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【墓】 奔放 クリス相馬栗栖は、倒錯した復讐劇が既に叶わないことに気づいている。 相馬栗栖は、相馬栗栖が相馬栗栖であることを知っている。 相馬栗栖は、相馬栗栖を悪魔と呼ぶことが出来ない。 相馬栗栖は、探偵には向いていない。 相馬栗栖は、偽物にすらなれない。 相馬栗栖は、相馬栗栖でしかない。 相馬栗栖は、 (+1) 2022/07/11(Mon) 2:47:57 |
【墓】 奔放 クリス「……、今更だね」 同じ顔で、同じ表情で。そいつは相馬栗栖の姿をしていて。 どこまでも愉快気に、そいつの生き方は自分が思った通りになったみたいな顔して。 古びた窓ガラスの奥で、そいつは相馬栗栖を見ている。 (+5) 2022/07/11(Mon) 20:06:40 |
【墓】 奔放 クリス 「あぁ、なに。殺しにでもきた?」 そいつは喋らず、笑っている。何も答えず笑っている。でも相馬栗栖は、それが当然だろうなと思っている。 ドッペルゲンガーにあったものは死ぬという。おあつらえ向きの話だな、なんて。狂った思考の中で思った。 そいつは、現実に殺された。そいつはもういない。悪魔はお話の中にしかいない。 そいつは腕を伸ばして、相馬栗栖の首を絞める。 そいつはどこにもいなくて、首を絞めているのは相馬栗栖自身だ。 (+6) 2022/07/11(Mon) 20:08:26 |
【墓】 奔放 クリスそいつのために生きて、そいつを殺そうとした。 まぁ、そいつから見れば、確かに。 面白い 存在なのだろうな、と思う。壊されていく。幼稚な想像が。愚かな人生が。 罪人は裁かれゆく。 (+7) 2022/07/11(Mon) 20:10:15 |
【墓】 奔放 クリス相馬栗栖は、そいつになり得なくて。 相馬栗栖は、とっくにつまらないとだけじゃ言い表せないだけの約束を抱えていて。 相馬栗栖は、確かにそれを解決するために動こうとしていて。 腕を引きはがし、窓ガラスを、殴り割り、相馬栗栖は── (+10) 2022/07/11(Mon) 20:11:59 |
クリスは、まだ、死んでいないかもしれない。 (c7) 2022/07/13(Wed) 0:30:24 |
クリスは、行方不明になっていないかもしれない。 (c8) 2022/07/13(Wed) 0:30:37 |
クリスは、どこかで話せるかもしれない。 (c9) 2022/07/13(Wed) 0:30:48 |
クリスは、解決するかもしれない。 (c10) 2022/07/13(Wed) 0:31:05 |
クリスは、まだ、終わってないかもしれない。その死が見いだされるまで。 (c11) 2022/07/13(Wed) 0:31:23 |
クリスは、どこかで死んでいく。 (c12) 2022/07/13(Wed) 0:31:44 |
クリスは、そのライトを、 (c17) 2022/07/14(Thu) 21:00:01 |
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