【人】 根暗 ミヤノ─水曜日・夜/寮の自室─ [風呂上りの濡れ髪をタオルでがしがしと掻きながら、不意に鳴り響くメールの着信音にびくりと肩を揺らす。 サークルメンバーと家族からの着信に設定している音ではない。 一体何かと恐る恐るスマホを手に取り画面を覗けば、そこに表示されたメールの内容>>2:25に溜息をついた] 間違いメールか…。 [この名前は、他学部の公開科目で同じ班になって、仕方なく連絡先を交換した人のもののはずだ。 きっと友人らに送るメールに間違えて自分が混ざったに違いない。わざわざ『俺宛てではないですよね』と確認するのも面倒だし滑稽だ。こんな根暗に送るわけないだろと思われたら死にたくなる。 スマホをベッドへと投げると無視を決め込み、そのまま普段通りの夜を過ごすのだった**] (15) 2021/04/11(Sun) 16:18:42 |
【人】 根暗 ミヤノ─木曜日・正午/私立野薔薇大学・中庭のベンチ─ ……怪しいミサンガは駄目、ドリームキャッチャーも駄目、煙草も駄目、ブレスレット……は、今度猫に話しかける方向で。 [ベンチに座り込み、膝上に置いた鞄のさらにその上で小さなノートに筆を走らせる。 この大学に入るより以前から――それこそ幼少期から――、こつこつと溜めてきたこのメモには、未知との遭遇に役立つという前触れで購入したグッズの効果や、どういった条件が必要なのか調査したものが書かれている。 『×』が並ぶ一覧表を見ながら、僅かに眉尻を下げると溜息をついて] ……クソが、偽物ばっかだな。 今度口コミサイトで低評価つけてやる。 (16) 2021/04/11(Sun) 16:35:02 |
【人】 根暗 ミヤノ─木曜日・正午/私立野薔薇大学・中庭のベンチ─ [メモとの睨めっこ中、メモの横に置いていたスマホの画面が突然明るくなり、メールの通知が表示された。 そこに映された名前を見ると僅かに瞠目し、本文を開くと今度は眉間に皺を寄せて] ……マジで律儀だな。 [メモを閉じ、スマホを手に猫背のまま返信を打つ] (19) 2021/04/11(Sun) 17:31:51 |
【人】 根暗 ミヤノ[送信完了のステータスを見ながら眉間の皺を深める。 素っ気なさ過ぎただろうか。 今なら平気だからそっちはどうかとか、もし無理ならまた明日のこの時間にとか、もっと言うこともあっただろうに。 そう自分の気の利かなさに辟易としつつ、メールの返事か相手本人が現れるのを待ち] (21) 2021/04/11(Sun) 17:33:00 |
【人】 根暗 ミヤノ─木曜日・正午/私立野薔薇大学・中庭のベンチ─ ――えっ、あ、黒峰。 [返事通りの時間が経った頃、自分を呼ぶ声>>24にはっとして顔を上げる。 鞄を前に抱えて立ち上がると差し出された本を受け取り、その姿勢のまま驚いたように目の前の男を眺めてから自嘲気味に笑みを零した] ……ふっ、マジでこういうの興味あるんだ。 その場しのぎの嘘か、俺に気ぃ遣って借りたのかと思ってた。悪い。 ミス研の部室ならこういう本沢山あるから、今度来たら? 俺の知り合いなら皆も……、ああ、そういえばそっちのおすすめは? [幾分かすっきりしたような顔で本を鞄へとしまい込めば少し遠慮がちに誘いをかけようとするが、ふと約束していた話を思い出して首を傾げ] (27) 2021/04/11(Sun) 20:16:08 |
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