水面に映る 歪まぬ愛を シェルタン(匿名)は、メモを貼った。 2021/05/28(Fri) 20:06:58 |
【墓】 甘言 イクリール今日も賑やかな朝食の席。 いつも『みんな』に、にこやかに挨拶をして回る イクリールの姿は、そこには無い。 淡く脆い約束は、終ぞ果たされる事は無かった。 (+2) 2021/05/28(Fri) 20:07:04 |
イクリールは、何処にも居ない。 (c0) 2021/05/28(Fri) 20:07:17 |
【人】 小さな心 サルガス「――」 あれ、だなんて。何もわかってないふりをしてみせるのさえ。 できないほどに、寂しくて、しずかで、ああ、まだ夢をみているのだろうか? 食堂に入った入り口で立ち尽くして、いつも座る席を遠くの風景のように見て。 どん、と背中を押されて、食堂の入り口からよろけた。 生徒の顔は見てないけれど、昨日もそんなことがあって、ああ。 だれかが、それを咎めていたのを、それをどうしてと聞こうと思って、今みたいに、 それどころではなくなってしまって、聞けずじまいでいちにちを過ごして、 ああ、そのだれかが、ぼくのともだちは、もう、そのようにはしないのだろう。 どうして、ぼくのともだちは、あそこにいないんですか? (1) 2021/05/28(Fri) 20:07:48 |
メレフは、朝食の時間、食堂に顔を出さなかった。 (a0) 2021/05/28(Fri) 20:09:44 |
スピカは、殴られた。 (c1) 2021/05/28(Fri) 20:10:14 |
シェルタンは、洗いました。洗いました。洗いました。洗いました。身体も服も“身体の中”も。 (c2) 2021/05/28(Fri) 20:10:23 |
ルヘナは、『知らなかったこと』を教え込まれている。丁寧に、執拗に。 (c3) 2021/05/28(Fri) 20:11:57 |
水面に映る 歪まぬ愛を シェルタンは、メモを貼った。 (c4) 2021/05/28(Fri) 20:13:21 |
【人】 小さな心 サルガス スピカがいつも座る席を見た。 いっぱいに陳列棚から持ち出して、まるいちにちぶんみたいな食事を詰め込む姿がない。 シェルタンがいつも座る席を見た。 そのまわりにたくさんの子たちが集まって、彼の話を聞きに来る小さな上背はない。 ルヘナがいつも座る席を見た。 すぐそばのいっぱいの食事を見ておなかいっぱいになって、ちょっと遠慮がちにする呆れ顔がない。 イクリールがいつも座る席を見た。 ひとりひとりを大事に育むみたいに、声をかけて、ようやくそこに座る小さなきみが、いない。 「どうして?」 考えられない。考えたくない。 不安を頭の中から取り払うと、頭は空っぽになってしまった。 まだ、席にさえつかず、ひとりきりで立ち尽くしている。 (2) 2021/05/28(Fri) 20:15:02 |
【人】 壊れかけの ルヴァサルガスの横で、静かに膝を付いた。 体重が軽すぎて、音も出ない。 食堂を。 その、二日前に比べて、伽藍とした食堂をみて。 「…………嘘」 とぽつりとこぼして、俯いた。 身体から、力が抜けて、だらりと、顔がしな垂れる。 「は。 はは。 あは……あは、は、はは、ははははは……。 はははははは、ははははははははははははは」 ぼたぼた。 ぼたぼたぼたぼたと。 涙をこぼしながら、壊れた人形のように笑った。 何で泣いているかも、何で笑っているかもわからない。 何で泣いているかも、何で笑っているかも説明できない。 それはもう『言ってはいけないこと』だから。 『触れてはならないもの』だから。 誰もが、その壊れたように笑う子供の小さな背中を、 見ないようにして食堂へと急いでいる。 (3) 2021/05/28(Fri) 20:16:07 |
小さな心 サルガスは、メモを貼った。 (a1) 2021/05/28(Fri) 20:17:44 |
甘言 イクリールは、メモを貼った。 (c5) 2021/05/28(Fri) 20:19:45 |
幼い スピカは、メモを貼った。 (c6) 2021/05/28(Fri) 20:20:56 |
