元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a35) 2022/08/01(Mon) 6:50:54 |
【人】 元子役 辺世 流[珠梨さんと] 「どういたしまして。 迷惑なんてことはないよ。僕のことなら、いくらでも頼りにして。 …うん。もっと仲良くしてくれたら嬉しい。」 彼女の当たりの良さに引き込まれる。 本当に、一緒にいて楽しい。頼られるのも甘えられるのも嬉しい。 きっと、彼女に接した男なら、同じように思っただろう。 彼女はみんなに愛想良くて、甘え上手で、好意を持たれたんだろう。 (161) 2022/08/01(Mon) 18:19:42 |
【人】 元子役 辺世 流それから交わしたのは大学の話題や、お姉さんの話題。 「へえ、お姉さんが…今は?」 なんて話は、珠梨さんがどこまで話してくれたか次第。 僕の方の事情は、やはり少し彼女を戸惑わせてしまったかも>>152しれないけれど。フォローにしては少しズレている気もする言葉にくすりと笑う。 「大分スケール違う気もするな!…でも、ふふ。そうだね…ありがとう。」 思ったより申告にならずに受け入れてくれた、その事が嬉しかった。そうこうするうちに目的のカフェに辿り着き、入る前に、入口と僕の前に立つ珠梨さんからの質問>>153を、言葉>>154>>155を、全て聞いてから口を開いた。 (163) 2022/08/01(Mon) 18:31:00 |
【人】 元子役 辺世 流「今の僕が楽しいと思うのは、 珠梨さんとこうして一緒に仕事をして、一緒に話をして、一緒に過ごす。 それが、すごく楽しい。 もっと僕のことを知ってほしいし、『代わり』になるものを一緒に探してくれるなら、とても嬉しい。 それに、僕も珠梨さんの好きなこと、嫌いなこと、もっと知りたい。」 「珠梨さんがそうだって言うみたいに、珠梨さんも僕の『推し』なんだよ。」 (165) 2022/08/01(Mon) 18:42:54 |
【人】 元子役 辺世 流そこまで言って、彼女の方をうかがう。 少し押しすぎて引かれてないかか、と。でも、さっきのようなもやもやは然程なかった。 本当はまだ伝えるべきことが互いにあるかもしれないけれど、 「えっと…そろそろ入ろうか? 座っても話できるし、お腹空いてきたし… そうだ。食事終わったら、一箇所行きたいところがあるんだ。 急がないけど、よければ付き合ってくれないかな。」 色白の顔にはっきり分かるくらい顔を染め、そんな風に告げた* (166) 2022/08/01(Mon) 18:47:13 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a39) 2022/08/01(Mon) 18:48:21 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a45) 2022/08/01(Mon) 22:34:00 |
【人】 元子役 辺世 流[珠梨さんと] お姉さんの話>>208は、そのままさらりと聞いて (…結婚して家を出た??) 聞き流しそうになるのを、沸き起こった違和感がそうさせなかった。 (…もしかして。) 考えるのは彼女の境遇のことと、彼女が僕とどう接したいと思ってくれているか。いや、会って数日、複雑な事情を簡単に打ち明けるほうがおかしいと言えばそう。 それに、ひと夏の出会いにそんな深みは必要ない。 表面上さらっと爽やかに愛想よく、仲良くして楽しい思い出を夏の間いっぱい作って、それ以上の事もあるかもしれなくて、夏と共にバイトが終われば、いつしか思い出の1ページ。で終わるかどうかは流れ次第だけどそれでいいはずだ。 と思って いる いた。 (217) 2022/08/02(Tue) 5:33:36 |
【人】 元子役 辺世 流迷う。彼女は誰に対しても優しいだけかもしれない。 けれど、本当の事を全て打ち明けても受け止めてくれるかもしれない。 でも、それが彼女のためにはならないかもしれない。 そんなジレンマが胸の中で出口を求めてぐるぐるしている。 (219) 2022/08/02(Tue) 5:49:30 |
