人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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視点:


【人】 大木慎之介

─ 回想・1st day ─

[昼休み。
 食事をし始めてすぐに、秋月からの返信に気付いた。>>33

 食事の手を止めて、メッセージを見て、
 内容を何度か読んだ。

 『叶うかわからないけれど
  やれるだけのことはやりたい』

 ──その裏にある思いが読み取れない。

 読み取れないならもっと尋ねればいいと、
 そう、思うのだけど。

 悩んでることがあると言って呼び出して、
 「お前の考えてることがわからなくて怖い」と
 本人に直接言うのか?

 それも単刀直入でいいかもしれないが、
 大木は返信に悩んでしまい、
 そのうちに昼休みの残り時間もなくなって。
 食事をするので精一杯で、すぐに返信はできなかった]
(91) 2022/10/17(Mon) 9:27:53

【人】 大木慎之介

[授業の合間に少しずつ、なんと答えるか考えて、
 放課後になったら未國と二人で話しに行って。

 その後は白瀬にメッセージを送るかで悩んで、
 結局家に帰ることにして。

 秋月にやっと返信をしたのは、夕食を終えた後だった。

 普段なら誰に何を送るにもそう悩まないのに、
 あの幽霊がらみになると、言葉がなかなか出てこない。
 出てきた言葉に悩んで、書き直したりもして。

 結局仕上がるのは、短い文章]
(92) 2022/10/17(Mon) 9:28:20

【人】 大木慎之介

[メッセージを送ってから、送った文面を自分で眺める。
 「力になりたい」という言葉に素直に甘える文面に、
 自分のことながら卑怯さを感じて苦笑する。
 
 「授業中でないなら」と一応言ったけれど、
 授業を受けている場合なのかはわからなかった。

 腕はまだ少し痛んだ。>>35
 痣になるぐらいだ、治るには数日かかりそうだ。

 けれど大木から痣になったと言うことはないだろう。
 冬服の時期だから、意図せず見えることもないはずだ。

 可能性があるとしたら、体育の着替え時ぐらいだろうか。
 3-Aと3-Bは、体育は男子・女子でそれぞれ合同だから。
 明日、体育の授業はない
(93) 2022/10/17(Mon) 9:29:15

【人】 大木慎之介

[メッセージを送ったあと、メンバーリストを眺めて。

 願いにまつわることを尋ねてみたいと
 先に大木が名前を思い浮かべだのは秋月と白瀬だったが、
 他にも何を願うか想像のつかない人ばかりなことに気付く。

 願いがなさそうだった小鳥遊や千葉は、
 その後何か考えたのだろうか。

 ほとんど接点がなくてよくわからない世良や津崎、
 それから消去法で名前を把握した金海。
 彼らに至っては何を願うと言われても何もコメントできない。

 天ヶ瀬や工藤も、密かに思い悩むことがあるのだろうか。
 鈴掛だって何か悩みや願いがあるのかもしれない。
 大槻の願いははっきりしていたが、棗は何かあるのだろうか。

 それに、“仲間”の未國はどうするのだろう。

 彼らの願いはどんなものなのか、
 一人ひとり尋ねていくわけにはいかない。
 何を話したらいいかわからない相手だっているわけだし。
 顔を見かけたら声をかけることはあるかもしれないが。


 そんなことを考えているうちに、眠りに落ちていた]
(94) 2022/10/17(Mon) 9:29:42

【人】 大木慎之介

─ 2nd day ─

[そして朝、目覚めたあと。

 ふと、願い事が思い浮かんだ。
 幽霊に願いたい願い事が。

 それが願ってもいいことなのかどうか見当がつかず、
 頭から離れなくなった]
(95) 2022/10/17(Mon) 9:30:01

【人】 大木慎之介

[この日の朝はいつも通り、
 運動部なら朝練の時間というぐらい早く出た。
 校門で挨拶する生徒もまだいない時間帯だ。

 そうして学校に着いて、いつもなら自習でもするのだが。
 そんな気分になれなかった。

 それでぶらりと教室を出て、校内を歩き始めた。
 朝早くの静かな校舎がだんだんに賑わいを増していくのを
 聞きながら、どこが目的でもなく、ぶらぶら歩いた。

 さすがに1年や2年の教室前廊下まで行く気にはなれず、
 手前で他の場所へ向かったけれど、
 その他の場所はだいたい立ち寄って、
 校内の掲示を眺めたり、顔見知りに会って雑談したり。