サルガスは、涙を流しました。 (a2) 2021/05/28(Fri) 20:21:13 |
星を仰ぐ メレフは、メモを貼った。 (a3) 2021/05/28(Fri) 20:21:56 |
貪欲 ルヘナは、メモを貼った。 (c7) 2021/05/28(Fri) 20:22:05 |
【人】 小さな心 サルガス>>3 ルヴァ 「ルヴァ……」 そばで、折れてしまった彼を見た。耐えきれなかったのかもしれない。 でも、なら、ああ。まだ、自分は大丈夫なのではないか。耐えられるのではないか。 耐えられるのならば、自分にはすべきことがあるのではないか? ぐ、と唇を噛み締めた。その拍子に瞼からはぼろぼろと涙は落ちたけれど。 だめだ。ルヴァの周りに居たみんなが、シェルタンが、ルヘナが、イクリールが。 いないのなら、彼を一人にしたくないのなら。 「ルヴァ、ごめん、ごめん、ごめんね。 泣いていいよ、いいんだ。ねえ、いいんだよ。かなしいよ、くるしいよ。 いいんだ、ぼくらは、彼らを覚えていて、いいの、それで、いいんだよ」 そばに膝をついてしゃがみこんで、まだ年の近い彼からしても小さな腕を伸ばす。 (4) 2021/05/28(Fri) 20:25:59 |
サルガスは、ルヴァを抱きしめようとしました。 (a4) 2021/05/28(Fri) 20:27:21 |
シェルタンは、何を間違えたんだ。 (c8) 2021/05/28(Fri) 20:30:21 |
【人】 徒然 シトゥラ「ああ、今日は配膳係がいない日か」 自分が当番であったか見直して食べられない食事を見下ろし 一瞬の迷いの後厨房へと向かえば、 あまりがあった からおかわりをする生徒にあげて欲しいと頼んでおいた。 (5) 2021/05/28(Fri) 20:30:56 |
カストルは、うつむいているポルクスの手を、引っ張ってきました (a5) 2021/05/28(Fri) 20:36:47 |
【人】 徒然 シトゥラ「……サルガス? え”っルヴァ!? どうしたんだそんなに泣いて。 昨日からやっぱり調子が悪いんじゃ無いか」 二人の様子に慌てて駆けつければ傍でその様子を見守っている。 仲良くしていた彼らがいなくなったことにあまりに異様に適応している姿は気持ち悪さを感じさせるかも知れないが、隠された前髪の向こう側からの表情は伺うことができない。 「喧嘩をしたンじゃないなら、落ち着ける場所にいくのはどうだ? 点呼については先生たちに言っておいてあげるからさ」 (6) 2021/05/28(Fri) 20:38:34 |
イクリールは、大人達の手によって隠されている。それでもなおイクリールに恐れる事は無い。 (c9) 2021/05/28(Fri) 20:40:16 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン中庭。 誰もが目を背けるなかで、 一人バイオリンを弾いている。 誰もが耳を傾けなくても構わないという風で。 バイオリンを弾いている人影がある。 周りには誰もいない。 (+3) 2021/05/28(Fri) 20:40:42 |
ルヘナは、笑っている。 (c10) 2021/05/28(Fri) 20:40:55 |
【墓】 幼い スピカ「……やめてください」 『―――――』 殴打音。 「っ……」 どうして自分があんなに食べなければいけないのか、わかっていた。 自分の身体だ。 ――風紀委員の身体は、消耗も回復も、早い。 だから、多少乱暴に扱われても、平気だ。 身体は。 (+4) 2021/05/28(Fri) 20:41:39 |
スピカは、殴られた。 (c11) 2021/05/28(Fri) 20:42:24 |
ブラキウムは、ここに居る。 (a6) 2021/05/28(Fri) 20:43:02 |
サルガスは、ヌガーにりんご、牛乳ポット、とにかくなんでも、ひっつかみました。 (a7) 2021/05/28(Fri) 20:43:30 |
サルガスは、一目散に食堂を飛び出しました。 (a8) 2021/05/28(Fri) 20:46:53 |
