【人】 女子大生 ミオン……ここ、どこ…… [身体を横たえて寝ていたのなら、 自室のさらりとした雪原の様な天井や、 趣味で自作したシャンパンゴールドのレースの天蓋が見える筈なのに。 どう見えても古き良き日本家屋のものといった天井から視線を移すと共に、身体をゆっくりと起こす。 着ているのはパジャマではないし、布団も被っていないし、そもそも寝床に居なかった。 畳に、転がされていた?と思えて、 背がぞくりとした。 枕も無しに寝ていたからだろう身体の痛みだけで、 他に不調を訴えるところが無いし拘束なんてされていなかった事には、少しだけ安堵するけれど] (56) 2020/02/01(Sat) 20:02:51 |
【人】 女子大生 ミオン[見た事もない和室は、 己の知る"普通の宿の一室"とは少し違っていた。 御帳台や衝立や御簾といった現代では不要なものはあるのに、 テレビだとか冷蔵庫だとか、和室と言えど宿に備わっているべきものが無い。 本格的な"平安"を模した部屋の様だった。 大学では文学部で、日本文学を専攻しているから ちょっとこの作り込みには興味をそそられるけれど、 そんな場合ではない。 近くにいつも持っていた鞄が置いてあって、 スマホはあったけれど電源が入らない事に眉を顰める。 でも無くなった持ち物は無さそうだった。 幼い頃から仲の良い友達とお揃いでつけている虎?猫?のマスコットもちゃんとそこに居て、もう少しだけ安心出来る。 手入れをしているからいつまでも肌触りの良いその子の頭を優しく撫でで、勇気を分けてもらう。 ……誰かいないのかなという事より、 これはどういう状況なのだろうと部屋を見渡して、 行燈に照らされた掛け軸に気付いた] (57) 2020/02/01(Sat) 20:03:03 |
【人】 女子大生 ミオン……えーと ……セ……… [――ックスしないと出られない部屋、と、 無駄に達筆で書かれている。 ははあ、と合点がいく。 ドッキリだな?と、部屋をぱたぱたと歩き回ってカメラを探す。 途中、同じ様に転がされている人影が目に入ったけれど、 暗くて誰かは認識出来なかった。 遠目に、正常に呼吸を繰り返している身体の動きだけ確認して、 この人が誰かという事より、 興味のある出口やカメラの所在を探る事にした] (58) 2020/02/01(Sat) 20:03:11 |
【人】 女子大生 ミオン[御簾はあるけれどその向こうは壁だったりして、 確かに閉じ込められている様だ。 八つ当たりの様に軽く蹴り上げてから、探索を続ける。 出口も、目立つカメラも見付からない。 暗くて見落としているだけなのだろうか。 押入れを開けると浴衣だとかタオルだとか水だとかゴムだとかは見付かったし、 部屋の奥には浴室もあったけれど] (……私を選ぶなんて、 企画主は私の事をよく知らないみたいだね。) [写真や動画を撮られる事を良しとはしないけれど、 面白くなくて使えないモノにしてやろうと思った。 私ならそれが出来る、と] (59) 2020/02/01(Sat) 20:03:22 |
【人】 女子大生 ミオン[同じ部屋に転がされている人物のところに戻って来て、 顔がよく見えないまま、腰を両手で掴んで、 腰だけでも仰向けにする。 誰かはわからないけれど、誰でも良い。 恥も躊躇いも無くさっさと終わらせるなんて、 とんだ駄作になるだろう。*] (60) 2020/02/01(Sat) 20:03:26 |
【人】 女子大生 ミオン[まさかこんな状況で起き上がらない人物が目を覚ましているとは思わず、 舌打ちが聞こえて、「起きた」と思った。 起きてしまわない方が都合が良かったけれど、 何に対しての舌打ちかわからなかったから、 抵抗されないならそのまま続けようとして……] ―――えっ [聞こえた声に耳を疑って、凍り付いた様に手が止まった。 その声も、こちらを退ける手も、覚えがあるどころでない。 幼い頃からその成長を間近で見て来た、馴染み深いひと……] (93) 2020/02/02(Sun) 6:08:42 |