 そうやってのんびり散歩すれば、いくらか気は紛れた。

 誰かと話し込むことでも無ければ、
 SHRのチャイムの前には自分の教室へ戻っただろう]**
(96) 2022/10/17(Mon) 9:30:27
大木慎之介は、メモを貼った。
(a13) 2022/10/17(Mon) 9:34:24

【人】 大木慎之介

─ 朝・昇降口 ─

[朝の校内散歩もそろそろ終えようと、
 教室へ帰る途中、昇降口を通りがかったとき。

 校内に入ってくる生徒の中に、
 白瀬の姿を見た気がした。

 それが気のせいなのかどうかが気になって、
 しばしその場に佇む。

 もし本当に白瀬だとしたら校門での挨拶運動を
 終えて校内に戻るときだったかもしれないし、>>138
 雰囲気の似た別人かもしれない。

 人違いでなかったならば、
 声をかけようと歩み寄るだろう]**
(139) 2022/10/17(Mon) 16:40:56
大木慎之介は、メモを貼った。
(a21) 2022/10/17(Mon) 16:42:02

【人】 大木慎之介

[それが人違いでもなんでもなく白瀬で、
 逃げられはしなかったことに少しだけ安堵した。>>142

 白瀬には嫌われている気がしていて、
 声をかけようとしても無視されたり逃げられたり
 するんじゃないかと不安に思っていたのである。

 まあ苦々しげな表情を見ると苦笑しか浮かばなかったし、
 普段の白瀬と様子が違うかどうか
 判断できる材料は持ち合わせていなかったが]
(143) 2022/10/17(Mon) 18:05:27

【人】 大木慎之介

 

  ……おはよう。
  白瀬に聞いてみたいことがあるんだ。
  少し付き合ってくれないか?


[できるだけ普段通りの調子で、
 だが大木にしては小さめの声で問いかける。
 一般人にしたら普通ぐらいの声量だろう。


 大木は白瀬姉妹を呼び分ける気がなかった。
 まるで“白瀬”を一人しか知らないかのように姓で呼ぶ。
 人を名前で呼ぶのに慣れていないこともあるし、
 紛らわしくて困ることもなさそうだと思っていた。
 目の前にいる“白瀬”は一人だけだからである。

 始業まではまだ少し時間がある。
 しかし、そう長い時間ではない。
 何か話すとしても短時間にしかならないであろう──
 授業をサボろうなんて気さえ起こさなければ。 

 了承してもらえるなら、昇降口からすぐそばの
 中庭に連れ出そうか]**
(144) 2022/10/17(Mon) 18:06:17
大木慎之介は、メモを貼った。
(a22) 2022/10/17(Mon) 18:07:25

【人】 大木慎之介

 

  お、よかった、助かる。


[了承してもらえて、そう言って微笑んだ。>>145

 これから尋ねようとしているのは
 笑顔になるような話題ではないのだが、
 断られなかったことにほっとしたのだ。

 それで白瀬を中庭に連れ出し、
 数個並ぶベンチの端に腰を下ろした。
 同じベンチでも隣のベンチでも、
 会話になりそうな位置である]
(151) 2022/10/17(Mon) 19:58:36

【人】 大木慎之介

 

  えーと、聞きたいことってのはさ……


[切り出す言葉には少し悩んだ。
 何か前置きをしたほうがいいのか、
 時間もないし単刀直入なほうがいいのか。

 少しだけ悩んだ末に後者を選び、口を開く]


