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【人】 澤邑ん? [ 祭りの晩縁側でこゆきと晩酌をしていたとところ、>>2:n3遠くから何か腹に響くような音がする。咄嗟にこゆきを見たのだが大して動じてもいなかったか。それとも。 縁側から見える月に竜魚は届かなかった、そんなこと自分に知る由もないのだが。今同じ空を見ている人間が大勢いるんだろう。 途中ですれ違った一二三と九郎、孫たちよりもう少し年上だろう少年、息子が一二三たちに憧れたみたいに、彼らについて回ってりすることもあるのかもしれない。うさぎ堂の娘は休憩くらいできただろうか。 >>1:47自分が店に出ていた頃浴衣を買いに来てくれていた顔見知り、そう言った人たちも今も店に来てくれているんだろうか。そして今も月を見ていたらいい。その人たちの生き死になんて一つ一つがわかるわけもなく。知らないのならずっと幸せでいてくれることを想像していられる。家族が増えたとか減ったとか、新しく知ったらその時記憶を改めるんだろう。*] (48) 2022/10/07(Fri) 6:08:17 |
【人】 澤邑なるほど [ 翌日>>n0ラジオで聞いたか、新聞で見たか、新種の竜魚の話題で夜の物音の正体を何となく推し量る。鱗は白金、それは月夜に見られればさぞ綺麗だったことだろう。近寄れば危険なのもわかっているが。 自室で新聞を読む最中、こゆきはどうしていただろう。ふと思いついて、昨日買ったおもちゃを紙袋から取り出す。毛糸玉は昨日試した。今日は蜻蛉のおもちゃだ。] あ! [ そうしてる間に油断して、店に繋がる扉を見逃していた。こゆきの姿も見当たらない。逃げ出したのか、まだ居住スペースにいるのか。見当たらなければ店の方へ。店先のガラス戸は閉められていたから外には出てないはずとか、心配でたまらない。] (49) 2022/10/07(Fri) 6:09:22 |
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