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人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【人】 拷問吏 ネロ

>>110 カンターミネ
半ばまで他人の中に埋まっていた手指を
念入りに洗いながら、喜色めいてドアの方を見る。
サテン地のタオルで手を拭きながらドアを開けた。

「ほう。好い時分だ。
 仕事終わりと同時に訪れた故、
 時報かと思うたが、持っておるな。
 ガイオが如き賭けに興じてみては如何だ」

実際、このような幸運は二割ほどであることも、
承知の上で、布で頬の赤を拭きながら言った。

「明日か、仕事が多きことは好いことだ。
 女史が手空きなら
 明日以降にむしろ手伝うてもらうのも一興か。
 切れすぎぬ刃の方が後遺症を残すというからな」

他人と共に"責め"を行うと
その酷さがさらに増すことは自覚していた。
ましてや、彼女とであるなら、それはそれは酷い有様になる。

#拷問部屋
(126) 2023/09/13(Wed) 22:20:55

【人】 コピーキャット ペネロペ

>>122 >>123 カフェ

「いいんじゃねえの、飯だけでも。
 マスターも嫌な顔はしないだろ」

憶測というよりは、断定形で。
店員として彼の店のマスターの食事への拘りを知っているから、
食に関してはそうそう客は選ばないだろうと。
この自称カフェの主がそうであるように。

「あー、例の噂か。
 下が知ってる事は当然上も知ってらあな。
 ま、この通りだよ。今はな」

いつも通り、と答えたダヴィードを顎で指し。
珈琲に砂糖一つ沈め、かき混ぜて一口。
あなたのバリスタの腕は以前より上がっただろうか。

「犬の躾も問題なしってわけだ。
 何も無けりゃそれが一番だが、
 何かあればお前にもしっかり働いてもらうだろうよ」

文字通りすっ飛んできそうな言葉には冗談ひとつ。
とはいえきちんと頼りにしてもいるらしかった。

#Mazzetto
(127) 2023/09/13(Wed) 22:35:00

【人】 法の下に イレネオ

>>93 >>94 ペネロペ

「小遣いか。なら……いい? のか。」

小遣い、という言い方をするからにはその程度のものなのだろう。
ただ、実際の労働に見合わない対価を貰ってしまえばむしろ困惑するのも事実。
貴方と依頼主が互いに納得しているならそれでいいか。いいだろう。そういう返事だった。
墓地に明かりはつくだろうか。つくならば、ちょうどその頃。白い明かりに照らされた男の顔は平静で、店に来る時のそれよりは冷たく見える。

「いいよ。」

とはいえ、答える声音の温度は変わらず。
今が不機嫌なのではなく、むしろ店に来る時が上機嫌なのだろう。そのまま、男は迷わず掃除用具を手に取った。箒やらブラシやらが煩わしそうだったから。

「探偵か。確かに、そう見えるかもな。」

貴方を伴って歩きながら、男は世間話に応じるだろう。
実際、ドラマなんかで描かれる探偵の業務と、これの仕事は似通ったところがある。
違うところは正式な許可を持つところだとか、チームで捜査に当たるところだとか、実力行使が許されることだとか、エトセトラ。たくさんあるけれど。

「惜しい。刑事だよ。」
「俺も探偵小説は好きだ。」

隠すこともなく、呑気な言いざま。

#共同墓地
(128) 2023/09/13(Wed) 22:43:00

【人】 pasticciona アリーチェ

 
仕事帰りの夜。
静かな聖堂で、ひと時の祈りの時を過ごす。

祈りを終えた後、見知ったシスターに軽く声をかけられ最近のとりとめのない近況を笑いながら話す。
子供たちに声をかけたいと少し後ろ髪を引かれる思いもあったが、それは次のミサの時にでも行えばいいと自分に言い聞かせて。