  一昨日の夜にグラウンドで言ってた
  『あいつ』って姉ちゃんのことだろ。>>1:229

  その……、何があったらあんなふうに思うんだ?
  それが想像つかなくて、聞いてみたかった。

  なんか意見しようってんじゃないんだ、
  本当にただ知りたかっただけ。


[できるだけ誤解なく意図を伝えようと思うと、
 どうしても言葉は多くなる。
 人に聞かれたくない話題だから、声も小さくなった]
(152) 2022/10/17(Mon) 19:58:54

【人】 大木慎之介

[説教しようとか咎めようとか、
 そういう目的とは絶対に思われたくなかった。

 誰かがいなくなることを望む心への反発心はあったが、
 それを押しつけたくはなかった。>>1:463

 それに、それが本心からの望みだとして、
 自分に止められるとも思っていなかった。>>1:466

 今白瀬が考えていることが当時とはまた少し違うと
 知る機会は、当然ながら無かった>>1:615]*
(153) 2022/10/17(Mon) 19:59:10
大木慎之介は、メモを貼った。
(a24) 2022/10/17(Mon) 20:00:31

大木慎之介は、メモを貼った。
(a25) 2022/10/17(Mon) 20:00:43

【人】 大木慎之介

─ 回想・1st day 寝る前 ─

[昨夜眠る前、いろいろ考え事をしていたのだが。>>94
 ふとスマホの通知に気付き、
 メッセージを開いたら秋月からで。

 内容を読んで、ベッドに突っ伏す羽目になった。

   今は何も見なかったことにして寝、
   いや寝られるか何だ秘密の授業って!?
   あとまだ毛根心配される歳じゃないから!?

 ワンテンポ遅れたツッコミを内心で入れながら、
 どうしてやろうかと途方に暮れる。

 時間が夜遅くなければ
(そして番号を知っていれば)

 直接電話をかけて抗議していただろうが、
 生憎もう寝たい時間であった。

 直接反応を知られる機会が無かったのは
 幸いだったかもしれない>>171
(181) 2022/10/17(Mon) 21:15:11

【人】 大木慎之介

[まあ文面から冗談なのはわかるし、茶化すことで
 和ませようという意図かもしれないとも思った。

 それで結局、
「 じゃあ明日の昼に 」

 とだけ返して、秋月の返信を脳裏から閉め出した。
 眠かったから長々返信できなかった、
 ということにしておけば問題あるまい。

 眠る前に心臓に悪い冗談はやめるべきである。

 一方で思わず笑ってしまい、
 気が楽になったのもまた事実であった。

 だがあの文面は眠るときに
 一緒に脳から消えてほしいと思った。
 なお削除はし忘れた
]*
(182) 2022/10/17(Mon) 21:15:30

【人】 大木慎之介

─ 2nd day・昼休み ─

[午前中どう過ごしたかはさておき、
 昼休みには教室にいた。

 昼と約束はしたがどうしよう、と考える間もなく
 秋月が訪ねてきてくれて>>172


  あ、おう。おかげさまで……?


[よくわからない返答をしてしまいながら、
 秋月が持参した袋に目が向いた。
 パンがパンパン……とつい思ってしまい]


  お前何それ、何のネタ?


[秋月ってこんな芸人根性あったっけ、と
 結局忘れられなかった
 昨夜のメッセージが思い浮かんだのだった]
(183) 2022/10/17(Mon) 21:16:04

【人】 大木慎之介

[それで話は戻り]


  昼食べながらにするかぁ……。
  オレ弁当持ってるし、なんか交換するか?


[奢りという言葉に答えた。
 おかずとパンを交換することになるのだろうか……?


