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【人】 探偵用 ジョシュアさくさくとトーストを齧って、 AIの献身も、他のグレイの何もかもも、 全部全部、まるで関係ないとでも言いたげな顔でそこにいる。 できれば、何か一つでも、結実してくれたら。 そう夢想したのも、もうすこし前のことだ。 「何だかんだ言いつつも、 やっぱ洋風の朝食も美味いっすねえ。 むしろ普段食ってるのが貧乏だったって感じ」 ウインナーさんなんて火加減がちょうどいい。 噛めば噛むほど肉の甘味が出てくる。…… 「……今日も三階層目に行こうかな。 あそこは珍しくゆったりできるんで気に入っちまったっす。 ゲームが終わるのを温泉で待つってのも風情があるしな」 きっとここよりもっとゆったりできる。 傷も癒えてきたことだし。そうしよう。 (5) 2021/10/09(Sat) 5:45:48 |
【人】 探偵用 ジョシュア「いっそ逃げ出してみるのも良いんじゃないんすか。 結末は二つに収束するように見えるかもだけど、 取れる選択肢は、きっと思うよりも多い。 満足が行くまで足掻いてみるのも、いいもんっすよ」 すれ違いざまに、そう言ってみる。 道具の本懐を遂げるのがグレイの幸せだと言うのなら、 ああ、きっとこの世界は幸せに満ちている。 「真なる停滞はさ。 生きることでも、死ぬことでもなく。 ただ漠然と、対した目的も無しに、 自らの命を消費することにあると思うんすよね、オレ」 渦中から酷く遠かった探偵用グレイは、 自分を擬えて、そう結論付けて。 (9) 2021/10/09(Sat) 6:47:14 |
ジョシュアは、天井を見上げた。何を思うでもなく、そのまま。 (a7) 2021/10/10(Sun) 13:32:31 |
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