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【人】 恋塚 暎史−明け方・フロア はよーっす……… [ いっていいなら、眠い。 眠すぎて、二度寝しようかと思うくらい。 人によっては早めに出ていくことがあるため、 ウェイクアップシャンパンの用意をする。 勿論、希望者のみにではあるが。 ] んぁ……僕も朝から飲んでいいかな。 いや、飲んだら支配人に怒られる。 後で飲もう。 [ ラウンジに向かって、 彼の朝の準備を、と思えば ] ……………… お目覚めに、シャンパンは如何でしょう?* (0) 2020/08/17(Mon) 1:15:01 |
【人】 恋塚 暎史−明け方・ラウンジ お客様がいるなら、 僕も少しはまともに戻りますよ。 [ くすっと笑いながら、彼女が差し出してきたものを その手にとって確認する。彼女の予定だ。 3ヶ月後というあたりが、なんとも。 ] 忙しそうですね、相変わらず。 …………どこでもいけますよ。 有休も残ってるし、玲が望む日に会いましょう。 [ 携帯を取り出して、11桁の番号をすぐに取り込む。 シフトを作る時に、休みを申請してしまえば 休みなんてどうにでもなる。 結局あの夜から全く会うことのなかった相手。 酔っている彼女を心配して、 あの日は彼女の誘いを断った。 それが運の尽き。 それ以来、すれ違いばかり。 ] 今回も、楽しめましたか? [ ワンコールだけ彼女の電話にかければ、 ウェイクアップシャンパンの準備をして、 彼は尋ねるだろう。 ]* (3) 2020/08/17(Mon) 1:46:25 |
【人】 恋塚 暎史−明け方・ラウンジ お金も大切だけど、何かを楽しむための 時間の方が僕は大切かな。 [ 残業代が出るけれど、 残業はあまり好きではない。 人員は潤沢な方だから、 そんなに残業代も出ないけれど。 彼女が示した日程を携帯に落とせば、 了解と呟くだろう。 ] …………楽しかったよ。 久しぶりに、処女貰った。 [ 明らかに、拗ねた。 彼女が名前を呼ばないなら、 淡々とした表情で、 シャンパンを注いだグラスを 彼女に差し出すだろう。 ]* (5) 2020/08/17(Mon) 2:04:31 |
【人】 恋塚 暎史−数ヶ月後のいつか・ラウンジ [ 今年もまた冬を迎える。 しかし、彼の服装はそこまで変わらず。 何故か? 室内で働いているから。 勿論、ニットは少し厚手のものに変えたけれど。 ] 御出発前に、ウェイクアップシャンパンは いかがでしょう?泡がはじけて、目が冴えます。 [ ふっと笑いながら、 彼はあいも変わらずシャンパンを配り、 希望者にはカクテルやその他のお酒を 配っていただろう。 誰も見ていなければ、 欠伸を漏らしながら、ではあるが。 ]* (13) 2020/08/17(Mon) 15:49:05 |
【人】 恋塚 暎史−明け方・ラウンジ 今年で24になる、かな? 僕は元々働きたくなくて、 働くなら1人の時間をしっかり確保できるところが 希望としてあったんだ。 [ できれば不労所得で生活がしたいもの。 彼女の驚いた表情を見て、 くすりと笑いが溢れただろうか。 ] ……玲って、たまに単純な時あるよね。 お目覚めのシャンパンを、どうぞ? [ 名前で呼ばれれば、 彼は返されたシャンパンを改めて、 彼女の手に差し出すだろう。 先ほどまでとは違う、 優しげな笑みと共に。 ]* (14) 2020/08/17(Mon) 15:53:20 |
【人】 恋塚 暎史―明け方・ラウンジ そんなに離れてたんだ、僕たちって。 [ 彼的には2歳くらいのものだろうと思っていたから、 彼女が言った年齢差に少し驚いていた。 たまに働くくらいがちょうどいい。 馬車馬になるのは、ごめんだと よくバーテンの同僚と話をしている。 女将や支配人の耳にも入っているかも。 ] おっとりしてるようには見えないから、 キャリアウーマンで頭がキレキレだと思ってた。 ……そうだね、仕事なら飲まないと。 [ 笑みを向けてきた彼女が、突拍子もなく 一緒に飲もうと言ってくる。 本来であれば、断らなければいけないところだが、 彼女の感覚が鈍いことを考慮するならば、 彼女にシャンパンの感覚を伝えることは、 仕事である。 ] (23) 2020/08/17(Mon) 19:15:37 |
【人】 恋塚 暎史[ いただきます、と彼女よりも先にひとくち。 口の中ではじける気泡。 眠っていた思考も、それにより明るくなるだろう。 ] そうだな…… あっさりした、白ブドウの味。それに、気泡があって すごく、口の中ではじけるよ。 [ 彼女のほうを向いて、 彼はシャンパンの説明をしていくだろう。 彼女が興味を示して、そのまま一緒に飲んでくれるかは、 彼の説明次第なのだろうと、思いながら。 ] 飲んでみる?* (25) 2020/08/17(Mon) 19:16:02 |