【人】 女子大生 ミオンおねぇ、さま……… [ぺたんと座った姿勢で、立ち上がった人物を見上げると、 確かめようとしなかった顔もわかってしまった。 陽気な声で名を呼ぶおねえさまは、いつものおねえさまで、 手が滑ったなんて言いながら例の掛け軸を取り払ってしまう。 …明かりに照らされて ナニ か見えた気がする。別の理由もあって、顔を伏せた] ……ごめんなさい、あの、 おねーさまだと思わなくて……その、 早く帰らないとって思って…… 来週、ゼミがあるし…… あの、えっと…スカートで隠しながら、 それっぽい感じに見えたら、良いなって思って…… [彼にあんな事をしてしまったなんて、おそろしい。 掛け軸を引き剥がすだけでなく、踏み付けている様だから、状況は多少理解しているのだろう。 けれどどんな状況であったって、己の行動は褒められたものではない。 嫌われたくなくて、軽蔑されたくなくて、 苦しい言い訳を並べた] (94) 2020/02/02(Sun) 6:08:48 |
【人】 女子大生 ミオン[こういう事に慣れている――とは否定出来ない。 進んで色んな男性に手を出している訳ではないが、 一定の条件の男性となら、喜んで寝ている様なのが、水川美音という女。 幼馴染の澪や、その兄の彼にはそんな事教えたりしないし寧ろ隠しているけれど、噂が耳に入る事はあったかもしれない。 一切聞いた事も勘付いた事もなかったとしても、 先程彼を襲ったのは事実。 どうしようどうしよう、と、 こちらが思考を巡らせるのは言い訳ばかり] ……ごめんなさい、どうかしてたの…… [最後に呟いたのはそんな言葉。 どうかなんてしていない、正気だったから、 彼に嘘を吐く事に胸を痛めながら、 聞かれれば部屋にあった着替えだとか風呂だとかの設備について話すし、時間を確認出来るものを持っていないかと尋ねてみる。 「よしじゃあセックスしよ♡」なんては、 口が裂けても言う気が無かったから、 「どうしようか?」といった類の事も口にせず、 口数は増えなかっただろう。**] (95) 2020/02/02(Sun) 6:09:31 |
【人】 女子大生 ミオン[何かゴソゴソしながら彼に謝られた気がするけど、 謝るのはこちらの方だったから、 あまりちゃんと聞けなかった。 それより、もう子供じゃないのだから、 冷静に情報を共有して、先の己の行動を謝って……] ………おねーさま……… [己の苦しい言い訳を、信じたフリをしてくれているのだろうか。 思わず瞳を見上げると、その色は暗がりの中でも純真で、 嫌われたくなかった筈なのに、余計に胸が痛んだ。 感心してくれたけれど、 先程の続きをする気にはまさかなれない。 さっき手を払われた時にかけられた言葉は、当然の報いだった訳だから、ふるふると頭を振って、 おねーさまは悪くない、と小さく呟いた] (134) 2020/02/02(Sun) 16:09:39 |
【人】 女子大生 ミオン[茶菓子を差し出されると、急にお腹が空いて来た気がしたから、おとなしく頂いた。 時間を教えてもらうと、急に眠くなった気もした。 よく見ると天井には窓があって、そこから見える空の様なものは、確かに夜を告げていた。 お互い目も合わせられない時間は、 どのくらい続いただろうか。 気まずさが一向に抜けない。 私が猛獣──例えば虎とかなら、 壁を壊して出口を作れるのだろうか。 ………馬鹿げた思考に脳が染まりそうで、 すっくと立ち上がった] (135) 2020/02/02(Sun) 16:09:51 |
【人】 女子大生 ミオンあの………私、 寝る! [傍に座っていただろうか、彼を見下ろして、 まっすぐに告げる。 紛らわしい言い方になったかもしれないが、 単なるsleepの意である] おねーさまはお風呂でも入って来て! [私はいいから、と、彼に風呂をすすめた。 また紛らわしい言い方になったかもしれないが、本当に自分は入らなくて良いと思った] ………朝起きたら、助けが来てるとか、 あるかもしれないし。 [というのは本心でもある。 彼が言われるまま風呂へ消えるなら、 本当に寝てしまうつもり。**] (136) 2020/02/02(Sun) 16:10:01 |
