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【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア (+28) 2021/04/27(Tue) 0:52:33 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア (+29) 2021/04/27(Tue) 0:53:21 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+32 サダル どんどんと手の動きが鈍っていき。 「…………、」 口を引き結び、もどかしげに視線を彷徨わせる。 それから、きっ、と睨みつけ、 ちょうど掴んでいたタオルでぐいと彼の目元を隠して。 「……あんたが嫌いとは、言ってないわ」 頼りない声で、小さく呟く。 その続きは胸のうちにしまい込んだまま。 ――わたし、誰でもいいような、 他に代わりがいるようなひとにこんなことしないわよ。 (+48) 2021/04/27(Tue) 3:09:34 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+46 シトゥラ 「……、……そう、残念だったわね」 ――可愛くなくって。 そんな含みを感じとれる、不自然な間を置きながら。 「適当なことを言うのはやめてちょうだい。 寝ている女の子に手を出すのって、不作法だと思うわ」 理不尽かつ不名誉な言いがかり。 ……少女からすれば、たったいま眠りから覚めたところだ。 (+51) 2021/04/27(Tue) 4:48:54 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+52 サダル その声に、驚いたようにぱちぱちと瞬く。 あれはやっぱりこの人の声だったんだわ、と思った。 彼が目元を擦る一瞬、 見えないのをいいことに目を細めて微かに笑む。 「……ほんと、お人好し。 人殺しに懐かれて喜ぶなんて、馬鹿ね」 (→) (+63) 2021/04/27(Tue) 14:21:02 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+52 >>+63 サダル しかしその表情も気取られぬうちに消してしまって。 さりげなく懐いていることを認めているがそれはいいのか? 「あんた、声が出るようになったのね。 ……出せるのに隠していたわけじゃないわよね?」 確かめる調子で口にしたのち、訝る声を上げる。 そうだとしても、自分のほうが何倍もひどい隠し事をして―― そして未だその口で訂正していないくせに。 「そもそも、どうして出なかったの? ほんとにただの風邪ってわけでもないでしょう」 デリカシーの欠片もなく、根掘り葉掘り。 年頃の女の子の ゴシップ好き 好奇心ってちょっとすごいのだ。 (+64) 2021/04/27(Tue) 14:28:54 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+68 シトゥラ うるさい、と悪態をつきながら、 髪を掴んでいた手を放す。 離れる体温を寂しく思った。 「 ダメに決まってるでしょ。 ……どこまで馬鹿なのかしら」 間髪入れず、笑顔をじとりと睨んで。 「――それで、ここはどこ? 死に損なった、ってわけでもないわよね」 (+80) 2021/04/27(Tue) 21:21:31 |
ニアは、その音と、いくらかの声を聞いた。ふたつの声は少女に届いた。 (c83) 2021/04/27(Tue) 23:33:46 |
ニアは、[データ読み込み中…] (c84) 2021/04/27(Tue) 23:34:03 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア ! 『キュー』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… ! 『シータの痕』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… ! 『ラム』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… ! 『ガルデニア』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… ! 『モス』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… ! 『フール』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… ! 『“死”に触れたい』 該当キーワードと一致しました。 データ読み込み中… (+92) 2021/04/27(Tue) 23:34:13 |
ニアは、[データの読み込みが完了しました。] (c85) 2021/04/27(Tue) 23:35:06 |
ニアは、これ以降、罪から目を逸らすことを許されません。 (c86) 2021/04/27(Tue) 23:35:33 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+97 シトゥラ 「……うるさい」 一度きつく睨みつけてから、 視線を逸らす。 裏腹に、指をきゅ、と摘まむ。 「お上手だったようで何よりね」 そっけない調子でそう言って、 すり、と指のはらを擦り合わせて。 つけ加える声は小さなもの。 「…………後で逝くっていうのも、ちゃんと守ってくれたみたいだし」 (+100) 2021/04/28(Wed) 2:12:44 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+101 シトゥラ 目を瞑って、小さく首を振る。 くすぐったげに。 「あんたが置いていかせたんでしょ」 責任を押しつけないで、と続ける声の温度は低い。 どうやら、しっかり根に持っている。 離れぬよう、指を深く絡ませる。 「…………あんたこそ、こんなところまで連れてきて。 手を引いた責任、取るつもりはあるんでしょうね」 現在の 少女にとって、ここは死後の世界とさほど変わりない。