人狼物語 三日月国


79 【身内】初めてを溟渤の片隅に【R18】

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視点:


プロローグ

【人】 とある書物



   はじめての物語を
   たいせつな想い出を

   紡いで、頁の片隅に

 
(0) 2021/06/17(Thu) 15:37:34
到着: 飴湯

【人】 飴湯



   わたしのはじめてのおもいで?

   おつかいだよー!

 
(1) 2021/06/17(Thu) 15:45:21
飴湯は、メモを貼った。
(a0) 2021/06/17(Thu) 15:47:21

到着: 雨宮 健斗

【人】 雨宮 健斗


[ は、と気付けば机に突っ伏したまま寝落ちて
いたらしく、スマホの時計はAM3:00という
恐ろしい時間を表示している。

やべえ、と呟いて身体を起こせば
分厚いコンクリートに囲まれた防音室は
静寂が耳に痛い。

固まった身体を伸ばして息を吸う。
生理的な耳鳴りが聞こえる。 ]
 
(2) 2021/06/17(Thu) 19:42:41

【人】 雨宮 健斗


   ─── 耳音響放射、だっけ。


[ 単調な音が不快な夜更け。
やりかけの課題を雑多に纏めながらスマホを弄る。
この時間にでも癒してくれる音はFMにあって、
アプリを立ち上げれば柔らかな声が鼓膜を撫でた。]


   『みなさんこんばんは、いい夜ですね。』
 
(3) 2021/06/17(Thu) 19:44:29

【人】 雨宮 健斗


[ ごくごく小さな音に設定しているスマホから、
しっとりしたジャズのメロディ。
とん、とん、とひとりでに動く指。
主旋律を拾ってばかりだった耳がいつのまにか
太く柔い低音を追うようになっていることに
ふと、気付く。
うは、と笑って。 ]


   ─── 顔見てェな。


[ 閉まっていた蓋を開けて。
そっと、鍵盤に指を乗せる。
ピアノ弾きの端くれの自分から見ても羨ましく思う、
その手を思う。

触れたい
なんて、
夜更けにはやけに素直。 ]
 
(4) 2021/06/17(Thu) 19:46:26

【人】 雨宮 健斗


***

   『おつかれ。今日って練習?
    メシ食わねぇ?』


[ 滅法朝に弱い恋人が、どうにか目覚めているであろう
時間を待って、
待った割には愛想のないメッセージを送った。

夜更けには素直だったからと言って
顔が見てぇとか会いたいだとかなんとか、
思ってる通りの可愛いことはなかなか
口には出しづらい。

まぁ言ったところでまじまじと、
熱でもあるんじゃね?と返されそうな気は
しないでもない。]
 
(5) 2021/06/17(Thu) 19:47:51

【人】 雨宮 健斗


[ 高校時代の親友、という肩書きが
恋人、に昇格して暫し。

超がつくほど過保護な母親が用意したマンションで
送る大学生活は、まぁわりに慌ただしい。

酷使を余儀なくされる左手はガチガチに
強張っていて推定握力5程度。
いででで、と唸りながら反対の手でぐにぐにと
押して解して。
ちょっと考えてメッセージを付け足せば、
さて返信はあっただろうか。 ]


   『会えるんならそっち向いて出てくし、
    うちでもいいなら今日小夜子(母)が
    持ってきたカレーがある。』 *
 
(6) 2021/06/17(Thu) 19:49:30
到着: 矢川 誠壱

【人】 矢川 誠壱



[朝が弱いのは、昔からだった。
 スマートフォンのアラームの音は聞こえない。
 電話の着信音だって、聞こえない。
 ただ、ひとつ、メッセージの着信音。
 鳴ったそれに、瞼が薄く開いた。]

 
(7) 2021/06/17(Thu) 20:53:20

【人】 矢川 誠壱



[ぱちぱちと瞬きを繰り返して、
 ぼんやりとした視界を鮮明にすれば、
 手に取ったスマホの画面に表示された
 スヌーズの文字をキャンセルして、通知の確認。
 そこに表示された名前を見れば、
 ふにゃりとそれはそれは緩んだ笑みを浮かべ、
 うつ伏せのまま、頬を枕につけていた体勢を
 仰向けに変えて、顔の目の前に画面を持ってくる。
 スライドして開ければ、そこに表示される
 大切な親友───そして、今は、恋人となった
 その人の名前に目を細めるのだ。

 憂鬱な朝も、そんな些細なことひとつで、
 こんなにも幸福感を感じられる。
 それが、うれしくて。]


 「おはよ」


[きっと、己の目覚める時間にあわせて
 くれたのであろう、愛おしい彼に、
 まずは朝一番の挨拶を。]
 
(8) 2021/06/17(Thu) 20:53:39

【人】 矢川 誠壱




 「今日は休み」


[大学に入って、一人暮らしを始めた恋人。
 ちょうどいいから、と己もはじめようと
 思ったのだけれど、いずれは離れるのだから
 もうすこし実家にいたら、と母の声に
 仕方なく今はまだ実家暮らし。

 ───実家とは言っても、転勤族だから、
 父と母はまた、己が大学生活を送る途中で
 また別の土地へと引っ越すだろうから、
 本当に、いずれは離れる住処、だ。]

