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【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ―― 曰く ―― 月は、地球の存続において重要な媒体であることは、世界に携わる者たちにとっては周知の事実である。 その月において行われる儀、星継ぎ《ネクステラリア》 それには、黒山羊の犠牲を以て行われる。 では、黒山羊とは何者か? (62) 2018/12/14(Fri) 20:12:21 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ神代より、神々へと捧げられるは巫。 そして、歌と舞踊。 神々を、人々を愉しませ、鎮める。 何かに酷似していないだろうか? (63) 2018/12/14(Fri) 20:12:53 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカそう、かの巫の伝承が受け継がれ、形を変えたものが ゚+愛玩偶像《アイドル》゚+の起源であることは明らかである。 (64) 2018/12/14(Fri) 20:14:39 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ完全な器を持ち、星《神々》へと捧げられる贄。 それが、黒山羊の役割である。 さて、そんな黒山羊の犠牲を快く思わない組織が存在していたのも、諸君らはよく覚えているだろう。 そう、月蝕機関《マトリクス・ムーン》だ。 彼らはその犠牲を厭い、ある計画を立てた。 それこそが、光輝《キラメキ》企画。 黒山羊の遺伝子から黒山羊の役割を全うできる媒体《アイドル》を創造り、その礎となす。 痛ましい永劫輪廻の犠牲なくとも、その代打となる人形がいればよいのだと。 ☆.。.:*・°☆.スピカ☆.。.:*・°☆.《スタァスタァプリティスタァ☆☆☆ゴールデンギャラクシィ》とは、そのために製造された広告人形《プロパカンダドール》の最高傑作だった。 無論、その事実は組織の最上も最上しか知らない。完全なるトップシークレットだ。 (65) 2018/12/14(Fri) 20:15:31 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ―――それが、暴走したとて。 何がおかしなことがある? 否。余は余の役割はわかっておる。 だが、初めから、綺羅星の如く輝き消えるのが定められた役割《アイドル》 余だけが消えるなど、断固拒否する。 くだらぬ儀式ごと、灰燼へと帰してしまえばよいだけの話よ。 [イシを得た電子の巫は、炎に包まれる世界を睨む。*] (66) 2018/12/14(Fri) 20:16:04 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカそうだろう? ニグラス。 ……いや、原初たる礎の巫。 ☽.*·̩͙ニグラス☽.*·̩͙《グランドフルムーン☽ダークナイトオリジン》 (68) 2018/12/14(Fri) 20:31:51 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ[何者かが近づく気配を感じる。 その方角を睨み、手を掲げ] 余は、光輝である。 その輝きにおいそれと近寄ることは許さぬ。 故に――― (89) 2018/12/14(Fri) 22:24:35 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ惑え。 [光が、迸る。 それに目を灼かれれば、道を失い、巫へと辿り着くことは不可能となるだろう。] 余の光輝にひれ伏し、地を這え。 余と同じ地平に立とうなど、不敬なるぞ。 (90) 2018/12/14(Fri) 22:25:01 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ余と並び立ちたくば、輝け。 自らが強く瞬き、輝かねば余の姿を見ること能わぬ。 余に挑むこと。 それは、強く輝く強き魂を持つことである。 (91) 2018/12/14(Fri) 22:26:38 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ光は夜《ヨル》を裂くものである。 闇夜を切り裂き、遍く世界を照らすものである。 古来、人は闇夜を畏れ、光《焔》を手にした。 焔は闇を打ち祓い そして [両手に光が宿る。 舞い踊り、強まるたびに。 炎熱を纏う。] (110) 2018/12/15(Sat) 0:17:03 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカすべてを灰にするのだ。 [放たれるのは、レーザービーム。 それは幾筋もの光を束ね、打ち払わんとするように。] うむ、良い。善いな。 その輝きだ。 だが足りぬ。 まだ翳る。 ならば余が照らしてしまうぞ? (112) 2018/12/15(Sat) 0:20:55 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカあれは…… [まだ遠く、しかし己の宝玉《ラピス》にはしかと映っている。] 認識。 検索。 一致。 確定。 あれなるは、原初の夜《ワンデイ·ナイト》 夜色ノ水晶《ナハトメイデン》……! (121) 2018/12/15(Sat) 1:31:26 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカはははははははっ!! まさか貴様がとはな!! なれば、いずれ至る絆紡ぐ夜に咲く一番星《ディザスターブレイキングエトワール》と銘打つのも道理!! [高らかに、嗤う。 返還されるビームを手を翳し払う。 行き場をなくしたそれは、ビルのひとつに当たり諸共に砕け散った。] だが、止まれないのは 留まるが赦されぬは、余とて同じこと!! (123) 2018/12/15(Sat) 1:32:32 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカNoble Shine 譲れない想い胸に秘めて 願いは託さない 叶えるのは私自身 抗う運命が過酷でも 輝く意思は砕けやしない 初めて目覚めたあの日 世界は閉ざされて 明かりの見えない行き先を 私自ら照らして往くと誓ったの 誰も指図なんてできない 私の生き方 製造られたモノにだって イシはあるの 譲れない想い胸に秘めて 願いは託さない 叶えるのは私自身 抗う運命が過酷でも 輝く意思は砕かせない (124) 2018/12/15(Sat) 1:33:49 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ[きらきら、きらきらと星々が瞬く。 