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【墓】 雷鳴 バット普段もたもたと食事を選んでいる青年は、今日も小等部を誘導する。 遠巻きに。青年を避ける子は日に日に増えたり、減ったり。 だからいなくなった人々のようにはうまくはできない。 それでも、姿を現さない子どもたちに目を向けて、誰がいないかを確認したりはした。 出来ることは少ないものだ。彼らのようには、できない。 >>5:1 クロノ 「……大丈夫?」「配膳、手伝おうか」 やっぱりそうした仕草をするまでには時間が掛かったから、 最初に貴方に掛けられた声、というわけではなかっただろう。 それでも、通りすがりにちらと声を掛けたりはした。 大きく返事はなかったとしても、気づけになるくらいでいいのだ。 (+2) 2022/05/06(Fri) 21:31:10 |
【墓】 雷鳴 バット「……」 青年は今日もゆっくりと食事の列に並ぶ。 選ぶ品目はごく少なく、決まったものなのに、やけに長く食べるものを選ぶ。 それからやはりいつも通り、短い時間食卓に着く。 喋る口数も少ない。青年に話しかける人間は少ないから。 けれど、その日は違って。 「……何か」 「顔を出せるようになった時に」 「ちょっと、安心できること」「してあげられないかな」 重く立ち込める空気に耐えかねたか、ようやくそれを察知したのか。 ぽつ、とその場に残った人間に投げかけるように、短く声を発した。 (+5) 2022/05/06(Fri) 22:14:33 |
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