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【人】 双子 吹雪/雪菜[>>0男が扉を叩いた辺りで さっ、と雪菜は冷静になる。 鍵を出さなかった時点でここは男の部屋ではない。 届け物の意味も分からない。 だからそれは部屋の主を呼び出そうとする為に スタッフを偽っているのだろう。 そんな強く扉を叩くスタッフなど居ないが。 部屋から男が出て>>0 先程まで繋がっていた男が動いた辺りで手が離れただろう。 その時にパッ、と逃げ出す。 部屋の人の末路など見てはられない。 この船には数度乗船している。 セックスなどを目的としているなら 揉め事だって起こらないはずは無い。 一番簡単なのは 廊下にある火災報知器を 思いっきりぶっ叩く事。 そんなことを思って、廊下の角を曲がろうとした時に その視界の先に、『姉の姿が見えた。』] (1) 2020/07/18(Sat) 2:28:21 |
【人】 双子 吹雪/雪菜『……なん』 [なんで、と思考が働く前に 直ぐに雪菜は立ち止まり 振り返って男がいる方を見た。 騒ぎを大きくして 男をスタッフにどうにかしてもらうことは出来るし 私一人なら逃げ切る自信があった。 けれど姉がいるのはダメだ。 姉と一緒では逃げられないし。 私だけが逃げた時、あの男に 姉が捕まえられるのは……想像しただけで寒気がする。 姉の姿は直ぐに見えなくなったが 近くにいるだろう。 振り返って雪菜の目に入ったのは 怒って手を振り上げた男の姿だろうか?]* (2) 2020/07/18(Sat) 2:28:41 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[気絶した男を介抱したまま そうすればシャワーの音が聞こえる。 雪菜は脱いだワンピースを上から被る。 ブラは着ける時間も惜しくてそのまま。 そうしてとあるものを探す 男が手に持っていた銃。 とはいえ浴室内に持ち込んでいれば どうしようもない。湿気で壊れてしまえ、と思うぐらい。 見つかるなら、その重たいものを持ち そしてガチャ、と扉を開けて外に出るだろう。 足の合間から溢れた精液が 腿を、つぅ、と流れ落ちた。]* (8) 2020/07/18(Sat) 13:34:00 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 吹雪のその後・とあるバー ─ [海の上での出来事から3ヶ月後。 吹雪は行きつけだったバーに足を運んでいた。 夜の22時。 夜ではあるけれど、真夜中にはまだ早い。 街がその姿を一変させ キャッチーの声がそこかしこで聴こえてくる。 木製のドアを開けると 部屋の中は照明が程よい暗さを演出し 静かな店内にジャズの音が聞こえる。 迷うことのない足取りで、カウンターにまで付くと 適当なお酒を頼む。 目の前にはきっと、会いに来た男がいたと思う。 その人と話すこともなく 30分ほど、お酒を飲み、軽くつまみを食べる。 1人連れの女性客。 最近はそうでもないかもしれないが、やはり 珍しく見えたのか バーにいた他の男が話しかけてくるけれど 申し訳なさそうにしてそれを全て断った。] (10) 2020/07/19(Sun) 17:01:11 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[1時間経たず 顔を真っ赤にした女性が出来上がる。 話さないから飲むペースが早かったのだ。 バーテンダーからすれば あと一、二杯飲むと潰れそうな具合で そろそろ諫めようとした時。] ……ワインクーラーを。 [吹雪からの注文。 そしてそれをバーテンダーが渋々出すと 吹雪は、それをバーテンダー……天野の方に突き返す。] ………………。 [手を前に伸ばしたまま。 1分程か 空気に耐えかねて、吹雪が咳を立ち上がるだろう。 そのまま何もなければ、会計を終えて 店を去ろうとするが。]* (11) 2020/07/19(Sun) 17:01:41 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 雪菜のその後・1年後 ─ [銃に関してはその日のうちにスタッフに渡し 金庫に保管し、戻った後に警察に届けた。 あの男を直ぐに捕獲する事なく 港で警察に待っていてもらい、そこで逮捕することとした。 さて、一瞬見かけた時に 脱出ボードが船にはあった筈だが。 …………この話はお終い。 結局私に新しい生命が宿る事はなかった。 1年後も私はいつも通りに…… いえ、変化はあった] 『…………』 [潮風を髪に受けて、ばさはざと揺れる。] 『貴方は屑でしたけど』 『…………気持ちよかった』 [楽しそうに笑い、それから 雪菜は船内に戻る。 (12) 2020/07/19(Sun) 17:29:08 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[制服をきっちりと着こなし お客様への対応を笑顔でこなす。] 『サンライズ・クイーンにようこそ』 『夢のようなひと時を、お客様』 [にこりと笑顔を振り撒きながら 雪菜は仕事に没頭する。 それは、お客様からの指名も含み。 時に、同僚とサボる事も忘れずに。 小さな女は、この船の中で一番飢えていたかもしれない。]* (13) 2020/07/19(Sun) 17:29:26 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 雪菜のその後・半年後 ─ [6度目のサンライズクイーン乗船時。 『8番のメニューを』 と頼み、顔馴染みになりつつあった御子柴を呼び付けると ベッドの上に座り バスローブ姿で、オレンジジュースを飲みながら 御子柴に相談をしていた。] 『この船で働きたいんです。 どうやったら入れるの? 仕事の募集要項とかではなくて 裏口の事です。 紹介とかないんですか?』 [雪菜は男に話しかけて なんとかこの船で働こうとしていた。]* (14) 2020/07/19(Sun) 17:32:03 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 近い未来・御子柴と ─ 『子羊じゃないです。狼です。』 [>>15>>16愛玩動物ではありません、と 少し強気に言ってみる。 クルーならチケットも要らないはず なんて言う不純な動機でこの船のクルーに なろうと言うのだ。 社会経験の無さからの子供っぽさは抜けていない。 雪菜は、ベッドの自分の横を ぽんぽん、と手で叩きながら、その話を続ける。] 『チップが手元に来るんですね。 ちょっと海外みたい。』 [彼を横に呼んで 押し倒そうと──話はできるだろうし──していたのだが バックヤードを案内してくれるなら バスローブのままでそこについて行ったか。 見学する人間の態度ではないが まだお客様なのだ。 クルーの寝室を見ると、狭いですね…… と素直な感想をするも 寝るだけなら支障はないと判断するか。]* (17) 2020/07/19(Sun) 18:29:12 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 近い未来・御子柴と ─ [>>18自然と口付けまで軽くこなすのは 手慣れたスタッフならではだろうか。 御子柴以外のスタッフも味見をしたことがあるけど 全員、こんな感じなのだろうか。 ……違う気がする。 まぁ、お腹の辺りを指先で摩ったりする 私も大概だろうか。] 『ちゃんと、って言いますか 表の仕事が本業でしょうに。 御子柴さんの仕事への態度が なんとなく窺い知れます。』 [>>18クルーズ船の客が30人と少ないからだろうか スタッフが多少欠けても 普通の業務がこなせている理由は。 それともある程度は マルチタスクが出来るスタッフに ならないといけないのか。 そう言ったところは、後々 御子柴から詳しく聞けるだろう。] (20) 2020/07/19(Sun) 19:51:16 |
【人】 双子 吹雪/雪菜『悪いことではないと思いますが…… ん、もしかして違う意味もありました?』 [御子柴が意味深に囁くので 気になって聞いてみる。] 『初めまして。 御子柴さんのようにならない様に気を付けますね。 私は雪菜と言います。 今日はA205に居ますから、お時間があれば いらしてくださいね。』 [>>19慌てて去りゆくスタッフを見れば 先程の懸念はある程度当たってるようで。 やはり色んな所をヘルプで行くことになるのだろう。 サボった人間がいれば尚更。 目線を合わせられれば。] 『勿論やります。やらせて頂きたいです。 ……いろいろ助けてくださるでしょう せーんぱい?』 [楽しそうに微笑みながら、答えるだろう]* (21) 2020/07/19(Sun) 19:51:28 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 近い未来・御子柴と ─ 『そのメニューを積極的に お客様に教えているようにも見えましたけどね。』 [>>22それとも、私が上玉だから?と 首を傾げたけど。 そういえば初めの時は風邪を引いていたので 上玉というか、風邪を引いた子供というか……。 何故教えてくれたんだろうと、ちょっと気になる。 思ったよりも気軽に客に教えているんだろうか。] 『クルー同士で、するんですね。 今の私と、貴方みたいな』 [>>23意図を読み解くと 敢えて口にしなかった部分を言葉にして 揶揄うように、指を相手の胸に触れさせた。] 『え、じゃあ……みこしー先輩にしておきます? はぁい、嬉しいです、先輩。』 [>>23 いずれなんと呼ぶかは置いておいて 初めは先輩、先輩と呼んでいただろう。 