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【人】 鬼走― 少し前のこと ― ………これ、商店街のくじで当たったんだよ。 [諸々の恥ずかしさをごまかすように、少し仏頂面で棚の中からチケットを取り出して彼に見せる。 少し変わった招待状のような形式のそれ] お前が年末休み取れないと思ったから言わなかっただけで。 でも、休みなんだろ? 一緒にいかないか? [きっと楽しいよ、と言うが、彼とならどこでもきっと楽しいだろう*] (1) 2020/12/28(Mon) 17:52:21 |
【人】 鬼走 荷物置いてこなきゃだしな。 ……そうだなぁ、まずは管内見取り図を見る。それで非常口の確認をしておかないと。 先にお土産屋があるかもききたいし、浴衣か作務衣も選ばないとな。 [歩きながらやるべきことを指折り数えながら、夜長と歩き部屋に着く>>2。 思った以上に上質な部屋に目を見張り、思わず周囲を眺めまわしてしまった。 写メを撮ってはしゃぐような習慣はないため、それで終わりだが、木や畳などといった独特な建物の香りや、雪の中に湯気を立てる露天風呂にも目を奪われた。 それだけで、特別な世界のようで。 それから、室内の色々を見て回る。 スリッパや丹前などは各部屋にもあるようで。冷蔵庫の中にはビールがあるし。 アメニティなどもしっかりあったので、着替えなどは下着くらいでいいかなと思いながら荷物を片付けていれば、外を見ていた夜長に声をかけられた>>3] (17) 2020/12/28(Mon) 22:31:01 |
【人】 鬼走……は? 雪だるま?? [別に彼が一人で作る分にはいいが、自分もそれは巻き込まれる形になるのだろうか。 こんなに寒い中に雪を駆けずり回りたいと思うなんて、まるで犬だなと、自分は狼の眷属でありながら失礼なことを思ったり] 素手で作ったらしもやけになるぞ? それに、この雪、さらさらしすぎて雪だるまになるかどうか。 [マジレスしながら、うーん、と彼の隣にならんで窓から手を雪に差し伸べる。 そして一握り雪を掴むと、彼に向って投げる真似をして] 雪合戦の方なら確実にできるけどな。 [そうはにかむ顔に笑顔を見せた*] (18) 2020/12/28(Mon) 22:31:45 |
【人】 鬼走 ここでなきゃできないようなこと? [>>22雪の連想から雪だるまだったり雪合戦だったり、やはりこいつは相変わらず面白い。 第一、夜長とは、彼とでないとできないことをたくさんしているのに。 いや、そうではなく、単に色々な種類の思い出を作りたいのだということはわかった。 後で振り返った時に、宝物のような思い出をたくさん作っておきたいという気持ちは痛いほどわかったから。 少しだけ、切なくなるような思いがするのは自分だけだろうか。 彼はそんなこと、思っていやしないだろうことはわかっているけれど。 ―――彼と離れている時間が長かったから、色々考えすぎているだけだろう。 1つ大きく首を振ると、彼に向って不適な笑顔を見せる] いいぞ。 どうせするなら、ガチだからな。 なにか賭けるか? どうせやるなら露天風呂で浸かりながら熱さの我慢大会をした後に、躰を冷やすために裸で雪合戦をするなんてどうだ? [どうせやるなら本気でやろう、と真面目にルールを考え始めようか*] (23) 2020/12/28(Mon) 23:18:21 |
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