もうすぐ小さな子供たちは寝かしつける時間だと気づけば、邪魔をしてはいけないとシスターと別れた。

「……」

幼い頃から随分と可愛がってもらったこの教会は、もはやもう一つの家と言って差し支えのないこの場所だ。

そんな場所だからこそ、この聖堂にいるだけで上司に先程"いつものように"叱られた傷も少し癒えて、心穏やかに佇んでいた。

#教会
(129) 2023/09/13(Wed) 23:04:41

【人】 コピーキャット ペネロペ

>>128 イレネオ

片手が空くだけでもずいぶん違って感じますね、だとか。
そんな事を言いながら、二人用具入れまで歩く。
街灯の明かりはやや心許ない所もあれど、
近くの人や道を照らすには十分な光量だった。

「刑事さん!ううん、惜しい所で外しちゃいましたっ。
 でも、確かに探偵さんより似合って見えますね。
 ドラマや映画で見る刑事さんって感じです!」

外れた推理には少し残念そうにしながら。
とはいえあっさりと告げられた職業には納得したように、
刑事ドラマなんかも好きですよ、と
口元に空いた片手を添えて笑っていた。

「探偵でも、きっと似合ってたと思いますけどっ。
 となると、お店にいらっしゃるのはたまの休日でしたか?
 お巡りさんって、なんだか忙しそうなイメージです」

こっちの方です、と用具入れへの道を先導しながら。
他愛無い世間話をぽつりぽつりと続けていく。

店に来たあなたの方が幾分上機嫌そうに見えるものだから、
休日、或いは仕事終わりの贅沢なのかもしれないと。
さてこの推理はどうだろう。

#共同墓地
(130) 2023/09/13(Wed) 23:11:37

【人】 日差しにまどろむ ダニエラ

>>118 テオドロ

「そんなこと言うと、真に受けますよお。」
「仕事中においしいもの食べてもいいってえ。」

嫌味についても、からころと控えめな笑い声。
ひとすくいしたジェラートを口に運びながら、もちろん冗談であるのは言うまでもなかろうと思っている。

「ふふー。さすがテオドロさん。正解ですう。」
「楽しいですよお。だからその楽しいを、お裾分けできたらあって思ったんですけどお」

振られちゃいましたあ〜だなんて、やはり言葉だけは大袈裟だろう。

「じゃー通いつめなくってもいいですからあ、お疲れの時にでもまた食べに来てくださあい」
「ほら、最近っていろいろ大変じゃないですかあ。そしたら2度目はすぐ近く…だったり、しません〜?」

…推し活に余念はなさそうだ。
もしくはこれもただのだる絡みの一環かもしれない。
(131) 2023/09/13(Wed) 23:24:45

【人】 法の下に イレネオ

>>97 ダヴィード

視線の高さは一度逆転。
それにつれて男の視線や顔の角度も滑らかに移り変わる。
恭しく差し出されれば、ご苦労、と受け取った。

「これはどこの?」

食べながら喋るのは行儀が悪いとも言うが、ジェラートは口の中ですぐ溶ける。少し雑談を挟むくらいならいい、むしろ楽しめるはずだから。
ジェラートの店はいくつかあった気がする。カップに店名はあるかと目の高さに持ち上げて。

#商店街
(132) 2023/09/13(Wed) 23:29:06

【人】 法の下に イレネオ

>>130 ペネロペ

似合って見えると言われれば小さく笑みを零すだろうか。
その仕事を誇っている。その生き方を自ら選んだから。
誇示することこそないけれど、確かな矜持のある笑みだった。

「ありがとう。」

社交辞令とも思わず素直に受け取るのは、貴方と築いたと思っている・・・・・・関係によるものでもあるんだろう。
親しいとは言えない。近い関係だとは言えない。ただの店員と客の、それの模範のような距離。時たま顔を合わせ、少し話をして、また、と別れる。それだけの。

