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【墓】 高野 景斗 ………? え、 [ 君のほうが余程、どちらの覚悟も 決まっていたのだと思い知らされて、 目を丸くさせてしまった。 自分じゃ、……できなくて、 真っ赤になって、それを伝えてくれて 今度こそ、息ができないくらい、 胸が詰まった。 ] (+65) 2023/03/23(Thu) 13:59:42 |
【墓】 高野 景斗[ 恋とはこんなにも、恐ろしく苦しく、 そして、泣きたいくらい胸が詰まるものだったのか。 臆病な俺は卑怯にも、 目の前のいとしいからだをきつく抱きしめて、 その涙を隠してしまうけれど、 どうか、責めないでほしい。 愛 を知るのは、はじめてなのだ。 ] (+66) 2023/03/23(Thu) 14:00:34 |
【墓】 高野 景斗 痛みは? [ ぬるつく指を、こわごわとその場所に侵入させていく。 異物感は拭えないだろうが、それでも 優しく少しずつ。 おもったよりもすんなりと、指一本飲み込んで いくので、ああ本当に自分で試していたのだと 知り、不謹慎にもその姿を思い描き、 密かに、興奮してしまいながら ] ……あったかい。 ゆっくり、抜き挿しするね [ 中で指を少し曲げて、宣言通り、 ゆっくり、その動作を繰り返しながら、 気を散らせようと、胸の突起に歯を立てる。 二人分の体液が纏わり付いた指が 行き来すると、卑猥な水音が響いて。 気が逸ってしまうから。* ] (+67) 2023/03/23(Thu) 14:01:36 |
【墓】 高野 景斗[ 求める、応える、それだけで 成立していた関係ではないのに。 気持ちを疑うような日々があったことへの 後悔と、そう感じさせてしまっていたであろうことへの 謝罪と、 それなのに、僅かな欲を感じ取って 受け入れるための場所ではないと知っていながら 準備をしてきてくれたことへの謝罪。 また、と言われれば、胸に埋まりながら、 今日もそうして謝ってばかりだった。 いつまでたっても、こちらの行動に、 思いに、付き合ってもらって ごめん などと言っては居られない。 ほろり、一筋の涙が肌を滑っていく。 降ってくる言葉に、頷いて。 瞬き、五つ分の間、自分と同じように 早くなっている心音を、息遣いを聞いた。 ] (+75) 2023/03/23(Thu) 23:12:40 |
【墓】 高野 景斗[ したい、さわって、脱がせて 今日だけでも、もう何度も、 求めてくれていた。 それに応えて、触れて。 体は正直に、求めて、応えて。 愛されるのも、愛するのも、 同じだけ覚えていたというのに。 情けないったらないな。 漸く顔を上げて、 ] うん、全部。触らせて。 [ 愛しいわがままをくれる唇に、 噛みつくことしかできないなんて。 ] (+76) 2023/03/23(Thu) 23:13:08 |
【墓】 高野 景斗 よかった、もう少し進むよ [ 痛みはなくとも、異物感が強いのだろう。 苦しげに、言葉を途切れさせるのを見て 力の抜けたタイミングでゆっくりと、押し入っていく。 ――仕入れた知識によれば、 徐々に数日かけて開くことを勧められていたか。 感じられるようになる箇所はあるが、 乱暴に暴いて行為自体に恐怖を覚えて しまわないように、だとかも。 その箇所とて、個体差に寄るため すぐに探し当てることは敵わない。ので慎重に。 ] (+77) 2023/03/23(Thu) 23:13:42 |
【墓】 高野 景斗 ん、…… [ 言わなくていい、と余計な言葉を 咎めるように髪を一束引かれて、ついまた 謝罪を口にしてしまいそうだったので、 本音を口にすることで、それを封じようと ] ここ、入ったらどうなるだろうって 考えちゃって。溶けそう。 [ してみたが、余計に煽るような事を 言っている自覚は、あまりない。 小さく震えながら、指を受け入れていくから 快感に変えることは難しくとも、 せめて少しでも気を散らせようと考えた末の行為に びく、と肩を震わせて驚いたように こちらを見られたので、 ] (+78) 2023/03/23(Thu) 23:14:22 |
