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【人】 オーナー 敷島[本の作家が新たな一冊を書き上げて 再びこの地に戻ってくることがあったとして その頃には安さと掛け流しの温泉が売りだった ペンションのオーナーは、この世に存在しない。 最後の方は態とかのように客を怒らせることが増え 自分が何者であるかわからなくなった様子で まともに歩くこともできなくなっていたようだ。 そしてある日突然、眠ったまま目覚めなかった。 ペンション内にある自室で冷たくなっているのを アルバイトの山下さんが発見、通報した。 解剖の結果、病に冒されていたことがわかった。] (0) 2024/03/17(Sun) 9:59:14 |
【人】 オーナー 敷島[国内での発症例がごく限られる神経難病だった。 患者はいずれもヨーロッパ等への旅行歴が認められた。 敷島の場合も例に漏れず。 イギリスでの食事が感染源と推測された。 相続人のいない敷島は遺言書の作成を済ませており 遺産のほとんどは社会福祉施設に寄付された。 改装済みの平屋のペンションは本人の希望通り 古くなっていた孤児院の転居先として 活用されることが決まっている。 敷島への感謝の気持ちとして ペンションの名はそのまま使われることになった。] (1) 2024/03/17(Sun) 9:59:20 |
【人】 オーナー 敷島[────Snowy Day(雪の日). 失われるのも失うのも突然だった。 だが最も愛した友希と行人、 その名を遺すことができた人生は……。]** (2) 2024/03/17(Sun) 10:00:08 |
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