女子大生 ミオンは、メモを貼った。 (a21) 2020/02/02(Sun) 16:10:57 |
【人】 女子大生 ミオン[「寝る!」と宣言すれば、彼はぽかんとした。 そりゃ、具体的な案など出さず現状の問題を放り出して就寝しますなんて言ったから、呆けられても仕方ないと思った。 見事に食い違ったまま、 そういうのが好きなのか、と尋ねられれば、 そういうのとは?と、よくわからないけれどお風呂に入らないで寝るのが好きな訳じゃないから、 好きじゃないよ!!!と困惑しながら風呂場へ背を押した] …今の内に、着替えちゃおう…… [程なくして、浴室の方から水音が聞こえて来て、 ようやく一息。 彼が居なくなった事で、少し息がし易い気がする。 普段なら、 隣に居てくれれば楽しくて、嬉しくて、 安心するばかりだというのに……] (173) 2020/02/03(Mon) 10:56:00 |
【人】 女子大生 ミオン[私が産まれたその日に、 私はツラユキさんと逢った。 というのは、のちに母から聞かされた話で、 本当に産まれたその日だったかどうかは半信半疑だけれど。 でも家だって近所で名前も似ている澪とはすぐ仲良くなったし、 一人っ子の自分にとってはツラユキの存在は眩しかった。 二人共優しくて面白くて、すぐ好きになった。 幼い頃は「私もお兄ちゃんかお姉ちゃんが欲しい」と母に頼んで笑われた。 幼い頃から多くの思い出を共有して、 共に成長できた事を、今になって嬉しく思っている] ………ツラユキさんの事を好きな女の子達は、 四歳のツラユキさんにチョコをあげたり出来ないし、 五歳のツラユキさんと手を繋いだり出来ないし、 六歳のツラユキさんと一緒に歌を歌ったり出来ないし…… ……………… ………… (174) 2020/02/03(Mon) 10:56:08 |
【人】 女子大生 ミオン[こんな部屋に押し込まれて、 相手が生理的に無理な男であったって、 ここから出る為ならきっとまぐわっただろう。 でも、彼だけは駄目。 そんな事したくないし、無理だと思う。 だって、そんな事をしてしまったら……] ……おねーさま…… [風呂に入らなかったのは、 何やらいかがわしい部屋で、順番に風呂に入って、お互いが待つ部屋に戻るといった行為が何かに結び付いてしまいそうに思ったから。 それから…少しでも性的に嫌悪してもらう為でもあった。 自分にそんな魅力があるとは思ってないけど!念の為!!] (175) 2020/02/03(Mon) 10:56:12 |
【人】 女子大生 ミオン[部屋に備えられていた大きめの浴衣は裾を引き摺りかけたから、布団を敷くのは一苦労だった。 でもひとつしかない天蓋付きベッドの様な…御帳台にまさか寝る訳にはいかないから。 鞄から外したマスコットと一緒に、自分で敷いた布団に入った。 きゅうと抱えて布団を頭から被っても、 静かな部屋では流水の音が届く。 先程触ってしまった柔らかい感触はもう手には残っていないし、 己を退ける為に鋭く刺した、いつもの甲高いものとは違う声もはっきりとは覚えていないけれど、 どうしても悶々としてしまう。 ああ早く、おねーさまが戻って来る迄に眠って私!と、必至に眠ろうとしていたけれど、あ、お布団深めに被れば、眠ってるフリくらいきっと普通に出来る、と思い至って、 そうしたら、 安心したのか、すやぁ…と柔らかな眠りに落ちる事が出来た] (176) 2020/02/03(Mon) 10:56:16 |
