わるいおとなの ラサルハグは、メモを貼った。 (t1) 2021/05/29(Sat) 15:21:11 |
ラサルハグは、連れていた大人たちに合図を出した。 (t2) 2021/05/29(Sat) 16:46:12 |
ラサルハグは、大人たちと共に窓から落ちたサルガスを取り囲む。 (t3) 2021/05/29(Sat) 16:46:27 |
ラサルハグは、指示を出す。「サルガスを連れて行きなさい」 (t4) 2021/05/29(Sat) 16:46:39 |
ラサルハグは、ルヘナの頭を撫でた。 (t5) 2021/05/30(Sun) 5:48:18 |
ラサルハグは、ルヘナの頭をそれはもうすっごくすごーーーく撫でた。 (t6) 2021/05/30(Sun) 5:48:41 |
ラサルハグは、ルヘナの頭をわしゃわしゃわしゃーーーっ!!! (t7) 2021/05/30(Sun) 5:49:03 |
ラサルハグは、メレフのとある話を耳にした。とある時間帯のことだった。 (t8) 2021/05/30(Sun) 13:27:03 |
ラサルハグは、考え込んだ後、子供達についてまとめられた情報を隈なく洗い始めた。 (t9) 2021/05/30(Sun) 13:28:18 |
ラサルハグは、有象無象の中から"口の軽い子供"を見繕った。 (t10) 2021/05/30(Sun) 13:29:02 |
ラサルハグは、席を立つ。どこかへ移動する。ヒールが、廊下で高らかに唄っている。 (t11) 2021/05/30(Sun) 13:30:02 |
ラサルハグは、横を通り過ぎる時にシェルタンを一瞥した。私は貴方も見守っているよ。 (t12) 2021/05/30(Sun) 13:49:23 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>メレフ カウンセラーとして異動してきた大人は屋上にいた。 片手には何かを入れた紙袋を持ち、空いたもう一方の手は 有象無象の子供達の中から声をかけて連れ出した"比較的口の軽い子"の小さな手を握っている。 腫れ物扱いされる自分達大人ではあるが、幼い子供一人言うことを聞かせて連れてくるなど非常に容易い。 忌避していた大人に手を引かれてやってきた子供は忙しなく視線を、空いた手を、歩くのを止めた足を動かして居心地を悪そうにしている。 「ごめんね。急に呼び出して。貴方の力がどうしても必要だったんだ。 ……メレフって子を知っているかな?高等部Bクラスのお兄ちゃん。 その子がね、『宿題』をしなくちゃいけないのだけれど、貴方にも手伝ってもらいたいんだ。×××、貴方は良い子だから。きっとお兄ちゃんお姉ちゃんたちの力になれる。大丈夫。 それにメレフが頑張ればすぐ終わるさ。きっとね 」コートが地につくのも躊躇わず膝をつき、子供と目線を合わせて柔らかく言葉を紡ぐ。 (@1) 2021/05/30(Sun) 13:50:29 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ >>メレフ >>@1 その一方で、大人はメレフの自室に手紙を出していた。 ほっそりとした文字が簡潔に並べられている。 やんちゃさんのメレフへ 『宿題』を出します。 他の子に迷惑をかけたくないのなら屋上まで来るように。 愛を込めて カウンセラー・ラサルハグ (@2) 2021/05/30(Sun) 13:51:44 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>83 メレフ 「来てくれたんだね、嬉しいよ」 少年の姿を捉えると大人の水色の瞳がゆうるり細くなった。 呼びつけた生徒が何を隠し持っているか気づいているのか、そうでないのか。カウンセラーは穏やかに言葉を続ける。昼休みに教師と生徒が楽しげに雑談をするかの如く。 「メレフ。貴方の事は他の先生から聞いているよ。 他の先生によくない事をしたそうだね。 ……ああ、責めている訳じゃない。心配なんだよ。どうしてそんな事をしてしまったのかと」 微笑みながら続ける。 罪なき部外者の子供の手を握ったまま。 (@3) 2021/05/30(Sun) 15:41:42 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>87 メレフ 「そう。でも私は子供達が好きだよ。勿論メレフもね」 間髪入れずにそう答える。その表情は微塵も変わらず涼やかなもの。 「文句はどうだったかな。きっと言っていたかもしれない。 ……ねえ、メレフ。 "人を傷つけてはいけない"って教わらなかった? 何を考えて動いたのか私は分からないけれど、それはいけない事だよ」 やるにしても、もっと上手くやらなくては。 (@4) 2021/05/30(Sun) 17:28:31 |