【墓】 幼い スピカ殴打音。 殴打音。 布が擦れる音。 肉がぶつかる音。 もう風紀委員だなんだなんてことは、関係なかった。 多少無理をされてもすぐに"治る"病気。 今は、己の身体を、少し呪った。 (+5) 2021/05/28(Fri) 20:48:52 |
【人】 壊れかけの ルヴァ>>4 差し伸べられた小さな腕にすら縋ってしまう。 身体は震え、涙が零れる。 居なくなってほしくなんてなかった。 誰一人欠けてほしくなかった。 その気持ちは本物で、本物だから悲しくて仕方がなかった。 同時に、今日を生きている自分に安堵している自分も見つけて 情けなくて情けなくて情けなくて情けなくて、 浅ましくて浅ましくて浅ましくて浅ましくて、 膝が笑って立っていられない。 「ごめん、ごめんなさい、サルガス、ごめんなさい。 かなしい。悲しんでごめんなさい。悲しくてごめんなさい。 おれさまは、ダメなやつで、覚えていることしかできなくて。 おれさまが、別の誰かなら、良かったのに。 おれさまが、最初に生きたいなんて思わなかったら良かったのに。 ごめん、サルガス、ごめん……!」 支離滅裂な言葉を、涙と共に零して回る。 (9) 2021/05/28(Fri) 20:51:48 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:9 ルヴァ 「……よわむしなぼくで、ごめんね。きのう、きっときみと、もっと話していればよかった」 人に囲まれているということは、満たされているということで。 人がいなくなるということは、それが欠けてしまうこと。 いつだってひとりぼっちの自分とは、きっと落ちる崖の高さも違うのだ。 「シトゥラの言うとおり、きっと、ここは、つらいでしょう。 ぼく、おべんとうみたいに食事をもっていくよ。どこが、いいかな。 高等部の子のへやがいい? それとも、ぼくのへや、なかにわ、なんでも、いいんだけど……」 見ないふり、触れないふりを出来るものたちに囲まれて食事をするのはつらいことだろう。 そして何より、彼を守らないといけない。そのために、何ができて、どこへ。 自分よりも背の高いきみを、かばうように両腕をのばしたまま立ち上がる。 (10) 2021/05/28(Fri) 20:59:15 |
【墓】 籠絡 イクリールイクリール。危ない事はしてはいけないよ。 イクリール。誰がそんな事をしたんだい。 イクリール。よく我慢したわね。 イクリール。もう近付いてはいけない。 イクリール。 イクリール。 イクリール。 「ええ。わたしは平気よ、『せんせい』。」 イクリールは『大人達のお気に入り』だ。 そんな噂を流す生徒も居ただろう。 今までも、そしてこれからも。 イクリールは、恐れる事など何も無い。 だって、それが悪い事だとは ほんの少しも、思ってはいないのだ。 (+6) 2021/05/28(Fri) 21:02:07 |
【墓】 貪欲 ルヘナルヘナが宿した病は 『知識に対する渇望』 もしくは『本の虫』。正確に病の詳細を述べるのであれば、 三大欲求を『知識を得る』プロセスで代用できてしまう 病だ。知識を吸収する際、直近で満たした三大欲求を満たしたのと同様の効果が得られる。 (睡眠欲なら眠気に微睡むような心地良さ、食欲なら何かしらの味覚とそれに対する満足感、性欲なら内股からふくらはぎを介して爪先まで走る快楽) 『三大欲求いずれかの行為』と『知識の吸収』を同時に行うと更に高揚感が生じることも分かっており、食事の際に読書を行っているのはそのためだ。 「……っあ、あは、ひ、っうあ、」 首筋の赤い鬱血痕は、 大人のもとに来る"前"に刻まれた 。その誰かから"愛された"痕跡を、唇が、舌が、蹂躙して、 いつまでも湧き上がる快楽と高揚にほのかに色付いた、 あばらの浮き出た身体が、無邪気な笑い声とともに跳ねている。 (+7) 2021/05/28(Fri) 21:06:17 |
【墓】 幼い スピカ模範的な子供であれと、言われたのはいつだっただろうか。 ここにきて、 『スピカ』が『風紀委員』になってから、 こんな目には合わなかった。 だから、ここはお家よりも好きだったし、 ひどい目にあいそうな子には目をかけてきた。つもりだ。 『風紀委員』は、ただの幼い『スピカ』だった。 (+8) 2021/05/28(Fri) 21:06:21 |
