2021/07/22(Thu) 3:04:58 |
【人】 三年生 堂本 明菜― 回想:小牧のこと ― [堂本青果店には娘の他にもう一人、 中学生になった息子がいる。 父親の陽の面を受けついだような性格で、 お客さんたちにも受けがいい。 それは商品の名前も全て憶えられてはいないけれど 堂本青果店も安泰だね、などと言われるほど。 まだまだやんちゃ盛りだから、 店の手伝いに立つことは少ないけれど。 だけど最近は、進んで手伝うこともあって。 何を企んでるんだろうとよく観察すれば、 すぐにその理由も知れることとなる。 小牧がお使いに来た時>>187だけ明らかに テンションが違ったのだ。 恋なのか憧れなのか目の保養なのかまでは知らないが、 店や近所ですれ違えればラッキーぐらいの弟を尻目に 姉は堂々と小牧の店を再訪していた。 以前接客をしてもらった時に買ったシャツ>>187が 使いやすかったからだ。] (284) 2021/07/22(Thu) 21:07:07 |
【人】 三年生 堂本 明菜またおススメアイテムあれば聞きたいな。 [その理由を話せば喜んでくれたかはさておき、 小牧がいたなら世間話でもするように そう尋ねることになっただろう。 服屋の店員に話しかけられるのは苦手だが、 小牧の言葉は変に緊張せずすんなりと聞くことが出来る。 篠田屋も安泰だねなんてどこかで聞いた台詞を零しながら、 きっと小牧のおかげで明菜のオシャレレベルが (6)1d10くらいアップしたのではないだろうか。 人形の洋服のことを知れたなら、 ]それは全力で顔を横に振ることになっただろうけれど。 (289) 2021/07/22(Thu) 21:10:23 |
【人】 三年生 堂本 明菜― 回想:父親の話 ― [昔から、八百屋の娘というのがコンプレックスだった。 スーツをビシッと着こなす会社勤めの父親がいて、 オシャレな庭付きの家に住んでる子が羨ましかった。 同じ自営業でも楓のような和菓子屋やケーキ屋だったら 良かったのに、なんて楓にぼやいていたことも あっただろうか。 別に野菜は嫌いではない。 旬ものが毎日食卓にあがるのはさすがにげんなりする こともあるけれど。 ただ父親のいい加減さや調子の良さが、 嫌気がさす原因の大本だったような気もする。 昔、小学校で 自分の名前の由来を親に聞いてきましょう なんて宿題が出た時なんかが代表的で。 菜という漢字を入れる辺り大した由来など 期待はしていなかったのだが、] 「生まれた時に特売していた野菜の頭文字をとった!」 [と悪びれもない様子で宣言された時は さすがにブチ切れた。] (293) 2021/07/22(Thu) 21:20:14 |
【人】 三年生 堂本 明菜[そのまま家を飛び出して、どこか遠くへ行こうと思いつつも 小学生の足でははないち神社が精いっぱい。 本殿に続く石段の途中に座り込み、持ってきてしまった 宿題のプリントをぐしゃぐしゃにして 怒りのまま階下へ投げ捨てた。 そんな具合で思春期や反抗期もばっちり通過していったから、 不仲だとか噂されても間違ってはいなかったりする。 喧嘩してない時であっても、 この顔であるから誤解されることも 多々あっただろうけれど。*] (294) 2021/07/22(Thu) 21:21:33 |
【人】 三年生 堂本 明菜― 回想:夕鶴と ― [そんなことがありつつ迎えたいつかの夏休みも お店の手伝いはちょくちょくしていて。 店の軒先が賑やかになったと思ったら静かになって、 どうしたのかなって顔を出したら兄弟かと思われる子が 三人、スイカを見つめて呆然としていた。>>204 尋ねればスイカ割がしたいけどお金が足りない ということは教えてくれたかな。 父や母が対応に出てくれば困ったように 「親御さんは?」なんて聞いたりもしていただろう。 子ども相手とは言え足りない分を値引きは出来ない。 それを察したら明菜は奥へと引っ込んで、戻ってくるなり] 混ぜてくれるならアタシも出すよ! [なんて、兄弟たちに抱えた貯金箱を見せたんだ。 6つ下の弟も連れまわせる時期だったなら一緒にと頼んで、 承諾してくれたなら、スイカを買っていざスイカ割り! なんて意気込んで商店街を駆ける姿があったかも。 だってスイカ割りなんてイベント滅多にないから、 知らない子とでもきっと楽しめると思ったんだ。 祖父母がお店のお客さんで顔見知りだったなら、 親も止めはしなかっただろう。*] (295) 2021/07/22(Thu) 21:32:56 |
【人】 三年生 堂本 明菜[サツマイモのエピソードを聞いたなら、 撫でる手は止めずに黒鉄を見つめて] そうなんだ、サツマイモ好きなの。 ……うちは父さんが飼うの 許してくれなかったから羨ましい。 [それでもファン、という言葉を聞いたらきっと喜ぶだろう。 そう思ったから夜に話してみたら やはり悪い気はしなかったようで、 後日買い物に来てくれた時、売り物にならない小さな サツマイモを奥から持ってきて] ファンサービス、だって。 これからも御贔屓に。 [なんて言いながら人差し指を口元にあてて、 そっと袋の中へ入れることもあったっけ。*] (300) 2021/07/22(Thu) 21:47:20 |
【人】 三年生 堂本 明菜― 回想:美術室の犬のはなし ― ……可愛い…… [多分に漏れずそんな感想を漏らしながら 写生の授業をしていた時があった。>>113 美術室に犬がいるという噂は耳にしていたが、 まさか写生のモデルとして邂逅することになろうとは。 丸まって寝ている姿も、ちょいちょいと耳をかく姿も、 欠伸をする姿もどれも愛らしくて ちっとも筆が進まないことに注意を受けたっけ。 出来上がったものは96点くらいの出来栄え。 犬が可愛すぎたのだから仕方がない。 授業が終われば次の授業ギリギリまで犬を撫でて、 美術室を飛び出していくことも多かった。] (314) 2021/07/22(Thu) 22:19:43 |
【人】 三年生 堂本 明菜[見つめた視線は反らされた気がしたけれど、 お面があったから確かめることは出来なかった。 だから当然その理由も聞くことは出来ずに、 視線は看板を持つ二人組の方へ。 京平とは学年が同じであるから同じクラスになったことも もちろんあって、その時もお面をつけていたのなら 一番に目がいった。 赤面症だからと本人か、友人伝手で聞いたから、 特に今までそれ以上言及したことはないけれど。 口元しか見られないのは やっぱりちょっと寂しい気がした。*] (342) 2021/07/22(Thu) 23:52:17 |
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