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【人】 浮遊する ハグベリー>>4 大好きな家族達 「随分掘って疲れたでしょう。 あとはお兄ちゃんに任せて。」 優しい声で。 優しい笑顔で。 そう語り掛ければ、スコップを受け取って。 数日前より頭一つ分下がった高度。 弟が重しになってくれれば、もっとぐっと下がる。 ありがと、と頭を撫でてから、ざく、ざくと。 まずは 愛していた家族が、安らかに眠れるための穴を。 たくさん要る やがて汗ばみ、息が荒くなる頃。 きっと、十分なだけの穴が掘れる。 お兄ちゃんは、力持ちだ。 (5) 2022/07/25(Mon) 16:56:10 |
ハグベリーは、笑顔で見守った。 (a1) 2022/07/26(Tue) 14:32:03 |
ハグベリーは、涙を流している。 (a2) 2022/07/26(Tue) 14:32:24 |
ハグベリーは、息苦しい。吐いた空気が上に昇っていくのを見た。 (a3) 2022/07/26(Tue) 14:32:56 |
【人】 浮遊する ハグベリー>>14 愛してる 目の前で行われる惨劇を。 しかし兄を名乗る青年は、笑顔で見つめている。 笑顔で、笑顔で、笑顔で。 それ以外の表情を忘れてしまったかのように。 それこそが最も幸せな事であるかのように。 ただ、ただ笑顔で見つめて。 でも、それがとても痛い事は分かるよ。 苦しいよね、辛いよね。 すぐに、直ぐに楽にしてあげるから。 だって俺。 お兄ちゃんだから。 きっと、愛する弟にはよく見える。 青年が。 スコップを思いっきり、振りかぶるのが。 真っすぐ、頭に……振り下ろされる所まで。 (16) 2022/07/26(Tue) 20:16:26 |
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