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【墓】 木峰 海斗[ 既に、芯を持ち始めているものを 緩く優しく触れられて、腰が揺れた 触れられる度に、硬さが増していくのが分かる] ッ、ん、……マジ、で、する気なのか? [ 不安と期待が入り混じった 問いを口にすれば、また問い返される わざわざ、聞くなよ と、内心で悪態を吐いて、 心と身体の天秤が、どちらに傾いているなんて、 たぶん、もう明らかで、だけどそれを認めるには まだ、俺の理性がはっきりしすぎてる] (+92) 2021/07/16(Fri) 14:27:56 |
【墓】 木峰 海斗[ そうすれば、意図は伝わったようで 取りに行くと言って、漸く身体を解放される はぁ、と、甘さを含んだ溜息を零せば、 バスルームの壁に手をついて、 流しっぱなしのシャワーで残った泡を洗い流した いつもは跳ねている髪も、濡れて落ちてきて 前髪が邪魔だと掻き上げれば、 もう一度、息を吐くのと、同じタイミングで、 兄貴が戻ってきたので、そちらを見る バスタブの縁に腰かけて、 見上げてくる目が楽しそうに見えて 手のひらで踊らされているようで、 無性に、ムカついて―― 近付けば、頬を撫でて、首筋を撫でて 胸の辺りを擽りながら、覗きこんで、にやりと嗤う] ……てか、兄貴はまだ、勃つのかよ? ふっ、勃たせてやろーか? [ 翻弄されっぱなしは、性にあわねーと 根元から茎を、一撫でしながら、 自分の唇を指差して、煽った――**] (+93) 2021/07/16(Fri) 14:28:01 |
【墓】 木峰 海斗[ 命令口調で、不遜な言い方しかたできないのに 兄貴は、それを"かわいいおねだり"などと言う 長年、可愛くない弟を好いてくれただけはあるよ 本当に、……その想いに、俺はどれだけ返せてるのか 兄貴に言ったら、どういう返事が返ってくるか 想像できそうではあるけど まぁ、こんなこと口が裂けても言うわけがないから 悩んでも、想像しても意味がないことだと 浮かんだ想いは、掻き消した――] (+99) 2021/07/16(Fri) 20:23:06 |
【墓】 木峰 海斗[ 根元から撫で上げたものは、 既に熱く、兆しを見せていて、 俺が勃たせてやる必要はないのだけど それでも、一泡吹かせたかった 煽った理由は、たったそれだけ 深い理由があったわけではないのだが、 無知、というのは、時に恐ろしいことをしてしまう 何かに耐えるように瞳を閉じて、 被りを振る様子に、どうしたのかと首を傾ぐが 再び、目があえば、後頭部に伸びる指 耳裏から、後頭部を撫でられると、ぞくぞくする ん、と微かに、声を漏らして瞳を細め 見くびるな、と落ちてくる声に] してやるって、言っただろ? ただ、下手くそでも文句言うなよ…… [ 今は気分がいいから、とでもいうように ふふん、と得意げに笑い返した 小さく一言、事前に言っておけば ちらり、と一度視線を逸らして、覚悟を決めたように タイルの上に、膝をついた そっと、撫で上げていたものに唇を寄せる] (+100) 2021/07/16(Fri) 20:24:02 |
【墓】 木峰 海斗……ッ、ん、ぅ、 [ ちゅっ、と先端に挨拶をするような軽いキスをして、 はぁ、と熱い吐息を吹きかける 別に、焦らしているわけではなくて、 まだ、完全に勃っていないけどやはり、大きく見えて これ、口に入るのだろうかと、躊躇ったせい 迷っているのを誤魔化す為に、 ぺろり、と先端を舐めて、 裏側の根元から先端までを舐め上げる 脳裏に手本にしてるのは、さっきの兄貴の動きと ]いつだか見たAV女優の動きなんだが、 正直、よく覚えてない―― 特に兄貴のは、気持ち良かったのは憶えてるけど、 どんなことされたかは、少し記憶が飛んでいたから (+101) 2021/07/16(Fri) 20:24:31 |