 場所は秋月のオススメをリクエストした。
 行く当ては特に考えていなかったのだ。

 屋上はもし息が詰まるような話になっても
 いくらか気を逸らせそうだし、
 空き教室も人目を気にせず話せそうではある。

 秋月がどちらを選んだとしても、素直に同行するだろう]*
(184) 2022/10/17(Mon) 21:16:38

【人】 大木慎之介

─ 朝・中庭 白瀬と ─

[最初に返ってきたのは呆れたような吐息。>>185
 次いで、苛立った声が聞こえた。>>186
 睨まれてしまうと、視線が向けられず正面を向いた。

 誤解を与えないようにと思ったがために、
 かえって苛立たせてしまったらしい。
 そのことに気付いて苦笑するしかなかった。

 それから、精一杯理性的に話してくれた言葉を聞いて>>187


  弟がいるな。
  オレと違って運動がめちゃくちゃ得意な奴。


[中学以降は同じ学校に入ることが無いために、
 校内では知る人が少ない話をした>>0:217
(195) 2022/10/17(Mon) 21:51:02

【人】 大木慎之介

[大木だって人の子だ、嫉妬を覚えるぐらいはある。

 誰かが羨ましいとか、妬ましいとか、
 全く思わないわけではない。

 今でこそ弟とのことは“役割分担”と思っているが、
 時折羨むことも、劣等感を感じることもあるのだ。
 それはきっと、弟のほうだって同じだろう。

 ただ、それを深く拗らせることはなかった。
 何かしらの形で折り合いがついたり、
 自分なりに納得したりしてきていた>>1:84
(196) 2022/10/17(Mon) 21:51:28

【人】 大木慎之介

[白瀬の口調から、姉への嫉妬があったらしいと
 察することはできたけれど。

 それを自分から言うのは、
 白瀬の気持ちを決めつけてしまうみたいで、
 それに“わかったような口”を利くことになりそうで。
 それは大木自身、やられたとしたら苛立つことだった]


  ……白瀬と同じぐらいの気持ちは、
  オレは感じたことがないと思う。

  けど、それを聞けたら……、
  もしかしたら納得できるかもしれないと思った。
  アイツが明日消えちまっても、
  それは仕方ないことだったんだって。

  ……全然納得できないかもしれないけどさ。


[白瀬の思いを丸ごと受け止められるのか、
 それともやっぱり拒絶してしまうのか。
 それは聞いてみないうちは判断できないことだった]*
(197) 2022/10/17(Mon) 21:51:59
大木慎之介は、メモを貼った。
(a28) 2022/10/17(Mon) 21:54:04

【人】 大木慎之介

─ 朝・中庭 白瀬と ─

[弟の話を聞いて、何かを言おうとしたのと、>>306
 それを収めるのを聞いて。>>307
 説明不足が過ぎたろうかと、口を開く]


  オレだいぶ運動苦手でさ。
  体育の時間がいつもすっげー辛い。

  でも弟は運動めちゃくちゃ得意で、
  小学校の頃から部活で活躍してて。

  運動ができる奴ってかっこいいじゃん?
  同じ親から生まれたのになんで弟だけ、って
  羨んだり妬んだりしたことは、正直、あるよ。

  けど、弟は勉強できねーんだよな。
  オレは逆に勉強は結構できるほうでさ。

  オレきっと、弟のために運動能力置いてきたんだ。
  んで頭のよさは代わりにもらったんだよ。
  オレと弟で役割分担してるんだ。
  そんな風に思えるようになったから、
  恨みを募らせるみたいなことはなかった……。


[嫉妬も羨望も無い人間だと思われたのなら心外で、
 だから少々語りが長くなってしまった部分があった。
 言い終えると、横目でちらりと白瀬を見た]
(348) 2022/10/18(Tue) 8:32:42

【人】 大木慎之介

[ドン引きする言葉にも、大きな溜息にも、>>307
 何か意図しない伝わり方をしてしまったことが
 あるのかもしれないと考えて]


