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【人】 社会人 サモエド[ 叔父に 『お見合いはしません』 と内容を読むわけでもなく 流動的に返事をしていると、 誰かから、連絡。 彼女からの初めてのメッセージ。 ] 惚れさせる、………… [ おもむろに、足が動くのは 彼女が行った方向。 段々と小走りになっていたと思うけれど、 やっぱり、わからない。 人を束縛していいのか。 どこからが束縛なのか。 両親はそれで離婚をしたから。 ] (6) 2021/03/26(Fri) 0:23:10 |
【人】 社会人 サモエド[ でも、そんなことを考えても意味がなくて。 駅の中に行けば大量に流れる人。 どこにいるのか分からない。 駅員に聞いてみて、その人を探す。 特徴的な綺麗な髪をしているから、 覚えている人は覚えていた。 ] っ、…ふ…………! [ 向かいのホームに、 それらしき人を見つけた。 気づいてくれるか分からないけれど、 階段を駆け上がり 息が荒い状態で電話をかけてみた。 ] (7) 2021/03/26(Fri) 0:25:11 |
【人】 社会人 サモエド[ 彼女が取ってくれたなら、 様子を見つつ急いで向かいのホームへ。 彼女が電話を取らなかったなら、 急いで駆け下りて どうか電車に乗りませんように、と 祈りながら彼女のもとへと。 ]* (8) 2021/03/26(Fri) 0:26:27 |
【人】 社会人 サモエド────叔父という人 『兄さん、この子預かって』 [ そんなことを言った妹のことを 20年ほど経った今でも鮮明に覚えている。 フランス人と結婚して、離婚して、 子供を授かっておきながら、 自分で育てるつもりはないと言った。 血の繋がった妹ながら 『一生うちの敷居を跨げると思うな』 と、言い放ったことも記憶に新しい。 それが、甥である圭汰だった。 母親と違ってとてもいい子に育って、 叔父さん、叔父さんと慕ってくれた。 ] (9) 2021/03/26(Fri) 10:37:46 |
【人】 社会人 サモエド[ そんな圭汰がここ最近、 携帯の電波が繋がらないようにしている。 そんなときが増えてきた。 月に2回くらいは、一昼夜。 繋がらなくなる前、 決まって私は圭汰とお見合いの話をしている。 圭汰にはいずれ後を任せたい。 だから、それ相応になる女性に出会わせたい。 しかしそれを圭汰は嫌がる。 決まって、嫌ですと言われてしまう。 ] (10) 2021/03/26(Fri) 10:38:27 |
【人】 社会人 サモエド[ 何を言わずとも良い学校を目指して、 周りに何も言われないようにと営業部へ。 実力もあって、周りからも今は慕われている。 なのに、浮ついた話のひとつも聞かない。 だから、心配でお見合いを何度も セッティングしようとしていた。 故にあの時は驚いた。 ] (11) 2021/03/26(Fri) 10:39:08 |
【人】 社会人 サモエド[ 圭汰とまた連絡が取れなくなった。 お見合いを言い出したからだったか。 でも、連絡が取れないと不安になって ずっとメッセージを送っていた。 返事がないまま、人と会う約束があって、 The Lapisの近くを通った時。 圭汰らしき若い男がそのホテルから出た。 隣には圭汰よりも少し若い女性がいた。 そこで納得したのは、 圭汰はきちんと自分のことを分かっていて 自分の道を作って行こうとしていた。 そして私は過干渉をしすぎていた。 ] (12) 2021/03/26(Fri) 10:39:45 |
【人】 社会人 サモエド[ 連絡が来たと思えば、内容を読んでいない返事。 『お見合いはしません』 それを見て、また顔を上げると 既に圭汰はもういなくて。 うまくいったかどうかは分からないけど 帰ったら話を聞いてみようか。 そう思いながら私も目的地を目指す。 ] (13) 2021/03/26(Fri) 10:40:26 |
【人】 社会人 サモエド[ 育ての親だから、仕方ないのだけれど 圭汰が両親から与えられなかった分の 愛情を妻と一緒に与えようと 粉骨砕身の思いで育ていた。 本当に可愛い子だった。 でも、子供というのはいつか巣立つのだ。 だから、親はそれを待つしかない。 それに気付くのが私は妻よりもとても遅かった。 圭汰には悪いことをしてしまったな、と 私は約束が終われば仕事に身が入らずに やめてしまったけれども、 偶にはこんな日があってもいいのでは。 ]* (14) 2021/03/26(Fri) 10:41:12 |