【人】 元子役 辺世 流ともかく、店の前でずっといても良くないから、店内へ入る。 もう一つの予定>>211については快く受けてくれてホッとした。 「へえ。海がこんなはっきり見えるんだ。いい席だな。」 さほど混雑はしておらず、ゆったりとした時間が流れていると感じる空間。ゆったりとしたソファに腰掛ける。 女の子とこうして二人で食事に来ることは、全くないとは言わないけれど実はほぼなかった。 中学まであれだけモテたのに、キスどころか付き合ったことさえない。 両親からきつく止められていたし、ゴシップ避けと思えばそれについては両親の言うことは正論だったからその通りにしていたのだけど。 (220) 2022/08/02(Tue) 6:05:39 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a51) 2022/08/02(Tue) 6:12:27 |
【人】 元子役 辺世 流食事の間は多分色々他愛も無い話もあっただろう。 趣味のこととか、食の好みや休みの過ごし方とか、旅行で行った場所とか、時にはやっぱり子役時代の話なんかも、したかもしれない。 「自炊はあんまり得意じゃないかな…パスタ茹でる程度で。」 「あそこの民泊、風呂とキッチン共用だけど気にならない?」 「小さい頃出てたローカルCM、運動用品の、何だっけ…ヘビサワ?」 「高校の頃は昼夜逆転気味だったけどさ。今は6時には起きるよ。ラジオ体操も近所の子ども達とやってる。」 そんな、色々な他愛もない話だって、もちろん楽しいから* (236) 2022/08/02(Tue) 12:07:21 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a55) 2022/08/02(Tue) 12:08:01 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a56) 2022/08/02(Tue) 12:44:59 |
【人】 元子役 辺世 流[珠梨さんと] 少しだけ気になることはある。 が、多くのものを隠しているのは間違いなく僕の方だから、しばらくは普通に楽しい一時を過ごすことにした。 このひと時だって、何にも代えがたい時間に違いない。 「ブルー・ラグーン?ぴったりの名前だね。 …うわ。すごい綺麗な蒼。」 運ばれてきたカクテルを目に、ため息が漏れる。 嗜む程度と言っても、グラスを前にそう口にする彼女は昼間の喧騒の中とは違って、見惚れていた。 少し会話が途切れる中、珠梨さんと目が合って、小首を傾げ微笑む様にどきりとして、気恥ずかしさに僅かに目を逸らしつつ、また口を開く。しばらくはその繰り返し。 (244) 2022/08/02(Tue) 18:46:42 |
【人】 元子役 辺世 流料理を前に乾杯し、ローストビーフを口に運ぶと、肉に詰まった旨味が口の中に広がり、顔がひたすらに緩む。 「美味しい………!牛肉って、こんな味わい深くなるんだ… 来てよかった…ありがとう!」 紹介してくれた珠梨さんに心から感謝しつつ、一口ごとに陶酔したような笑みが浮かんでいたかもしれない。 それからしばらく色々な話をして、民泊での生活の話で盛り上がったり、スタッフの皆の話も出た。 (245) 2022/08/02(Tue) 18:55:06 |
【人】 元子役 辺世 流そんな中、ふと先程話題にした誕生日の話になる。 「あ、うん。そうだよ、後10日で二十歳になるんだ。 うちの親、夏に川辺で出会ったらしくて、同じくらい暑い日に僕が生まれたから、それで僕の名前を「流」にしたって。 昔そんな事言ってたな。 …あんまり大勢に祝ってもらうのはちょっと気が引けるから言ってなかったんだけど… 一緒に祝ってくれるなら、嬉しいかな。」 思わず微笑んで、珠梨さんの方を見た。酔ったらやっぱり赤くなったりするのかな、と思いながら。 (246) 2022/08/02(Tue) 18:56:37 |