  ……オレに、白瀬のこと止めたり、
  思い直させたりできるわけないと思ってさ。
  そこは最初から諦めてる。

  だから……白瀬は願いを叶えるものとして、
  その結果でオレがやりきれなくなるのを
  防ぎたかったんだ。

  オレは友達消えるのも、
  白瀬が姉貴消すのも、どっちもイヤだから。
  せめて理由に納得いったら気も楽になるかな……って。


[白瀬とはほとんど初対面同士。
 語る言葉が少なければ、やはり通じにくいだろう。

 殺人紛いの行為を容認しようとしたわけではなく、
 ただ自分の気持ちを割り切りたかったのだと、
 これで伝わるのだろうか]
(349) 2022/10/18(Tue) 8:32:59

【人】 大木慎之介

[それから白瀬が思いを言葉にしてくれると、
 じっと耳を傾けた。>>308>>309>>313

 まず親の話から出てくることに問題の根深さを感じ取る。

 そうして白瀬の思いを聞いていて、
 大木が感情移入するのは夏実のほうだった。

 きっと夏実は“普通に生きているだけ”なのだろう。
 彼女は普通に、自然に振る舞っているだけで、
 それなのに周りを圧倒し、時に人を踏みにじる。

 彼女はきっと誰も傷つけたくも、苦しめたくもないだろう。
 それなのに、誰より身近な妹をまず苦しめている。
 大木が今まさに、気遣ったつもりで白瀬を苛立たせるように。

 それをどうしたらいいかわからずにいるのではないか。
 夏実もまた、苦しみを抱えながら暮らしているのではないか。

 それはさぞかしやりきれないことだろうと、
 大木の憐れみは夏実に向いた。

 そして結局自分は“夏実側”の人間なのだろうと
 納得するにも至った]
(350) 2022/10/18(Tue) 8:33:50

【人】 大木慎之介

[けれど大木自身、夏実と比べられたくないと
 思ったことがあるのは事実で>>1:465


  まぁアレは規格外だわなぁ……、
  比べる奴は見る目がねえよー……。
  常人と比較になる奴じゃないってわかんないのかねー?


[ついつい愚痴めいた相槌を漏らして。

 『惨めになる』>>309
 その言葉には何も言えなかった。
 自分が白瀬に対してしていることへの思いも
 同じようなものに思えてしまって。

 「まるで説明にならない」なんてことはなかった。>>313
 さぞかし割り切れない思いが、
 それも簡単に語り尽くせないような根深いものが
 積もり積もってのことなのだろうとは
 察することはできたから]
(351) 2022/10/18(Tue) 8:34:18

【人】 大木慎之介

[『あんなやつ、居なくなればいい』>>314
 その言葉を聞くのは堪えた。
 自分が夏実と同類だと感じるからこそ、
 自分にも向けられている言葉のようで。

 自分の影にも白瀬のように苦しむ人が
 いるのかもしれないと考えてしまいそうになって、
 それは必死に頭から追い出したのだが。

 『居なくなるとしたら、あたしの方』>>315
 その言葉は遥かに鋭く胸の奥に突き刺さった。

 思い詰めて周りの誰かや自分の消滅を願う人が、
 こんなにも身近なところにいる。
 その上それが、あの呟きを聞いて以来ずっと脳裏に
 ちらつき続けた白瀬だという衝撃は、実に大きくて。

 そんなのダメだと反射的に否定しかけて、
 その言葉を必死に飲み込み、代わりに出てきたのは]


  ……それは……辛い、よ……。


[絞り出すような声だった。
 横目で様子を窺えばあなたは笑みを浮かべていて、
 それが余計に痛々しく見えて、すぐに目を逸らす。

 そこで、予鈴が鳴った]
(352) 2022/10/18(Tue) 8:35:09

【人】 大木慎之介

[SHRが始まるまであと5分。
 そのあとにはすぐに授業が始まる。

 それを考えたら深いため息が出て、
 ベンチに背を凭れて空を仰いだ]


  ……行きたくねぇなぁ授業。
  白瀬、一緒にサボんねぇ?