【人】 社会人 サモエド[ 彼が話すより前に、彼女の告白が聞こえる。 いい子じゃないからどうした。 今の彼ならそういいそうな。 彼女のいうことは人間として普通なのでは。 だって、彼だって浮気されて別れたことがある。 喧嘩だってする。 今の彼と彼女は喧嘩をするような… ] いいから、そこで待ってて! [ 電話越しに、珍しく声を上げた。 急いで階段を駆け上がれば見送ったはずの背中を 抱きしめられたなら、嫌と言われるほどに 強く、抱きしめただろう。 彼女が行ってしまえば、 人が格段と減ったホームでへなへなと 荷物を落として座り込んだかも。 ]* (17) 2021/03/26(Fri) 14:37:04 |
【人】 社会人 サモエド…………離したら、どこかに行くでしょ? だからやだ。やだよ、アンジー。 喧嘩するとか普通でしょ、それくらいなら 会っていく中で絶対するし、 浮気されないような人でありたい。 ……まだオレら出会ったばっかりで 性格の相性は分からない。 オレは、そう思った。 良い子じゃなくても、 それは理由にならない。 [ 夢話?確かにそうかもしれない。 でも確かに、離したくない人は 彼の腕の中にいて。 彼は息を整えながら、 ゆっくりと思いを伝えた。 ]* (19) 2021/03/26(Fri) 14:56:58 |
【人】 社会人 サモエド合わないって分かったら………… その時は仕方ない。 別れようか。…だって、良くないよね。 傷つくことはないよ? 良い経験になったんだから。 それに、他の子たちと違うから お互いの同意のもとで別れるんだ。 オレが納得して付き合って、 オレが納得して別れる。 ……何も心配しなくていいからさ。 [ 今までは、仲がいいと思っている中で 別れを切り出されたりしたから、 傷ついていたけれど、 この場合また違うから。 合わないって分かったら、 お互いにも別れるほうがいい。 震える声の彼女の頭をそっと撫でて、 落ち着かせてみても大丈夫だっただろうか。 ]* (21) 2021/03/26(Fri) 20:56:17 |
【人】 社会人 サモエドどうかな。結構そういう仮定考えるのは… 得意ではないんだけれど、 体の相性が良くなくて、……んー…… 多分好きになったと思う。 今までの人たちとローラちゃんの決定的な違いは その場の雰囲気を、楽しんでくれていたこと。 多分の話ばかりはあれだけど、… オレは結局のところオレの願望を無視して 女性自身の願望を叶えている人がいいんだよ。 [ 君の願望は素敵な人と一晩、だったけれど。 なんて、呟いてみて。 頭をふられたので撫でるのはやめて、 彼女がまだ質問をするなら誠実に答えただろう。 ]* (23) 2021/03/26(Fri) 21:16:48 |
【人】 社会人 サモエド …………あははっ。 大丈夫大丈夫。お見合いなんてそんなもの。 自分のこと可愛がるって大変だから。 [ 色々と彼女も考えたのだろうと思うと ちょっと気が抜けて笑ってしまった。 そして、彼女は少し回答に困る 大切な質問をしてくれた。 彼も結局のところそれへの答えがない。 でも、ひとつ言えるのは… ] どうだろう。オレは君が好き。 今はもう多分じゃない。 だから、オレと付き合って。 あと、今から鉄板焼きに行こう。 [ チェックアウト前の彼とは違うといいけれど 彼女に何か影響与えられたら、 色々と結果は悪くてもあまり気にしないだろう。 あと、単に最後はお腹すいてきたから。 ]* (25) 2021/03/26(Fri) 21:58:36 |
【人】 社会人 サモエド……ん。 とりあえず改札でようか。 アンジー、いつでもいいから返事を聞かせて。 そういえば、オレ君の年齢さえ… 知らないんだけど、それは教えてくれる? [ 体勢を戻して、彼女の手を取れば 立ち上がったことだろう。 残念ながら、鉄板焼きはこの駅が最寄り。 今度はエスカレーターにでも乗って 下に行けたら良いのだけれど。 鉄板焼きのお店には連絡を入れて 予約も入れたから大丈夫。 なのでその道中は彼女に質問をしたかも。 ]* (27) 2021/03/26(Fri) 22:29:28 |