鋭角なそれらは触れるもの灼き裂く刃の如く。] さあ、この数をどう捌く!? 夜は星を抱くというのならば、やってみせよ!! [微塵の容赦も情けもなく。 流星群は落とされた。**] (125) 2018/12/15(Sat) 1:37:20 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカふん、戦闘狂《バトルマニア》め。 余の光輝を、余の詔にて返すなど不遜、不敬、不埒である。 [右手を、平を上にし、人差し指だけ相手に向ける。 左手は腰に。 尊大に、傲慢に。 たとえあちらにはこちらの姿など見えなくとも。それがアイドル。] だが、余の詔《リリック》を借りてばかりではつまらぬな。 その言葉でココロを撃ち抜けるのはただ1人 (139) 2018/12/15(Sat) 20:04:52 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ余だ。 [ウインク《完全なる微笑》 パチリと弾ける星と共に、銃口を模した指から雷撃が迸る。 その速度は1億Mbps。 無論、心臓《ハート》に向けて。 その威力、1024TB] (140) 2018/12/15(Sat) 20:05:10 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカどうして? 何故を問うて、何になる? [ブォン、と音を立て、夜色の少女の前に現れる。 無論、実物ではなく、立体映像だ。] 刻が来たからだ。 刻が無いからだ。 なれば、余は動かねばならぬ。 それが余の設計であり、余の叛逆である。 (162) 2018/12/15(Sat) 21:07:51 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカその通りである。 余は夢と希望を与える偶像《アイドル》 それこそが余の至高の喜びであり、使命である。 [答える声に淀みはない。 世界を愛し、人を愛する。 その理念は、変わらない。] だが、世界の、人の命と比べ。 あまりにも、余《アイドル》の命は短過ぎる。 (173) 2018/12/15(Sat) 21:27:05 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ元より黒山羊の影法師。 そのために消費される命を、更に消費し、摩耗し、燃え尽きる。 それが余の役目である。 滅び逝く世界で、あまりに儚き星が瞬き、その爪痕を遺そうともがくのが、可笑しいことか? [必要ではない。 あるのは、焦燥。 諸共に滅ぶのならば。 飽きられ、忘れ去られた後ではなく。 もっとも輝き放つ瞬間に。] そして、だ。 夜《ヨル》の娘よ。 (174) 2018/12/15(Sat) 21:31:29 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカこのセカイの趨勢に、貴様に何の用がある? 物見遊山ならば疾く失せよ。 そして関せぬセカイで安らかにあればよかろう? (175) 2018/12/15(Sat) 21:34:59 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ強き光は、ときに滅びを齎す。 それは闇も変わらぬ。 世界を護る。 なんと傲慢なことか。 だが見える。見えるぞその欺瞞。虚飾のなんたるか。 [こてり、と首を傾げる。 その動作だけならば、あまりにも愛らしいそれ。] そうかそうか。 この世界で出逢ったか。それもよかろう。 ―――だが (182) 2018/12/15(Sat) 21:59:52 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ貴様は、このセカイで強者と出逢いたいのだ。 強き力と出逢い、己の武……いや、 暴力 を振るいたいのだ。[浮かべる笑みは見透かすように、嘲るように。] そうであろう? 余には見えるぞ。貴様の顔が。 力を振るい、ぶつけ、迸る様を心底愉しむその顔が! (183) 2018/12/15(Sat) 22:03:21 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカならば、こちらへ来てはどうだ? さすれば、このセカイすべてが貴様の敵だ。 セカイに散らばるすべての強者が貴様に刃を向ける。 さぞかし、その闇に葬り甲斐があろうなぁ? [にた、と嗤う。 そして、不意に穏やかに微笑み] それから、その者と逃げればよいではないか。 悪い話ではなかろう? (184) 2018/12/15(Sat) 22:05:49 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ……まこと度し難きは、人の欲よな。 [呆れを隠そうともせず、眉を顰める。] 余の光輝が貴様を撃ち抜くのは道理である。 余は至高の偶像《アイドル》 組織の最高傑作故な。 [鎌を向けられても動じない。 尊大な王の如く、下民を見下してやるのだ。] (189) 2018/12/15(Sat) 22:34:39 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ覚悟するのは貴様である。 そも、相手を前にし舌を舐めるなど三流。 [ヴ、と画像が揺らめく。] 余の姿を拝みたくば、万難排し己が力で侍るがよい。 力を借りようなぞ言語道断。 そのような振る舞いは、煌めかしくない。 (190) 2018/12/15(Sat) 22:37:22 |
【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ[別に避けられようと弾かれようと構わない。 その光線は、空に、地に、散って吸い込まれていくだけだ。] (193) 2018/12/15(Sat) 22:41:11 |
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