ブラキウムは、見たいものだけを見る。 (a9) 2021/05/28(Fri) 21:07:22 |
ブラキウムは、やっと人の顔を覚えようと思ったのに。 (a10) 2021/05/28(Fri) 21:07:45 |
ブラキウムは、これから有象無象扱いされる彼らを忘れるのだろうか。 (a11) 2021/05/28(Fri) 21:10:32 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン大人から愛されることに対する執着からは逃れられた。 歪んだ性欲を愛と感じてしまうほどに、 心に空洞が多く。それ自体が病だったから。 だから、結果的に“治療”は正しい方向に働いている。 「まだできることはあるはず。 まだ……やれることがあるはず。 こうなったら、ただ探すだけだ」 中庭に吹く風は、酷く冷たい。 冬の訪れを予感させた。 (+9) 2021/05/28(Fri) 21:13:35 |
幼い スピカは、メモを貼った。 (c12) 2021/05/28(Fri) 21:18:14 |
【墓】 籠絡 イクリールイクリールが居なくなる少し前、ある生徒の事について 大人や生徒に尋ねて回る姿を見た生徒も居るかもしれない。 それが原因かは定かではない。けれど イクリールは現状、寮の自室から出る事を許されていない。 治療を受ける必要は無い。 少なくとも、大人達の目がある間は。 それを不満に思う事は無い。 その必要があれば、抜け出す事は厭わないけれど。 イクリールは、大人達の事が好きだから。 大人達が、自分を心配してそうしていると わかっているから。 本当にそれだけのはずがないのに。 イクリールは、それでも良かった。 (+10) 2021/05/28(Fri) 21:24:01 |
【墓】 幼い スピカああ、『風紀委員』だけが、 私の居場所だと思ったのに! 結局、どうしたって世界は変わらないのだ。 こんなものが治療であるはずがない。 スピカは、判断を下した。 【――それでも風紀委員でいたほうがマシだ】 抵抗する。制止しようとする。 そんな態度だから、大人の治療は激しくなる。 平気だ。私は『風紀委員』だから。 そして、この体は多少の暴力を苦にしない―― でも、心は? (+11) 2021/05/28(Fri) 21:24:05 |
スピカは、抵抗している。物音がする。 (c13) 2021/05/28(Fri) 21:25:05 |
籠絡 イクリールは、メモを貼った。 (c14) 2021/05/28(Fri) 21:27:07 |
【人】 キミの ポルクス と カストル「 ? 」なんかけっこう人が、いないきがする。 ルヘナはぼーっとしているかもしれない、あんまご飯食べらんねし。夜の見張りに行ってたらしいからシェ……シェル、ああシェルタン。 お手紙 まぁしかたない。 でも、スピカがいないのは〜……ちょっと妙だな、と。 振り回しすぎてぶったおれたのか…… ついにキノコにあたって死んだのかもしれない かわいそうに、あとで様子見てやろう。 責任の一端を感じなくもないし 「 な〜? ポルクス、今日の飯こう、あんま風味、しなくないかぁ……? 」『……そうだね、うん。ご飯食べてからだね』 「肉と野菜くえよ〜」 『え〜……』 ──そうカストルとポルクスは交友関係が少ない、 あの女子のヘイズですら碌に覚えていなかった。 この残酷な形質こそ ギルナジウムで暮らすには、とても都合がよかった。 (11) 2021/05/28(Fri) 21:29:51 |
シェルタンは、“水面に映るような”彼の姿を、頭に浮かべている。 (c15) 2021/05/28(Fri) 21:31:42 |
シェルタンは、彼が無事である限り、“貴方達”を恨まない。 (c16) 2021/05/28(Fri) 21:32:38 |
サルガスは、自分の部屋にいっぱいの食料を詰め込みました。 (a12) 2021/05/28(Fri) 21:33:59 |
