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【人】 なんでも屋 アマノ「あ”ー……、え、帰れない? 振り返れ? …………いや、来た道も何も外に出れないんだが。 出口ねぇじゃねーか」 「おい待て。おい!」 城主の姿が見えたかと思えば、もう居ない。 どこかでベルの音が鳴ってるのが聞こえた気がするがそんな事は気にとめてる場合ではない。 帰れないと困るのだ。 自分にはやらねばならぬ仕事がある。 「あー……くっそ、どうすんだこれ」 がりがりと頭をかき、まずは出口を探すため城の散策を始めるのだった。 (2) 2022/01/15(Sat) 21:48:45 |
【人】 なんでも屋 アマノ「ないわ、出口」 城を組まなく歩くだけ歩いて戻ってきたらしい。 はー……と大きく息を吐いて、どっかりと椅子に沈んだ。 「歩くだけ歩いて損したな……俺ぁ酒飲む……、……」 ぐるりと部屋を見渡し。子供が二人。 「……ここは託児所かなんかなのか?」 (8) 2022/01/15(Sat) 23:21:33 |
【人】 なんでも屋 アマノ「ガキの相手なんて出来るかっての……」 煙草は今は吸ってないものの、酒はがばがば飲んでいる。 今飲んでいるのはモッキンバードsakeだ。 「おい、おめーら。 飴ちゃんやるから大人しくしてな」 とお子様2名に飴を握らせた。 (28) 2022/01/16(Sun) 1:07:19 |
【人】 なんでも屋 アマノ「やれやれ。 クソガキどもがよ……」 飴を無視された所で特に怒るわけではないが悪態はつく。 酒の入った頭には、その甲高い声は妙に響くのだ。 「あのちびの方は……まだ10歳にもなってねェだろ。 親は何処行ったんだよ」 (43) 2022/01/16(Sun) 12:45:46 |
【人】 なんでも屋 アマノ「しっかりもくそもねーな。 俺は駄目な大人なんでねェ」 子供が苦手だなんだと言いながらも案外面倒見のいい男は、やれやれと肩をすくめ。 今日も自堕落に酒を飲んでいる。 もう色々諦めているようだ。 (51) 2022/01/16(Sun) 16:16:11 |
【人】 なんでも屋 アマノ>>78 アルレシャ 「おじさんはアマノってんだ。 人探しは仕事でよくやるからなぁ、任せな」 この城にはいない可能性が大だが0ではない。 出口を探すついでにガキ二人探すくらいは十分できるだろう。 「アルレシャ? あー、長いからアルでいいな。 ちびに報酬ふっかけるほどおじさんも落魄れちゃいねぇがな。 タダで仕事してやる代わりに、友達とママがみつかるまで泣くんじゃねーぞ」 父親がいないのなら、こんなふうに高くに抱き上げられたことはなかったかもしれない。 自分とて、これくらいの子供が居ても…………おかしくはない。 なんだか妙な事になったなぁと思いながら、ぽんぽんと背中を撫でるのだった。 (79) 2022/01/17(Mon) 11:56:32 |
【人】 なんでも屋 アマノ>>80 アルレシャ 「はいはい、ありがとなー」 好きなように頭を撫でさせ。 空からという言葉に不思議そうにあなたの顔を見上げる。 「ぁあん? ちびは空を飛べるのか? 魔法でも使うのかね」 だとすればすごい才能と言わざるを得ないだろう。 こんな幼児がほいほい空を飛んでいるというのは危険極まりない。 母親の苦労はすごいだろうなぁ……とぼんやりと考えた。 「子供が入れない場所なぁ…… あいわかった。空からは見えないような所を探しておいてやるからな」 万が一他にも人がここに迷い込んでいたなら、ここに普通に姿を表すはずだ。 そんなおかしなところに居るとしたら、それはきっと……事件性をはらんでいるだろうなぁと、そう思わざるを得なかった。 (90) 2022/01/17(Mon) 19:31:17 |
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