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【人】 アレン[さくさくさくと足音が鳴るのは幻聴だ。雪が積もるにはまだ早い。終わらないハロウィンの残骸を肩に引っ掛けながら、薄暗い道を歩んだ。 饗宴の残滓が腕や脚を引いているのに気づいていながらも、振り解いて進んでいく。 ……手を繋いで歩く親子の姿がいやに目につくもんだから、 首元に冷たい風を感じて、膨らんだポケットを探った] (12) 2018/11/05(Mon) 20:22:39 |
【人】 アレン……。 [秋のおしまいのはじまりの匂いも、ドアをくぐればなくなって、靴の土も落とさないまましばらく立っていた。 正解なんてない。ちっぽけな何かが救いに変わることがあれば、救いを願ったものがべつのなにかに変わってしまうこともある。 けれど、ちっぽけなきっかけを救いにできない程度には もう大人じゃないわけじゃないから。 そう信じて。ただいま、と声を上げる] (13) 2018/11/05(Mon) 20:22:56 |
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