 
(9) 2021/06/17(Thu) 20:53:58

【人】 矢川 誠壱



[『会えるんなら』という言い回しに、
 ふ、と眦を下げる。

 それって会いたいってこと?って
 そう聞きたくなるのを抑える。
 恥ずかしがり屋の恋人の赤の差した頬は、
 会って見るほうが、いい。]


 「小夜子さんのカレー好き。
  じゃー雨宮んち行っていい?」


[そう、打って送って、それから、
 思案して、5秒。]
 
(10) 2021/06/17(Thu) 20:54:19

【人】 矢川 誠壱





  「会いたい」



[まずは己から、素直になってみたけれど、
 ───なんとなく、このメッセージを
 見た雨宮の顔もみたかったなって、
 そんなことを思ってしまうのだ。]*

 
(11) 2021/06/17(Thu) 20:54:38
到着: 忽那 潤

【人】 忽那 潤




    今度の週末は……
    美鶴さんの作った飯食べたいわぁ。



[ 付き合って少しした頃。
  会社のデスクでデスクトップとお友達の奴。
  頭の中で考えていたことが
  奴の口から吐き出され、風に乗って
  どこか遠くに行ってしまった。

  可愛い恋人が金土日と泊まってくれるので
  いつも奴が彼女に食事を作る。
  美味しそうに食べてくれるから、
  作ることも苦ではない。
  それに加えて、朝ご飯を勝手に作り
  隣人特権として彼女と食べることもある。

  けれども、彼女が作るものも
  偶に恋しくなってしまうのである。   ]



(12) 2021/06/17(Thu) 22:18:46

【人】 忽那 潤



   『忽那、仕事しろ』

    …………

   『おい、忽那ー。週末予定あんのかー』

    あ、週末は予定あるので無理っす。


[ 仲のいい先輩。通称パンケーキ先輩。
  彼女と付き合う前まではよく
  彼のメイドカフェに同伴していた。
  スイーツ目当てであってメイドは全く。

  会社の作り上土日祝は基本休み。
  故によく行っていたのだけれど、
  恋人ができてからは遠慮していた。
  誤解されるのが嫌だったから。

  先輩の声かけのおかげで
  現実に戻ってきてしまったので
  ひとまずは仕事をすることに。   ]*



(13) 2021/06/17(Thu) 22:27:43

【人】 忽那 潤




    今度、うち来た時

    最初の日だけでいいから

    晩御飯作ってくれません?



(14) 2021/06/17(Thu) 22:29:08
忽那 潤は、メモを貼った。
(a1) 2021/06/17(Thu) 22:29:48

【人】 雨宮 健斗


[ 思っていたよりずっと早くスマホが震えた。

自分はすっ飛ばした挨拶が、短くもきちんと並ぶ。
『おはよ』の三文字に唇の端が上がった。

今日は休み、と続くメッセージ。
高校時代から続いている彼のバンド。
ライブがあるとか近いとかそんな話があれば
聞いていたかも知れないから、
うまく休みが合ったことがラッキーで、

嬉しいと思った。 ]
 
(15) 2021/06/17(Thu) 22:51:19

【人】 雨宮 健斗


[ 小夜子のカレーに寄せてくれた好意と
付随する回答にまた表情が緩む。 


わかった、待ってる。
そう文字を打ちかけたら、わか、くらいのとこで
まるで遮るように、言葉が画面に落ちてきて>>11 ]
 
(16) 2021/06/17(Thu) 22:53:06

【人】 雨宮 健斗


   ─── ……っ


[ くっそ、と呟いて思わずスマホを握ったままの
腕で顔を覆った。

飾らない、剥き出しの感情は
たった四文字のくせに破壊力がある。
自分もそう言えればいい、とわかっていて、
なかなか素直になるのは照れ臭いし
勇気がいるものだ。 ]
 
(17) 2021/06/17(Thu) 22:54:06

【人】 雨宮 健斗


   ─── ッ……この天然人タラシめ……


[ 負け惜しみを口にしながら、
情け無く熱を持つ顔で。

短い言葉を、スマホの画面がいい加減にしてくれと
言い出しそうなくらいには打っては消して、
消しては打ってを繰り返し、 ]


   うわ、


[ 最終的にやっぱり消そうと思った指が滑って、
送信ボタンを押していた。 ]
 
(18) 2021/06/17(Thu) 22:56:25

【人】 雨宮 健斗


[ 焦ったけれど。
送信を取り消すようなことはしなくて。


  『待ってる』


と付け足した。

送ったあと、やっぱり少し頭を抱えた。 ]
 
(19) 2021/06/17(Thu) 22:57:31

【人】 雨宮 健斗

***

[ サボってきたツケが回って第一志望には
縁がなく、それでもなんとか引っかかった音大に
喜んだのは俺以上に母小夜子で。

寮でいいって言ってんのに張り切って
探してきたマンション。
防音室にはグランド置かれてました。
マジかよ、過保護半端ねぇ。

ちょいちょいやってきては食事を持ってきたり
掃除をしていく母親に辟易しつつ感謝しつつ。

おかげで今日は部屋は綺麗。
タッパーに入れられたカレーを冷蔵庫から取り出して。
換気扇の下で、ようやく煙草に火をつけた。]*
 
(20) 2021/06/17(Thu) 22:59:55

【人】 矢川 誠壱


[ふぁふ、とあくびを殺して、飲み込んだら
 一層大きな波が来て、今度は飲み込めないまま
 大きく口を開いて、伸びを一つ。

 送ったら送っただけ順番についていくW既読Wに
 同じ時を生きている感じがして、
 離れているのにすぐ隣にいるような気がして
 己のメッセージの続きを彼が、
 画面の前で待ってくれていると思うと
 どうしたって愛しさは募ってしまう。
 だからつい、本音が溢れたんだ。]