この時間のここにいる 少女は、目の前の青年以外のことは目に映らない。! データが破損しています。 修復しますか? (+123) 2021/04/28(Wed) 14:35:19 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+106 サダル 「お人好し過ぎるのよ、あんた。 だから気疲れしてそんなことになるんだわ」 『気を遣う』の対義にある少女は不遜にそう言う。 どこか苛立つ理由は、少女自身にも分からない。 その理由は、彼が優しさで苦しんでいるように思えるから。 ――苦しむくらいなら、みんなに優しくなんてしなければいいのに。 その思考は少女の奥深くにあって、言葉として浮かび上がってはこない。 「 ど、 こがって…… 」跳ね上がる声に内心の動揺がありありと表れる。 好きじゃないわ、という逃げ道を自分で絶ってしまった。 「……あのひとに会っても、内緒よ?」 そう言いながら辺りを一瞬見回し、人影のないことを確認し。 耳元に口を寄せ、それを手で隠しながらこそりと囁く。 「あのね――」 ――少女には、隠し事への負い目がほんの少しだけある。 特に、目の前の彼には。それに―― (→) (+134) 2021/04/28(Wed) 21:22:40 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+106 >>+134 サダル 「――うるさいし、胡散臭いし、酷いことを言うしするし 八方美人で自分勝手だし意地悪だし うるさいけど 」寄せていた口と手を離しながら、 誤魔化すように口早に並べ立てる。 わずかに赤い頬だけが、名残をのこしている。 (+135) 2021/04/28(Wed) 21:33:27 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+130 シトゥラ 青年の手を大人しく受け入れる。 「そうね。言葉ではいくらだって嘘がつけるもの」 あっさりと肯定を返す。 売り言葉に買い言葉が加速している気がするが、 少女は止め方を知らない。 「どう、って……。 (……ベタなのだってたまには悪くないと思うわ。) …………自分で考えたら?」 特段、思いつかなかったらしい。 隠した本音のほかには。 (+140) 2021/04/28(Wed) 23:01:59 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+142 シトゥラ 「あんたはやっぱり、胡散臭いしうるさいわね」 青年の手を取って、薬指に残る痕を見る。 そうして、歯を立てずに食んで。 顔を上げて、目を細めて。淡く微笑みかける。 「……それじゃ、わたしもそうするわ。 もうちょっとあんたに付き合ってあげる。 どう? 寂しがりさん。――――嬉しいかしら」 そう返す。 ――くれたのと、おんなじだけを。 (+161) 2021/04/29(Thu) 11:37:54 |
ニアは、路地裏から姿を消した。 (c138) 2021/04/29(Thu) 11:50:23 |
ニアは、会議の場。いつも座っていた席で不機嫌そうに口を噤んでいる。 (c139) 2021/04/29(Thu) 15:08:55 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+146 サダル しきりに頷いている わかり手になってしまった 彼を見て、思わず、 えー…… という顔になる。ちょっと大げさじゃないかしら……? しかしすぐに気を取り直して、つんとした表情に戻って。 「物は言いようね。でも、そんなのじゃないわ。 心の底からの文句よ」 このひと本当にお人好しね……と思っている。 こんなに人に甘いから疲れるんだわ、とも考えている。 その甘さにすこしずつ、寄りかかっている身で。 ……依怙贔屓全肯定男さんの誕生にはまだ気づいていない。 「そう。……悪いことをしたとは思ってるわ。 あのひとは随分いろんな人と仲が良かったみたいだし」 ほんのり嫉妬の色が滲んでいる。優越も、ちょっとばかり。 それから、問いには不器用な肯定を返す。 「あんたもそうしてくれるなら、話してあげてもいいわ。 ……わたしだけ弱みを晒すなんて不公平だもの」 (+164) 2021/04/29(Thu) 15:43:18 |
ニアは、ホワイトボード>>G128を眺めて、(朝まで一緒だったって、ほんとなのね)と思った。他意はない。 (c141) 2021/04/29(Thu) 15:46:51 |
【墓】 村人 ニア【ソロール】 『村人』がどのようにして狼になったのか。 その内容を詳らかにしましょう。 ❀ むかしむかし……というほど遠いことではありません。 その村人は、年端を数えるのに、 まだ両手足の指で足りるほどの少女ですし―― この世界ができたのはその実、つい近頃のことですから。 その村人はレムノスから離れた、 とある小さな、ありふれた町のひとつに生まれる予定でした。 ※『村人』とはただの役割の名称に過ぎませんから、 村人が町に住んでいても、何らおかしくはありません。 村人は順風満帆に暮らしてきました。 あたたかい家族。語りあう友。 おいしい食事。綺麗な服。ふかふかのベッド。 満たされていました。 笑顔と幸せに満ち満ちた、平凡で素敵な人生。 ❀ そういうありふれた『設定』を持つ、この世界の住人。 少女はそういう存在になるはずでした。 (→) (+172) 2021/04/29(Thu) 18:21:02 |
【墓】 村人になれなかった ニア>>+172 けれど、少女はこの世界を統べるものに、 目をつけられてしまいました。存在を見出されました。 片隅の街で冒険者に挨拶をするはずの、ただの村人。 そうなるはずだった彼女は、 狂った殺人鬼へと書き換えられました。 覚えているでしょうか。 このβテストの前から、遺体が発見されていたこと。 ――あのうちのいくらかは、きっと。 この少女の手によるものです。 ❀ 殺人鬼は、ある日ひとりの冒険者を襲いました。 深い森の中で、胸を刺して殺し、弓を奪い。 彼が参加する予定の、会議のことを知りました。 そこでは「シータの痕」事件についても扱うのだと。 そう知った彼女は、思いました。 ちょっと、揶揄ってみようかしら。 ……いいえ、本当に思っていたのは、こう。 そこに行けば――誰か、わたしに気づいてくれるかしら。 そうして、霧の向こうからやってきた少女は、 ひとつ余った席に腰を掛けました。(→) (+173) 2021/04/29(Thu) 18:24:57 |