[身近な人の命がかかった話題の直後に、
 なんでもない顔をして教室に戻れる気がしなかった。
 それであなたを誘ってみた。
 どう思われるか考える余裕も無いまま。

 あなたが応じてくれなくとも、
 大木がすぐに教室に戻ることはないだろう。
 午前中のいつかには、ちゃんと戻るだろうけれど]*
(353) 2022/10/18(Tue) 8:35:32
大木慎之介は、メモを貼った。
(a44) 2022/10/18(Tue) 8:55:56

【人】 大木慎之介

[小鳥遊に声をかけられたのは、>>262
 朝、校内を散歩しているときだっただろう。
 教室でないどこかでたまたま出会ったのだ。

 そのときは「おう、おはよう」と
 返すだけだったけれど。

 それは放課後、帰り支度のとき。
 ひっそりとした問いかけに、>>263
 じっと小鳥遊を見つめ返した。

 朝にはひとつ思い浮かんだ願い事があったが、>>95
 そのときには、またわからなくなっていて]


  ……なんとも言えねぇな……。
  小鳥遊は? 何か、あるのか?


[小鳥遊のことだって気になってはいた。>>94
 だから問い返す。

 同じクラスの小鳥遊は知っているだろう。
 大木が今朝、珍しくちょっとサボったのを。>>353
 それが何か思わせたかどうか、まだ、知らなかった]**
(354) 2022/10/18(Tue) 9:09:36
大木慎之介は、メモを貼った。
(a45) 2022/10/18(Tue) 9:11:23

【人】 大木慎之介

─ 朝・中庭 白瀬と ─

[弟の話を終えて、様子を窺ったとき、
 白瀬は泣きそうな顔をしていた。>>392

 白瀬姉妹のことは、比べられていたらしいとは
 察しても、その具体的な差まではわからない。>>308

 けれど聞きたくない兄弟像だったのだろうと
 苦笑が浮かぶままだった]
(404) 2022/10/18(Tue) 17:02:13

【人】 大木慎之介

[サボりに誘ったときの凄まじい反発ぶりには>>397
 「やっぱり」という思いは浮かんだものの、
 ちらりと顔を見てみれば、先程の泣き出しそうな表情は
 心なしか和らいだように思えた。
 気のせいかもしれないが、大木はそう感じたのだ。

 命を捨てようとしている人が目の前にいるのに、
 それを放り出して日常に戻る気になれなかった。
 何ができるわけでもないと思っていても、
 見ないふりをして捨て去ることだけはしたくなかった。

 それで誘ってみたら、随分苛立たせたようで。
 そのおかげでもしかして
 いくらか気力を取り戻させたのだとしたら、
 憎まれ役も悪くない──

 そんなことを思いながら空を眺めた]
(405) 2022/10/18(Tue) 17:02:28

【人】 大木慎之介

[どのくらい黙っていただろうか。
 白瀬が立ち去る風でないのに気付いても、
 それをどうということもなく、
 しばらくの間、黙って中庭に吹く風を感じていた。

 ふと名を呼ばれて振り向いて、>>398
 問われたことの答えを、少し考えて]


  ……一言で言うの、難しいな。
  喧嘩することもあるし、羨むこともあるし。
  毎日毎日いいことばっかってわけでもないから。


[一言で言ってしまえば、
 好きだし幸せだ、という結論になる。

 けれどそれで思うことが伝わる仲でないのは、
 もう充分わかっていた。
 だからもう少し言葉を増やそうと試みて]
(406) 2022/10/18(Tue) 17:02:49

【人】 大木慎之介

 

  弟が生まれたばっかのときは、結構イヤだったな。
  親取られたみたいでさ。
  それに弟がオレのできないことばっか
  できるみたいに見えてた時期もあった。

  その頃に聞かれてたら「嫌い」になったと思う。

  けど頼られるのは悪い気しないし、
  弟の面倒見るのもオレは割と楽しめたし。
  オレがいろんなことを役割分担みたいって
  割り切れるようになったの、弟のおかげなんだ。

