【墓】 痛覚鈍麻 ラサルハグ──あの従業員は、上からこの船に売り渡されたと聞いた ──なら、あれを玩ぶなどいつでもできる事だ。 ──そうだ、そうだ。 ──今は、新しく入って来た二人のショーに興じるとしよう ────そうしよう、そうしよう。 そのような声を受けて、 嘗て"怠惰"に座す者であり、そして"共犯者"であったものは 鎖を引かれ、従業員に連れられて、舞台の袖へと消えて行った。 (+5) 2021/07/07(Wed) 21:59:58 |
ラサルハグは、惨憺たる歓楽の一齣をただ舞台の袖から見ている。 (c43) 2021/07/08(Thu) 12:25:15 |
ラサルハグは、共犯者の一人が何処かで何かえらい事になっている気がしてきた… (c52) 2021/07/08(Thu) 14:38:32 |
ラサルハグは、お手上げです(昨日ぶり二度目)。 (c55) 2021/07/08(Thu) 14:59:55 |
ラサルハグは、え、今?という気持ちになった。付き合いますが。 (c64) 2021/07/08(Thu) 19:02:20 |
ラサルハグは、やり方さえわかれば大体の事はできます。 (c68) 2021/07/08(Thu) 19:08:39 |
ラサルハグは、赤色のあやとり紐を受け取った。 (c69) 2021/07/08(Thu) 19:10:09 |
ラサルハグは、12段はしごが事故った (c70) 2021/07/08(Thu) 19:10:51 |
ラサルハグは、両手が大変な事になった。 (c71) 2021/07/08(Thu) 19:11:20 |
ラサルハグは、わからない……になった。助けてほしい (c73) 2021/07/08(Thu) 19:13:53 |
ラサルハグは、前向きに考慮しておく事にした。 (c76) 2021/07/08(Thu) 19:20:18 |
ラサルハグは、それはそれとして詰んでいる。 (c77) 2021/07/08(Thu) 19:20:29 |
ラサルハグは、ゲーミング右眼ほど酷くはない。少なくとも、絵面は。 (c79) 2021/07/08(Thu) 19:23:41 |
ラサルハグは、痛い事には痛いし大変なのであんまりしたくはない。 (c82) 2021/07/08(Thu) 19:26:59 |
ラサルハグは、仕方ないので引きちぎる事にした。できなかった。 (c83) 2021/07/08(Thu) 19:27:31 |
ラサルハグは、この世の終わりみたいな顔になった。 (c84) 2021/07/08(Thu) 19:27:41 |
ラサルハグは、お手上げです(数時間ぶり二度目)。 (c87) 2021/07/08(Thu) 19:30:18 |
ラサルハグは、よりおしまいになった。もう助からないぞ。 (c89) 2021/07/08(Thu) 19:31:18 |
ラサルハグは、今は首輪付きなので余計に絵面がひどい。 (c91) 2021/07/08(Thu) 19:32:53 |
ラサルハグは、両腕縛り(物理)で折り紙に挑戦する事になった。 (c94) 2021/07/08(Thu) 19:37:02 |
ラサルハグは、頑張ってみる事にした。できなかった。 (c98) 2021/07/08(Thu) 19:40:59 |
ラサルハグは、もうだめかもしれません。 (c99) 2021/07/08(Thu) 19:41:07 |
ラサルハグは、もう一度やってみる事にした。立体的で可動部のある猫ができた。 (c102) 2021/07/08(Thu) 19:44:40 |
ラサルハグは、なんとかなりそうだ。 (c103) 2021/07/08(Thu) 19:44:55 |
ラサルハグは、もうだめかもしれない。 (c107) 2021/07/08(Thu) 19:48:26 |
ラサルハグは、首を傾げた。 (c110) 2021/07/08(Thu) 19:51:25 |
