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【人】 綴り手 柏倉陸玖「──おや、体育委員の。どうかしましたか? …椿屋さん?ああ、なるほど。」 今日も今日とて稲生学園は慌ただしい。 何処かで同じ委員会の生徒を見なかったか、と 不安そうに訊ねて来たのは一人の体育委員。 「体調不良で、大事を取ってお休みだそうですよ。 何せ体育祭はもう間近ですからね。体調管理も仕事の内です」 あなたも気を付けてくださいね、なんて 冗談めかしたように付け加えて、手を振って見送った。 (1) 2021/10/27(Wed) 21:43:31 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖「…ああ、そういえば 掲示委員の方にまた頼んでおかないと…」 危うく談話室の存在をあって無いようなものにする所だった。 現在は使われていない、一階の角部屋を自由に使って良いと 既に教員からの承諾は勝ち取っている。 暫くすれば、校内の掲示板にその旨が貼り出される事だろう。 (6) 2021/10/27(Wed) 22:14:28 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖「運動が苦手な人は仕事に託けて なるだけ上手にサボってくださいね。 俺としては得点の集計係なんかがおすすめです。」 今日も今日とて通りすがりの副会長。 生徒会役員が堂々とサボりを勧めるというのも如何なものか。 そもそも今からやると言って入れる空きはあるのだろうか? (42) 2021/10/28(Thu) 1:25:18 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖「あちゃー、これはまた随分派手に……」 目の前に広げられたのは盛大に破けた応援旗。 何でも準備中、不注意で引っ掛けて破いてしまったのだとか。 「…うん、まあこれは仕方ないですね」 今回だけですよ、と笑って片手の手袋を外した。 破けた部分を重ね合わせて、指の腹でゆっくりとなぞる。 後にはすっかり元通りの旗が残るのみ。 「はい、これで大丈夫です。 事故は仕方ありませんが、次は気を付けるように。」 旗を受け取り、今にも神仏かの如く崇め出しかねない生徒を 苦笑と共に送り出した。 (53) 2021/10/28(Thu) 9:21:58 |
柏倉陸玖は、自分の手に暫く視線を落とした後、再び手袋を着け直した。 (a33) 2021/10/28(Thu) 9:25:00 |
柏倉陸玖は、荷物運びに勤しむ同学年の姿を見て、今日もふわふわだなあと思った。 (a35) 2021/10/28(Thu) 9:43:46 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖「いえ、いえ。 それらを結び付けて考えてしまうのは、早計に過ぎますよ。 事実関係の確認は…人伝に聞いた話だからわからない、と。 であるなら、それでは飽くまでも憶測に過ぎませんよね。 確かに、ここ数日で色々な出来事が重なっている。 そういうふうに思えるかもしれません。 けれど体調不良での欠席者が、日々何人居ると思います? 体育祭を前に少々気負ってしまう人だって珍しくない。 性質の変化だって、発展性のある異能には付き物です。」 努めて優しい語調で、蟠る不安を一つ一つ解きほぐす。 いつだって、不安や猜疑心が根も葉もない噂を呼ぶ。 それに対処するのもまた、副会長の務めだろう。 「それにね、一度落ち着いて考えてもみてください。 欠席していた生徒達が、再び登校して来た時 自分の事である事無い事言われていたらどう思うでしょう? 俺は彼等の為にも、邪推は控えるべきと考えますよ。」 「何よりも。 そんな杜撰な隠し事をして、誰に何の得がありましょう。 学校側が隠すなら、もう少し上手くやると思いませんか? ね、そうでしょう。何も心配する事なんてありませんよ。」 だから安心して準備や学業に専念する事。 そう言って、また一人の生徒を見送った。 (55) 2021/10/28(Thu) 11:28:05 |
柏倉陸玖は、人知れず溜息を吐いた。 (a37) 2021/10/28(Thu) 11:28:26 |
柏倉陸玖は、自動ドアの前で立ち往生中の守屋にそっと近付いた。ドア開きましたよ。 (a55) 2021/10/28(Thu) 21:18:36 |
柏倉陸玖は、何も聞いていませんよ。会長の耳は手強いかもしれませんが。 (a56) 2021/10/28(Thu) 22:17:53 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>128 守屋 「はは、では相談として受理しておきます。 実際多いですよ、もっと手軽に異能を抑えたいって要望。 …まあ、これに関しては解決しやすい類です。 センサー式ではなくタッチ式にすれば、少しはマシになる」 衛生的には少しよろしくないですけどね、なんて呟いて カップを傾けて、少し嵩の減った水面を揺らす。 仮に触れても反応しないなら困りものだが、 それはもはや自動ドアどうこう以前の問題でもある。 「うん、なら良かった。 お困りの際はいつでもお声掛けくださいね。」 ピザまんを頬張る姿に小さく笑って、片手をひらひらと振った。 (134) 2021/10/28(Thu) 23:11:57 |
柏倉陸玖は、何なら手動扉でいいのかもしれないと思った。変わるとすれば、冬季休業の後だろうが。 (a61) 2021/10/28(Thu) 23:18:41 |
柏倉陸玖は、蒸し返された要望については笑顔で「ダメです。」 (a62) 2021/10/28(Thu) 23:50:00 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖「ははは。 話を聞くのはタダですが、無い袖は振れませんからね〜」 軽い調子で、これまた恐らく戯れのような非難の声を背に ひらひらと手を振って去って行った。 悲しいけれど、いつの世も予算は絶対です。 (144) 2021/10/29(Fri) 0:00:20 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖「おや、随分と盛況ですね。 先生方に掛け合ったかいがあるというものです」 俄に賑わいを見せる談話室を覗く。 元々あった椅子や机なんかと、各々が持ち込んで来たもので それなりに談話室らしい体裁は整ってきた頃だろう。 「明日、余っているストーブを一つ この談話室に回して頂けるそうですよ。」 もう随分肌寒くなって来たし、 この時期に身体を冷やすのは良くないですから、と。 (186) 2021/10/29(Fri) 16:09:17 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>195 楢崎 「ああ、うん、それは本当に。 暇であるなら、それが良い。 無理に仕事を作るというのもある意味不健全なわけで。」 それが怠惰からの言葉であっても、心配からの言葉であっても。 最低限、やるべき事さえきちんとしていれば。 或いは、上手くそうしているふうに見せ掛けられるなら。 この生徒会副会長は、あまり深入りはしない質だ。 「…噂に関しては、現状何とも言えませんが。 怪我や体調に気を付けるようには呼び掛けておきましょう」 噂もあるし、という言葉には苦笑いを一つ零して。 あなたから言う事が無ければ、話は切り上げられるだろう。 (196) 2021/10/29(Fri) 18:48:34 |
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