 
(21) 2021/06/17(Thu) 23:44:41

【人】 矢川 誠壱


 どうしたって愛しさは募ってしまう。
 だからつい、本音が溢れたんだ。

 聞き流されると思った。
 もしくは、無視されると思った。

 それが、こんな返事が、返ってくるなんて。

 頬だって緩むし、目を閉じて息を吐いてしまうし
 「うわ、好きだなー」って寝起きのかさかさの声で
 つい、口に出してしまったりもする。

 2テンポ置いて、付け足したみたいに届いた
 その照れ隠しの続きに、また増していく。
 ふ、とまた表情を柔らかくして、
 WOKWのスタンプを送っておいた。]
(22) 2021/06/17(Thu) 23:44:56

【人】 矢川 誠壱




   かーさん、今日飯いらない


[そう、母に告げると「雨宮くん?」と
 続けられるから、一つ頷いた。
 おかずひとつでも多いほうがいいでしょ、と
 手渡されたのは、かぼちゃの煮付け。
 こんなの食べるかなあっていうか、
 カレーと煮付けは合わない。
 ただ。無下にするわけにもいかないから。
 …そっと受け取って、彼の家に向かうのだ。

 手土産は、かぼちゃの煮付け。
 それからすこし飲み物と、つまみ。

 チャイムを鳴らしてしばらく、愛しい恋人が
 扉を開いてくれるのを今か今か待ち侘びている。]*

 
(23) 2021/06/17(Thu) 23:45:33
到着: 文月 美鶴

【人】 文月 美鶴


[ かっこいい恋人ができてから少し経った頃。 
  私は未だに少し、すこーし……
  お隣さんの彼と付き合っている事実が
  信じられずにいる。

  だって潤さんは、私には見合わないくらい
  ハイスペックな人だから!!!

  
なんで私なのかな
、って言ったら
  怒られるのかもしれないけど、気になってしまう。
  週末は潤さんの部屋に泊まって過ごすけど
  食事まで彼が作ってくれる。
  しかも振舞われる料理が尽く美味しい。

  
……残念なことに私じゃそうはいかない。

  全く自炊しないわけではないけれど
  自分がお腹いっぱいになればよかったから
  人に食べさせられるようなものを
  作ってたわけじゃない。
  手際だってそんなに良くないわけで、
  この前だって指切ったりとかしたし…。 ]
 
(24) 2021/06/17(Thu) 23:56:43

【人】 文月 美鶴



    
晩御飯、かあ……

   

[ だから、潤さんから送られたメッセージを見て
  困り顔になってしまうのは仕方ないと思う。>>14
  だって明らかに潤さんの方が料理上手いと思う。
  ……ある意味罰ゲームでは?

  いや、さすがにそれは言い過ぎにしても
  どうしよう…とちょっと悩んで
  悩んだ挙句に絆創膏が貼られた指で
  文字をうっていく。
  終われば、休憩時間を終えて仕事に戻っていった。 ]

 
(25) 2021/06/17(Thu) 23:57:27

【人】 文月 美鶴




    私、潤さんほど上手く料理作れないですけど…

    それでも、大丈夫ですか?


 
*
(26) 2021/06/17(Thu) 23:58:08

【人】 雨宮 健斗


[ もともとそんなに食べる方ではない、
そのことを誰よりも知っているはずの母親が
置いていく料理の数々は、確実に自分一人では
食べきれない量。

矢川くんにも、食べてもらってね。
お決まりのセリフとともにカレーのタッパーは
大きいのが二つ。

薄いグリーンのガラスの器には小さなサラダ。
ラップの下で赤いプチトマトがころんと並んでいる。]
 
(27) 2021/06/18(Fri) 0:36:26

【人】 雨宮 健斗


[ 小さな炊飯器の限界に挑むようにセットされた米が
炊き上がりを知らせる電子音。
ピー、となるそれに見事に重なるタイミングで
部屋のチャイムが鳴った。>>23 ]


   おう。


[ ガチャ、と重い音を立てて扉を開ける。
第一声は、実はいつも少し悩むのだけれど。
結局いつもと変わらない挨拶で、
身体でドアを押さえながら右手を小さく上げて。]
 
(28) 2021/06/18(Fri) 0:37:48

【人】 雨宮 健斗


[ 近しい距離感に長い足。
その表情を伺い見ればほわりと緊張が緩んで、
正しく笑みが湧き上がる。

彼の背後で扉が閉まれば、部屋の空気が揺れて
カレーの匂いがふわり舞った。

彼の手の荷物から、種類の違ういい香りが
細く立ち上った気がして、すん、と鼻を鳴らす。
靴を脱ぐ彼から荷物を受け取ろうと手を伸ばして
気使わなくていいのに、と告げた。