【人】 恋塚 暎史−明け方・ラウンジ つまり、お互い歳若く見てたってことか… そんなに若く見えるの、僕って。 [ 別に、彼女と同い年くらいに 見られたかったわけでもない。 でも、年相応には見られたかった。 多分彼は、彼女とわかれたあと、 自分の顔と鏡越しに対面するだろう。 ] いつも、どういたしまして……? [ いつも、と言われるとふと考える。 まぁ、もしかしたら彼女のために タオルなどを持って行ったことが これまでになかったとは言えない。 彼の真似をして、 彼女はシャンパンを口にした。 ] ……そう、しゅわしゅわ。 感じ取った? [ 目を大きく開いて、何度か瞬きをすると、 彼女は首を傾げた。 故に、彼は首を縦に振って、 彼女に微笑むだろう。 ]* (58) 2020/08/17(Mon) 23:09:44 |
【人】 恋塚 暎史−いつの日か・ラウンジ え、だ……れ………… あぁ……侑紗ちゃん、いらっしゃい。 [ 背中側から聞こえた、彼を呼ぶ声。 振り向いてみると、いつの日だったか、 処女喪失の手助けをした彼女。 彼女の頬には大きめの絆創膏。 流石に、少し彼も驚いただろう。 ] あぁあ……どうしたの、そんなに痣だらけで。 [ 近づいてきた彼女の左頬に手を添えれば、 親指でそっと撫でるだろう。 バーカウンターに彼女が座れば、 オーダーされたキールを。 ] (65) 2020/08/17(Mon) 23:36:24 |
【人】 恋塚 暎史 はい、それで? [ 彼は、彼女にグラスを差し出して、 話を真面目に聞くだろう。 途中から、絶対笑うことを堪えることに 必死になっていくだろうが。 ] 無理だわまじ。 よくそんな、コメディ作れたな。 [ 涙を流しながら、彼は別れた経緯を聞く。 笑いすぎて、息ができなくなりそうだった。 カウンター越しに、彼は腕を伸ばす ] (67) 2020/08/17(Mon) 23:36:59 |
【人】 恋塚 暎史−明け方・ラウンジ 童顔……………… え、可愛い……? [ 童顔やら、可愛いやら、彼女の口から 思っても見ない言葉が飛んできた。 年上の女性というものは、 そういう生き物なのだろうかと、 ふと彼は考えた。 ] 味は分からなくても、しゅわしゅわがわかれば、 少しはたのし………… 僕と、飲むから? [ 彼女がグラス越しに彼を見て、 納得がいったように、1人笑った。 彼女は、彼と飲むと楽しいから、 感覚がわかるようになってきたのかも。 そんな感じで結論づけたらしい。 そんなことで、感覚が戻るのなら、 ] いつでも一緒に飲みましょう? 知ってもらいたいことは、沢山だから。 [ そんなことを、 新しい感覚を覚えた彼女に告げるのだろう ]* (86) 2020/08/18(Tue) 10:36:40 |
【人】 恋塚 暎史−いつの日か・ラウンジ 僕なら、笑ってくれると思ったの? [ 確かに笑ったけれども。 彼女にまだ色気が備わってないからこそ、 こういうコメディになったのだろう。 頭を撫でようとする手を 止められたなら、腕を引いて カウンターで頬杖をついただろうか。 ] 新しいアルバイト先でも見つけるの? ……大丈夫。 君、可愛いから。 [ 愛嬌があって明るい。 人はそういうものに惹きつけられやすい。 すぐに見つかるよ、と呟いた。 ] (89) 2020/08/18(Tue) 11:49:18 |
【人】 恋塚 暎史−明け方・ラウンジ 言われない。言われたこと…… 小さい頃に言われたくらいで、 年重ねてからは言われなくなった。 [ 彼女の驚きようは、簡単にわかった。 学生時代も、そんなに言われたことはない。 ここに来てからも、直接言われたことない。 ] 別に、住み込みだけど予定ないから 誘えそうだったら僕からでも誘いましょうか? [ 誘うだけなら問題ない。 断られても、問題ない。 たのしそうに計画を立てる彼女。 バーに行きたいらしい。 指を立てる仕草は相変わらず。 ] 相変わらず、可愛い。 [ そう言って、ラウンジからでる 彼女の背中を見つめるだろう。 朝酒を求める声が、多くなり始める。 忙しさに、没頭しようか。 ]* (93) 2020/08/18(Tue) 15:29:12 |
【人】 恋塚 暎史−3ヶ月後 [ びっくりした。 約束の時間に着くために、 電車に乗ろうと近くのバス停までいく予定だった。 すると、女将から連絡が入って、 急いで準備を終わらせた。 『宮様がいらっしゃっていますよ』 うちに来るなんて、彼女は一言も言ってない ] 動物園?いく。…………なんか、 綺麗 。[ もう少し、まともな褒め言葉を出せないのか。 運転する彼女の姿はとても新鮮で、 ちらりと何度も見てしまう。 彼も、動きやすくスキニージーンズと 薄水色のワイドTシャツ。 偶然にも、服の系統が似ている。 道中、彼女は楽しそうに好きな映画の話に 花を咲かせていた。 ホラー映画が好き、ということを 初めて知ることとなる。 映画に興味はなくても、多分彼女が言えば 一緒に行くだろうな、なんて思いながら。 ] (187) 2020/08/20(Thu) 15:54:38 |