サルガスは、食堂に駆け戻ってきました。 (a13) 2021/05/28(Fri) 21:35:19 |
シトゥラは、サルガスを心配そうに見守っている (a14) 2021/05/28(Fri) 21:37:13 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:7 >>3:10 再び、食堂 「ルヴァ、ぼくのへやに、食料いっぱい置いてきたから。 なんでも、していいからね。ずっと、そこにいなくちゃいけないわけじゃないし。 ほしいものがあるなら、もっていくから。お話したかったら、こえ、かけてね」 ケープいっぱいにくるんだ食べ物を自分の部屋に詰め込んで、 おもいきり振る舞える場所を用意した。 いちおう、なるべく小声で彼にだけ囁いた。耳の良いものは聞いてしまうかもしれないが。 小さな体をなんども、あちこち、ぱたぱたと急くように動かして。 息を切らして、ともだちに寄り添おうとする。 (12) 2021/05/28(Fri) 21:41:21 |
【人】 キミの ポルクス と カストル「…… あのルヴァ、ルヴァ 」『まって、ちょっとねえ、カストル』 なにやら昨日より弱ってないか? 「 ……何とかいい感じにあやまれるといいんだけどなぁ 」『ボクら、邪魔にならないかな』 いままでだって、そうだっただろ。 邪魔者なのもしっていたから。 知っていたうえで図太く暮らせるのだから、彼の神経がろくな働きをしないのも当然だったのかもしれない。 (13) 2021/05/28(Fri) 21:41:43 |
カストルは、ルヴァ当然ポルクスも、だ。 (a15) 2021/05/28(Fri) 22:01:44 |
【人】 壊れかけの ルヴァ>>12 サルガスの優しさに触れて、 動悸が、呼吸が、少しずつ落ち着いてくる。 子供のように泣きじゃくっていた自分に、 大人になりかけの自分が上書きされるように静かに、 感情が制御できるようになってくる。 「……ごめん。大丈夫。 おれさま、ちゃんとできるよ。 居なくなった人の分まで今日を生きないと、 ダメだもんな、うん」 まだ少し意気消沈したまま、 シトゥラとカストルたちの方も向く。 「ごめん、心配かけたなー。おれさま。 ちゃんとやれるから、大丈夫だよ。 後で、サルガスの部屋とか、 用意してくれた部屋とかにも、行ってみる」 にこ、と笑った。 (14) 2021/05/28(Fri) 22:02:41 |
カストルは、ルヴァに謝罪した。 (a16) 2021/05/28(Fri) 22:03:04 |
ルヘナは、自らの身体をかき抱いて震えた。 (c17) 2021/05/28(Fri) 22:05:21 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+14 イクリール 「……ごきげんよう」 何故か、口調が妙に畏ってしまった。 話しかけられるとは露ほども思っておらず、けれど一人の彼女が臆せずにここにいるということが何を意味するのか。 無論、言うまでもない。 わずかに悲痛を滲ませた表情でいる。 「アンタもか、イクリール。 ……はァ〜ア、オレもこんな形で、 伸び伸び休めるようになるとは思わなかった」 皮肉げに笑った。 (+15) 2021/05/28(Fri) 22:08:05 |
ルヴァは、カストルたちに、ぎこちなく微笑んだ。 (a17) 2021/05/28(Fri) 22:10:24 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:14 ルヴァ 「いつもどおりに過ごすのって、むずかしいことだよ。 ありのまま。きみのままでいいんだ。だって、ルヴァは、ルヴァだから。 ……いつだって。ぼくは、話を訊くから。ひつようなときに、そばにいられるようにするから。 きみのともだちで、いさせてね」 柔らかく、包み込むように。そうあれるように、心がけて。 最後にぎゅうと抱きしめて、少しだけ、弱りを振り払うようにすする声が聞こえたかも。 まだ満面の笑みにはなれない。それでも、口元に笑みをつくって。 じっと、瞳はシトゥラとカストルを見た。この場でどんな振る舞いをするのか見るように。 「また、あとでね」 (15) 2021/05/28(Fri) 22:15:39 |