【墓】 木峰 海斗ん、ッ、……は、ッむ、 [ 意を決して、とりあえず先端を口に含む 歯を立てないように気をつけながら、はむり、と 妙に可愛らしい音を立ててしまって、 羞恥を覚えながらも、兄貴の腰が震えるのを 間近で感じ取って、気分が好くなる――] ――ッ、ふぁ、ん……ンッ! ん"、 [ 耳を擽る指が、輪郭を確かめるように弄ぶと くすぐったいのか、気持ちがいいのか、 むずむずとした感覚に、唇と雄の隙間から、 鼻にかかった甘え声を漏らしてしまう 少しずつ、頭を前後させながら 喉の奥へと導いていれば、時折、 わざと腰を動かして、内頬や上顎を擦られて、 高い鼻濁音を発しながら、身体をびくつかせた 上顎の裏を擦られると、 ]ヤバイ かもれない―― (+102) 2021/07/16(Fri) 20:25:03 |
【墓】 木峰 海斗[ キスをされた時も、感じてしまったのを覚えていて 兄の悪戯な動きに、翻弄されつつも、 なんとかそこにあたらないように、 小首を傾げるようにして、非難するように見上げる たぶん、こういう時は、 わざと意図を受け取ってくれないんだろうけど 兄貴のものを咥えているという状況に、 口の中を熱いもので蹂躙される感覚に、 言いしれない昂奮を覚えて、俺の両腿の間のものは いつの間にか、しっかりと立ち上がって、 僅かに先走りを溢れさせていた 時折、苦し気に目を細めながら、 生理的に込み上げてくる涙に濡れた瞳で見上げれば 何に、煽られたのか、髪を掴まれ押し込まれる] (+103) 2021/07/16(Fri) 20:25:41 |
【墓】 木峰 海斗う" 、んッ――ッは、んんッ[ む、という声をあげながら、眉を顰めて 睨むけど、幸い嘔吐感は、まだ感じていない そのまま舌を口の中で、這わせれば、 大丈夫と判断したのか、低く嗤う声が落とされて ぐっ、と喉奥を抉られた くぐもった悲鳴を上げて、反射的に 頭を引こうとしたが、掴まれて上手くは逸らせず] (+104) 2021/07/16(Fri) 20:25:55 |
【墓】 木峰 海斗―― ん"、ぁ、……ッ、む、ぐッ [ 苦しくて、じわと、涙で視界が歪む 込み上げてくる苦いものに耐えながら、 それでも、ここまで来たら意地を張るように 口を放すことはしないで、 なんとか、前後に頭を動かしながら、 時折、口をすぼめたり、舌で撫で上げたり、 こちらからも、刺激を与えようとした やばい、口の中をめちゃくちゃにされて、 良いように動かされて、 支配されている感覚が、 堪らなく、―― イイ 俺の口で、兄貴が感じていることが、 *]口の中でダイレクトに伝わってくるのも、 ―――――― 堪 らなかった、 (+105) 2021/07/16(Fri) 20:26:09 |
【墓】 木峰 海斗[ 喉奥を突かれるのは、苦しくて、 恐らく、快感を得るには至れそうにはないが それでも、喉を犯しながら、『気持ちいい』と零す 兄貴の声を聞くと、興奮を覚えて 苦しさに逃げたいのを堪えて、 何度も喉奥を突かれる度に、濁った呻きを漏らして 余裕なんてないけど、無我夢中で舌を唇を動かした ただ途中から、きゅっと、瞳を閉じて 荒々しく、口内を嬲られるままに 任せるしかなかったのだが ようやく、ずるりと抜き出されて、 口を解放されれば、かはッ、と咽て 口の中に溜まっていた 唾液と、先走りを溢れさせながら、けほけほと 何度か咳をして、口の端を垂れるものを 手の甲で拭った] (+112) 2021/07/17(Sat) 2:44:06 |
【墓】 木峰 海斗ハッ、はぁ……ッ、ば、……っせーよ [ ガチガチとか その通りだけど、仕方がねーじゃん そーいうこと、してんだからと 口には出さない恨めしそうな瞳で見上げてれば 伸びてきた手が、じんじんと 痛むほど張りつめた場所に触れると、堪らず あッ、と喘ぎと、とれる声を出してしまうが それに羞恥を覚えるより先に くるりと背を向けさせられて、気付けば 今度は、タイルに両手を突いていた] (+113) 2021/07/17(Sat) 2:44:08 |