「そうだな。」
「それと、元気を出したい時とか。」

そちらは概ねあっている、と返答。
墓と墓の間の狭い通路を抜けながら、男は時々墓石に目をやった。
目をやって、すぐに逸らす。それだけ。

#共同墓地
(133) 2023/09/13(Wed) 23:53:09

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>126 ネロ

「お。さっすが仕事が出来るアソシエーテは違うねえ。
 え、賭け?あーパスパス、ああいうの向いてないから。
 っていうか俺、勝てる勝負以外したくないし。
 最低でも勝率5割確定してないとヤダねえぇ〜」

この発言には過去、ガイオに一度誘われて乗った際に
大負けも大負けした恨み節が籠っている気がしなくもないが。

「んじゃまあ、仕事入ったらお邪魔するかな。俺みたいな
 片手間と違って『本業』の腕前も見たいし、それに――」

扉の向こう、開けもしないのに光景が目に浮かぶ。
いつものふやけた笑顔に恍惚の色を混ぜた、狂い笑み。
自身の身体を抱いて震える、その様子。

「新しい自白剤の副作用調整したかったんだよねえぇ〜」

本来、情報を扱うのが主であるこの女。
それを得る為に覚えた悪い遊び。
結局の所、悪童が虫を千切り弄ぶが如く。
ただ、対象がどうでもいい人間になっただけ。
そうして欲しがるものは、『必要な部分』吐かせたい内容だけでなく。
副次的に生まれる、『本来不必要な部分』人間の限界の情報

「あぁ〜楽しみにしよう。活きの良いのが入るのを、ね」

ひひ、と笑い。ブーツが石畳を叩く気配が遠ざかっていった。
#拷問部屋
(134) 2023/09/13(Wed) 23:56:05

【人】 拷問吏 ネロ

>>134 カンターミネ
「……心得た。
 拙も、"人間の生命維持の最小単位『人間でいられる限界』"を
 是非とも女史に披露しようと思うておったところだ」

冗談か本気か、仕入れた"箱"を見ながらそんなことを返す。

言いながら思案する。
……成程、片付けのこの折が、
最も拙が情報を抱える折ということか。
部屋の中に散乱した物も、臭いも、肌の濡れも、
それらに付随する情報こそが、女史の"主食"である。
で、あるなら、この折に部屋を訪れたことも或いは偶然とは、
とまで考えて、去りゆく背を眺め、一人部屋で屈々と哂った。

「偶然であろうな」

であるならば。
このようなところで使った機運によって、
恐らく女史の行く先の道に、
五割の確証など齎さぬことになるだろう。

「道理、道理よ」

それが、我らの生業にて。

#拷問部屋
(135) 2023/09/14(Thu) 0:33:48

【人】 コピーキャット ペネロペ

>>133 イレネオ

「いえいえ。こちらこそ、
 日頃平和を守ってくださってありがとうございますっ」

限りなく本物のようにした、うわべの言葉と笑顔を返す。
実際は都合の悪い時は都合が悪い以上のものではない。
とはいえ一般市民としての模範解答はこれなのだ。
そして、癪ではあれど都合の良い時も存在しなくはないだろう。

「じゃあ、元気を出したい時はどうぞ当店をご贔屓に!
 秋の新作も出てますから、またいらっしゃってくださいねっ」

今度は外れてはいなかった推理に、やった、と喜んで見せて。
ちゃっかりとセールストークなんかも添えた。

時折墓石を向く視線の動きは見えていたか、見えていなかったか。
見えていたとしても詮索のし過ぎは怪しまれると判断したのか、
特別言及はしないまま。

「あ、ここです!ええと、掃除用具はそっちに。
 決まった順番は無いので、一つずつ掛けていけば大丈夫です」

そうしている間に、気が付けば目的地へと着いて。
用具入れを開けば、中には様々な道具を掛ける為のフックがある。
園芸用具は数も少なく、すぐに仕舞い終わった。
掃除用具もそれよりひとつかふたつ多い程度のものだろう。