【人】 キミの ポルクス と カストル>>a17 ついとっさに下げてしまった頭!!どうしよう!! 「えっと、る、ルヴァ……『 昨日は本当にごめん 』」! わたわたと手を振りながら、頭を下げて正直に言うのだ。 もう疲弊しきっているルヴァに 「もう本当のこと言うとな、何で ルヴァを傷つけたのか、まだ分からない。」 『 カストル 』「でもオレたちな、昔っからこういうのが 本当に酷くて。えっと、 なんていえばいいんだ 」 (16) 2021/05/28(Fri) 22:16:16 |
【人】 壊れかけの ルヴァ>>15 サルガス 「……うん、本当に、そう思う。 いつも通り、当たり前に暮らすのが、 一番難しいことも、おれさま知ってたはずなのに。 そっか、ルヴァは、ルヴァなんだ。 だったら……おれさまは、すごくうれしいよ」 それは心から。 心から嬉しい言葉で。 サルガスの胸の中で、また少しだけ泣いてしまった。 その胸の中は温かくて、 自分が居ていいのか不安になるほどで。 自分がこの温かさに包まれていることが、 泣きそうなくらいに切なくて。 泣き笑いのような笑顔で、 同じく、大切なものを失ったはずのサルガスの顔を見た。 「……うん、また後で」 (17) 2021/05/28(Fri) 22:28:12 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:a6 >>3:8 ブラキウム 喧騒を終え、激励を終え。貴方の元に来たのは、時間が経ってからだった。 朝にしては少し汗っぽくて、疲労の色が見えて。そんなことは、見えていないかもしれないが。 「ごめんね、ブラキウム。ばたばたしてて……。 なにがすきかとか、わからなかったから。いっしょに食べれるものにしたの」 いつもどおり、同年代の子供に比べるとすこしばかり足りない食事。 そこに、白いマスカットを添えたトレーを抱えて、席の近くまでやってきた。 ……返事があるまで、認識してもらえるかわからないから。座るまでは、いかないけれど。 (18) 2021/05/28(Fri) 22:28:19 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+16 イクリール そうだろうか。 昨日はヘイズを無視していた自分が、 今日、すぐに変われるなんてことがあるのだろうか。 変われている筈ではあるのだが。 返す言葉に迷ううちに、ルヘナに声をかけられる。 (>>+17) 「よう、その様子だと……いや、流石に多いな。 一日のうちにこの数が大人のところに行ってるとか」 自分だけだと思っていたから、酷く意外そうにして。 問いに対しては、合間に食べようと思ってたパンなら、と、それを取り出して見せた。 (+18) 2021/05/28(Fri) 22:31:15 |
スピカは、―責め苦から解放され、部屋に戻された。 (c18) 2021/05/28(Fri) 22:33:16 |
スピカは、放心している。 (c19) 2021/05/28(Fri) 22:34:01 |
ブラキウムは、遠く声の聞こえないところに居るルヴァを見た。 (a18) 2021/05/28(Fri) 22:45:50 |
【墓】 幼い スピカ「私は……」 視界に映るのは天井。 「……どうして」 何をされたのか思い出そうとすると、 思考にノイズが走る。 『風紀委員』は、思い出すことを拒否した。 『風紀委員』として失敗した? もしくは食べすぎ? そのどちらでもない、ただ彼女は不幸なだけだったが。 傷一つ残っていない体が、不気味で疎ましい。 暫く、声を殺して泣いていた。 (+20) 2021/05/28(Fri) 22:46:12 |
御曹司 ブラキウムは、メモを貼った。 (a19) 2021/05/28(Fri) 22:57:21 |
スピカは、背負うつもりだったのに。 (c20) 2021/05/28(Fri) 23:00:51 |