【墓】 木峰 海斗んッ、……うッ、 [ 僅かに、快感の余韻が残っている蕾に つぷと指先が難なく吸い込まれていく じわりと身体を震わせる甘い痺れに、 耐えるような抑えた嬌声を漏れさせた やだとか、ダメとか、相変わらず 口では拒否をするような言葉を言いながら 艶めいた声を押さえることはできていなかった] (+114) 2021/07/17(Sat) 2:44:10 |
【墓】 木峰 海斗あに、……ッ、んんッ…… [ 先ほどよりも手荒に解されて、 それでも、快感を拾う感覚は、先ほどよりも増して 抑えようとしても、抑え切れない声が 広いバスルームに反響して、耳から、脳を犯される ぐちゅぐちゅと、荒く後孔を解されて 絶えず、甘えた声を発していたが 指が抜かれると、またあの熱いものが押し当てられて] あぐッ、……んッ、 [ みちみちと、肉を引き攣らせながら 中を抉られて、呻くような喘ぎを 落とすたび、飲み切れなかった 唾液が、ぽたぽたと、タイルに落ちて流れていく あぁ、ダメだ。もう……理性が崩れていくのが はっきりと分かった 突かれるたび、ぐちゅ、と淫らな音と、 快感を抑えきれない欲に濡れた声が響き渡っていた] (+115) 2021/07/17(Sat) 2:44:12 |
【墓】 木峰 海斗[ 俺の内側を、兄貴で満たして欲しい だから、身体に触れる兄貴の手に触れようと、 片手で身体を支えながら、手を伸ばす 拒む為じゃなくて、ただ、触れたかった――**] (+116) 2021/07/17(Sat) 2:44:17 |
【墓】 木峰 海斗[ 膝が痛い、とか、腕が痛い、とか そんなことよりも、後ろを犯されるのが、 痛くて、苦しくて―――― 堪らなく、気持ちがイイ 無理矢理、地べたに押さえつけられて 獣のように交わって、内臓を抉られるように キツい窄みを押し広げられて、 苦しそうな吐息に、感じいった声が混ざるのは、 性急に求められるのが、この上なく嬉しいから] ぁ、……ッ、い、――ッ [ 滑りをよくするために、足された潤滑油の 体温より低い温度が霞めるだけでも、 びくり、と肩を揺らして悩ましげな声をあげてしまう 口を閉じてしまいたいのに、この体勢では 片手で押さえることくらいしかできなくて、 荒々しさに、やはり両手をつかないと 身体を支えられなくて、 抑え切れない、あられもない声をあげてしまう それに―――― ] (+124) 2021/07/17(Sat) 10:48:15 |
【墓】 木峰 海斗[ 後ろから伸びてきた手が、 口を閉じさせないようするかのように、 指を口の中にねじ込んできて、舌を挟まれ撫で引かれ 上顎の裏を擽られて、口まで犯されて ぞく、と咥内から広がる快感に思考が蕩けていく 口を犯す指を、咥えて、しゃぶって、 指から逃げるように、舌を動かせば、意図せず舐めて あぁ、好き……もっと、欲しい 火照る体の奥底から、湧き上がる情欲に 思考を支配されていく もっと、触って欲しい もっと、触りたい 腕を伸ばせば、ふいに、動きが止まって] ん、……?、あに、き……? [ 身体を捻って、蕩けた瞳で、横目に見上げれば、 切なそうに、不思議そうに首を傾げる すると、御免と言う言葉とともに、口付けられて 痛くないかと、問う言葉に、何度か瞳を瞬かせて] (+125) 2021/07/17(Sat) 10:48:17 |
【墓】 木峰 海斗い、た……く、ねーから [ 痛いくないは、完全に嘘だが それ以上に、気持ちがいい それを口にするのは、まだ羞恥が勝ってしまうから] (+126) 2021/07/17(Sat) 10:48:20 |