#共同墓地
(136) 2023/09/14(Thu) 0:48:51

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>124 ニーノ

「何処の出身だろうと、同じ人間でしょ」

正しくは、身内だと認めた人間以外に等しくあまり興味がないともいうのだけど。
あなたに関しては、少なからず近しい場所にいる後輩だと思ってはいるらしい……が、口には出さない。

「僕自身、力仕事はあまり得意じゃないし……、キミとは真逆だけどそういうものでしょ。
 苦手なことも時間かけて自分で全部こなしてるだけ、称賛出来ることだと思うけど」

それにしても養育院か、と思いを馳せて。
一つ心当たりのある院の名前をぽつりと漏らした。

「……このあたりの養育院っていうと、警部が懇意にしてるあの?」

#スラム
(137) 2023/09/14(Thu) 1:03:59

【人】 黒眼鏡

>>123 >>127 カフェ

「そーかそーか。
 なんもねえなら、それでいい」

…もう用件は終わったのだろうか?
うんうんと頷くと、ふたりの話に耳を傾ける。

「ああ、なんかあったら呼ぶよ。
 クソ重たいガソリン缶が届いた時とかな」

ダヴィードにはそう、軽口で――けれど頼もしげに頷いて。

「お前は変なことに首を突っ込みそうだからな。
 そもそもマジで通るのかわからんが、
 どちらにせよ何か動きはあるだろう。
 しばらくは大人しくしておけ」

珈琲についても、いつも通り。
良くも悪くも特に何か変わったことがないのは、いいことなのかどうなのか。

「そうだお前ら。
 レストア終わった車が一台あるんだが?
 どっちか要るか?
 足が多くて困ることはないだろ」

……なくはなさそうだが。


#Mazzetto
(138) 2023/09/14(Thu) 2:13:46

【人】 コピーキャット ペネロペ

>>138 カフェ

「シロートに運ばせたら腰やるやつだろ、それ」

けらけらと、軽口に野暮な口を挟みつつ。
珈琲をもう一口。いつも通りの味はおそらくは良い事だ。

「ま、当面仕事は気の早い輩に蹴り入れるくらいだろうな。
 現状維持は得意技だ。犬も飼い主に似てくれりゃいいが」

また一口。そう温度が変わらない内に飲み干せば、
お代幾らだっけ、と言いかけて。

「…車ぁ?随分気の早い誕生日プレゼントだな。
 俺はともかくコイツが貰っても私有地でしか乗れないだろ
 運転手雇うんでもなきゃ暫く贅沢な鑑賞品になっちまうぞ」

コイツ、と指すのはダヴィードだ。
俺はともかく、と言う辺り自分は寄越されれば使うのだろうが。

#Mazzetto
(139) 2023/09/14(Thu) 3:31:54

【人】 門を潜り ダヴィード

>>138 >>139 カフェ

「ガソリンでも何でも。
 やれと言われればやりますよ?」

軽口に少し緊張をほぐし、力こぶを作ってみせる。
筋骨隆々とはいかないにせよ鍛えてはいるのだろう。

「大人しくお家に篭ってます。
 言いつけを破っていいことなんか今までひとつもなかった」

犬はしっかり飼い主たちの言うことを聞く。
そういう風に育ってきたし、それが幸せになる術だと知っているから。

「車……は、いただいても乗れないですね。
 ああでも、いつか3人でお出かけとか……いいなあ」

何やら別に思いを馳せている。
時が来れば免許を取る気が少し出たのかもしれない。

#Mazzetto
(140) 2023/09/14(Thu) 7:11:03

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>102 テオドロ 0日目

「時には人にコストを支払わせるというのも、もっと気軽な手段としてしまえるといいんだろうけどね。
 理屈としてはわかっているんだろう、きっと。手としては候補に上がらないかもしれないけど」

言われずともということではあるだろうけど。肩をすくめる。
迷惑をかけることに慣れろ、と言ってすぐに馴染めるものではないとわかっているからこその、
こうした遠回りの物言いだというのも優秀な人間には悟られてしまうものだろう。