【墓】 高野 景斗 ふふ、じゃ、 ン、 こっちに 集中して [ 言って、もう一度ちゅく、と突起を含んで、吸う。 あったかい、と言った時は意地悪を言って いるつもりはなかったけど、今度は少し そういう色が滲んだかもしれないな。 ] (+79) 2023/03/23(Thu) 23:14:52 |
【墓】 高野 景斗[ そのまま指はゆっくりを抜き挿しを繰り返し、 唇は覚えたばかりの快感を、忘れてしまわないように 反復するように、より覚えさせるように、 唇で、舌で、歯で、可愛がって。 ] 横になって? [ 指一本に慣れてきたのを感じ取ったら、 一度指を抜いて、横になるよう促して、 ] もう少し拡げるから、痛かったら すぐ言って [ 脚の間に身体を割り込ませて、 チェストの上からローションをたっぷり指に 塗りつけて、から再び中へと挿入し ] (+80) 2023/03/23(Thu) 23:15:18 |
【墓】 高野 景斗 ――ン、 [ 空いた手で片足を立てるように持ち上げて、 膝の近くから、足の付根に向かって順に 触れるだけの口付けを贈る。 愛おしげな表情を浮かべたままで、 精を吐き出したばかりの、その場所にも。* ] (+81) 2023/03/23(Thu) 23:15:57 |
【墓】 高野 景斗[ 触れ合う場所から蕩けていくような感覚。 これもまた今まで味わったことのないもの。 触れても触れても、まだ足りない。 他の誰も触れたことのないであろう場所まで 明け渡されて、尚。 押し返され、締め付けられるそこは、 とても、狭い。 勃ち上がったそれを他人と比べたことは ないけれど、とても今のままで収まるとは 思えないから、ゆっくり時間を掛けて。 怖くないように、痛くないように。 指一本埋めこんで、中で折り曲げ、 ゆるりとした速度で掻き出すように動かして。 そうしていると、触れれば分かる 他とは違う感触に気づくも、今はまだ 大きく刺激するようなことなく、撫でるようにして 往復させた。 ] (+88) 2023/03/24(Fri) 2:23:02 |
【墓】 高野 景斗[ 痛みに耐えるような表情を浮かべていないか 伺いながら、進めていたつもりだったが、 言動のほうは、だいぶ気が緩んでいたようで ] ……ほんと可愛くて、参る [ ぶわりと頬に赤みが差して、それとほぼ 同時くらいに、きゅう、と指が締め付けられる。 じわり、と目尻に涙を貯めながら。 入ることを想像して疼いた自分と、同じように 受け入れることを想像して、疼いたことは 想像に易かった。 ] (+89) 2023/03/24(Fri) 2:23:25 |
【墓】 高野 景斗[ 元々そこが感じやすい方ではなかったのだろう。 ぷくりと育った赤い実を食むたび、舌で巻き込む度 引っ掻くように歯を立てる度、零れ落ちる嬌声に 自分でも慣れてないのか、身悶えて ] は、……ッ [ 震える姿に、こっちのほうが蕩かされそうになる。 自分の指が、舌が、感じるように、 教えてしまったのだと、思えば、 劣情を煽られて。 内壁をひらく指にも、それが滲んで、 掻き出す動きも少しずつ早まっていく。 自分にしか見せない姿、触れない場所。 言いしれない多幸感が、あとからあとから 襲ってきて、目眩がしそうだった。 ] (+90) 2023/03/24(Fri) 2:24:44 |
【墓】 高野 景斗[ 横になってと言えば、 寂しいと言いたげに、目を細めて。 幸せの目眩が、愛しさの目眩へと変わる。 届かないと言いたげな手を一度はそのままに したけれど、ローションのボトルを置いて、 片足を立てるようにしたあとで。 ] ……さすがに初めてだけど、痛くしないから [ おいで、と言うように片手で誘い、 指を絡ませ、きゅ、と握って。 ] (+91) 2023/03/24(Fri) 2:25:12 |
【墓】 高野 景斗[ どちらのものか、わからない体液に 僅かな抵抗があったとしても、 愛したい気持ちのほうが遥かに勝れば、 戸惑いはなかった。 ぺたりと体液に濡れたそこが、頬に触れる。 顔を横に倒し、根本の側からねろりと舌を這わせ 先端部分に、口付けを数度。 同時に、 ――たぶん、この辺。 体内は目に見えないから文字通り手探りで、いいところってやつを探りながら、 ぱか、と開いた口の中、先端部分を収めて 輪郭をなぞるように、ぐるりと舌で一周。 先程よりも濃い匂いは、ローションが混ざって いないせいか、自分のが混ざっているせいか。 それでも興奮でクラクラしてくるのだから、 本当に参ってる。 異物感より、快楽が勝って欲しくて。 動機はそれでも、始めてしまえば、 ただ、愛おしむ行為に変わって。 ] (+92) 2023/03/24(Fri) 2:26:20 |
