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【見】 3-A 矢川 誠壱───さっき、倒れる前、 言いかけたこと、さ、聞いていい? なんでもいい。 俺のこと、軽蔑してるなら、 それも、受け止めるから、教えてよ。 * (@61) 2020/11/30(Mon) 22:23:58 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 詰まった声。 ふたりだけの廊下では、そんな小さな 呟きでさえちゃんと耳に届いた。 ほんと、まったく、その通りだなと。 眉尻を下げて、また小さく「ごめん」と 謝った声は届かなかったのだろうか。 特別で、大切な、友人。 間違いない。それは間違いないのに。 どうしてこんなにも、突き放されたような 心地がしてしまうのだろう。 ずき、と胸が刺されたように痛む。 ゆっくり、ゆっくりと少しずつ。 月が太陽に照らされてその姿を 現していくように。 振り返った雨宮の顔は、苦しげに、 泣きそうに歪んで、それでも、笑って。 聞こえた言葉に、眉根が寄る。] (@66) 2020/12/01(Tue) 9:37:32 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ ずっとわかんないままだったら? それは、バレなければよかったと。 人肌の温もりに溺れて、 誤魔化していたことを、 悟られたくなかったと? そう、頭をよぎるけれど。] なあ、雨宮 ほんとにそれが、あのとき 俺に言いたかったことなの。 [ 動かしかけた足を止める。 距離は詰めない。 こちらから動くのは、違う気がした。] (@67) 2020/12/01(Tue) 9:37:49 |
【見】 3-A 矢川 誠壱あのとき、キスしたのは、エゴだった。 なんで俺じゃないんだよって、 雨宮の隣にいるのは俺がいいのにって 誰でもいいなら俺でもいいじゃんって そういうことじゃないって 頭ではわかってても、止められなくて。 ───俺さ、今まで誰かと付き合っても 好きになったこと、ないんだよ。 だからわかんなくて。 わかんないんだけど、さ、 っ今まで、付き合ってきた 誰よりも、なによりも、俺は、 お前の「特別な人」になりたかった。 [ それが、友達の域をでなかったとしても。]* (@68) 2020/12/01(Tue) 9:38:04 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 止められないまま、ただ、 溢れて、こぼれて、また、 捲し立てるようにして伝えた言葉。 冷静になってあとから思い返せばきっと なんて重いこと言ってんだ、とか めんどくさいやつだな、とか 俺ほんとカッコ悪いな、とか いろいろ思うことはあるんだろうけれど 今はただ、伝えることが大事で いままであんまり言葉にせず、 ずっと逃げて、生きてきた分が まとまって押し寄せたみたいに口から出た。 光に照らされて見えた雨宮の顔が、 また、少し歪んだのが見えた。] (@69) 2020/12/01(Tue) 12:50:04 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 小さく聞こえた言葉には、 否定も、肯定もしない。 泣いてる?笑おうとしてる? それは、なんで? とかまた湧き上がる感情を抑えて、 唇を結んで、もう一度、開いて。 ゆっくり告げられたW言いたかったことWに 喉奥から迫り上がるなにかをまた、抑えた。 一歩、近づいた距離。 なのに、どうしてこんなに遠いんだろう。 聞くべきだと思った。 聞かなければいけないと思った。 それがなんだったとしても、受け止めなければ いけないと覚悟していた。 鼻からゆっくりと空気を吸い込む。] (@70) 2020/12/01(Tue) 12:50:20 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ うん、うん、と2度頷いた。 きっと喜ぶべきことだ。 そこに立つのは自分ではないと思う。 特別になりたいと願ったところで 自分では、そこには─── 一度下を見て、また顔をあげる。] 教えてくれてありがとう。 それと、ほんと、ごめん。 [ 下手くそな笑みを向けて、 それから、ふうーーと息を吐いた。] なんかいろいろいったけど、 ちゃんと、応援するし、 遊びはやめてさ。 俺のこと、気持ち悪くないなら、 これからも友達でいてよ。 [ そういって手を差し出す。 これ以上、聞きたくはなかったから線を引いた。 彼が手をとってくれるのなら、握手をしよう。] (@72) 2020/12/01(Tue) 12:51:35 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ へら、と笑いかけて、それからやっと、 「体調は?もう大丈夫?」と尋ねるのだ。 恋と呼ぶのだろうか、この気持ちを。 こんなどす黒くて、苦くて、痛い気持ちを。 犬に噛まれたと思って、とか あのキスを忘れてもらうために 誤魔化す言葉も考えたけれど、 口にするのはやめた。 あれがきっかけで嫌悪感を感じて、 彼が自分の思いに気づいたのだとしても、 最悪だと、思われていたとしても。 後悔、していたけれど、それでも、 あのキスを、なかったことには したくないと思ったから。] (@73) 2020/12/01(Tue) 12:52:12 |