どうにも緩む表情筋に諦めて逆らうのをやめれば
己には照れた笑顔が顔中に浮かんでいるだろうか。]
 
(29) 2021/06/18(Fri) 0:40:22

【人】 雨宮 健斗


   
   久しぶり、でもないか。


[ 自分より少し高い位置にある瞳を見て笑んで、
部屋へ促そうか。 ]**
 
(30) 2021/06/18(Fri) 0:43:00

【人】 矢川 誠壱


[開いた扉に、その髪の先が垣間見えただけで、
 ふにゃ、と表情は崩れてしまう。
 しなやかな指先が、ドアをおさえて、開くと
 短く響く、耳心地の良い中低音。
 そこにある自分よりもすこし背の低い
 彼の、頬に落ちる睫毛の影に。
 それがゆっくり持ち上がって己を視界に捉え、
 緩んだ緊張にわきあがる笑み。
 その過程を見ながら、どうしようもなく
 幸せだなと感じた。]


    おはよ。
    …っつっても、もう昼過ぎだけど。


[彼に導かれて、一歩中にはいると、
 ふわりと漂うカレーと、米の炊ける匂い。
 後ろ手にばたん、と扉が閉まった。]
 
(31) 2021/06/18(Fri) 9:48:37

【人】 矢川 誠壱




    いいにおいすんね


[そういったら、彼が微かに鼻を鳴らすのが聞こえて
 告げられた言葉に、ああ、と頷いて、
 紙袋を差し出した。かぼちゃの煮付けだって、と
 苦笑して言えば、彼は受け取ってくれるだろう。

 彼の母が己のことまで案じてくれているのは
 とてもありがたいことだけれど、
 もしも息子とその、大切にしている友人の
 本当の関係性を知ったならば、
 同じ顔をしてくれるだろうかと思わないではない。

 それを知った途端、あの優しい声色が、
 豹変するのではないかと。
 ただ、それに怯えて、彼との関係を元に戻すなんて
 そんなこと、考えられるわけもなくて。]

 
(32) 2021/06/18(Fri) 9:48:58

【人】 矢川 誠壱



[彼の母と同じように、「一緒に食べな」と
 かぼちゃの煮付けを寄越した母については、
 以前に、己と彼のような関係性の男性2人が
 登場するドラマを見ていたときに、
 「もし俺が同性愛者だったらどうする?」
 と話したら、テレビから一瞬顔をこちらに向けて
 「…好きに生きたらいいと思う」と落とされた。

 それが本心かどうかはわからぬことだけれど、
 そう、茶化すことなく口に出してくれた手前、
 きっと、反対することはないだろうと思っている。
 …それが、表面上でだけであったとしても。]
 
(33) 2021/06/18(Fri) 9:50:03

【人】 矢川 誠壱



[ふわりと緩んだ表情を見せてくれる彼に、
 こちらも微笑みかけて。
 ほんの2日前には会っているのに、
 W久しぶりWなんて言葉が一度でも
 口から出るのを見れば、余計に緩んで。]



   ───会いたかったんだもんな?俺に。


[と目をすがめて首を傾げてしまうのだ。]*

 
(34) 2021/06/18(Fri) 9:50:30

【人】 忽那 潤



[ 平日の4日間は彼女がいない生活で、
  煩わしいことだらけしかない。
  たったの4日なのに、月曜日の昼には
  『早く週末になれ』
  そうとしか思わない。
  週の半分近くを一緒に過ごしているから、
  尚更彼女のことが気になっている気さえ。

  彼女からの返事を見て、
  少し眉が下がり笑みが浮かんだ奴は
  仕事の手を止めて返事をしておくことに。 ]



(35) 2021/06/18(Fri) 10:18:57

【人】 忽那 潤




     貴女が作ってくれた

     愛情のこもったものが

     食べたいんです。

     だから、上手かどうかなんて

     関係ないですよ。



(36) 2021/06/18(Fri) 10:19:53

【人】 忽那 潤



    返信完了。
    ……明後日、作ってくれるかな。


[ 彼女が料理を得意としていないのは
  奴とて重々承知の上でのお願い。
  奴のために彼女が作ってくれた、
  そんな事実だけが欲しいだけ。
  見た目が良くない?味が薄い?
  そんなものは関係ない。
  見た目を良くしようとした事実と、
  奴の気を使って減塩にしようとした事実が
  そこにあるだけなんだろうから。     ]



(37) 2021/06/18(Fri) 10:20:35

【人】 忽那 潤



    絶対金曜日は定時。
    仕事を振られても突っぱねてやる。
    美鶴さん、ちゃんと飯食ってるかな。


[ おかん根性というか、
  好きな人の体調がいつも気になる。
  特に線が細い彼女だから尚更。
  線の細さをコンプレックスと
  いつか知ったときには
  毎日一緒に朝食を食べて、
  お弁当まで持たせるようになるだろう。 ]