続く話題には、もう少しばかり確かな頷きがあった。
市民に安心を与えるのは盤石たる制服姿の正々堂々とした立ち振る舞いだろうし、
同じ警官たちの士気を高めるのもまた肩を並べる自分たちの姿だ。
それを意識することの大切さは皆、制服を着るまでの道のりで厭になるほど叩き込まれる。
ただ。

「周りが優しいから、そうして気にかけられるのだというばかりでもないだろう。
 君を頼りにしているからにこそ支えさせてほしいというのは、彼らからの寄りかかりだ。
 周りに立つ人間に甘えさせてやるというのは、そういうやり方もあるのだと、
 私も年を経るにつれて目上に教えられたものだったよ」

ね、と。デスクを挟んで話す時よりはきっと多少柔らかいだろう態度を指して言う。
そうしているうちに革靴の足跡は商店の並ぶ方へと近づいていく。

#街中
(141) 2023/09/14(Thu) 8:19:28

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>99 ロメオ

市場に面した店ならいざ知らず、焼きたてのパンの品質はガラスで秋の空気とは区切られている。
同じ消耗品を売り捌く店でありながら、自然声をあげてアピールしなければいけない種とは異なる。
静かな店の中にある姿は合ってはいる……それを熱心と呼ぶかは、まあ、人に依るか。

「私かい? ああ……職場の子達が話題にあげていたかもしれないな。
 実際のところ外回りの途中に、どこかで聞いた気がして気になって覗いてみた次第でね。
 普段の刷り込みというのもばかにはならないね」

尋ねられれば頭の中を探る。いつのことだっただろうか。
何かしらねらいがあったわけでもなく初めての来店であるのは確かなようだ。
ここで顔を覚えたことがあとでどんなふうに響くか、なんてのはお互いでさえわからないことだ。