ラサルハグは、んんんんん………… (c112) 2021/07/08(Thu) 19:52:46 |
ラサルハグは、仕方ないので従業員に切ってもらった。業務を滞らせてはいけない。 (c114) 2021/07/08(Thu) 19:54:54 |
ラサルハグは、ややお叱りを受けた。 (c116) 2021/07/08(Thu) 19:55:18 |
ラサルハグは、仲が良いのだろうか?バーナードと? (c119) 2021/07/08(Thu) 20:11:39 |
ラサルハグは、大人しく正座した。反省はしているのかよくわからない。 (c120) 2021/07/08(Thu) 20:15:28 |
ラサルハグは、嘗て共犯者だった"暴食"の言葉は真実だったのだと理解した。 (c122) 2021/07/08(Thu) 20:45:50 |
ラサルハグは、侵されるような倫理道徳を持ち合わせていない。初めから。 (c129) 2021/07/08(Thu) 21:44:56 |
ラサルハグは、ただ仕事の事を考えている。 (c130) 2021/07/08(Thu) 21:45:08 |
【墓】 痛覚鈍麻 ラサルハグ────さあ、こちらも幕を上げよう。 踊り子の少年の華々しい舞台が幕を引き、 観客は興奮冷めやらぬ様子で口々に鮮烈なショウを讃え そして、目当てのものを観終わった者から捌けて行く。 それから、次なるお目当てを求めて、観客が減る事など無い。 それらの様子と、今一時の休息の後。 そして再び幕は上がる。 脚付きの台に乗せられた、成人一人よりやや背丈の高い箱 それを運ぶ従業員達を付き従えて、 "怠惰"に身を滅ぼした者が今一度舞台へと上がる。 その装いは一転して"裏切者"であった時と同じ、 白を基調とした上等なスーツに目元だけを覆う簡素な仮面。 けれど誰の趣向か、依然としてその首元には 何かに、或いは何もかもへ隷属を示す首輪が存在を主張している。 「皆様、大変お待たせ致しました これより演目は従業員テンガンの研修へと移り…… 進行は不肖この『ラサルハグ』が務めさせて頂きます」 恭しく一礼をして、箱の傍の従業員へと合図を送る。 「特別協賛者のジェラルド様に、どうか盛大な拍手を。」 そして、破裂するような拍手、腹の底に響くような喝采と共に パンドラの箱は開かれ、概観悍ましくも蠢く肉塊のような 粘液滴る触手の塊で形作られた生物が姿を顕にした。 (+21) 2021/07/09(Fri) 1:59:13 |
【墓】 痛覚鈍麻 ラサルハグ「そして──テンガン。あなたがこの舞台の主演です 『彼』と共に、どうかこの演目を大いに盛り上げるように」 自らが手引きした男を呼び招き、 潔癖な白い手袋に覆われた指先がその背をなぞり上げる。 語りは台本を読むように明晰で、滔々と流れ── 「彼はジェラルド様にご提供頂いた"開発品"… どうぞ傷を付ける事の無きようお願い致します …ああ、怯える必要はありません。彼に獲物を害する意図は無い ただ、そう、『食事』を求めているだけなのです……」 無機質な仮面、その奥の無感情な虹彩はそのままに 「──では、いってらっしゃい」 うっそりと囁いて、 その背を押した。 その力はそれなりに強く、そして唐突だった。 恐らくは、 殆ど四つん這いになる形で この悍ましい生物にあなたはその身を預ける事になるだろう。 (+22) 2021/07/09(Fri) 2:00:13 |