その後は、御子柴くん、だろうか。] (24) 2020/07/19(Sun) 20:23:18 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[上司は理解のある人で初対面から 当たりを引けたかなって思える人柄で。 ただ、結果的に彼には多く迷惑をかけることになる。 それはサボり癖のある御子柴に 雪菜が事あるごとについていくから。 迷惑を掛けているのは自覚しているから 船を降りたあと、お客様から貰ったチップで 上司にご飯を奢るようにしている。 勿論それだけでなくても良いのだけど そこは、どうだったか。 意外としっかりしていた人かも。 奢るのも、なんだかんだ断られるなら 例えばネクタイ、例えばシガーケース。 例えば上質なペンや、白手袋等々 小物をプレゼントする事が増えたか。]* (25) 2020/07/19(Sun) 20:23:28 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 近い未来・御子柴 ─ 『まぁ機会さえあれば次も絶対来ましたけど…… 4回目でシちゃった訳ですが 教えて後悔したなって思いました?』 [>>26御子柴にそんなことを聞く。 自信満々な顔は、絶対そんなことはないと 自負している顔だった。 気にいる、気に入らないが身体のことを指しているなら、と。] 『わざわざ隠したから、つい。 あいた。』 [額を、ツンとされれば わざとらしく大袈裟なリアクションと声を。] 『あ、申し訳ありません 連絡も無しに居なくなってしまい。 性の悪いお客様に絡まれ…… んっ ……ましてぇ。』 [>>27上司に謝罪の連絡を入れながらも 合間に挟まった小さな声は 後ろから男が突き上げたから。 相手はお客様か……きっと同じサボり魔さんで……。 (28) 2020/07/19(Sun) 20:58:58 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[それとは違う短い休憩の時間に そういえば上司の誕生日が近いので サプライズしません?などなど ご機嫌を取ることに手を抜くことは無かっただろう。 無茶を見逃してもらえる事に 胡座をかくことはなかったのだ。 それが、一番サボれるから。]* (29) 2020/07/19(Sun) 20:59:11 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 近い未来 ─ 『あら、そんなに会いたそうにしていましたっけ?』 [>>30とボケた顔をしている。 追っかけにまでなった覚えはない、なんて軽口を。] 『……っ、はぁ……』 [楔を引き抜かれて、こちらも服を整える。 どうしても抜けられない仕事は勿論あるし そんな時にまで、サボりを優先はしない。 そこまですると 優しい上司でもいつか首を切るだろうから。] 『ふぅ。……はい、はい。 また後で、です』 [その日は運悪く、雪菜の指名もあったりして 夜中まで会えなかっただろう。 恋人では無いです。 誰かに聞かれた時に 雪菜は真顔で言うし、それが照れ隠しでも無いことは 直ぐに分かるだろう。] (32) 2020/07/19(Sun) 23:46:54 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[それでもサボることは多いし その時側にいるのが御子柴なのは 否定はしないけれど。 適度なサボり。 適度なお小遣い。 雪菜にとっては最高の職場で。 少なくとも10年程は務めるだろう。] 『…………いらっしゃい』 [夜中に訪ねてきた男を見て 狭い個室に雪菜は御子柴を迎え入れたか。 それはそれは、楽しそうな笑みを浮かべて。]* (33) 2020/07/19(Sun) 23:47:06 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 吹雪 ・3ヶ月先の未来 ─[>>37天野さんが「ぅ…」って言いたげな顔をしてた。 わたしはそれを見ると、少し俯いてしまう。 やっぱり迷惑だっただろうか。 結局クルーズ船では あの夜以来顔を合わせず終いだったし。 重かっただろうか、とか。 あの時の指の傷は もう綺麗に治ったと思うけど。 まだ少し痛む気がするだろうか、とか。 わたしの中では もっと普通に話すつもりだったが 迷路に迷い込んだみたいに 言葉はわたしの喉奥から出て来れなかった。 だから行動で示すしか無かった。 いつの日か教えてもらったカクテル言葉を わたしはまだ覚えていたから。 >>39初めは分かっていないようだった天野も 直ぐに意図に気付いたみたい。 意図に気付いて、どう、応えるだろう。 わたしの胸がドキドキと破裂しそうなのは きっと酔いが原因ではないと思う。 (42) 2020/07/20(Mon) 22:48:31 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[ジャズの音が遥か遠くに聴こえて 胸の鼓動が奏でる音楽が頭の中によく響く。 耐えられずに立ち上がると わたしの手が、掴まれる。] …………。 [そちらをまじまじと見る。 半分泣きそうだった。 それでも逃げずに座れたのは 彼が手を掴んでいてくれたから。] ……もう潰れちゃうよ。 [眉を下げながら言う。 けれど後一杯なら、なんとか。 そうして差し出されたのは 彼の奢りの、黄色のカクテル。 その意味をするところを聞けば。 わたしは俯いて。] (43) 2020/07/20(Mon) 22:48:59 |