【人】 社会人 サモエド17歳だったら、流石にアウトだね。 ……でも、君なら話さなそう。 卒業か、おめでとう。 よければお祝いさせて? [ 大学の卒業式は、この時期にある気がする。 だからいいって言われたら 卒業式覗きに行ってお祝いしたいけど そんなこと、許されなさそうだから とりあえず卒業祝いを鉄板焼きで してあげたらいいなと思いつつ。 ランチが済んだら、 もう一回この駅まで来て 本当は離したくないけれど まだ付き合ってもいないから 彼女を家に返さなきゃと彼は思った。 ] (29) 2021/03/26(Fri) 23:06:54 |
【人】 社会人 サモエド[ 好きだけれどそれを押し付けるのは下手。 だから、小さく呟いた言葉が 彼女に届かなければいいのに、と 心のどこかで思っていたような。 仕事は叔父の場所だけれど、 家は1人で暮らしているから邪魔もない。 チェックアウトなんて煩わしいものも。 ただ、彼女のことが知りたいだけなのに。 手段を選ばないという選択肢が出てこない。 ]* (30) 2021/03/26(Fri) 23:13:47 |
【人】 社会人 サモエドどんな振袖と袴を着るの? [ そんなことを聞いていたら、 鉄板焼きのお店に着いたはず。 最中で眉間にシワが寄ったのが目に映った。 あぁ、聞かれた。 ホテルの前でも本当はあんな表情をしたかった のかもしれないと思うと、 また苦笑いをしてしまったかも。 彼女への卒業祝いは、 デザートになっていたと思う。 肉、魚介、スープなどのランチコースが 彼女の前で作られていったような。 ] (32) 2021/03/27(Sat) 22:25:43 |
【人】 社会人 サモエド見に行きたいな。 桜に包まれる君の晴れ姿。 [ 多分、そんなことを言った。 いつのタイミングだっただろう。 コースの途中、それとも最後。 はたまた、柄を聞いた時か。 とにかく、彼自身が目を丸くしたはず。 心の中で秘めるつもりだった言葉だから。 ]* (33) 2021/03/27(Sat) 22:26:21 |
【人】 社会人 サモエド[ 写真を見せてもらえれば、 綺麗、と小さく呟いただろう。 似合っている、という言葉は それよりも大きめの声でしっかりと彼女に伝えて。 桜が咲き始めようとする時期に 多くの大学は卒業式を迎える。 ] いいの?……じゃぁ、正装していくよ。 とは言っても、この服と変わらないかもだけど。 [ やっぱり、あの発言をしたのは 彼女が写真を見せてくれた少し後だったよう。 彼女の返事に更に目を丸くしていれば、 顔なじみの料理長に変な顔、なんて言われたような。 それに目を瞑っても、料理は美味しかったし、 彼女には最後にcongratulationsと チョコペンで書かれていたプレートが 差し出されたはず。 ]* (35) 2021/03/27(Sat) 22:51:33 |
【人】 社会人 サモエドでも、折角の門出なんだし…… 考えておくよ。 [ 卒業式の話を振られると、 スーツを着て普通に、と写真を探してみせるはず。 その中には、バーバリーチェックのベージュスーツに 身を包んだもう少し若い彼がいたと思う。 叔父から譲られたスーツだと、 彼女に説明をしたことだろう。 食事が終われば、次の約束を 耳にして彼は顔を明るくした。 ] (38) 2021/03/28(Sun) 11:43:39 |
【人】 社会人 サモエド…………アンジー。 すごく言ってること二転三転するけど、 本当に帰る? [ 駅に戻って、彼女を見送らなきゃ。 そう思っていたのに、彼女を抱きしめた。 未練がましいことを聞いているのは 彼もわかっていた。 後ろ髪を引かれてしまったからか。 ] もう少し、一緒にいたい。 ……疲れてるなら、うちで休まない? [ 何もしないから、と付け足して。 いやだ、と言われたら 好きだよ、と呟いて腕の中から解放したはず。 ]* (39) 2021/03/28(Sun) 11:44:09 |