【墓】 寡欲 ルヘナ>>+18 シェルタン 「俺も知らなかったよ、こっち側になることなんて。 俺達だけで済んでいるといいが……悪い、ありがとう。 久し振りにお腹が空いていて……」 シェルタンに笑い掛けながらも、パンを差し出されるのなら ほんのひと欠片だけをちぎりとって礼を言った。 そうして口に放り込み、たっぷり味わってから飲み込んで。 そこでようやくほっとしたように笑った。 それからイクリールに視線を向ける。 >>+19 イクリール 「……思えばイクリールとはあまり話したことがなかったな。 俺が一方的に認識しているだけかと思っていたが、そうか、 少し不思議ではあるが嬉しいものだな」 自分が見かけた時はすべて、同じように笑っていた少女の、 ……『治療』を受けても変わっていないように見える笑顔。 昨日までであれば問いかけてもいただろうが、 今はそこまでの知識欲はない。 (+21) 2021/05/28(Fri) 23:00:53 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:21 ブラキウム 「……うん。おはよう。いっしょに食べよう」 咎めは多くなく、覚えられていないわけでもなく。少しだけほっとしたようだった。 昨日のように隣の席にのぼって、自分の食事を並べた。 量には多少の差があるけれど、同じもの、それと、"お願い"の対象。 張り詰めた空気の中で、いっときくらいは緊張を忘れるように。そろそろと、息を吐いた。 「いまはブラキウムといっしょだよ……。 きのうはちょっと遅くまで起きてたから、おきてくるのもちょっと大変だったの。 きょうも、じゅぎょうもあるし、医務室にもよらなきゃだから、うとうとしちゃだめなのに」 まるで日常に帰ってきたような言葉。いいえ、今も、日常のはずではあるのだけど。 これほどまでに、肌のすぐ近くで表面化しなかっただけ。 それでもすこし表情には疲れが見え、貴方の顔を見て、落ち着いたようだった。 (22) 2021/05/28(Fri) 23:01:52 |
メレフは、深夜の森で、ナイフを使って大人を刺した。 (a20) 2021/05/28(Fri) 23:11:10 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+19 >>+21 ─── 「いつも全然食べないのに、久しぶり、か」 淡々と指摘する。 別に、責めるとか、そんな意図ではないのだが。 千切られたパンを、一口頬張る。 「……休めるのはいいが、 考えることが多くて困るな。 後悔しないように、いきたいもんだけど」 横目でイクリールの表情をみる。 彼女がの態度にも、検討がつかないこともない。 他ならぬ自分が、それを警戒していたのだから。 “大人の愛を望んでいた”自分。 ……イクリールとシェルタンに違うところがあるとすれば、 それはきっと、“知った上でそれを望んでいる”ことだ。 「難しいよ、本当に」 (+22) 2021/05/28(Fri) 23:11:16 |
シェルタンは、茫然と、友人が人を刺すのを見つめていた。 (c21) 2021/05/28(Fri) 23:11:56 |
メレフは、楽しそうに嗤った。 (a21) 2021/05/28(Fri) 23:17:06 |
【人】 キミの ポルクス と カストル>>20 「わ〜やっぱりオレたち許されない!? やっぱり 結構、かな〜り悪くてヤバい奴だから!? 」『 カストルお前 自覚。視野狭窄。 自然に育ってしまった悪い子ら。 己が悪性にあるものだと知っていて。 また厄介なことに。良心、善というものを何となく知っていた。 『いや、ボクも、うん驚いたけど』 そういう意味じゃない?! ああ、ぐだぐだがすごい。 カレらは驚くほどそのままで。 この双子は本当に、文字道理。見ない振りではなく。 最初からごく少数のものしか、見えていなかった。 だから、今日も団長の言葉で一喜一憂できるのだ。 (23) 2021/05/28(Fri) 23:17:39 |