【人】 双子 吹雪/雪菜…………。 [天野の、カクテルを差し出した手に 自分の手を重ねる。] ……ワインクーラーの意味は…… わたしを射止めて、です。 [そうして顔を上げれば わたしの瞳は潤んで、今にも泣き出しそう。 店内の薄暗い照明では、分からないだろうか。 でも彼とは顔を突き合わせて この距離なら。きっと。] (44) 2020/07/20(Mon) 22:49:51 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 近い未来 ─>>34 『…………』 [男の言葉には黙り込んだ。 実際、風邪をひいていたとは言え 誘いに乗って来なかった男に興味が湧いたから 次の乗船では他の客と遊ぶ前に 御子柴を呼び出したか。 ちょっとしたリベンジマッチみたいな 感じだったけれど。] 『御子柴くんよりも貴方のことが知りたいです。 真面目そうで、頼りになる カッコいい……センパイ。』 [働き始めは、割と御子柴のことを出汁にして 他のクルーを釣り上げていた。 実際彼は顔が広かった(スタッフが少ないのもあるが)ので 話のネタにすれば大抵は乗ってきただろうから。 助かってます、なんて 御子柴にご飯を奢ったこともあったかも知らない。] (45) 2020/07/20(Mon) 23:05:30 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 遠い将来 ─ [30代になり、髪を伸ばしていた雪菜は 未だ柔らかなその肢体を男にもたれかけ 長い髪をシーツのように男にかけていた。] 『色気が増したなら むしろ今こそ稼ぎ時だと思いますけど。 …………』 [雪菜はするすると身体を下におろしていく。 男の胸板、腹、そして下腹に至り。 薄闇の中、ちゅ……、ちゅむ。と 軽いリップ音を響かせ 御子柴に熱を蓄えさせる。] 『子どもが出来たら、やめます。』 [雪菜は、子供が出来にくい体質だった。 それこそが、過去、あの男のオカルトを否定した 理由の一つなのだろう。 けれど、御子柴とは避妊具をしっかりとつけていて。 ただ、今この時は 屹立したものを、そのまま身体の奥に ゆっくりと沈めていった。] (47) 2020/07/20(Mon) 23:14:30 |
【人】 双子 吹雪/雪菜『誰の子でも、良いです』 『…………くふ。』 [雪菜は身体を起こして その腰を揺らし、ピロートークに入って 身体を休めていた御子柴の上で再び乱れていく。]* (48) 2020/07/20(Mon) 23:14:56 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 遠い将来 ─ 『じゃあどういう話なんですか?』 [>>50身体を起こし、手を髪の下に入れると 長い髪に空気を含ませるようにして ばさっ、と後ろに流す。] 『……中には出させなかった筈だけど。』 [暗に付けていなかったことを 知っていたことを示しながら。] 『……。 もうそんな言われ方する歳じゃないですよ』 [身体を屈めて 男の上に自分の身体を押し付けると 体格差からキスは出来ない代わりに その首元に口付けをした。 腰の動きは早く、搾り取るように。 避妊具をつけないままに、男の吐精を促した。] 『……俺の子がいい、の間違いじゃないですか?』 [中に出され、息を切らしながら 男の上にしなだれかかりながら雪菜は小さく言った。]* (53) 2020/07/20(Mon) 23:39:21 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 遠い将来 ─ 『一生遊んで暮らせる程ではないですよ。』 [>>55御子柴はあんまり 私の姿や振る舞いにドキマギしたことがない気がする。 一時期ムキになったりもしたけれど 途中でそういうものか、なんてストンと受け入れてしまった。] 『したり顔で言うことでもないでしょう。』 [それを言えば、ゴムありでも 可能性が無いわけではない。 どれどけ身体を重ねてきたか 数えるのがバカらしくなるくらい。] 『私がいい子な訳ないでしょう』 [>>55耳元で囁かれた言葉に返しながら そのまま目を閉じて、微睡の中。 