【墓】 木峰 海斗[ 小さく声をあげながら、 身体を引っ張られて膝が浮く 重力に逆らうように、結合された場所は繋がったまま 腰を抱えられると、より深くを抉らて、 甘く掠れた吐息が漏れてしまった バランスを崩しそうになって、 支えられるままに、バスタブの縁に手を突いて 待ちきれないというように、腰が勝手に揺れた 態度はいつも、俺の方が不遜で、 俺の望みをかなえてくれるのは、いつも兄貴なのに まるで、従属させられているみたいな、 背後から動きを奪われて、首筋に噛みつかれて 勝手に所有印を残されて、逆らいようがない感覚 普段なら、こんな感覚にさせられること 許しはしないのに―― 今は、受け入れてしまう] (+127) 2021/07/17(Sat) 10:48:24 |
【墓】 木峰 海斗ふっ、……んんッ、あ、イイッ、そこ…… [ 無意識に、笑みを浮かべていたのは、 唇に指が触れていたら、気付いたかもしれないが すぐに、その笑みは、甘い嬌声に変わっていく もうはち切れそうな前のものを握られて、 悲鳴染みた、一際大きな声をあげ、 イってしまいそうになるのを、耐える為、 より一層、眉間に皺を寄せた] (+128) 2021/07/17(Sat) 10:48:26 |
【墓】 木峰 海斗[ 耳の裏も、首筋も、うなじにも、 舌が生き物のように這う感覚が、気持ちがいい 乱暴に、余裕がないように、腰を揺すられて こちらの状態なんてお構いなしに、与えられる快感が 堪らない、耐えられない、おかしくなりそうだ 途中から、もう何を自分で言っているか どんな声を発しているかも、理解が追い付かなくなる 目の奥が、チカチカと白く塗りつぶされていく] お、ッ、れも……すき、あにき、が―― 好き 、[ あいしてる。 求められて、満たされて、 前後不覚になるくらい、蕩けさせられて、 狂おしいほど、愛しくて、おかしくなって 生理的、ではない涙が、頬を伝う] (+129) 2021/07/17(Sat) 10:48:29 |
【墓】 木峰 海斗[ 言葉だけじゃ足りない 足りないものを補うように、自ら腰を揺らして もっと奥、もっと深くと、求めた 最奥を何度も突かれて、強すぎる快感に いやいやとするように、何度も頭を振るくせに もっと、と腰を押し付けて、 まるで、淫乱になったみたいで、恥ずかしいのに 求める気持ちの方が強くて―― 何度目かに、奥のしこりに打ち付けられた瞬間 バスルームに響き渡る、熱で掠れ濁った嬌声をあげ 水や光や、体液が散ったタイルの上に、 多少薄くなった白濁を解き放っていた すべて出し切れば、膝ががくがくと言い出して もう力が入らなくて、ぐったりと、 身体を前に傾かせていった そのまま倒れれば、バスタブの縁に縋るように もたれ掛った―― かもしれない*] (+130) 2021/07/17(Sat) 10:48:34 |
【墓】 木峰 海斗[ 倒れかけた身体を支えられて、 そっと、優しくバスタブにもたれ掛らせてもらう イったばかり、で。ふわふわとする思考の中 中のものを引き抜かれると、やはり声は漏れてしまう 切なげで、悩ましい声は、叫びすぎて掠れていた 大丈夫か、と問われれば、 たぶん、大丈夫じゃねーよって、億劫そうに答えて また、汚れてしまった身体を 洗い流す手を、邪魔することはしなかった 柔らかなバスタオルに包まれて、 抱き上げられる時は、さすがに慌てたけれど もう、抵抗する気力もなかったから、 抱えられるまま、身を任せて、頬寄せて、目を閉じる 俺は、次男だから、耐えられなかったんだ] (+137) 2021/07/17(Sat) 13:52:40 |
【墓】 木峰 海斗― 翌朝 ― [ 朝起きた時にも、兄貴は隣にいただろうか 眠っていれば、隣で眠る寝顔をまじまじと見つめて 身体の痛みや、充足感、疲労感に これは、夢ではないと再確認をしていた 終ぞ、言う気がなかった好きという言葉も、 ついに、伝えてしまったことを思い出して、 顔が熱くなるのを感じて、寝返りを打つふりをして 兄貴とは反対側に顔を向ける ドキドキとして、呼吸が早くなって、 すごいことをしてしまったと、嬉しい気持ちと、 すこしだけ、後ろめたい気持ちなる] (+138) 2021/07/17(Sat) 13:52:46 |
