【人】 和菓子屋 稲庭[一二三と九朗に商品をお渡しした後、団子が少なくなってきたのもあり、少し休憩に入ることが出来た。 ふう、と一休みしてお茶を飲み。 そしてすぐ、うさぎ堂を出た。 ろくに簪の礼も言えなかったのだ、狐面を探して兎面は駆ける。が、祭りだと浮かれて面をしている者はそこそこ居て、すぐには見つからず。 懐中時計を持った兎のように駆け回っていたのだが、神社への道を登る前にくたびれて、石段に座って空の月を眺めていた。] ああ……? なぁに、あれ…… [ぽかんと口があく。>>n2 白銀の鱗を持つ魚のような、蛇のような。 不思議な姿を、うさぎは見たのだ。**] (46) 2022/10/05(Wed) 0:47:01 |
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