【見】 3-A 矢川 誠壱 ───林間学校の帰り なんか……ごめん……近藤さん…… [ それは色々あった林間学校も なんだかんだで無事終わりを迎え、 帰りのバスへ乗り込もうというときだったか。 声をかけてくれた後輩と、 しばし話したあと、差し出された紙袋。 「なにこれ?」と尋ねると中身は リップクリームだという。 なんでまた、とぱちくり目を瞬かせれば 「かさついていたので」 とはっきり言われれば固まりもするものだ。 言葉に詰まって、視線が下がって、 冒頭のセリフが落とされたのである。 なんだか居た堪れない気持ちもありつつ いろいろやってしまったことも 思い起こされつつ、顔を両手で覆えば、 短く「うぅ、」と唸った。] (@74) 2020/12/01(Tue) 15:12:44 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ いや、うん、あっけらかんとしてて とてもいいと思う。 あんなこと、頼まれたからとはいえ してしまったあとだったから、 むしろ気遣いさえ示してくれる彼女に 悪気は全くないのはわかっているし 感謝して受け取るべきなのだけれど。 居た堪れない気持ちは察して欲しい。 傷ついてはいない。 断じて傷ついてはいない。 技能に自信はなかったとは言え、 なけなしのプライドがべきべきに へし折れたとかそんなこと思ってない。] あ りがとう…もらっとくよ… [ どうにか顔を上げて受け取れば、 ぺこりと頭を下げた。 それからしばらくの間、リップクリームを きちんと塗るようになる。 バンドメンバーに「なんで急に美に目覚めた?」 と聞かれたけれど答えることはなかった。 絶対に。]** (@75) 2020/12/01(Tue) 15:13:19 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ そんな顔って、どんな顔だよ。 俺は普通にしてるはずだ。 ちゃんと、友達の顔をして、 特別になれなくたって、 友達でいられるならいいって。 この感情に名前をつけられないのは どうしてか、なんて考えたくない。 笑ってるだろ、ちゃんと。 差し出した手を取られたら、 自分の中で引いた線をもう一度なぞって。 カッとなって、なんにもうまく 整理できないままここにきてしまったから。 ちゃんと、見直そうって、 もういっかい、向き合おうって思ってた。 もう一度繰り返された「サイアク」に ずく、と疼くように痛んだ胸をおさえて。 口角を引き上げて、謝ろうって、 そう、思ったのに。] (@76) 2020/12/01(Tue) 17:02:57 |
【見】 3-A 矢川 誠壱───え、? [ 唇に触れた、何か。 それはもちろん自分の指じゃない。 だって、いま、雨宮の体が、 すぐ近くにあって。 言われた言葉が右耳から左耳、 抜けて、理解が遅れる。 キス、した、うん、いま、 なんで、と問うよりも早く、 ぽそ、と落とされた言葉は、 静かな廊下の中に響くことはなく。 きっと、自分にだけ聞こえる声。 そっと、降りてきた。] (@77) 2020/12/01(Tue) 17:03:16 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ ぎゅ、と心臓が掴まれたように痛い。 ぐわ、と押し寄せる何かが腹奥から、 脊椎を通って、迫り上がる。 顔がぶわぁ、と紅潮するのがわかった。] ま、って 雨宮、 もっかい言って。 [ 握った手が震える。 声も少し、震えてしまった。 彼がもう一度言ってくれるのならば、 W好きWが聞こえたその瞬間、 背を折り、下から掬い上げるようにして その唇を塞いでしまおう。] (@78) 2020/12/01(Tue) 17:03:43 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 好きな人だと認めてしまえば、 あとは早かった。 すとん。と心に落ちた気持ちは、 しっかり恋という枠に嵌まった。 名付けるのがきっと怖かった。 