【人】 恋塚 暎史[ 動物園につけば、彼女が行きたいところへ。 はぐれないように、腕を組んで1ヶ所ずつ。 動物園なんていつぶりだろうか。 元カノとも行っていない気がする。 キリンが好きと言っていた彼女とだから、 キリンのエリアには特に長くいたような。 お昼は、少し遠目に動物たちを見ながら。 感覚が鈍い彼女と動物についてだったり、 他のことについてだったり、 話をしていると、たまに彼女から 『おいしい』 なんて声が聞こえたような。 日が暮れるまで、動物園で過ごした。 なんてエコノミー。 本気で楽しもうと思えば、 この場所はとても奥が深いって思った。 ] (188) 2020/08/20(Thu) 15:55:04 |
【人】 恋塚 暎史 玲の、家………… [ 車を置くためとはいえ、 彼女の住む場所まで来てしまった。 近くの定食屋で、おいしいものを食べた。 また行きたいって感じた。 バーに行けば、彼女に軽めのお酒をいくつか。 定番のカシスオレンジから、 バーテンのきままドリンクまで。 2軒目のバーテンは、目を見張るほどに 手つきがよかったから、少し見てた。 途中で彼女を見ると、赤かった。 ] 玲、帰ろっか。 酔ってるように見える。 [ 通りに出ると彼女が背を向けて、 1人で帰ろうとした。 そんな背中を見て、 駆け寄れば、彼女の腕を取り 下を向いて呟いたことだろう。 ] 家にいかせて。 まだ、飲みたい……* (189) 2020/08/20(Thu) 15:56:05 |
【人】 恋塚 暎史−その夜 あ…………ん…… [ 咄嗟のことで、自分が何をやったのか、 理解ができなかった。 彼女は嫌がることなく、 寧ろ、宅飲みのことを忘れていたような 口ぶりだった。 ] 僕は、ビールとチューハイがいい、かな。 [ コンビニでわざわざリキュールを買うほど、 お酒を作りたいわけではないので、 梅酒だったりビールだったりを、 籠の中に入れたことだろう。 明日の朝ごはんは、作ろうかと言ってみたら キッチン用品がないから大丈夫なんて 言われたような、言われてないような。 とりあえず、朝ごはんはコンビニで買った。 ] (195) 2020/08/20(Thu) 21:29:38 |
【人】 恋塚 暎史 キリンに囲まれて生活してるんだね。 [ 荷物を持って彼女の部屋へと入れてもらえば、 目に止まったのは、キリンのグッズ。 生活感は、あまりない。 テーブルの上には飲み物と、おつまみ。 サラミやチーズ、後はポテチだったり、 甘めのチョコだったり。 ] 沢山飲みたいときは、今日みたいに バーとおうち、半々にしてね? [ 乾杯、と笑ってビールを口にして、 彼女が満足いくまで付き合うだろう。 どこで寝たかって聞かれたら、 多分…… ] 床で寝るもんじゃないや、やっぱり…… [ いたた、なんて小さな声をあげながら、 彼は体を床から起こしたに違いない。 多分彼女は途中で眠ってしまったはずだから。 ]* (196) 2020/08/20(Thu) 21:30:09 |
【人】 恋塚 暎史−夜明け ん………… [ 彼女のベッドの近くにいたから、 彼女が動いたのがわかって、目を覚ました。 当たり前というか、 彼女に呟いたことを聞かれていたらしく、 ベッドに来たら、と言われてしまった。 彼も頭は働いていなかったので、 腕を伸ばされ、スペースが少し出来たなら、 お邪魔をするだろう。 ] おやすみ、…………れい。 [ スペースができたと言っても、狭い。 故に彼女に密着して軽く抱きついただろう。 ベッドに並べば、うとうとしてきたから、 彼女の名前を呼んだときは、多分 とってもゆるやかに呼んだだろう。 起きたら、多分彼は 『なんでこうなってるんだ』って 目を見開いただろうけれど。 ]* (201) 2020/08/20(Thu) 22:38:39 |
【人】 恋塚 暎史−朝 また遊びに来てもいい? [ 狼狽えというか、驚きに服を確認している 彼女を目にしたなら、多分彼も、 飛び起きたことだろう。 暫くして、2人で朝ごはんを食べ 彼女の家から出るときに、 振り返って聞いたはず。 住み込みをやめるつもりは今のところない。 もしかしたら、彼女が辞める理由に なっているかもしれないけれど。 返事がなんであれ、 彼女にまたね、と言って彼女の家を出たことだろう ] 次は、どっちで会えるのかな。 [ 電車とバスを乗り継いで彼は宿へ戻る。 帰宅した彼をみて、女将は口で弧を描き、 『いつ退職予定?』 などと聞いてきた気がする。 そんなときは来るだろうか、と 彼は女将に答えて部屋に戻るのだった ]* (203) 2020/08/20(Thu) 23:25:11 |
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