【墓】 高野 景斗 ………ン、ふ、……んん、 [ 反応があればあるだけ、嬉しそうに咥え込んで。 指二本、違和感なく飲み込んでくれるくらい 蕾が解れた時には、それなりに芯を持っていただろうか。 それでも制止が掛かるまでは、慣れないなりに じゅる、と水音を立てながら、やけに楽しげに 初めての愛おしむ行為を続けていたに違いない。* ] (+93) 2023/03/24(Fri) 2:27:39 |
【墓】 高野 景斗[ 感触が違う場所、掠めるだけに留めたが それでも、拾えるものはあるようで。 中にある指にはその震えも、硬直も 収縮も捉えることができるけど、 未知の快楽は、気持ちいいの前に、 怖い、から始まってしまいそうだから ――彼の場合は羞恥の色も濃いように 思えるし、 快楽に物を言わせて、無理やり押し入って しまうことのないように、やさしく。 ] (+100) 2023/03/24(Fri) 20:46:34 |
【墓】 高野 景斗[ 押し殺すように耐えて尚漏れる声も だいぶぞくぞくとさせてくれたが、 恥ずかしそうに声がこぼれ落ちた後に それを自覚するような仕草には、 堪らないものがある。 ひくり、快楽を逃がすように体がしなって 顔に押し付けられる、体に 滲む汗を舐め取るように、舌を滑らせた。 こちらはもう、とっくに蕩けきっているのだ 理性も、心も、思考も。 溶けずに残っているのは、君のことだけ。 だから溶けて良いとそう言った。 早く君にも、そうなって欲しいから。 ] (+101) 2023/03/24(Fri) 20:46:55 |
【墓】 高野 景斗[ 手が取られ、指が絡み合う。 上がった息を整えるようにしながら、 零す吐息ごしに目を合わせると、 微笑みを贈り合って、繋がる手に 力が籠もる。 手を繋ぎ合わせたまま、体ごと下方へ 向かい、敏感な場所へ舌を唇を 這わせていると、ひときわ大きな声が あがり、腰がびくり、と跳ねる。 それに一度、指を止めたのは、 痛みや苦しみからではないかと心配した故に。 止まっていたのは、五秒かそこら。 こり、ともう一度掠めた場所へ 指を滑らせると、また声が上がったか。 ] (+102) 2023/03/24(Fri) 20:47:33 |
【墓】 高野 景斗 ここ、 だね [ 問うようではなく、覚えるように 呟いた。 初めて、でも快楽を拾えるよう、 努めてきたつもりでいたが、 少しだけ、自惚れてもいいのだろうか。 それが表情にも色濃く滲んだまま 唾液に塗れた口内に彼の熱を招き、 同時に、ゆるく繋がった手を握るようにして あやすように、指先をとんとんと 相手の手に打ち付ける。 ] (+103) 2023/03/24(Fri) 20:48:03 |
【墓】 高野 景斗[ あまい声が自身が立てる音より 大きく耳をくすぐり、満たしていく。 一緒に、しないで、 その声も聞こえていた。 声色に悲哀や苦痛が滲んでいたなら すぐにでも身体を退けていただろう。 だけど、 あまい 声が、跳ねる腰が、そうじゃないと教えてくれるから、 口腔内、もっと、ってねだるみたいに 硬さを取り戻しつつあるモノが愛おしいから。 言い訳をいくつも、抱えて行為を続けた。 ] (+104) 2023/03/24(Fri) 20:48:45 |
【墓】 高野 景斗[ 決して小ぶりと言えない成人男性のそれを 喉の奥まで迎え入れる事は出来ずとも、 出来うる限り、受け入れて。 時々は弱い、と教えてくれた先端部分を 舐め回し、舌先で押し、吸い上げて。 きゅうきゅうと締め付けるのを感じ取れば 体内を蠢く指も何度も同じ場所を行き来させる。 やがて、程よく解れてきたなら、 名残惜しそうに、口腔内から熱の塊を解放し 勃ち上がったそれの裏筋に唇を滑らせ、 頂点に、短いリップ音を響かせて、 顔を上げた。 ] (+105) 2023/03/24(Fri) 20:49:11 |