【人】 元子役 辺世 流「そう言えば、時間にはまだあるかな…」 楽しい時間の中、僕の方はローストビーフのボウルが空になり、ドリンクに口をつける頃。ふと腕時計を見て呟き、暗い中に所々控えめにライトアップされた外を見る。 「花火が上がるはずなんだよ、今日。 ひとなつ荘の方からだとちょっと見えにくい場所のはずなんだけど、戻り際によく見えるっぽい場所、見つけてるんだけど…」 と言えば、もう一箇所の行きたいところがどこか分かるかもしれない。 あえて言ったのは、行き先不明だと彼女が不安がりはしないかと、その点を気にして気を回したからなのだけど* (247) 2022/08/02(Tue) 19:06:57 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a58) 2022/08/02(Tue) 19:08:14 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a60) 2022/08/02(Tue) 19:56:42 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a63) 2022/08/02(Tue) 22:23:31 |
【人】 元子役 辺世 流[珠梨さんと] すっかり話に華が咲くうち、珠梨さんがいつの間にか2杯目を注文していて、それも食事が大方終わる頃には、粗方飲んでしまっていた。 もしかして、結構度数の高いカクテルだったのだろうか。 酔っているのか、さっきまでより口数も多いし、笑顔も増えている>>261>>262。 そんな様はさらに可愛く思えて、しかし無防備にも感じた。 これは良くない(理性に) でもまあ、僕が気をつけていれば大丈夫な事だ。 「言われて見れば流れ星も流か… なるほどな。気づかなかった。そう思うと素敵かも。 そこ は、両親にも感謝しないとね。 うん。じゃあ誕生祝い、しよう。…ふふ。小さい頃みたいに楽しみになってきた。どうしようか、考えてみるね。」 (266) 2022/08/02(Tue) 23:27:39 |
【人】 元子役 辺世 流そんなこんな、話しているうちに楽しい時間はあっという間で、花火の時間が近づいてくる。 どうやら、花火は半身乗り出すほど喜んでくれるみたいだ。 それはそう。夏の一大イベントなんだから。 僕だってわくわくする。 「うん、そうだね。そろそろ行こうか。 あ、会計は割り勘でいい、…行っちゃった。 全部奢りは流石に悪い…… まあ、次のとき逆に僕が出せばいいか。 …って、珠梨さん!!財布財布!!忘れてる!」 などと言いつつ、結局鞄を持って追いかけ、二人でレジに並び支払いを終え店を出た。 (267) 2022/08/02(Tue) 23:34:05 |
【人】 元子役 辺世 流外に出ると、すっかり夜。風もさすがに大分涼しい。 「えっと、ここからだと民泊に戻る手前だから、来た道を戻る…左になるね。 …………?」 意気揚々と陽気に差し出された右手>>265を見て少し頭に疑問符を浮かべ (払った分を割り勘で出せという意味かと一瞬思った) すぐに意図に気づく。 「あ…!ああ、うん。ほら。」 差し出された右手に左手を添えて握る。 手を触れるだけで唇が乾くくらい自分が触れていることを意識しているのに気づいた。 さすがに僕の手とは比べられないほど温かくて、すべすべして、柔らかい。 くすくす笑う顔を見てまた赤面した。 (268) 2022/08/02(Tue) 23:40:34 |
【人】 元子役 辺世 流「えっと、じゃあ歩ける?行くよ。」 割と酔っていそうだから少し心配はしたけれど、手を引いて歩き出す。珠梨さんのペースにあわせてゆっくりと。 向かうのは海沿いの道の途中、道路から少し入ったところにある、海に面した、砂場の上に作ったようにこんもりした小さな山。 何十段かだけ登ると、何かの小さな社があって、側には小さな展望台と座る場所だけがある。 どうやら僕達の他には誰もいないみたいで、展望台に着く少し前に、花火の弾ける音がした。 「おっと、始まったみたい。」 上に着くと、海と砂浜を見下ろせる場所。明るければ遠くにひとなつ荘も見えるだろう。登る頃にはいくつも大輪が打ち上がり、弾けるたびに僕たちの周りが少しだけ明るくなる。 (269) 2022/08/02(Tue) 23:49:10 |