(38) 2021/06/18(Fri) 10:21:30

【人】 忽那 潤



    「忽那くぅん、土曜日空いてるぅ?」
 
     先約あるんで、結構です。
 
    「先約ってキミのせんぱぁい?」

     違いますよ。プライベートの話です。



(39) 2021/06/18(Fri) 10:22:57

【人】 忽那 潤



[ 折角週末のために仕事を終わらせていたのに、
  総務の魔女がデスクに来てしまった。
  まだ恋人がいることはパンケーキ先輩以外に
  知る人がいないため、彼が漏らさない限りは
  奴はフリーという認識になっている。
  だから、魔女は飽きることなく
  彼にアプローチをかけてくる。

  ちらりと魔女を見て考えたことは、
  彼女もこれくらいの曲線かどうか。
  別にそこが最重要というわけでもないけど
  やわらかい肌ならいいななんて
  邪なことを考えていた。
  勿論、顔に出すことはなく
  仏頂面で魔女を追い返した。
  というより、他の面子がわらわらと
  魔女に群がってきたため必然的に
  あちらが離れる他なく。         ]



(40) 2021/06/18(Fri) 10:23:33

【人】 忽那 潤



    スーツに香水の匂い移った…
    先輩ファブないっすか。


[ はぁ、とため息をついて
  スプレーを借りれば
  気持ちをリフレッシュするついでに
  大量に空間とスーツに振りまいた。

  遠回しに、近くにきたついでみたいなノリで
  会いに来るなと伝えたくて。
  周りの反応はまぁまぁだったけれど。   ]*



(41) 2021/06/18(Fri) 10:23:55

【人】 雨宮 健斗


[ 一人暮らしの息子の家にちょくちょく訪れる
母親という生き物が、気になることくらい分かる。
彼女いないの?なんて。
なんでもない風を装って問いかける光景は、
別にうちだけのことじゃないはずだから。

殺風景な部屋。
もともと物に興味はない。
テーブルと、ソファと、テレビと、ベッド。
女っ気がないことに母は安堵の息を吐いている、
なんてことはあるのだろうか。 ]
 
(42) 2021/06/18(Fri) 12:49:07

【人】 雨宮 健斗


[ いいとこのお嬢さんだった母。
何不自由なく育ち、父親と結婚して、
波乱とは無縁の人生を送ってきた彼女が
性的マイノリティな世界についてどう考えているか、
己にはわからない。

ただ数年前の事故で、変わってしまったのは
己の未来だけではないのだと気づいた自分には
母親の夢も己が奪ってしまったのではという
負い目がいつもどこかにあって。 ]
 
(43) 2021/06/18(Fri) 12:51:12

【人】 雨宮 健斗


[ これ以上泣かせることはしたくねぇなぁとは思う。

けれど目の前でわかりやすく表情を綻ばせる
この大切な人のことだけは、
どうしたって譲る気はないから、

どうにか理解してもらえればいいなと願っている。]
 
(44) 2021/06/18(Fri) 12:52:42

【人】 雨宮 健斗


[ スパイスの匂いが満ちる部屋に、
待ち侘びたように客人の空気が混じる。
いいにおい>>32が重なっていく。

食欲を刺激するだけのものが
不思議に胸を擽るものに質を変えていく。


だろ、と口にして受け取った紙袋の中身が
かぼちゃの煮付けだと聞けば声がちょっと跳ねた。]


   やった、俺かぼちゃ好きなんだよな。
 
(45) 2021/06/18(Fri) 12:54:28

【人】 雨宮 健斗


[ 礼言っといてよ、と言いながら室内へ
向かおうとすれば揶揄うような声>>34 ]


   ─── ッ……!


[ んぐ、と息を呑んで、じろりと見上げる。
カウンターパンチに狼狽えながらも
動揺は隠そうと努力した。 ]
 
(46) 2021/06/18(Fri) 12:55:49

【人】 雨宮 健斗


   ……先に会いたいっつったのは、そっち。


[ 笑って揶揄い返してやろうとしたのに、
どこか拗ねたような、不貞腐れたような声になる。
ずかずかと歩いてキッチンに立ち、
対照的な動きで紙袋をそっと置いた。 ]
 
(47) 2021/06/18(Fri) 12:56:42

【人】 雨宮 健斗


[ ほんの二日前にあったばかりなのに、
久しぶり、なんて。
思わず口から溢れてしまったのは紛れもなく
自分なのでこの場合は仕方ない。


会いたい、どころではないのだ、と。
言えばどんな顔をするのだろう。 ]
 
(48) 2021/06/18(Fri) 12:57:42

【人】 雨宮 健斗


[口には出せないかわりに、姿を追う。

手を伸ばせば触れる距離なら、
右手を動かして、

その頬に。 ]*
 
(49) 2021/06/18(Fri) 12:59:17

【人】 文月 美鶴


[ 週末は大好きな人と一緒にいられるから
  楽しみで仕方ないけれど。

  一緒にいればいるほど潤さんは何でもできて
  自分は出来ることが少ない、なんて
  そんな事実をどうしても意識してしまう。
  
  だから一人になった時ため息が増えてしまうのは
  きっと仕方のないこと、だよね。       ]
  
(50) 2021/06/18(Fri) 14:52:05

【人】 文月 美鶴


    
……関係あると思うけどなあ。



[ 仕事が終わって帰宅する道すがら
  返信を確認して、困ったように呟いた。>>36
  魔物から逃げようとして逃げ損ねた勇者って
  きっとこんな気持ちなんじゃないかな。
  ……潤さんは敵じゃないけど!