  だから、そうだなー……
  総合したらやっぱ「好き」って言う以外ないかな?
  それに、生まれてきてくれてよかったと思うから、
  「幸せ」なんだろうな……。


[話しながら、大木は夏実が白瀬のことを
 けして悪く言わないのを思い出していた。>>0:214

 体面だけでそうしているわけではないだろう、
 悪く思うことが本心から無いからではないかと、
 勝手な想像を巡らせながら]**
(407) 2022/10/18(Tue) 17:03:21
大木慎之介は、メモを貼った。
(a52) 2022/10/18(Tue) 17:04:33

【人】 大木慎之介

─ 放課後・小鳥遊と ─

[小鳥遊もそういえば昨日いなかったな、と
 思い出す。>>409

 大木は授業をサボったことが今まで無かった。
 だから昨日の時点では、小鳥遊の心情は
 あまり想像つかずにいたのだけれど。

 今朝になって初めてサボってみた後になって、
 小鳥遊も何か悩んでいたのかな、なんて
 今顔を見ていてふと考えたのだった。

 やっぱり“お揃い”なのかもしれない>>0:129
(412) 2022/10/18(Tue) 20:01:45

【人】 大木慎之介

[『即答じゃない』という指摘には>>409
 痛いところを突かれた気分で苦笑した。

 それから曖昧に濁した、意味ありげな言葉が
 少し気にかかって。>>410>>411

 堂々と遠慮なく尋ねてくる様子に、
 放っておけないような答えなきゃいけないような
 複雑な心情を抱いて暫し言葉に詰まったとき、
 なぜか弟が脳裏に浮かんでいた。

 別に似ているわけではないのだが。
 背丈だって大違いであるし]


  ……んー、……誰かのため、っていうかな……
  オレのための願い事じゃないんだけど、
  オレの自己満足になる……みたいなヤツ。

  ただ、やっぱ、それは願わないかもしれない。


[朝の時点で考えついていたものの話を暈して言って、
 それから小鳥遊を見つめ返した]
(413) 2022/10/18(Tue) 20:02:09

【人】 大木慎之介

 

  『欲しいモノ』……は、
  ……願うのか?


[願い事とは少し違うニュアンスのような気がして、
 尋ねてみる。

 先に言っていた『叶いそうもない願い』とも
 違うような印象を受けた。

 けれどそっちは、気にはなっても
 今すぐ尋ねる気にはなれなかった。

 大切なことのような気がして。
 自分に教えてもらえるとは、あまり思えなくて。
 それを実感するのが怖くて、踏み込む勇気が出なかった]**
(414) 2022/10/18(Tue) 20:03:06

【人】 大木慎之介

─ 朝・中庭 白瀬と ─

[白瀬はあまりにも感性が違う上、感情移入もできない相手。
 沈黙の間に何を思ったのか、>>419
 大木が察することはできようがなかった。>>420>>421

 戻ってきた淡白な返答は、そんなものだろうと思ったが。

 続いた二言と浮かんだ笑顔には目を瞬いた。>>419
 本心から言ってくれた言葉のように感じる。
 それが嬉しくて、大木の表情は和んだ]
(434) 2022/10/18(Tue) 21:37:07

【人】 大木慎之介

[けれどやはり、納得はできないままで]


  なぁ白瀬、オレは白瀬の話聞いても
  姉ちゃんの立場でしか考えられないし、
  白瀬の気持ちに寄り添うことはできないけどさ……。

  やっぱどっちかが消えるような願いで
  終わっていいとは思えねーわ……オレは、な。


[動機をはっきり話した以上、その結果を曖昧にしたまま
 会話を終わらせる気にもなれなかった。>>197

 そんなことは白瀬もわかっているのかもしれない。
 何しろ正論中の正論である。

 そしてわかっている正論をぶつけられれば
 当然、苛立つもの。そのぐらい大木にも実感はある。

 それでも言わずにいられなかったことには苦笑が浮かんだ]
(435) 2022/10/18(Tue) 21:37:21

【人】 大木慎之介

[それから一度、深く息を吐いて]


