【人】 盗人 アシュレイ─── 辺境の村の酒場にて ─── [ ゴブリン退治の報酬を受け取った後 酒場に足を運んでいた。 目的はお酒ではなく情報を求めてである] 謎の館? なんだそれは。 [ エールを一口、喉の奥に流し込んでから 耳にした情報の詳細を聞こうと口を開いた。 酒場の店主曰く、この村から離れた場所に 鬱蒼と茂る森があり、その奥に謎の館があるそうだ。 はて、何故そんな人里離れた場所に 人の目を忍ぶように館があるのだろう] (28) 2020/11/25(Wed) 23:06:20 |
【人】 盗人 アシュレイ[ とても興味をそそられる話である。 お宝でも眠ってないだろうか。 顎に手を添えて考え込んでいれば 店主から危険だから止めておけと 声を投げ掛けられた。 とんでもない怪物でも住んでたらどうすんだと] 怪物、か……。 [ そう言われて、真っ先に思い浮かぶのは 魔王と呼ばれた男の事である] (29) 2020/11/25(Wed) 23:06:25 |
【人】 盗人 アシュレイ[ 噂によると、 とてつもなく恐ろしい男だそうだ。 捕まえた人間で人体実験を繰り返しているだとか 魔物たちに餌として生きたまま食わせただとか 大勢の人間を容赦なく殺してきたと言われている。 もし館がその男のものであったら…。 一瞬思案を巡らせて、すぐに頭を横に振った。 魔王と呼ばれるような男だ。 こんな辺境の地の、それも 不便そうな場所にいる筈がないだろう、と] (30) 2020/11/25(Wed) 23:06:29 |
【人】 盗人 アシュレイその館の場所を教えてくれないか? [ そう訊ねてみれば、店主は呆れたといった様子で どうなってもしらないぞと言いつつも 森のある場所と館があったとされる場所を 地図を使って教えてくれた] 実際にまだ行くかどうかは決めていない。 考え中だ。 仮に行くとしても、ちょっと確認するだけで 危険そうな感じがあればすぐに撤退するさ。 [ そうして、残ったエールを飲み干すのであった]* (31) 2020/11/25(Wed) 23:06:39 |
【人】 盗人 アシュレイ─── 森の奥深く、謎の館にて ─── …………ここか。 [ 森の中にうろつく魔物たちを振り払い。 奥へ深く、深く足を踏み入れていけば 少しばかり開けた場所に 館がひとつ建っているのが確認出来た。 既に日は傾きかけ 木々が伸ばす枝の隙間から 橙色の日差しが降り注いでいる] (84) 2020/11/27(Fri) 1:53:27 |
【人】 盗人 アシュレイ[ じっと館に鋭い視線を差し向ける。 見た所、石造りの邸宅であり 周囲は高い石壁で囲まれている。 古いとも新しいとも言い切れず 建物の壁にはそこかしこに 蔦が這い、灰色味がかった壁を 深い緑で飾り立てていた。 何とも人気がなさそうな屋敷。 けれども何故だろうか。 近付くにつれて、背筋をぞわりと 冷たいものが這い上がっていく。 この建物の中に何があるというのだろう。 頭の奥で警鐘が鳴る。 これ以上足を踏み入れるのは止めろと。 ──────何故?] (85) 2020/11/27(Fri) 1:53:30 |
【人】 盗人 アシュレイ[ これまでに危険な場所に 足を踏み入れたことなど何度だってある。 狂暴な魔物に襲われたことだってある。 それなのに何故、足を進める事を躊躇うのか。 ( 俺は恐れているのだろうか。……何を? ) 頭に考えを巡らせても理由は分からなかった] (86) 2020/11/27(Fri) 1:53:34 |
【人】 盗人 アシュレイ「早くしないと日が暮れちまうぞ。 さっさと行こうぜ」 [ 掛けられた声にはっと意識が浮上する。 背後を振り向けば装備に身を包んだ 屈強そうな男たちが三人。 一人で向かうには危険だと考え 村で声を掛けた冒険者らしき者たちだった] (87) 2020/11/27(Fri) 1:53:38 |
【人】 盗人 アシュレイああ、そうだな……行くか。 [ 頭に浮かんだ考えを振り払うように頭を振り。 ( らしくもない。 侵入する前から戦き戸惑うなどと ) 装備を確認すれば 館へと足を踏み入れるのであった]* (88) 2020/11/27(Fri) 1:53:45 |
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