  黒焦げの料理とか出したらどうするつもりなんだろう、
  とか思ったけど、潤さんなら普通に食べそう。
  別に作るの嫌じゃないし、
  喜んでくれるならうれしいなとは思う。

  
ただ、勝手に劣等感を募らせてるだけ。 ]

  
(51) 2021/06/18(Fri) 14:52:39

【人】 文月 美鶴


[ 帰ったら返事をしようとスマホをしまった。
  とりあえず一刻も早く家に帰りたくて早歩き。
  なんで帰宅を急ぐのか?

  昼食を抜いたせいで空腹の限界だから。

  まさか恋人にそれが見抜かれているような
  心配をされているとは思いつきもしない。 ]
  
(52) 2021/06/18(Fri) 14:52:59

【人】 文月 美鶴


[ 帰宅して、余っていたご飯で炒飯を作って
  一息ついてから、保留していた返信を。
  ベッドに座って足をぶらつかせて、
  たいした内容じゃないのに
  送るのに少し時間がかかってしまった。 ]
  
(53) 2021/06/18(Fri) 14:53:23

【人】 文月 美鶴



    分かりました。 

    でも、あんまり期待しないでくださいね?

  
(54) 2021/06/18(Fri) 14:53:41

【人】 文月 美鶴


[ お仕事頑張って、と最後につけたして
  送信した。たぶん私より帰りは遅いから。

  愛情のこもったものとか
  そんなこと言われたら
  元々断る気がなかったとしても余計断れない。
  断れないのをわかってて言ってそうだから
  潤さんはずるい。
  いつだって余裕がありそうな彼は
  きっと完璧な人なんだろうなと思う。

  週末何作ろうかな、と考えて
  過ごしていたら週末なんて
  あっという間に来てしまった。 ]
  
(55) 2021/06/18(Fri) 14:54:01

【人】 文月 美鶴


 ―― 金曜日の夜 ――


    お邪魔しまーす……
    潤さん、今日は定時…?

[ 約束通り晩御飯を作りに潤さんの部屋へ。
  ぱたん、と扉を閉めてそう聞いてみた。
  ついでに荷物をいったん床に置いて
  彼に抱きついたらどんな反応をしたかな? ]**
  
(56) 2021/06/18(Fri) 14:55:17

【人】 忽那 潤



[ 彼女はよく奴に何でも出来てすごい、なんて
  褒め言葉をくれるけれど、
  彼女にダメなところを見せたくないただの見栄。

  完璧なんかではなくて、
  そう見せたい気持ちが強くなっている。
  多分それは、結婚を考えている仲なら
  壁になっていることも、分かっている。    ]


    美鶴さん今夜何食べるんやろ。


[ 返事を見て、頑張ります、と返した。
  今日も残業をして定時に上がるための
  下準備を進めているので
  彼女と帰宅が被ることはない。
  というより、定時で上がるために
  他の日にひどく残業する他ないのは
  どうにかならないかと、
  最近後輩に仕事を譲ろうか、なんて
  少し考えてもいるけれど、微妙なところ。  ]



(57) 2021/06/18(Fri) 17:25:15

【人】 忽那 潤



     待ってます。



[ 数時間後、帰宅した時に
  彼女の家の前で小さくつぶやいて
  週末を今か今かと待つことにした。
  昼を飛ばして夕食を食べたなんて知ったら
  絶対にお弁当を渡しているけれど
  まだそれに気づくことはなかった。 ]



(58) 2021/06/18(Fri) 17:26:15

【人】 忽那 潤

──あっという間の週末



[ 定時どころか残業の分1時間だけ早く帰った。
  
仕事は押し付けてきた。

  だから彼女が遊びにきてくれる頃には
  私服に着替えていた。
  だから、すぐに声がしたなら
  扉を開けて満面の笑みで彼女を迎える。

  定時?と聞かれると、
  ちょっと早めに帰ってきた、と
  返してみて彼女の反応を見ようと
  そちらを振り返れば珍しく、
  とても珍しく彼女の方から抱きついてくれた。 ]



(59) 2021/06/18(Fri) 17:27:09

【人】 忽那 潤



     美鶴さん……?


[ 珍しいことだったのもあり、
  一瞬反応が遅れてしまったけれど、
  彼女のことを優しく抱きしめ返し
  お仕事お疲れ様、なんて
  囁いて頭部に軽く口づけを落とした。
  四日ぶりくらいに会っただけなのに、
  久しぶりな感じがしてしまい
  暫くその場から動かなかったかもしれない。 ]*



(60) 2021/06/18(Fri) 17:27:49

【人】 文月 美鶴


[ 満面の笑みで迎えてくれる潤さんを見れば>>59
  自然と笑みが浮かぶ。
  好きな人が笑っててくれるのが嬉しい。

  早めに帰ってきたと言われて
  予想外だったから少し驚いたけれど。 ]


    潤さんこそ、お仕事お疲れ様。
    ……あったかい……
  
   
(61) 2021/06/18(Fri) 18:44:46

【人】 文月 美鶴


[ 口づけを落とされて
  ちょっと恥ずかしくなってしまったけど
  抱きしめられるのは好きだから。
  しばらくはくっついたまま動かなかった。
  離れてから、ちょっと首をかしげて ]


    今日帰ってくるの早かったのは…
    無理とかしてないですか?