「……にしても訪れる客のことまで覚えているんだね、店員さん?」

#パン屋
(142) 2023/09/14(Thu) 8:31:02

【人】 門を潜り ダヴィード

>>132 イレネオ

「はは〜」

一度は取り繕った格好つけた動作もすぐ剥がれた。
持ち上げられたカップには『gattino』の文字とデフォルメされた小さな猫のイラストがある。

「子猫ちゃんからの贈り物ですよ」

なんてくすくす笑った。
穏やかで長閑な時間が流れていく。

#商店街
(143) 2023/09/14(Thu) 8:46:20

【人】 黒眼鏡

>>139 >>140 カフェ

「このトシで運ぶのキツくなってきてな〜〜。
 おーしおし、偉いぞダヴィード。体を鍛えて悪いことはない」

ダヴィードの腕を見て、ぱんぱんと嬉しそうに手を叩く。

「ああ、ふたりともそうしてくれ。
 ……いうまでもないと思うが、情報共有もしっかりな」

やっとカポらしいことを言ってから、
壁のボードにかけられたキーを指先でひっかける。

「いざという時エンジンくらいはかけられるようになっとけよ?
 俺は14の時にもう運転してたぞ」

おっさんのヤンチャ自慢が始まりつつ、キーを投げ渡す。

「じゃあペネロペ、お前持ってけ。
 で、どこでもいいから停めとけ」

どうやら、逃走手段みたいな話のようだ…。

#Mazzetto
(144) 2023/09/14(Thu) 10:43:57

【人】 コピーキャット ペネロペ

>>140 >>144 カフェ

「はいよ」

投げて寄越された鍵をしっかりキャッチ。
使える足が多いに越した事は無いのは事実、有り難く頂こう。

「アレさんと親父の若い頃を基準にしてたら
 命が幾つあっても足りねえって。
 ……ま、そのうちな、そのうち」

ヤンチャ自慢にはそら出たと言わんばかり、
いつかのお出かけにはそう返して。

「俺ほど情報共有きっちりしてる奴も居ねえって。
 んじゃそろそろお暇するわ。ダヴィード、他に用無いか?
 必要なモンあるなら頼むのは今のうちだぞ」

「ああそうそう、珈琲のお代は?幾らだっけ」

一応は客として来た手前、ちゃんと勘定はしておこうと。
車のキーをポケットに仕舞い、代わりに財布を取り出した。
上司らしく連れの分まで払ってやろうかと思いつつ。

#Mazzetto
(145) 2023/09/14(Thu) 13:43:38

【人】 黒眼鏡


>>145 ペネロペ

「行けるうちに行っとけよ。
 俺なんか腰が重くなっちまってもう」

ここ以外ではほとんど見かけることがない男は、
のんびりとカウンターに肘をつく。
君たちを見送る構えのようだ。
短いやりとりで、"仕事"上必要なことが含まれていたようには思えない。
となればやはり、顔を見たかったというのが本音なのだろう。

そのくせ、来たら来たでこの調子なのだから、
なんとも放任主義がサンダルを履いて歩いているような男である。

「ああ、知ってるよ。必要なことは言うだろう」

お前ならな、と付け加えながら…お代と言われて、手のひらを突き出す。

「いくらだっけな? 忘れたな。
 次もちゃんと顔だしたら、その時払ってもらおうか」

…おごり癖が出た。

#Mazzetto
(146) 2023/09/14(Thu) 14:24:30

【人】 Chiavica テオドロ

>>131 ダニエラ

「いつ緊急の要件があるか分からないから、
 腹を満たしておくのは強ち悪いことでもないとは思います」

何かしらそういった事態の経験があったのか、
空腹で現場に出る方がよっぽど危険だとは語る。

「ただ、そこに娯楽を交える必要はありませんね。
 美味しい、楽しいと思わなくても仕事はできるんですから、あなたのご厚意はとってもらって結構ですよ」

続く言葉は変わらず冷たいそれではあったが。相手がさして気にした様子がないからこそ、安心して嫌味を言っていられる側面もありつつ。

「すぐ近くかはさておいて、二度目はあるかもしれません。
 実際、このジェラートは格別ではありますから……」

そんなところで意地張ったってしょうがないので味の感想については素直に述べる。気遣われてるとは思わないが、こと最近は休息について問われることが多いものだ。

「他のお勧め位は聞いてあげますよ。
 いちいち店やメニューを選ぶ手間も省けますからね」

ジェラートのフレーバーも王道寄りのそれを選んだ辺り、
普段から何かを選ぶのに頭を悩ませていたりするのかも。
(147) 2023/09/14(Thu) 14:54:30

【人】 門を潜り ダヴィード

>>145 >>146 カフェ

「操作説明書……教本とか?読んでおきます。
 いつかお二人を乗せられるように!」

私有地ならば練習もできるだろうが、万が一借りた車に傷でも付けたらその日は精神がズタボロで使い物にならないだろう。申し訳なさすぎる。

「……ないです。大丈夫です。
 ちゃんとご飯も食べてますし、元気です。
 アレさんもしっかり食べて、寝てくださいよ」

喉から「今度のファミリーの食事会に着て行く服が」なんて言葉が出かかったが、やめた。
貴方たちから与えられているものと、自分が稼いだ金で日々の生活は賄えている。

「ご馳走様です、ありがとうございます」

珈琲のにおいが好きになったのはこの空間のお陰だろう。
好きな匂いが充満する空間に、大好きな2人がいる。
改めて言うには機会もへったくれもないこんな状況だから、口にこそ出さねど。
男は心底幸せそうにふにゃりと笑った。

#Mazzetto
(148) 2023/09/14(Thu) 17:19:08

【人】 コピーキャット ペネロペ

>>146 >>148 カフェ

「へいへい、そんじゃ次も忘れないうち来ますかね」

財布をしまって、ひらりと片手を振る。
仕事に必要な会話こそ無くとも、縁は大事にするべきだ。
何だかんだと情のある男はそのように考えている。
つまりは一杯の珈琲とその傍らの会話も同じ事。