【人】 社会人 サモエド[ 卒業式の写真には叔父がいた。 少し誇らしげに、彼の肩に手を置く人。 彼女の表情が意図するものは 彼にはわからなかったけれど、 あまり気にしない方向で。 ] なら、後で卒業式の日程と場所、教えてね。 ここでまたね、の代わりに。 それと、おうちに着いたら 着いたよ、って連絡頂戴? [ 彼女が了承してくれれば、 そっと離して、彼女が改札を通り過ぎるまで 彼女をずっと見つめていただろう。 そして、彼女が見えなくなれば 彼は歩いて自宅へと戻るのだ。 彼女からの連絡をチラチラと 確認してしまったかもしれない。 その前に、彼女の前ではつけなかった あのカルティエの時計を腕につけて。 ]* (51) 2021/03/28(Sun) 20:46:37 |
【人】 社会人 サモエド[ 寂しかったかと言われると、 寂しかった。 けれど、彼女の言った言葉は嘘ではない。 そう信じた彼は彼女を見送った。 連絡して、と言ったのは 過保護故に心配しすぎたから。 でも、きちんと帰ってきたと連絡があれば おかえりなさい、と返事をしたはず。 ] …………あ。 [ 卒業式の日程が送られてくると、 彼はどこかに電話をして、 その日を楽しみにすることにした。 白いわんこが、彼女のそばにいたから。 ] もう少し、頑張れそうです。 (75) 2021/03/28(Sun) 23:23:21 |
【人】 社会人 サモエド[ ラフな姿の彼女と一緒にいる その白いわんこに少し嫉妬しつつ、 帰宅した彼は着替えて 彼女同様に寛ぐことに。 彼女への返事は、こう。 ] 『寂しがり屋は、 少しだけ元気になりましたが、 少し嫉妬しました。 卒業式が楽しみですね。』 * (76) 2021/03/28(Sun) 23:24:34 |
【人】 社会人 サモエド────── [ それから、数日後だったか。 彼女が教えてくれたところに、 彼は卒業式で着たバーバリーチェックの ベージュスーツに身を包んで、 手には花束を持って彼女を待っていたと思う。 どこの学部かまでは聞いたかどうか おぼえがないので、 卒業式会場の入り口で、 終わる頃を見計らって待っていた。 もし、彼女がどこかのタイミングで 見つけられたなら、 手に持っていた合計18本の様々な 薔薇の花束を彼女に渡したはず。 ] (77) 2021/03/28(Sun) 23:25:35 |
【人】 社会人 サモエド[ 1本の薔薇の花言葉は一目惚れ。 3本の薔薇の花言葉は告白。 5本の薔薇の花言葉はあなたに出会えた喜び。 9本の薔薇の花言葉はいつも貴方を思っています。 1本の薔薇は青。 3本の薔薇は赤。 5本の薔薇はピンク。 9本の薔薇は白。 喜んでもらえたら、彼にとって この上なく嬉しいことだろう。 ] 卒業、おめでとうございます。 これはオレからのお祝いです。 * (78) 2021/03/28(Sun) 23:26:16 |
【人】 社会人 サモエド色の意味と、本数の意味、… ちょっと調べて、相談しながら決めたんだ。 気に入ってくれたなら、 オレも計画した甲斐があったと思う。 ……すごく、綺麗だよアンジー。 [ 花束を持つ彼女はとても綺麗だった。 他の女性たちとは比べ物にならないほど。 勿論、彼の中の話なので、 一般論なんかではない。ド偏見である。 見つめていると、うちが楽しみ、と聞こえた。 夢だったか、と一瞬彼は考えた。 しかし、嘘ではないらしい。 何故なら、彼女が少し力を入れて 腕を組み一緒に写真を撮ったから。 ] このスーツ着てきて良かった… なんだか、一緒に卒業したみたいだ。 (102) 2021/03/29(Mon) 22:10:17 |
【人】 社会人 サモエド[ 彼女のお家訪問は、勿論OKを出す。 今日は少し汚くなっている部屋を 帰宅次第片付けようと心に決めて、 彼女の方をまたみた彼は、 小さな深呼吸をした。 ] (103) 2021/03/29(Mon) 22:10:56 |
【人】 社会人 サモエド[ そう言ってそのあとは一緒にご飯を食べたか、 彼女を待つ友達のほうへと押したか、 記憶に薄いところ。 でも、次の日から彼女を家へ招いたなら、 一回一回、彼女の新しい情報を得ようと 彼は努力したはず。 好きな人に、好きになってもらうため。 ]* (104) 2021/03/29(Mon) 22:12:39 |
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