  ……なんか他の形ってねえのかな……、
  消すも消えるも、極論、願いに頼らなくてもできるだろ。

  もっと幽霊にでも願わないと叶わないような、
  絶対起きないと思ってた奇跡みたいのとかさ……。

  的外れなこと言ってるかもしれないけど、
  姉ちゃんと絶対比べられなくなるとか、
  姉ちゃんのこと気にせず生きられるようになるとか、
  姉ちゃんや親と腹割って話せるようになるとか……
  そういうのじゃダメなのかな。


[また白瀬の気分を害することを言っている気がして、
 視線は逸らし気味だった。
 できるだけ言葉に気を遣ったつもりではあるが、
 裏目に出ることも多い以上、もう諦め半分である]


  白瀬の気持ちにちゃんと寄り添える相手と話したら、
  何かいい案が出てくるんじゃないか……?


[そういう相手がいるかは知らない。
 けれど大木がそういう相手でないのだけは確かで。
 そろそろ会話を終えようとしているのも伝わるのを祈った]*
(436) 2022/10/18(Tue) 21:38:01

【人】 大木慎之介

─ 昼休み・秋月と ─


  あーそうだな、パンにネタは載せな……
  
オレなんで納得してんの?



[危うく流されかけた。
 いや流されても別に問題ない話題であろうが。
 つい突っ込む声も大きくなった。(大木比)

 秋月がいつも面白いという点は、
 聞けば納得してしまっただろう。>>424
 芸人根性に見えるような行動があったかはともかく、
 ユーモアがあると感じたことは何度もあったから]
(445) 2022/10/18(Tue) 22:14:36

【人】 大木慎之介

[弁当について問われると>>425


  ん? 
  そうだな、今日は自力で作った。


[秋月の狙いに気付かず素直に肯定した。
 卵焼きは甘くないプレーンなものである]

[大量にパンを貢がれると困惑することになるだろう。
 ほどほどの個数で手を打ちつつ、
 卵焼きは献上することになると思われる。

 そんなに卵焼きが好きだとは初耳である。
 友人に“知らない顔”というのはあるものだ]
(446) 2022/10/18(Tue) 22:14:56

【人】 大木慎之介

[空き教室の場所に見当はついていた。>>426
 他にも人目につきづらい場所も何か所か。
 だから向かった場所は意外ではなかったが。

 わざわざ鍵をかけるのか……と、>>428
 その点は意外に思った。

 もし秋月が昨夜密かに思っていたことが伝わっていたら
 無言で鍵を開け直していただろうが、>>423
 幸か不幸か知らないままであった。

 なお電話番号の登録名は知ったら盛大に突っ込むだろう。
 「なんで秋月がその名前で入れてんの?」などと。


 教室に入ってすぐの問いかけの答えは、>>427
 悩むように唸って一旦保留にしていた]
(447) 2022/10/18(Tue) 22:15:14

【人】 大木慎之介

[椅子とテーブルか床か、どちらにするかも少し悩んで、
 椅子とテーブルに決めて、座って弁当を広げながら]


  ……悩んでんのはさ。
  友達が何か願うのか、願うとして何願いそうか、
  全然想像がつかねえなーってこと。
  それでも友達と言えるのかわかんなくなった。

  ……お前も含めて。


[だいぶ間が空いたけれど、問いに答える。
 願い事でもそれにまつわることでもなく、
 悩ましいのは友達のこと。>>1:404>>1:416
 
 本人にそれを直接言うのか悩んだこともあったが、>>91
 できれば昼休みの間に済ませようと思うと、>>428
 やはりストレートに切り出すことになるのだった。

 昼からもまた授業を受ける余裕がなくなるサボる気になるかどうかは、
 話の流れ次第であろう]**
(448) 2022/10/18(Tue) 22:15:59
大木慎之介は、メモを貼った。
(a55) 2022/10/18(Tue) 22:19:20

 




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