雪菜に子供が出来たと分かるのは その1ヶ月後の事だったか。 相手が誰か、などと。探す必要もない。 (56) 2020/07/21(Tue) 0:08:16 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[言ってくださいよ、と言えばどう答えたか。 言ったら何か言われそうだから、と のらりくらりと躱されそうだ。 そうして2人で仕事をやめれば じゃあどうします?と話をして じゃあ暮らしてみます?と話をして じゃあ籍でもいれます?と話をして じゃあ結婚式は?と言葉に出したら 2人してニヒルに笑いながら それはなしで。なんて声を揃えたか。 だって恋人では無いんですもの。 まして夫婦だなんて、飛び級過ぎる]* (60) 2020/07/21(Tue) 0:45:03 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 吹雪の未来 ─ [>>63>>-131天野さんの反応は 少し分かりづらい。 本当に嬉しいんだろうか、なんて事も少し思ってしまう。 >>64苦笑いをしたのも 何か悪い反応が返ってくるんじゃ無いかと ビクビクしてたぐらい。] 本当にびっくりしてる……? [笑っている彼に 不安そうな瞳を向けていた。 それでも逃げ出さないのは 天野さんが送ってくれたカクテル。 オリンピックというらしいそれが、私達の間にあるから。 彼がどんな反応をして 私が勘違いしそうになっても 綺麗なオレンジ色が、彼の思いを教えてくれるから。] ……なぁに。 [あの船で、と言いかけた言葉の続きを聞きたかったけれど 彼はやめてしまった。 代わりに手を取られて 酔いで火照った顔がさらに熱くなる。 (66) 2020/07/21(Tue) 19:05:59 |
【人】 双子 吹雪/雪菜……うれしい。 [手を握ったままお店を出て。 その時に、ふ、と彼の身体に寄りかかり 上を向いた。 何かを待つように、目を閉じて。]* (68) 2020/07/21(Tue) 19:06:42 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 雪菜・遠い将来 ─ 『おね……姉さんには ちゃんと報告するに決まってます』 [>>62 10年経った今でも姉の吹雪にべったりだった。 もしかしたら、その横に違う誰かがいたかも知れないが それでも家族という立場を使い 隣は渡しません、と大立ち回り……ならぬ小回りしていたか。] 『じゃあ、これ、鍵です』 [そう言って2人で借りたアパートの鍵を渡す。 家を買うのは、まだ踏み切らない。 というよりも、2人揃ってあまり定住しない イメージもあり。] 『今日のご飯は御子柴さん……』 [そうして、ふと、気付く。 御子柴さん、ではどちらなのかわからない。 いえ、私たちは分かるけれど。] (69) 2020/07/21(Tue) 21:22:43 |
【人】 双子 吹雪/雪菜『…………詠斗……。』 [その名前を呼んで甘い雰囲気が ……流れるなら、きっとずっと昔に恋人になっていた。 詠斗、と呼んで雪菜は笑う。 何故なら。] 『やっぱり、8番メニューなんて 駄洒落を効かせ過ぎましたね?』 [くふくふ、と 船での思い出を話すのだ]* (70) 2020/07/21(Tue) 21:22:53 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 遠い未来 ─ 『…………』 [>>72都合が悪くなると黙る癖は相変わらず。 もう30代だというのに。 20代まで消えなかった癖は、そうそう治らないようで。 結局2人の時は お姉、お姉と呼んでいたけれど それが、2人でも姉さん、と言うようになったのは もうしばらく先のこと。] 『ありがとう。 そういうのは、助かります』 [御子柴のその提案には 素直に微笑みながら、頷いた。 歳を取るごとにそうした素直さが 増えていく。 それを落ち着いた、と言ってもいいけれど。 私は、それを信頼してるから、と言い換えたい。] 『だってぇ……おかしいんですもの。』 『私にとっては無理じゃ無かったですけど。 まぁ、そうですか。 また近々上司さんには会いたいですね』 (74) 2020/07/21(Tue) 22:38:50 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[そうして彼が部屋に誘導してくれて でも、私は振り返ると 両手をただ伸ばし、彼の方に向けた。 10年の中で2人の間に出来上がった キスをするので、屈んで下さい、という雪菜の合図。 彼が屈めばそっと、口づけをして。] (75) 2020/07/21(Tue) 22:39:18 |
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