【墓】 村人になりたかった ニア>>+173 それが、この少女の『設定』です。 これ以上はありません。詳細は存在しません。 少女が席に座るのに、これ以上は必要がなかったからです。 ❀ そうあれかしと定められた、彼女の罪。 それは、彼女への罰でもありました。 ――その話は、いずれまた。 兎が穴から飛び出すころ、語ることになるでしょう。 (→) (+174) 2021/04/29(Thu) 18:26:44 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+174 ――わたし、 「ごきげんよう、キュー。 悪い子同士、仲良くしましょう」 こんなことをしてしまうの、 「こちらのことは『ガルデニア』と呼ぶように」 他の誰だってしないようなことだわ 「お馬鹿さん」「お寝坊さん」 「キュー、あんたも病気なのね。間違ってるのね。狂ってるわ。 だから――――わたしたち、仲良くできそうね?」 ほら、わたし、悪い子でしょう? 「わたしが何者かって? ……そんなの決まってるじゃない」「ニアよ」 Loading... (+175) 2021/04/29(Thu) 18:29:26 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+175 「知らないわ。お馬鹿さんの―― あっさり人のことを信じちゃうような、 、、 お馬鹿さんたちの考えることなんて」 叱ってちょうだい! 「わたしたちは殺したいから殺して、 それらしい理由で飾りつけているだけよ」 諭してちょうだい! 『……優しいのね』 悪いことだと教えてちょうだい! 「逆よ。ニアだから、ガルデニア」 誰でもいい、 Loading... (+176) 2021/04/29(Thu) 18:30:24 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+176 「ねえ、キュー。……あのひとは、やめて」 誰だっていいから 「――そうしたいと言ったら、連れていってくれるの」 お願いよ 「だから、殺してちょうだい」 「そのかわり―― 今日は、誰も。 殺さないでちょうだい 」――――わたしを見て!!!! Completed (+177) 2021/04/29(Thu) 18:31:35 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア>>+177 ! データの読み込み、および復元が完了しました。 File:Gardenia 「 I, said Nia. 」 ――その声を聞いて以降の彼女は、 『ガルデニア』と名乗った殺人鬼の記憶を有します。 【ソロール:[File:Gardenia] 完】 (+178) 2021/04/29(Thu) 18:42:22 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア>>キュー 少女はあらゆるところに存在している。 分裂バグだ。 この少女は街の中を歩いている。 いつかのように、時報の姿を探している。 (+179) 2021/04/29(Thu) 18:47:58 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア (+181) 2021/04/29(Thu) 19:03:50 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア>>166 キュー 「相変わらず面倒な話し方をするわね……」 呆れ口調でそう言って。すぐさま本題を口にする。 ……残された時間はきっと少ない。 「声を聞いたわ。 ……それできちんと思い出せたことには感謝してあげる。 あんた、これからどうするつもりなの?」 (+182) 2021/04/29(Thu) 19:19:52 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア (+186) 2021/04/29(Thu) 19:37:09 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+165 シトゥラ ちょっと、と言って手を避けるようにゆるく首を振る。 戯れのような抵抗。 だって、両手は左手を握ったまま。 「――ええ、」 小指同士を絡めて。 子供っぽいしぐさ。 淡く笑みを浮かべて。 慕情をたたえた瞳。 少女はようやく少しだけ、素直に言葉を吐く。 、、、 「今度も守ってちょうだいね、シトゥラ」 (+188) 2021/04/29(Thu) 19:48:00 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア>>171 (>>174) キュー 「……そう」 彼の顔を覗き込む。定まらない視線から、 こちらのことは見えていないのだろうとは分かっている。 けれど、合わない視線を承知で、薄紫で彼の瞳を見つめる。 「死ぬのって、こわいことよ。そう決めていたとしても。 ……たくさん殺してきたわたしが言うのも、ひどい話だけれど」 声色に後悔が滲む。今の少女にとって、ここは現実。 そういう『役割』だったから、と自身を許せるわけもない。 「つらくて、苦しいわ。それで、寂しいの。 ――あのひとに触れていたかったけれど、 きっと爪を立ててしまうから、それもできなかった」 受け入れることを選んだ少女が己に握ることを許したのは、 彼の手ではなく、無機質なシーツだった。 (→) (+198) 2021/04/29(Thu) 21:02:28 |
【墓】 N[IA<NβPC]>★村人≪観≫θ ニア>>171 >>+198 キュー 彼の腕をつよく掴む。……触れられない。 きつく握った手のひらに、爪が食い込む。 「ねえ、時報さん。 ……殺されるって、そういうことよ。 それでも、『ミンナ』のこと。信じるっていうの?」 (+199) 2021/04/29(Thu) 21:04:06 |
ニアは、反対言葉を呟く。「さよなら、時報さん。ここで、待ってないわ」 (c167) 2021/04/29(Thu) 21:52:21 |
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