だから、誤魔化していたのかもしれない。 雨宮が言ってくれたからこそ、 ちゃんと、向き合えた、なんて カッコ悪くて言わないけど。 あれから、バーベキューに参加するのは できなかったけれど、キャンプファイヤーには こっそり隅の方で参加していただろう。 ゆらゆら燃える火を見つめていた。] (@80) 2020/12/01(Tue) 20:38:11 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ いつから、だとか なんで、だとか きっかけ、だとか そんなものは覚えていなくて。 ただなんとなく。ただひたすらに。 特別な人だったからだと思う。 ただの友達の枠組みに入りたくない、 そんな気持ちはずっとあったのに、 それを恋だと決めつけるのは嫌だった。 もっとずっと深い気持ちだと思ってた。 だけど、蓋を開けてみればそこにあるのは どす黒い独占欲にまみれた靄で。 苦くて、痛くて、知りたくなかったと、 こんなもの、晒したくなかったと思ったのに。 それでも、掬い上げてくれたから。] (@81) 2020/12/01(Tue) 20:38:23 |
【見】 3-A 矢川 誠壱────おはよ、 [ 朝。 アラームの音に微睡から少しずつ、 すこしずつ、意識がはっきりしていく中。 まず目に入るのがW恋人Wである幸せは、 こんなにも甘やかで、温かいのかと 頬がだらしなく緩んだ。 認めて、自覚すればあとはあっという間。 好きだなあ、と仕草ひとつ、 表情一つを見るたびに思うのだ。] 今何時? [ そう尋ねてあくびを一つ。 ふ、と目線を遣って、ちょいちょい、と 手招きをすれば少しこちらに 顔を寄せてくれるだろうか。 寄せてくれないならば、仕方ない。 ぐい、と布団から乗り出して、キスを一つ。] (@82) 2020/12/01(Tue) 20:39:01 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 悪戯した子供みたいな笑みを浮かべ、 目を逸らして、伸びをする。 さあ、林間学校も終わりだ。] 掃除して、朝飯食って、帰るんだっけ? [ 日程を確認して、またひとつ、 あくびを噛み殺した。]* (@83) 2020/12/01(Tue) 20:39:25 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ ギリギリアウトはセーフである。(?) いつもは思いっきりアウトなのだから ギリギリアウトはセーフなのである。 などとしょうもない持論を展開して いる暇はない。バスに乗り遅れて、 ここに取り残されるのは 流石に己とて本意ではないのだ。 キスをしたら存外可愛らしい反応が 返ってくるものだから気分は上々。 掃除するかあ、と呟きながら起き上がる。 いや、その前にまず着替えて… などと回らない頭を回してみると、 声が大きく上がるから動きを止めた。 ぐい、と押し付けられた箒を 成り行きで受け取る。 きょとん、としてそれから眉尻を 下げて、くつくつ笑ってしまった。 笑い事ではないのだから、怒られて しまうかもしれないのだけれど。] (@84) 2020/12/02(Wed) 8:47:24 |
【見】 3-A 矢川 誠壱ごめん、 次から気をつける [ と謝って、まずはそう、着替えよう。 それから掃除を始める。 「朝飯終わるかもしんないから食ってきていいよ」 と雨宮には伝えるけれど、行っただろうか。 部屋を綺麗にして荷物をまとめれば、 遅ればせながら朝食会場へ向かっただろう。 ばたばたしつつもなんとかバスに乗り込めば、 あとは学校へと帰るだけだ。 小さな振動に揺られながら思い出す。 鞄の外ポケットに入った雪の結晶。 そういえば、雪の結晶って、 幸運のモチーフになるんだっけ。 そっと取り出して見つめる。 ほんとに、幸せを持ってくるなんてな。 ふ、と頬を緩めてもう一度仕舞った。 これをくれた彼女の上にも願わくば どんな形であれ、幸せが注ぎますように。]* (@85) 2020/12/02(Wed) 8:47:42 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 恋とは難儀なものである。 結ばれたとて、そこがゴールではない。 ひとつのチェックポイントになるだけで そこからまたひとつ、またひとつ、 何かと起こるいろんな出来事の中で、 ときにぶつかったり、一緒に乗り越えたり、 そんな日々を過ごしていく。 今まで知らなかったいろんな感情に 名前をつけて、それをぶつけたり、 ぶつけられたりして、ときには 言い合いになって、眠れない夜もある。 暖かさに、安らぐ昼の微睡もあれば、 愛しさに、胸が締め付けられる朝もある。 それが恋であり、愛であると知った。] (@88) 2020/12/02(Wed) 20:50:53 |