「アレさん乗せるってなら、
 まず重い腰を上げさせられるように頑張らねえとな」

冗談一つ添えて、席を立って伸びをひとつ。

「珈琲美味かった。そんじゃまた」

ダヴィードにせっかくなら乗ってくか、と声を掛けつつ。
車は無事引き取られていくだろう。

#Mazzetto
(149) 2023/09/14(Thu) 18:04:18

【人】 日差しにまどろむ ダニエラ

>147 テオドロ

「ええ。そおですう?」
「どおせ食べるんならあ、楽しくておいしい方がいいのにい」

まあ無理強いするものでもない。
そう今のところは諦めたのか、それ以上の言及もない。
ただだる絡みと同じように、いつかおいしい食べ物づけにしてみたいと思った。密かに。

「ふむう、おすすめえ。」
「よくぞ聞いてくれましたともお。」

そして、そのチャンスはすぐに来た。
何がいいかなあと脳内を辿り。

「甘いものならあ、あそこのお店のマリトッツォ〜」
「おかず系ならサンドイッチでしょおかあ。あとはベーカリいー」

どうやら自分の他にも行きつけにしている人がいるらしいというのは最近になって知った話。
あなたがどちらか分からないけれど、あのベーカリーなら胸を張っておすすめできるらしい。

他にもゆるゆる、指折って。
多分、終わらない。どこかで止めた方がいい。
(150) 2023/09/14(Thu) 18:04:21

【人】 法の下に イレネオ

>>136 ペネロペ

男の前で、或いは中で、貴方は守るべき市民だ。
安全を与え、感謝を得る存在。最も実際はそんな単純なものではなく、賃金の出元であったり、警察と市民とはそれなりにごちゃごちゃした関係の上に成り立つのだが。
あなたの内心にまるで気づかないこの男を、あなたは愚かだとせせら笑ってもいいのだ。

「うん、また行くよ。」

セールストークには素直に乗っかって、楽しみだ、などと呟く。店に来てはいくつかのケーキや菓子を購入していく男だ。複数出た新作も、一度で半分以上賞味してしまうに違いない。

細長い用具入れに片付けるのは、少し窮屈そうにしていただろうか。
見えにくいのか眼鏡の下の瞳を細めつつ、それでもなんとか元通りにして。

「お疲れ様。随分、暗くなったな。」
「危ないから送って行こうか。」

なんて言う。

#共同墓地
(151) 2023/09/14(Thu) 20:10:04

【人】 無敵の リヴィオ

>>106 ニーノ

「はは、どきどきする……か、なるほど。
 それなら俺よりももっと相応しい人達がいるかもしれないね」

色恋話題でそわつくのは何も失礼とは言いきれない。
とはいえ男には出せる色恋話題がないため、
他の人間ならと可能性の話を君に伝えて。

「そうだね、確認するのも悪くはないが、
 俺はこのままでもいいと思っているから機会があればね」

今のままでも十分居心地のいい関係と言える。
ただ、何かのきっかけがあるならそれも悪くはない。
また連絡するという言葉に頷きながら、
プレゼントの主を一瞬思い浮かべた。

「こちらこそ、休み中にありがとう。
 連絡楽しみに待っているよ、それじゃあ」

また、職場かプライベートか。
どちらにしても君に会う機会はそれなりにある。

当たり前のように再会を期待して、
見送ってくれる君へ、手を振り返しながら歩き出そう。
そんな今日の見回りはきっと、
変わらず平和なものだったことだろう。

#街中
(152) 2023/09/14(Thu) 20:22:39

【人】 Chiavica テオドロ

>>141 ヴィンセンツィオ 0日目

「それが気軽であることは滅多にないですよ。大抵の人はコストを支払うという行動を嫌がる。一見問題無さそうに見えても、後から本当は嫌だったと掌を返すこともあります。

 俺はそれを厭わないことが確実だから、さっさと払ったら話が終わるんです」

実態はもう少し根深く、迷惑をかけることこそが酷く億劫なようで。聞きようによっては自分だけを信用している、と言っているかのような発言が帰ってくる。
理屈の前に、もっと単純なものがあるから、それで済ませてしまっている。