[ いつも仕事で忙しそうで
  定時よりも早いなんて珍しいなと
  つい聞いてしまった。

  片付けられたキッチンに立って
  晩御飯の用意を始めようかな?と思いつつ
  潤さんにはゆっくりしててください、
  なんて、言っておいた。

  ちなみに何を作るのか?
  私が食べたいからって理由で
  オムライス。色々考えたけど
  空回りそうだったから食べたいものを選んだ。 ]*

   
(62) 2021/06/18(Fri) 18:45:16

【人】 矢川 誠壱


[じろりと睨むその視線すら、愛しい。
 ふ、と笑みを返せば、不貞腐れたような声が
 飛んでくるから、今度こそ噴き出して。]


   ふは、 くく、っ…うん、そうだな、
   …だって、会いたかったし。


[唇に拳を当てて笑ってから、
 くるりと向いた背中に向かってそう、
 呟くように投げかけた。
 2人きり。狭い部屋の中ではきっと、届いたはず。]
 
(63) 2021/06/18(Fri) 19:56:17

【人】 矢川 誠壱


[その背を追ってキッチンについていけば、
 紙袋を置いた彼がくるりと振り返る。
 何か用か、と首を傾げれば、その手のひらが
 こちらに伸びて、頬に触れるから。

 どくん、と心臓が打つと同時、視界の端に映る
 手に視線を遣って、揺れて、彼の方に戻す。
 また、爪の先に視線を寄せて、それから、
 そっと甲の側から包むように掌を重ねた。
 ゆっくりと関節に沿って内側を
 なぞりおろすように絡めれば、視線を
 彼の方へとゆるり、戻して。]


    ………なに?


[そう、なんでもないことのように聞こうとした
 声は、どうしたって喜びが滲んで、
 少し跳ねて、語尾が少し上がった。]

 
(64) 2021/06/18(Fri) 19:58:45

【人】 矢川 誠壱


[眉根を上げて、彼の行動の続きを促すように
 一歩、そちらへと近づけば。
 体を少しだけ折って、額をつける。

 ゆらゆら、定まらない焦点の先。
 微かに茶色の混ざったその瞳に、笑んで。]


   ………───


[もう一歩、体を寄せた。

 彼がさらにその距離を縮めることを躊躇うならば
 こちらも動いてしまおう、と目を細め。]*

 
(65) 2021/06/18(Fri) 19:58:59

【人】 雨宮 健斗


[ 背中から、堪えきれずに吹き出した声が
聞こえる。>>63

ぐぬ、と一言返してやろうと思ったところに
間髪入れず投げかけられる言葉は
呟くように小さくて。

それでも狭い部屋ではどこにも逃げていかないから、
人より多少良い己の聴覚はきちんと拾う。

一瞬、ゆっくり瞬きをした。
ふ、と口角が笑みの形に歪む。 ]
 
(66) 2021/06/18(Fri) 21:08:10

【人】 雨宮 健斗


[ 伸ばした手は避けられることなく、
傾げた首を追ってひたりと頬に触れた。

しなやかで、みずみずしい肌。

澄んだ瞳が揺れる。
頬に触れた掌に一度ちらりと彷徨って、
戻った視線が己と絡んでからまた、僅か遠ざかる。

被さるように彼の手が重なった。
ゆっくりした動きで絡め取られていく指の感触。
そちらに落ちた綺麗な瞳を見つめたまま感じていた。]
 
(67) 2021/06/18(Fri) 21:10:11

【人】 雨宮 健斗



[ 戻った視線に心臓が、どく、と打つ。

上擦ったような声が鼓膜から脳を撫でる。]

 
(68) 2021/06/18(Fri) 21:10:44

【人】 雨宮 健斗



   …… なんも。


[ 込み上げる感情を抑えると声は掠れた。
距離が詰まる。
身体を折るように、額が触れる。
こつ、と微かな骨に響く音。

炊いたかぼちゃの、甘辛い匂い。

穏やかな海を思わせる瞳が揺らめいて、笑んで。]
 
(69) 2021/06/18(Fri) 21:11:26

【人】 雨宮 健斗


[ 長い足がまた一歩、距離を詰めるのと同時に、
顔を上げる。


掠めるだけの口付けを。
ままごとのような、微かな唇を、そっと落として。]*
 
(70) 2021/06/18(Fri) 21:12:14

【人】 忽那 潤



    めっちゃ頑張った……
    美鶴さんにそう言ってもらえて
    頑張った甲斐があった…



[ 外が寒かった名残が彼女を抱きしめて
  少しだけ感じられたけれど、
  すぐに温められた気がする。
  離れると、無理とか…と聞かれてしまう。

  奴は首をゆっくり横に振って否定をする。 ]



(71) 2021/06/18(Fri) 23:33:36

【人】 忽那 潤



   無理してないよ。適当にしてきた。
   なんか今日は早めに帰りたくて
   残業してた分を1時間早めたくらい。


[ 彼女の荷物を受け取って、
  ゆっくりしてて、と言われれば
  お言葉に甘えて、と
  広げたベッドの上に寝転んだ。
  何を作るのかはわからないけれど、
  見ていたら緊張してしまうかもと
  あまり直視はせずに、偶にだけ
  ちらりちらりと気にする視線を送る。 ]