ラサルハグは、小さな子供の手を握り続けている。子供は酷く戸惑っている。 (t13) 2021/05/30(Sun) 17:30:25 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>89 メレフ 「おとな[わたし]が貴方を傷付けたとしたら、それはきっと愛なんだよ」 何の疑いもなく答える。まるでそれは枝から離れたリンゴが地面へ落ちるのと同じくらい、常識であるのだと言う口ぶりで。 「わたし[おとな]は子供達を愛している。だからどれだけ穢れても、どれだけ傷ついても、どんな道に進んでも。支え、教え、癒し、守り、子供達を見守るよ。全ては貴方たちを愛しているが故に」 ええ、そう。他の大人も、きっとそう。 何の疑いもなく答える。頷いた拍子に髪に留められた星の冠が歪に輝いた。 → (@5) 2021/05/30(Sun) 17:53:27 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>@5 >>89 いけない子 「そう、『宿題』をしなければいけないね。 人を傷つけてはいけないと、きちんと理解してもらう為に」 コツン、コツンと。ヒールを響かせ。 小さな子供の手を引き、ぐいと前へ差し出した。続くようにもう片方の手で握っていた紙袋も少年の目の前へ。 「紙袋の中には鞭が入っている。他の先生から借りたんだ。 今からこの子を 貴方の手で 三度打ちなさい。この子は私が後ろから捕まえておくから。 終わるまで、人を傷つけることが悪い事だと反省するまで帰らせないよ。 逃げてもいいけど、そういう素振りを見せたなら反省する気がないと判断して メレフが他の先生にしたことをこの子に刻む事にする。貴方の目の前で」 (@6) 2021/05/30(Sun) 17:57:12 |
ラサルハグは、小さな子を掴む手に力を込めた。 (t14) 2021/05/30(Sun) 17:58:48 |
ラサルハグは、愛おしそうにメレフを見た。 (t15) 2021/05/30(Sun) 19:17:55 |
ラサルハグは、唄うように言葉を紡いだ。「おいで」 (t16) 2021/05/30(Sun) 19:18:23 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>90 メレフ 鞭の入った紙袋を手放し、小さな子供の真後ろへ。 両肩を抱いてただ微笑んでいる。子供が逃げぬよう確かにその手に力を込めながら。 そう、ただ微笑んでいるだけ。 笑みの形に口元を歪めながら唇を震わせる。 「いいよ」 大人は動かない。 少年はカウンセラーの顔を狙えばいとも容易く傷をつけることが出来るだろう。 「でも、それが浅はかだと言うしかない。 一人でいったい何が出来る?ボロボロのその体で? 体を動かす前に。少し待って、考えて、周りを見て、上手く立ち回る事を覚えなさい」 → (@7) 2021/05/30(Sun) 19:18:45 |
ラサルハグは、微笑んでいる。 (t17) 2021/05/30(Sun) 19:18:56 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ (@8) 2021/05/30(Sun) 19:19:20 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>96 メレフ 「良い子だね、メレフ」 大人は微笑みながら見守っている。 小さな子供の真後ろにいる為子供の表情を窺い知る事はできない。 けれど選んだ子供は"口が軽いだけのさして目立った点などない一般的な感性を持つ子供"だ。 大の大人に拘束され、今から傷つけられると宣告されている子供の反応など簡単に予想がつく。 「三度打ったら、すぐに解放しよう。貴方も、この子も。 その頃には分かってくれる筈だよね」 "いっそ、自分が傷付けられれば良かったのに"? だからこそ大人はこの仕置きを考えたのだ。 覚悟の決まった者は自分のことなど顧みないでしょう? この方がより心に響くでしょう? (@10) 2021/05/30(Sun) 19:41:18 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグきっと、メレフとのやりとりがどのような形であれ終わった後。 教員棟の一室で、大人である自分もまた"とある連絡"を受けていた。 「 "×××を見てあげるように?" ……その子は確か…………」 星の冠に触れて、小さく頷く。 「分かった。私に出来ることはないけど、子供達はきっと"見るようになる"のだろうね」 (@11) 2021/05/30(Sun) 19:59:15 |
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