【墓】 木峰 海斗[ 男同士はまだ、いい だけど、兄弟でこんなことをするなんて、 倫理的に考えて、ありえない 大きく道からそれてしまった、そらさせてしまった 自分でも言っていたけど、兄貴はモテる 女からも、男からも、 普通の恋をして、普通の結婚して、普通に親になる それがきっと、多くの親が望んでいることで 明るく笑う両親の顔が浮かんで、きゅっと瞳を閉じた 朝、目が覚めたら、忘れようと思っていた 朝、目が覚めたら、消そうと思っていた そんな最初の気持ちは、もうなくて もう逃がしたくない、逃げられない] (+139) 2021/07/17(Sat) 13:52:49 |
【墓】 木峰 海斗[ 兄貴が起きた気配がしたか、声をかけられれば そちらを向いて、無言で身を寄せて ―― まだ、眠い、なんて言って 甘 えた寝ぼけているうちに、俺の反骨心が起き上がる前に 今は素直に、甘える これはあくまで、俺が俺の心を満たすための行為で 兄貴を喜ばせようとか、好きの気持ちを返そうとか その為ではないから、一応分かって欲しい そんなこんなで、朝目覚めた後も 身体はだるいから、そのまま二度寝を決め込んで 昼前にもう一度、目を覚めせば、強烈な空腹感に] はら、へった…… [ 色気のないことを言って、 ルームサービスを頼むように、"おねだり"しただろう] (+140) 2021/07/17(Sat) 13:52:51 |
【人】 木峰 海斗― それから ― [ ホテルで起きた、夢みたいな、奇跡みたい出来事から また少しの月日が経った 俺と兄貴の関係は、かなり変わったと思うけど、 俺は相変わらず、素直ではないし、可愛くもないし メッセージへの返信も大抵既読スルー まぁ、10回に1回とか、5回に1回とか、3回に1回は 返事をしていることもあるから、少しは変わったけど 外に一緒に出掛けても、兄を邪険に扱う弟のまま 両親の前では、変わらない兄弟関係を取り繕っていた さすがに両親に気付かれるのは、まずいしな それから、大きく変わったこと――] (96) 2021/07/17(Sat) 13:52:53 |
【人】 木峰 海斗なぁ、兄貴…… [ たまに、言いかける 結婚くらい、してもいい。とか 孫を、見せてやれよ。とか でも、その度に、 その言葉は、唾液と共に飲み込まれる それは、兄貴も、兄貴の相手も傷つけることだし ]何より、俺が一番―― 嫌だったから、 (97) 2021/07/17(Sat) 13:53:07 |
【人】 木峰 海斗[ だから、言いかけて止める いつか、兄貴から終わりを告げられるまでは、 幸せな夢を見ていようと、笑うんだ ―――― 相変わらずの傲慢さで*] (98) 2021/07/17(Sat) 13:53:11 |
【墓】 木峰 海斗― いつかの話 ― [ あれから、何度か重ねた罪の味 その日も、そうだった 両親が相変わらず、出張で二人して不在の日 リビングだったか、ソファに座る兄貴に 後ろから近づいて、テレビでも見てるなら その視線を遮って前に立てば、 膝を開いて跨って、首に腕を回して抱きしめれば 耳を軽く食みながら、いつもの合図を口にした] (+141) 2021/07/17(Sat) 17:02:59 |
【墓】 木峰 海斗[ 相変わらず、可愛いおねだりはできない でも、あの日から経験は重ねてきたおかげか 素直に望みを口にすることは、多くなったと思う 兄貴が望んでくれるなら、対面座位なるものだって たぶん、許してしまう程度には、兄貴に甘くもなった 逆のことは、既にされていたっけ? 俺が兄貴に跨がれて、体重をかけて、 奥の奥の、さらに奥を犯したこと まぁ、その話はまた次の機会にしようか そんな感じで、俺は手を替え、品を変え 罪深い蜜の味を、貪るように味わっていた――*] (+142) 2021/07/17(Sat) 17:03:04 |
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