【墓】 高野 景斗 だいぶ、柔らかくなってきたかな [ とろとろの表情を目に入れたら 思わず、顔を近づけかけたが、気づいて 顔を引いた。 今まで自分の性器舐めてた唇と キスしたいかと言われると、抵抗のある人も いるだろうから。 ] 気持ち良いって声、聞こえて めちゃくちゃ煽られた [ 繋いだままの手を引き上げて 頬に当てれば、あたたかさに目を細めて。* ] (+106) 2023/03/24(Fri) 20:49:35 |
【墓】 高野 景斗[ 覚えた場所を確認するように触れると 顕著な反応が見られ、首を揺らすのが見える。 抗いようのない快楽はときに、 深く沈み込んでいくように、恐ろしく 感じることがあるという。 それほどまでの快楽はまだ、 味わったことがない故に、想像でしかないが。 ――カウンターの中、後輩たちや 妹たちを纏めるように指示を出し、 憧れられるような目線をいくつも貰っている 自分自身も、格好いいと思うことがままある 彼が、今。 快楽に打ち震えて。涙で瞳を彩って、 艶めかしい声をあげていることで、 独占欲とか、そういうものが急速に 満たされていくと同時に、興奮を覚えて。 ] (+113) 2023/03/25(Sat) 0:33:03 |
【墓】 高野 景斗[ 自分のする事なす事、すべて 感じてしまう身体に、己がしたのだと 思うと、たまらなくなる。 繋がったままの手から、弱い力を 感じれば、握り返して。 ――そうして解放した後、 ぼうっとしている彼に僅か、 罪悪感が募る。 それまでしてきたことへ、ではなく これからすることへの比重が多い。 うつろな意識のままなのだろう うん、と頷きながら、頬を寄せ合って。 ] (+114) 2023/03/25(Sat) 0:33:16 |
【墓】 高野 景斗 ――……うん、 [ 辛かったら、……そう続けようとして やめてしまった。 こんなにくたくたにさせられて、 そこから更に、いじめるようなことを 強いるつもりでいるのだから、 優しい男の振りなどしたところで、 意味なんてありはしないだろう。 ――想定していたよりは、ずっと 快感も得られていただろうけれど。 目線が絡み、囁くようにして紡がれた 言葉が、ぶわり、頬に熱を灯した。 ] (+115) 2023/03/25(Sat) 0:33:33 |
【墓】 高野 景斗[ 猛る熱を抑えて、避妊具のパッケージを 乱暴に開いて、手早く装着し、 ] ……ッ、 [ 柔らかいそこへ、宛がうだけで、 心臓が壊れてしまいそうだった。 欲望のままに貫きたくなるのを 抑えるだけで、手一杯で。 やさしくしたいのに、できそうにない。 ] (+116) 2023/03/25(Sat) 0:34:13 |
【墓】 高野 景斗 力、抜いてて――……、 [ はじめに鋒が、やがて半分ほど埋め込むと、 ] ふ、……ッ……う… キツ…… [ 浅く息を着きながら、表情を伺い見つつ ゆっくりと、奥へと進み行く。 やがて全てを収め切ると、 ] 大丈夫、かな 入ったよ、全部、 [ 縋るように、ぴったりと体を合わせて。 ] (+117) 2023/03/25(Sat) 0:34:30 |
【墓】 高野 景斗[ 慣れる、までは望まない。 こんな狭い場所に押し入って、 すぐに、慣れろという方が土台無理な話。 それでも、呼吸が整うくらいまでは、 動かずにただ、繋がって。 ] ……も、動くね、 [ ごめん、の言葉を奥深くまで飲み込んで、 君の両手を背に、爪を立てても構わないと 言い置いてから、緩やかに律動を開始させる。 ] (+118) 2023/03/25(Sat) 0:35:07 |
【墓】 高野 景斗 あんま、もたない、 かも、 ――笑わないで ね [ そんな余裕が相手にあったかは、分からないけれど。 本当に、繋がった瞬間から、唇を噛んで 堪えていたもので。 ] ……はぁ、……ンッ…… [ 徐々に加速していけば尚更、 いつ弾けてもおかしくないくらい、幸せと快楽とで 満たされてしまって。* ] (+119) 2023/03/25(Sat) 0:35:21 |
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