【墓】 異国人 ナフ踊り子なのだから、傷を付けるべきではない。 いや、付けるべきだ。そういう存在にこそ映えるものだ。 ―――どちらにせよ、見世物の真似事が得意なのだから。VIPルームに閉じ込めておくには勿体ないだろう。 仮面を付けた青年に向けられた声は、おおむねそのような意見で固まっていった。 内容は問わず、公開で辱めを受けるのが良いだろう と。 (+0) 2021/07/03(Sat) 23:24:45 |
【墓】 檻の中の華 ナフ「……こうなるなら、コミュニケーションくらいは取っておくべきだったな」 仮面を付けた、もう一人の"従業員候補"に顔を向ける。 その声は、その容姿は。見覚えがあったから。 露わになった身体を隠す事はしなかった。 それが今求められている動作ではない事を、青年は理解していた。 一方で、淫猥な玩具や衣装に興味を示さなかった。そういった物には疎かったからだ。 膝を蹴られ、床に膝をぶつけると その端正な顔が痛みに歪む。 「……おれは、毒の類が…あまり効かない。そういう体に、なっている。他の方法を、取った方が…楽しめるんじゃないか」 (+3) 2021/07/04(Sun) 0:31:01 |
【墓】 檻の中の華 ナフ「おれは…、…あまり、面白みのない人間だと思う。 あんた達の、期待通りの反応が出来るかは…保証が出来ない」 同期―――と呼ぶのが相応しいかどうかはさておいて 彼とは違い、このような扱いを受ける事自体に抵抗はないようで。 「ああ、でも―――痛い事は、あまり得意じゃない」 (+5) 2021/07/04(Sun) 1:36:21 |
ナフは、ここにいる理由を理解している。 (c8) 2021/07/04(Sun) 1:59:08 |
ナフは、けれども 小さな声で「ごめんなさい」と言った。 (c9) 2021/07/04(Sun) 1:59:55 |
ナフは、失敗した。 (c10) 2021/07/04(Sun) 2:01:38 |
檻の中の華 ナフは、メモを貼った。 (c11) 2021/07/04(Sun) 2:03:42 |
【墓】 檻の中の華 ナフ撫でられること、それ自体は嫌いではなかった。 しかし、膝に通されたワイヤーリングと、頭上の回転ノコギリを見て 初めて、不安に瞳を揺らしている。 より刺激的に、より官能的なショウを演じることができれば 自分の身にも、同期の身にも危害が及ぶことはない。のだろうあ。 「…ムルイジ」 できそうか?と、反抗的な態度の彼に問いを投げた。 (+6) 2021/07/04(Sun) 9:46:27 |
檻の中の華 ナフは、メモを貼った。 (c12) 2021/07/04(Sun) 12:08:18 |
ナフは、連れられていく。抵抗はしなかった。 (c14) 2021/07/04(Sun) 12:44:01 |
【墓】 檻の中の華 ナフ「っく、ふ……」 褐色の肌に映える、肩から沿うように施された白い入れ墨が露わになる。 誰のものなのかも分からない手が体に触れるたび、くすぐったさと微弱に感じられる気持ちよさが襲う。ローションで滑りが良くなっていることも、一助しているのだろうか。 無意識に体に入る力を抜くように、息を吐いている。 少しでも余裕を残そうと、快楽から気を逸らそうと試みる。それがうまくいくかどうかは、さておいて。 (+8) 2021/07/04(Sun) 12:54:38 |
ナフは、それが何であるか、分からなかった。 (c16) 2021/07/04(Sun) 18:30:45 |
【墓】 檻の中の華 ナフ青年―――否、青年を装っていた少年は、毒物にこそ耐性があるものの。 "その他の薬物に対する耐性"を持ってはいない。 あくまで、自分が死なないための訓練で手に入れたものなのだ。そして、少年の目には それが"媚薬"であると気が付けない。 酔うくらいなら、いいだろうと。浮ついた頭で、それでも従順に―――研修を終えるために。 口に捻じ込まれる液体を嚥下する。刺激に体が震え、口端から漏れる媚薬すらも 周りを興奮するための材料になる。 くらり、頭が揺れる。 「っ、は……ぁ…?何、だ……っぁ…うっ」 じわり、汗が滲む。頬が紅潮し、息が上がる。 その間にも、愛撫の手は止まらず 抑え込めなかった甘い声が漏れる。 混乱する脳内が、快楽に染まって 思考がぐちゃぐちゃとまとまらなくなっていく。 (+11) 2021/07/04(Sun) 21:22:14 |
【墓】 檻の中の華 ナフ「んぐ、ぅ……ふ、うぅ…っ」 ショットグラスの中身を体内に入れる度に敏感になっていくようで、口の中をかき回されるだけでゾクゾクとした快感が背筋をのぼり 指でこじ開けられた唇から漏れる声に吐息が混じる。 脚の間のそれも、天を仰ぎ先走りを床に滴らせている。 「なに、ぁ…あ、あぁっ…!?」 乳頭を挟むクリップの痛み―――否、痛みは感じなかった。少年を襲ったのは、強い強い快感だ。 薬によってより増幅された快楽が、少年を絶頂へ導く。 びく、と背を反らせて。ぱた、ぱたと床に白濁が飛び散った。 くたりと力の抜けそうになる体を、周りにいる男たちが腕を引いて支える。 それでも、まだ。体を焦がす熱は収まらなくて、ローターが取り付けられ 穴を広げるように玩具が挿入されるのを感じると、少年のそれはまた勃ち上がっていく。 まだ、準備段階であるというのに 空気が肌に触れるだけで感じてしまいそうで。 未熟な少年は、理性をギリギリのところで繋ぎとめることしかできない。 (+21) 2021/07/05(Mon) 0:54:32 |