【人】 元子役 辺世 流「うん、ここなら座って見られそう。 砂浜もいいけど…せっかくの服、汚れちゃうもんね。 座ろう。」 ここに来るまで握ったままの手を引き、一緒に展望台に座る。 花火の打ち上がる中、少し黙ったまま隣の珠梨さんを見て。 彼女が何か話したいことがありそうなら聞くけれど。 「今日はありがとう。本当、楽しかった。 それで、えっと。 …話が、あるんだ。…聞いてくれる?」 隣に顔を向け、珠梨さんの顔を覗き込むようにして告げた* (270) 2022/08/02(Tue) 23:53:56 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a66) 2022/08/02(Tue) 23:57:06 |
【人】 元子役 辺世 流[珠梨さんと] 歩き出す直前>>276、珠梨さんが顔を覗き込んできたので、心臓が跳ねた。微かなアルコールの残り香に、彼女の吐息を感じたせいもあるかもしれない。 「じゅ、珠梨さんも赤くなってるよっ……!」 見透かされている気がして、恥ずかしさをごまかすように握る手に力を込める。 思ったより彼女の足取りはしっかりしていたけれど、虫の声とか飛行機の明かりとか、普段気にも止めないようなことに反応する姿は悪くなかったし、実際そういう他愛も無い事でも話しかけられて、話しして、十分楽しかった。 気がそぞろになりそうなのを抑えて、彼女に合わせてゆっくりめに歩き、展望台まで辿り着いた。 (280) 2022/08/03(Wed) 5:51:53 |
【人】 元子役 辺世 流展望台に座る前、打ち上がる花火に感銘を漏らしてこちらを見る>>277姿に横を見れば、目が合って、彼女の目も花火を映し出して輝いて見えた。 何発も立て続けに、休む間もなく花火が打ち上がり賑やかになっていく場から少し離れた場所で、僕と珠梨さんの空間は少し静か。 「うん。花火があるって知ってから探してたんだけど、人も来てないし、思ったより穴場だった。」 珠梨さんはすっかり気に入ってくれたみたいで花火を見上げて夢中になってくれる。力のこもる手を握り返しながら、僕は花火より横ばかり見てしまっていた。 そんな中、話があると言って、体ごとこちらに向き直ってくれたのは>>278、それだけ僕が神妙に見えたのだろうか。 心臓がどくどくと打つ中、息を整え、話し始める。 (281) 2022/08/03(Wed) 6:03:12 |
【人】 元子役 辺世 流「珠梨さん…………………… えっと、ありがとう。僕のこと、今でも『推し』だって言ってくれて。元気な姿を見られるだけでいいって言ってくれて。 すごく嬉しかった。 また出かけてこの辺を案内したり、誕生日のお祝いとか、一緒にできたらきっとすごく楽しい。お互いのことをもだとよく知れたらいい。 言った通り、珠梨さんも僕の『推し』だから。 …でも、ごめん。その『推し』だって言うのはさ。 半分は本当だけど、もう半分は嘘なんだ。」 じっと隣に腰掛ける珠梨さんを見つめる。 (282) 2022/08/03(Wed) 6:14:19 |
【人】 元子役 辺世 流「珠梨さんが言うみたいに、元気な姿を見られるだけで幸せ…ってわけじゃないんだ、僕は。 遠くから見守って、応援しているだけでいいなんて思えない。 もっと特別な存在になりたい。 それは、うまく言えないけど、楽しい時間を一緒に過ごして楽しいだけじゃなくて、 ……他の誰かにするように優しくしてくれるだけじゃダメで、もっと独占したいって思ってるし、珠梨さんが他の誰かに同じようにしてたらきっと嫉妬しちゃうと思う。 なんなら、珠梨さんにも、僕のことを他より特別に思ってほしいって、独占して、なんなら嫉妬するくらいに思ってほしいって、そう思ってる。」 (283) 2022/08/03(Wed) 6:26:45 |
【人】 元子役 辺世 流「それもこれも、珠梨さんはこれだけ優しくて、困ってる子を放っておけないような人で、ちょっと心もとないけど根性とかしっかりあって、おっちょこちょいな所あるけど明るくて、気品みたいなものもあって、お洒落で…… あと すっごくかわいい 、人だから。素敵な人だから。だから……」 「僕は珠梨さんのこと、ホントに 好きだ から、友達以上になれたらいいって、そう、思って……るんだ。」最後の方は絞り出すように、口の中をかるからにさせながら語り終え、珠梨さんの手を握ったまま、ただじっと見つめ続けた* (284) 2022/08/03(Wed) 6:36:02 |
(a69) 2022/08/03(Wed) 6:37:06 |
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