【人】 女子大生 ミオン[彼が長めの風呂を終えて戻って来た事も、 声を掛けてくれた事も、寝返りで乱れた裾を直してくれた事も、 彼が苦しんだ夜も知らないまま、 ぐっすり眠ってしまった] あ…おねーさま…… [目を覚ましたのは早朝。と思う。 天窓はまだ薄暗いが、まぁよく寝たと身体の快調は告げる。 随分遠いところに敷かれたもう一つの布団を見て、 その気遣いに胸が温かくなってしまった。 優しい人。 この人を困らせたくないな、と思うけれど、 襲ってしまう事も、抱いてと言う事も出来なければ、 いつ来るかわからない助けを頼りに待つのもどうなんだろう…と思う。 ひとまず、彼はまだ眠っている様に見えたから、 起こさない様にそっと傍を横切って、朝風呂を頂く事にした] (177) 2020/02/03(Mon) 10:56:22 |
【人】 女子大生 ミオン[浴室はまだ濡れていたけれど、 あまり意識しない様に努めて、早々に上がった。 昨日と同じワンピースに着替える事に抵抗はあったけれど、 何やらいかわがしい香りではなく、 昔のお香の匂いのする香水が置かれていたから、 それを噴き付ける事にした。 他の香りはどうも受け付けなかったけれど、 線香の様な匂いが、何だか気に入ったから。 昨日履いていたタイツは流石に履かないでおいた。 洗って干す場所がわからなかったから、洗う事すら出来ずに、 畳んで鞄に突っ込む事になった。 そうして戻って来ても、彼はまだ眠っていただろうか。 自分より後に眠ったのだからお疲れだよね、と、 起こす事はせず、 彼が目覚める迄、又、目覚めても部屋の探索をするだろう] おねーさま…… 何か楽しい話して……? [それでも収穫も進展も見えなければ、 休憩とばかりにお茶を淹れながら無茶振った。**] (178) 2020/02/03(Mon) 10:56:29 |
女子大生 ミオンは、メモを貼った。 (a27) 2020/02/03(Mon) 10:58:58 |
【人】 女子大生 ミオン[カラスの行水の上位互換的に終えた朝風呂。 その帰りに、彼は起き出した様だった] へ、変かな? ビャクダンだったかな? 落ち着く香りで、良いかなって。 [いつもの様におはよう、と笑った後、 香りが伝わってしまった事や、彼の視線が素足に向いた事に気付いてちょっとどきっとしてしまう。 紛らわす様に笑ったけれど、 一瞬見えた気がする、彼の複雑そうな顔は何だろう。 お線香の匂いに嫌な思い出でもあったかな……と記憶を辿るけれど、思い当たるものが無かったから、 追及はしなかった] (192) 2020/02/03(Mon) 20:19:44 |
【人】 女子大生 ミオン[おねだりすれば、 無茶振り 楽しい話も、快く語ってくれた。うんうん、と笑いながら聞いたり、 そんな事あったっけ?と首を傾げたりした。 澪も知らない、二人だけの思い出を語ってくれると、 嬉しくてたまらないといった顔になった。 美音と過ごした時を覚えて話してくれるのが、嬉しかったから] (私、一緒に手を繋いでおでかけしたり、 お揃いの服を着たり、 甘い物をわけっこしたりしたかったから、 お姉ちゃんが良いって思ったんだよね……。) [オネエ口調が面白かったのもあるけれど。 そして、その"したかった事"はほぼ澪としたのだけど。 小学生の途中あたりから、仲の良さは変わらなくても、彼と手を繋ぐ事なんかはしなくなった。 でも「その喋り方やめてもいいよ」と言うタイミングも、 ツラユキさんとか、せめておにいさまと呼ぶタイミングも、 ずっとわからないでいる] (193) 2020/02/03(Mon) 20:20:06 |
【人】 女子大生 ミオンぇへへ、ありがとう。 [成人式の振袖を褒められて、またぱっと笑顔が咲く。 当日着たのは母から受け継いだ着物で、ちょっと最近は見ない色と柄だったから、すごく気に入っていた。 澪もとても綺麗で、沢山一緒に写真を撮ってもらった。 でもちょっとおねーさまは褒め過ぎだと思う。 頬がそわそわ染まっちゃう。 卒業式の袴の話に移ると、 着物は何色でね、袴はね、と頭に話が膨らんだのに、 彼が黙ってしまって、一緒に口を閉ざした。 澪がお嫁に行くのが淋しいのかな、と思った。 ……私の事も、少しは淋しがってくれるといいなと思った] …… [「当分駄目」って私に言ってくれてるから、 きっと、さっきの小さな己の願いは叶っている] (194) 2020/02/03(Mon) 20:20:11 |