【墓】 痛覚鈍麻 ラサルハグ「 随分と気に入られたようですね? 」逆光を背負い、冷たく無感動な蛇の目がその哀れな姿を見下して 白手袋の指先が貪られる男の顎を掬い上げる。 そして、その指が真一文字に引き結ばれた唇を割り開き 熱い口内に滑り込み、震える舌を抑える。 その隙間から潜り込もうとする触手もあるだろう。 こうすれば、あなたが歯を立てる事などできないと確信している。 別に歯を立てられたってどうとも思わないのだけど。 「けれど…ええ、快楽に悶え、なお耐え忍ぶ姿も魅力的でしょう ですが、そればかりではならないのです。」 絡め取られ、咥え込まれる被食者のすぐ傍にあっても "怠惰"がその毒牙に掛かる事は無い。 今となっては如何なる性も宿さないその身体は、 決してそれの"獲物"足り得ないのだろう。 「ああ……これでは彼の表情が窺えませんね ──いいえ、皆様どうかご安心ください。 彼が与えられる快楽に悶え、身を焦がすその様は 舞台後部のモニターにて鮮明にご覧になる事ができます」 また一つ、合図を送る。 それと同時に、舞台奥に設置された大きなモニターに 何処かに仕掛けられたカメラの映像が映し出された。 さあ、そこに映るあなたの姿はどのようなものだろう? (+25) 2021/07/09(Fri) 3:35:14 |
【墓】 痛覚鈍麻 ラサルハグいっそ哀れな程に無力な抵抗はもはや甘噛みに過ぎない。 鋭敏に昂りつつある口蓋をやわらかくなぞりながら、 滑らかな手袋に覆われた指がずるりと引き抜かれる。 無意識が唯一のよすがとした仮面を奪われ、素顔を曝され、 そしてみじめに絶頂する男を冷たい瞳が見下ろした。 「──── 一回目。ああ、でも… 彼もお客様も、まだまだ満足されてはいないようです どうか頑張ってくださいね、テンガン。 それがいつまでになるかは僕にはわかりませんが…」 揺れる瞳も、くぐもった啼き声も、悩ましくも浅ましく揺れる躰も 今この場では決して同情の対象足り得ない。 観客はその姿に熱狂し、更なる辱めを煽り立て、歓喜の声を上げる そして、"怠惰"はそれに応えるべく、与えられた役を演じるだけ。 縋る事は自由だが、決して誰も助けてなどくれないのだ。 「彼が、そしてお客様が満足するまで…… あなたがどんなに嫌だと叫ぼうと、この演目は続くのです それに、あなたもまだ足りないでしょう? 」絶望は、実に音も無く這い登る。 その生物の纏う粘液は獲物の躰を否応なしに快楽に昂ぶらせ、 そして、その暴力的なまでの快感は 哀れな好餌が"餌"を供する事ができなくなるまで 苛み続けるのだ。やおらに靴音は鳴り、"怠惰"は嬲られ続ける男の正面を離れる。 そしてその隣へと膝を付き、男の背筋をそうっとなぞり上げた。 (+28) 2021/07/09(Fri) 12:39:59 |
【墓】 痛覚鈍麻 ラサルハグ「その悪趣味さえもを喰らおうとしていたあなたは… ああ、単なる一時の錯覚でしたか?」 悶え苦しみながらも吼え立てる獣を淡々とあしらって、 焦れたようにも性急な触手の動きとその暴虐に晒される男 抗う気力を失った哀れな玩弄物の姿に、 仮面の奥で、無感動な瞳を細めた。 「ねえ、テンガン」 悍ましくも奇怪な生物に背を預ける形となった男に、 "怠惰"はしなだれ掛かるように覆い被さる。 潔癖な白に覆われた指が、精巧な彫像のような腹筋を撫で上げて それから、汗の伝う顎をなぞり、頬を寄せた。 「今この時だけは、彼や観客に従順で居た方が あなたにとっても、楽なんですよ 」新たな餌食と早とちりをした触手が首筋を這い回る。 強制的に、けれど蟠る一方の熱にぞわりと皮膚が泡立って ああ、でも、今はただ、この役に殉じなければ。 だから、 白蛇は仮面をずらし、唇を奪い、その呼吸を呑んだ。 (+31) 2021/07/09(Fri) 17:22:18 |
【墓】 痛覚鈍麻 ラサルハグ息を詰め、逃がす先の無い快楽を叩き付けられ 耐えようのない熱に打ち震える男の快楽にわななく舌を やや体温の低く、二叉に裂けた舌がなぞり上げる。 人々を神に背くようにと唆す蛇 或いは、遍くを欺く二枚舌«スプリット・タン»。 職務の遂行に必要なあらゆる処置を受けた 優秀な裏切者、『工作員』の証。 『工作員のラサルハグ』は知っている。 壊れない為には、ただ全てを受け入れるしかない のだと。いつまでかはわからない、けれどこの船に身を置くのならば あなたはそれを理解するべきだ。 (+32) 2021/07/09(Fri) 17:22:49 |
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