【墓】 檻の中の華 ナフ声を掛けられて。ふる…と体を震わせてそちらに顔を向ける。 「けん、しゅう…あ、あ…分かった… それが…お客、様の…要望、だったな…」 手が一度離れていけば、少しばかり余裕を取り戻そうと呼吸を整える。 いつもの衣装よりも露出が多く、落ち着かないが フェイスベールを身に着け、"踊り手"としての自分をほんの少しだけ取り戻す。 過敏な体は昂ぶりを訴えるが、今は役目を全うしなければと気を張って抑えつける。 ショーを無事に終えることが出来れば、それでいいのだから。 (+22) 2021/07/05(Mon) 1:49:17 |
【墓】 檻の中の華 ナフここで失敗してしまえば『取引』を無駄にしてしまうかもしれない。 少年は、主催の言葉を聞いて素直に頷いた。 仲の良い人間も、特にいはしないのだけれど。 「…よろしく、お願いします」 カメラに映されることには、慣れている。 少しばかり、普段よりも風を敏感に感じてしまうくらいで。 音楽に合わせてしなやかに体を動かして、舞いを踊り始める。 指先までピンと伸ばした腕、床を軽く蹴ってはアクセサリーを揺らしている。 擦れる布に息は上がり、再び起き上がる股間のそれが主張しているのがよく見える。 (+23) 2021/07/05(Mon) 2:51:16 |
【墓】 檻の中の華 ナフいける。盛り上がりの声も、聞こえている。 このまま続ければ と、優雅な舞いを続けている。 続けようと、した。 「は、ぁあ…っ!?や、な、っ…!」 ガタン! と大きな音がしたかと思えば、舞台の上で蹲る少年の姿が見えるだろう。 嬌声を上げ、逃がせない快楽を直に受けて欲をその場で吐き出す。 まだ、音楽は続いているのに。 立てない。 (+24) 2021/07/05(Mon) 3:16:40 |
【墓】 檻の中の華 ナフ「ひっ、ぁあ…!!とめ…っ!」 縋るように床に爪を立てて、猫のように腰を高く上げている。 強すぎる快楽から逃れるための姿勢は、秘部を無意識のうちに慣習に晒すことにもなっている。 役目を果たさなければ、と思うのに。 このまま客の声がブーイングに変わってしまう事を恐れているのに、体にちっとも力が入らない。 気持ちとは裏腹に、体は玩具の刺激で絶頂へ駆け上り 二度、三度と吐き出したもので、自身の真下の床に白濁の粘ついた水溜まりを作っていく。 助けてくれ、の声も出せずに 仮面の下からぽたりと透明な水がこぼれた。 (+25) 2021/07/05(Mon) 7:54:00 |
ナフは、炎を見た。 (c17) 2021/07/05(Mon) 12:18:03 |
ナフは、唇を噛んで。 (c18) 2021/07/05(Mon) 12:18:44 |
ナフは、何かを伝えたそうにテンガンを見て、小さく首を横に振った。 (c19) 2021/07/05(Mon) 12:26:51 |
ナフは、バーナードを、見ている。 (c20) 2021/07/05(Mon) 12:38:13 |
【墓】 檻の中の華 ナフうるさい。うるさい。うるさい。 ごめんなさい。 苦しいけれど、本当は逃げ出してしまいたいけれど。 それは、今ではない。それだけの、話。 少年は痴態を晒しながら、もう一度だけ決意を固める。 (+26) 2021/07/05(Mon) 12:48:18 |
ナフは、バーナードを見て、頷いた。 (c22) 2021/07/05(Mon) 12:51:51 |
ナフは、お願いを聞き届けた。 (c24) 2021/07/05(Mon) 18:54:32 |
ナフは、少しだけ、複雑な気持ちを抱いた。 (c25) 2021/07/05(Mon) 18:55:28 |
ナフは、頭の中が白く、浮ついたような気分になっている。 (c26) 2021/07/05(Mon) 19:09:17 |
【墓】 檻の中の華 ナフ少年は、未だ止まらない玩具の刺激に体がもたず 濡れた床に倒れ込んで、びく、と時折大きく跳ねるように体を震わせている。 意地で声だけは抑え込んでいるものの、絶頂に伴い吐き出される精はもう薄く量も少なくなっていた。 仮面越しに、近づいてくる声の方に目を向ける。 (+28) 2021/07/05(Mon) 19:36:06 |
ナフは、でもどうして、と 朦朧とする中で思っている。 (c27) 2021/07/05(Mon) 19:42:59 |
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