奉公とまではいかないだろうが、滅私の姿だ。
自分を切るより優れた、人々に幸福を招く解決法は無いと思い込んでいた。

「……そうして今、綿々と教えが続いているわけですか。

 その言い方の方が馴染みがありますね。無償の優しさではなく、感謝や労い、ある程度の打算。そういうのが混じっているなら理解しやすい。
 仕方のない人達、やはり出世するのも楽じゃありませんね」

ただ、少しは気を許せる人も増えているのか、
柔らかい態度といい、嫌味の少ない微笑みといい、
今でも良い影響を受けているのは間違いなさそうである。

「……その、ヴィンセンツィオさんも、
 買い物の用があったりするんですか?」

並んで歩く先に思い当たり、流石に気づく。
積もる話もあったものだから気を遣わせてしまったとまでは思わないものの、申し訳なさ程度はあった。

#街中
(153) 2023/09/14(Thu) 20:33:23

【人】 法の下に イレネオ

>>143 ダヴィード

「猫の日だな。」

今日はよく猫に会う。動物を好きでも嫌いでもなく、当然ペットも飼ったことがない男だ。モチーフになっているような商品も買うことはない。だからか物珍しいらしく、そんなことを呟いたりもする。

ジェラートはその黄色さに恥じないくらいしっかりレモンの味がした。優しい甘みの中に確かな酸味があって、それが冷たさを引き立たせる。小さなスプーンでちまちますくって食べるのはもどかしさもあったが、少量でもしっかり味がするのだから大したものだ。
あなたが気にしてみているようなら一口二口分けてやったかもしれない。そこまで子どもではないだろうか。

「ご馳走様。美味かったよ。」

程なくして食べ終わるのだろう。
カップはあればまとめてゴミ箱に。なければ持ち帰るようにしようか。先程の紙袋に入れて、手に持った。
立ち上がって腕時計を確認すればそれなりの時間になっているだろうか。非番の男には時間があるが、貴方はそうもいかないかもしれず。

#商店街
(154) 2023/09/14(Thu) 20:33:26

【人】 渡りに船 ロメオ

>>142 ヴィンセンツィオ

「ああ〜……成程。ありがたいもんすね、口コミって奴だ。
 話題になるくらいは美味いっても分かりますけど」

オレも最初はただの常連客だったすから、とこれは客目線の同意。
自分も最初は歩き回って焼きたてのパンの顔を覗き見ては選ぶ立場だったけれど、今はバイトとしてカウンターでじっとしている。
必要があれば棚にパンを足し、並び替え、会計をする。そのくらいだ。

「まあ。人の顔覚えんのは得意で」
「わざわざ客に覚えてんぞとまでは伝えないすけど。
 来てくれる人の顔はまあ、大体。意識してるわけでもないすけど」

──これは少し嘘だ。
街の人間の顔を覚えておいて損な事は無い。
人の暮らしの中に自然に寄り添うこういう店では色々な人が来る。
酒場や賭場には来ないような人間でも、こういう場所には来たりする。
マフィアとしてのちょっとした情報収集も兼ねてこの仕事をしている面はあるのだ。
そしてそれがどんな風に響くかは分からないのも、また事実だった。

「覚えておいたらサービスもできるしね」
「常連贔屓したりして。あんまよくないけど」

真っ当らしい理由はいくらでも言える。
表情も声音も相変わらず。
レジに金額が表示されれば、木製のカルトンをコン、と置いた。

#パン屋
(155) 2023/09/14(Thu) 20:35:09
 


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