【見】 矢川 誠壱[ あのとき、ひとりの後輩に 言われたことがきっかけで やっと知ることのできた感情。 あのとき彼女が知り得たことと、 その先の未来を己は知らない。 いつだか、ひとりの後輩と 自分たちは全く難儀な恋に 身を置いているな、と話したことがある。 あのとき彼女が選んだ答えを 己は聞かなかったし、今も知らない。 きっとこれからも知ることはないだろう。] (@89) 2020/12/02(Wed) 20:52:12 |
【見】 矢川 誠壱すみませーん、 [ 呼びかけたカウンターの奥。 出てくる影はあっただろうか。 最近オープンしたというおはぎやさん。 思い出す。思い出してくださいね、と 言われたからじゃない。 忘れたこともなかったのだから。 だが、そこに見えた姿が 思い出した人と重なったなら、 少し驚いて、それから笑うだろう。 「ひさしぶり」 「最近どう?」 「あれからどうなった?」 「相変わらず難儀だよな」 「俺はさ、」 何一つ口にすることはない。] (@90) 2020/12/02(Wed) 20:52:30 |
【見】 矢川 誠壱このきな粉のやつ、ふたつと こっちのあんこのやつも、ふたつで [ そういって指した左手の薬指に 光る銀色のシンプルな輪っか。 語るつもりはない。 彼女には彼女の日々があって 俺には俺の日々があって それはきっとどんな形であれ、 かけがえないもののはずだから。 比べることはない。 ここにいる彼女はきっと、幸せなのだろうから。 会計をするとき、首筋に光る 年季の入ったネックレスが目に入った。 目尻を下げて微笑み、お釣りを受け取る。] (@91) 2020/12/02(Wed) 20:53:02 |
【見】 矢川 誠壱またきます [ とひとこと残して、店を出る。 歩く足取りは軽かった。 自宅のドアを開く。 なかから聞こえた「おかえり」は もう聞き慣れたものだけれど、 何度聞いたって嬉しいし、愛しい。] ただいま、おはぎ買ってきたよ [ コーヒーを淹れて、おはぎを皿に出す。 春の陽気差し込む窓辺には、 小さな折り鶴と、雪の結晶が肩を並べて 穏やかな休日の昼を微睡んでいた。]** (@92) 2020/12/02(Wed) 20:53:14 |
【見】 会社員 矢川 誠壱 ──少し先の話 [ 教師になると言われた時は、 正直目が点になってしまった。 たしかに教員免許を取れる課程ではあるが…] 雨宮が、先生…? [ 頭をぐるりと巡らせて、想像する。 真面目な顔をして挨拶して、授業して 不真面目な生徒を叱って、諭して、嗜めて? ほんとに?理科室でコーヒー淹れるわ 授業はサボるわ、タバコは吸うわ、の あの雨宮が?] ふ、っく、くくく…… [ 眉根を寄せて、噴き出した。 そのまま静かに顔を伏せて肩を震わせる。 我慢できなくて笑っていたら怒られた。] (@93) 2020/12/02(Wed) 22:11:19 |
【見】 会社員 矢川 誠壱いやだって、ふりようのお前がさ。 要が聞いても笑うぞ、絶対。 [ そういってWふりよう仲間Wの 友人の名前を出せば、余計に笑えた。 ひとしきり笑ってしまった後、 ふう、と息を吐いて、微笑みかける。] でもまあ、雨宮は、向いてるよ。 優しいし、人のいいとこ引き出したり 伸ばしたり、上手いなあって思うし。 あと、親身になってくれるし、 …慕われる、先生になるよ、お前は。 [ そういって、くるり、視線を動かして 「でも」と落として、少し迷う。 続けるべきか、カッコ悪いしな、 でもまあ、今更かなあ、なんて。 んー…と詰まった後、またそちらを見つめ。] (@94) 2020/12/02(Wed) 22:11:48 |
【見】 会社員 矢川 誠壱女子高生に囲まれて、きゃーきゃー 言われてる未来が見える気がする。 …それだけ、ちょっと癪だなって。 [ 羨ましいとかじゃない。 なんか、ムカつくなって。 いつだか、彼が己にいった言葉が ふと過ぎったから、両手のひらで口元に 蓋をして、目を逸らす。 ふう、と息を吐くと、 「こんな気持ちだったの?」と 籠った声で小さく呟いた。 聞こえたかどうかは分からない。 ふ、と頬を緩めて、両手を下ろす。] (@95) 2020/12/02(Wed) 22:12:08 |
【見】 会社員 矢川 誠壱牽制、しなきゃだな [ と笑った。 どういう意味?と聞かれても 「なんでもない」と答えるだろう。 そうして、彼の着任のその日の朝。 呼び止めて、渡すのだ。 ちゃんとつけといてよ?と笑って、 こっそり買っておいた 銀色に輝く輪っかを。]** (@96) 2020/12/02(Wed) 22:12:34 |
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