(72) 2021/06/18(Fri) 23:34:18

【人】 忽那 潤



     なんか、必要なものあったら
     遠慮なく聞いてな。


[ 調味料の場所とか、わからないことがあると
  なんとなく感じてそう声をかけた。
  それからは、寝転んで本を読もうと広げ
  段々と瞼が落ちては開いてを繰り返す。   ]*



(73) 2021/06/18(Fri) 23:34:38

【人】 文月 美鶴



    本当…?それならよかった。
    潤さん、いつも帰りが遅いから…
    体壊したりしないかなって、心配で。


[ 朝を抜いたり昼を抜いたりと
  不規則な生活をしている人間の言うことでは
  ないのかもしれないけど、仕事の多さは
  過労とかまた別の心配事があるから。

  たまに視線を感じる気がするけれど
  でも、何か会話できるほど気が回らなくて
  晩御飯を作るのに集中していった。
  調味料の場所は、潤さんが料理しているときに
  ちらちら見ていたりとか、
  そもそも片付けられていたこともあって
  見つけるのはそう難しくもなかった。

  鶏肉と玉ねぎを切って、バターで炒めつつ
  ケチャップを入れて煮詰めてからご飯を入れて
  チキンライスを作る所までは…
  まあ失敗してなかったんだけど。 ]
  
(74) 2021/06/19(Sat) 0:47:49

【人】 文月 美鶴



    あー……。
失敗、した……



[ オムライスといえば卵で巻くのが難しい…
  と個人的に思う。上手な人は綺麗に
  盛り付けているイメージがあるけど。
  何とか巻き付けて盛り付けようとしたら
  卵が破れて失敗してしまった。
  味に影響あるわけじゃない、はず。
  ……見た目まで綺麗にできたら
  成功だったのになあ。 ]
  
(75) 2021/06/19(Sat) 0:48:41

【人】 文月 美鶴



    潤さーん……寝ちゃってます、か?


[ そんなに大きな声を出したりはしてないから
  うとうとしていたらしい彼は寝ていたかな、
  もし寝ていたら起こすところから。
  テーブルにオムライスがのったお皿を置いて
  出来ましたよ?なんて声をかけただろう。 ]
  
(76) 2021/06/19(Sat) 0:49:06

【人】 文月 美鶴



    その……見た目、あんまりよくないけど
    たぶん味は大丈夫なはず、なので……


[ 言い訳っぽく言葉を連ねて
  視線は定まらずゆらゆらと揺れる。
  やっぱり上手くいかなかったなとか
  そんなことを考えながら。

  
だって、彼が作ったらもっときれいに

  
もっと美味しく作れるんだろうから。 ]*

  
(77) 2021/06/19(Sat) 0:50:06
村の設定が変更されました。

天のお告げ(村建て人)

ご参加頂き本当にありがとうございます
0時に開始となります
どうぞごゆるりとお過ごしください
(#0) 2021/06/19(Sat) 10:36:15

【人】 矢川 誠壱


[なんも、と返ってきた声に、ふ、と笑う。
 だって少しうわずって、掠れてる。
 己のものと、同じように。

 同じ気持ち?ねえ。
 触れたいって、おもってる?

 そう聞いてしまいたいのを堪えて、
 こくりと喉を湿らすと、一歩、詰めた。

 続きを促すように触れ合った額を離して、
 もう一度、くっつけて、見つめる。
 もう一歩、詰めたら、触れた唇は、
 まるで戯れのそれで。
 かすめるみたいな、触れ合い方に、苦笑して。]

 
(78) 2021/06/19(Sat) 14:15:24

【人】 矢川 誠壱




   ───…ほんとに?


[微かに2人の間の空気を揺らすだけの
 小さな声が届けば、眉尻を下げて。
 額を離して距離を取る。
 先ほど触れた唇の代わりに、
 包んだままの手のひらを引き寄せて、
 その手首の内側、薄い皮膚の上から、
 わざと音を立てるようにちゅ、とキスを。]*

(79) 2021/06/19(Sat) 14:15:33

【人】 忽那 潤



   月木頑張ってるだけ。

   ……仕事は、誰かに任せる。
   無理はそんなにしてないから、安心して?


[ なんて言って、彼女が何を作っているか
  匂いだけで想像することにした。
  少しケチャップの香りがするけれど
  その他は特にわからなくて。

  彼女は一度集中するとあまり話さないので
  それこそ、眠気の方が強くなっていく。
  彼女のことを信頼しているからこその
  眠気だからあまり抗うことはせず。    ]



(80) 2021/06/19(Sat) 23:52:11

【人】 忽那 潤



     ん、………


[ 彼女の声が近くに聞こえれば、
  ゆっくりと体を起こしてテーブルのお皿に
  視線が行き、あるものがないことに気づいた。 ]



(81) 2021/06/19(Sat) 23:52:54

【人】 忽那 潤




     ケチャップは?



[ 見た目のことはあまり気にしないけれど
  ケチャップがのっていないことが
  少しだけ気になってしまった。     ]*



(82) 2021/06/19(Sat) 23:53:27
 




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