【人】 女子大生 ミオン……おねーさまのさみしがり。 大丈夫だよ、私は彼氏もいた事無いもん。 ずっと先だよ。 ……でも、 ちゃんと良い人を見付けるからね…… [何人もの男と寝た事はあっても、 付き合った事は無いのは本当。 いつかちゃんと、誰かを好きになろうと思っているのも本当。 つきつきと胸が痛むけれど、 静かに笑って彼を見上げた。 何だか変な空気になってしまった気がして、 さて、とまた立ち上がって、探索を続けただろう] (195) 2020/02/03(Mon) 20:21:01 |
【人】 女子大生 ミオン[そうしたら、脱出の糸口では無く、 プレイに使えと言われている様なもの 別の衣類をおねーさまは発見した。彼はおもしろかわいくはしゃいだというのに。 自分はすぐにそっちに思考がいってしまった事にちょっとショックを受けかけたけど、おねーさまかわいい、と思えば少しメンタルも回復する] 私着方わかんないよ〜 [と言いながらもやはり昔の着物には興味があるので、 手に取って眺めてみた。 そしたら着てみたくなって、ちらりと彼を見遣った。 それっぽい感じになったらいいよね?と、先に着付けは出来ない事を言い訳しておいて、 衝立の向こうで着替える事にした。 「おねーさまのも是非見たい」とは言っておいて。 衣擦れの音とか響くと意識してしまいそうだったから、 他愛のない話を交わして掻き消しながら。*] (196) 2020/02/03(Mon) 20:21:09 |
【人】 女子大生 ミオン[普段着る服は、青系が多い。 でも着物は、 洋服では無理だと思う色も着させてくれるから不思議だ] ……おかしくない? [着てみたのは、小袿という平安時代の貴族の女性の着物。 可愛らしい桃色の唐衣は、幼くは見えないだろうか。 緋袴の帯はよくわからないから、ただぐるぐる巻いて前で大きなリボン結びにした。 お互いに着てみて姿を見せ合ったら、 普段ならわーい一緒に写真撮ろうー!と言うところなのに、 今は、] (……これで、どうしろと……!!) [頭の冷静な部分が空気の読めないツッコミを繰り出す。 彼にちょっと褒められでもすれば嬉しそうな素振りを見せるだろうが、] ………ちょっと、向こう見て来る…… [テンション落ち気味なのは隠せないままで、 近寄りたくもなかった御帳台の帳を開いた] (198) 2020/02/03(Mon) 21:06:48 |
【人】 女子大生 ミオン[内迄入って割と高い天井を調べ、 それから隅を調べて……] ん…? おねーさま、ちょっと来て! [所謂ベッドの上であるところに彼を呼び付けて、 隅に詰め込まれた布地の様なもの、そこからちらりと見える無機質なものを指した] これってカメラじゃない? [やっぱり見られてるのかな?とか言いながら、 布地を押し広げて実体を明らかにしようとする。 布は厚くて丈夫でびくともしないから、引っ張ってみる。 強固だったけれど格闘を続けていたら、こちらの手がすっぽ抜けて、] きゃっ… [傍に居た彼にぶつかった] (199) 2020/02/03(Mon) 21:07:09 |
【人】 女子大生 ミオンご、ごめんなさい、おねーさ、ま…… [勢いよく背中で彼を押してしまった。 大丈夫かな、と畳に手を着いて振り返ると、 まるで押し倒している様な格好になってしまった] おね、さま……怪我、ない……? [自分の影で肌を一層暗くする彼を、見下ろしている。 そんな光景に胸と喉が鳴って、 すぐにどかなければいけないのに、 身体が持ち上がらない] (……このまま…………、 キスできちゃいそう…………) [沸いた頭で腕を折り畳みかけたけれど、 そこ迄顔が近くなかった事もあって、ぱっと我に返った。 一緒にぱっと身体を起こして、 「ごめんなさい、おねーさま!」と頭を下げた。*] (200) 2020/02/03(Mon) 21:07:14 |
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