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【人】 甲矢 潮音隣に越してきたカブトヤシオンと申します 三人家族です、共々よろしくお願いします これはつまらないものですが 皆さんで召し上がって下さい [母に連れられてだか母を連れてだか最早判らぬ様子で 小さな手に持つ蕎麦を差し出し挨拶をする 丁寧な物腰の少年は人好きのする笑顔を浮かべていた。] そちらの子は僕と同い年くらいでしょうか 来年から近くの小学校に通う予定です ねえ、きみ この街には来たばかりで友達がいないんだ ……仲良くしてね? [おば様の後ろから覗く少女と握手し反対の手を添え包み。 その時彼女を見る瞳の奥が妖しげに光ったのは 誰にも気づかれることがなかった。*] (17) 2022/05/17(Tue) 16:39:04 |
【人】 甲矢 潮音[幼馴染の記憶する出逢いはそんな所の筈。 それから当然のように近くに居続けている。 同じ学校に通って、 卒業すればしれっと同じ学校に進学して、 行き帰りは毎日のように共にして。 整い切って非の打ち所のない貌と 成績表の数字を5だけで揃える頭脳と身体能力を持ち 誰にでも優しく振る舞いもするものだから まあ、それなりにモテていた。 だけど道端の草には、……他の子には興味がなくて、 受けた告白は全て丁重にお断りを。] 大好きな子がいたんだけどね ずっと引き摺っている僕は まだ前に進めそうにないから…… [誰にでも優しいが幼馴染には特別に優しかった。 昔から一言一句変わらず述べる返事は 怒りの矛先をその彼女に向けさせぬ為であり それに……。] (18) 2022/05/17(Tue) 16:40:19 |
【人】 甲矢 潮音[……ともあれ、今はその幼馴染と交際している。 先日、自分から告白をした。 友達でいた期間は長い。 家族ぐるみで仲が良くて 互いの家には頻繁に行き来している。 間で夕飯をご馳走になりつつ 宿題を一緒にやっつけ終わって お茶を飲んで一息吐いて。 そんないつもの日常の中で 日常になかったことを告げたんだ。] 好きだよ、流歌 付き合おう [そのままの関係も決して悪くはなかったし、 卒業まではと思っていたところもあるんだけど、 なんていうか。 待てなくなってしまったから。*] (19) 2022/05/17(Tue) 16:40:56 |
【人】 甲矢 潮音── 現在 ── 流歌、まだかな…… [時間には来ると思っているけど。 制服の衣替えの時期は、少し先。 ワイシャツの一番上のボタンを外して ジャケットの襟をパタパタしつつ 朝の待ち合わせ場所で彼女を待つ。 夏の気配がすぐそこに迫っていた。*] (20) 2022/05/17(Tue) 16:42:42 |
甲矢 潮音は、メモを貼った。 (a4) 2022/05/17(Tue) 17:04:45 |
【人】 甲矢 潮音るかちゃんか 素敵な名前だね。きみにぴったりだ るかって呼ばせてもらうね? [いつだって優しい口調だけど 有無を言わさず我を通してしまう。 そんな奴だった。 隣の自分の家に帰ると 親が「かわいい子だったわね」と はしゃぐのはきっと似たようなもので。 そうだね、って調子を合わせながら 嘲りたくなるのを堪えるのに必死だった。] (66) 2022/05/18(Wed) 1:44:12 |
【人】 甲矢 潮音[目標にした学校のレベルは 彼女の成績にすると少し上のところ。 彼女がやる気を見せなかったら 自分も志望校を下げて構わなかったけど 受験の時はやけに頑張ってたな。 合格祈願のお守りや風邪予防グッズは 僕の分まで用意してくれて。 雛鳥が必死についてくるみたいで 愛らしくて、かわいくて、 甘いものが好きで、優しくて。 胸をきゅんと高鳴らせてくれる。 乙守流歌とはそういう女の子。] (68) 2022/05/18(Wed) 1:44:28 |
【人】 甲矢 潮音ドッキリじゃない 流歌「が」良いんだ [確認されればされただけ きみが良いんだと答えただろう。 何百、何千回言わされたとしても 変わることない、嘘偽りない気持ちを。] (70) 2022/05/18(Wed) 1:44:50 |
【人】 甲矢 潮音[さて、どうしてくれようか。] 今日は……一段とかわいいね それに呼び捨ても…… 付き合ってるって感じ、する 流歌だけが呼んでくれるしーくんも 僕は大好きだけど ……じゃあ、行こうか [別のことを考えてる様子は表に出さず くすって微笑って、手を取り歩き出す。 出逢った時からするとお互い成長したけれど 相変わらず自分のに比べたら指が細く小さい手。 小さくてかわいい流歌。] (72) 2022/05/18(Wed) 1:45:20 |
【人】 甲矢 潮音[……そう思うからこそ舌打ちしたくなる。 恋人繋ぎで主張もしながら歩いているというのに 流歌の、白くて綺麗な足を。 すれ違い様に見てくる野郎が何人か。 絶対、本人は気づいてない。 そもそもこの子は自分のかわいさを理解してない。 まあ、そんな所が益々かわいいんだけど。 堪らなくかわいいんだけど。 後でちょっと、反省させないとな。] (74) 2022/05/18(Wed) 1:46:01 |
【人】 甲矢 潮音[初めてのデートは本当にささやかなものだ。 何せ、準備が真の目的だから。 小物店に入って、色々と見て回って。] 流歌ってこういうのが好みなの? [好きな色とか、モチーフとか。 ……教えてもらえたかな? ちょうど一ヶ月後の本番に備えての リサーチをさりげなくして。 軽くご飯を食べたらそう遅くならず帰ろうとするはず。*] (75) 2022/05/18(Wed) 1:49:03 |
【人】 甲矢 潮音[愛おしいことを言うから 一瞬、きょとんとして。 悪戯っぽく笑った。] 勿論、良いよ。 ……お揃いつけてたら流歌と僕の関係 学校中に知れ渡っちゃうかもね? [吹聴してもう知れ渡らせてるけど。 彼女がどんなつもりかは解らなかったけど。 何れにせよ、僕としては大歓迎。 二つ纏めて会計を済ませてしまう。 代金を気にされたらたこ焼き奢ってよってすり替えて。] (136) 2022/05/18(Wed) 22:21:31 |
【人】 甲矢 潮音[軽くラッピングもして貰ったから つけるのは明日以降かな。 白と水色の彩色はきれいだった。 海も好きだったんだっけ、ってそんな所は鈍いけど。] ふー、ふー……もう大丈夫かな? はい、流歌 あーん [フードコートで食べさせっこして帰宅したかな。 学生らしいデートに出来たよな、って振り返りつつ。] (137) 2022/05/18(Wed) 22:21:56 |
【人】 甲矢 潮音[流歌の家の玄関前。] おやすみ、流歌。 楽しかったよ。また明日 [短めの前髪の間、おでこにちゅって 柔らかい感触を残したら 隣の家に帰っていった。*] (138) 2022/05/18(Wed) 22:22:09 |
【人】 甲矢 潮音[デートの翌朝は平日。 いつものように制服、家の前で待ち合わせ。] おはよ、流歌。……どうかした? 僕の顔に何かついてる……? [何にもわからないって顔で迎えて、学校へ向かうだろう。 手首にはお揃いのブレスレットがあった。] (144) 2022/05/18(Wed) 22:31:03 |
【人】 甲矢 潮音ああ、そうだ。 来月、流歌の誕生日だろう。 それと付き合って三ヶ月の記念日。 僕の部屋でお祝いしよう? [道すがらふと思い出したように提案した。 いつもと変わらぬ微笑みを浮かべて。*] (145) 2022/05/18(Wed) 22:31:15 |
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