【墓】 籠絡 イクリール>>+21 >>+22 ルヘナ シェルタン 「ええ、そうね。 わたし、いつかあなたともお話したいと思っていたのだけど こんな形でそれが叶うとは思わなかったわ。」 こんな形、とは言うものの イクリールの表情に憂いや陰りの類は無く、 ただいたずらに笑っただけだった。 イクリールには、各々の事情を追及する意思はない。 少なくとも、今この場では。 誰かがそれに触れようとしない限りは。 「……そうね。 わたしも、会いに行きたい子がたくさんよ。それに… …どうかしら。わたし、食堂には行かせてもらえなかったから 他の子がどうなっているかは、わからないわね…」 それから、シェルタンへ向けた言葉と それから彼自身の言葉に、それだけを呟いた。 そこにある意図に気付いているかは、定かではない。 (+23) 2021/05/28(Fri) 23:22:53 |
【人】 キミの ポルクス と カストル『あの、ルヴァ団長。 お尋ねし損ねたんだけど試験って何だったんですか?』 「あとオレら園芸部だし。ちょっとだけなら融通するぞ。 そのかわりちょっと手伝ってくれると助かる。」 二人の得体も知れない怪物性は、あなたの味方になるでしょう。 (24) 2021/05/28(Fri) 23:28:28 |
シェルタンは、身を守る僅かな盾すら奪われる。隠すものはもう何もない。 (c22) 2021/05/28(Fri) 23:30:07 |
【人】 御曹司 ブラキウム>>22 サルガス 「いただきます」 あなたはブラキウムのいつもの尊大な臣下に向ける態度がだんだんと薄れていることに気付くだろうか。 ブラキウム自身はまだ気づいていない。 根拠のない当たり前に、疑いや不安を覚える事なんて無かったから。 「人気者は忙しいね。倒れたりしちゃだめだよ。 こんな時こそいつも通りご飯も食べないといけないし、授業にも出て、ちゃんと寝るんだ。 君が……いや、なんでもない」 有象無象のことは分からないから、口を噤んだ。 「ちゃんと"お願い"を聞いてくれたんだね。嬉しいよ。 僕は果物がだいたい何でも好きなんだ。 このマスカットも美味しそうだ」 ブラキウムが持ってきたのはまたりんごだ。 今日は青りんごである。 もちろん一緒に真っ白なナフキンに包まれた果物ナイフも取り出した。 マスカットを一粒ずつ、房から切り離して皮に切り目をいれて皿に盛って食べるように促した。 (25) 2021/05/28(Fri) 23:32:01 |
【墓】 寡欲 ルヘナ>>+22 >>+23 「ああ、そういう病気なんだよ。 知識を食っても腹が膨れるから食事が腹に入らなくて。 ……上手く使えば飲まず食わず眠らずで数日は動けるし、 夜の見回りに申し出たのもそれが理由だったんだけどな……」 詳細を告げていないため、各所を曖昧にして語る。 "食欲"を満たして安心した理由については 問われない限り応えないだろう。 そういえば、夜の見回りはもう、できないな。 「食堂、今の時間なら行ってもいい気がするけど。 ……イクリールも何か食べるのなら今から取りに行こうか? 俺もある程度の飲食を確保しておきたい、 ついでにだったら持ってこれるさ」 (+24) 2021/05/28(Fri) 23:35:34 |
ルヘナは、首元の衣服を整えた。 (c23) 2021/05/28(Fri) 23:38:00 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+23 >>+24 ─── この立場になっても、まだ秘密がいくつもある。 隠しているつもりでなくとも。仕方がないことだ。 「オレは暫くは演奏してるつもり。 無視されるんならいっそ、うんと騒がしてやるよ。 石の一つでも投げられたら儲けもんだ」 自分から顔を合わせづらい相手だっていることだし。 「病気、な……それが良くなったら、 このギムナジウムから出るってことになるんかな。 ……今すぐ出るって運びになったら困るけど」 (+25) 2021/05/28(Fri) 23:41:40 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:25 ブラキウム 「にんきものなんかじゃないよ。ぼくが、みんなと……なかよくしたいだけ。 ほんとは、ちょっと気が引けていたけれど。みんながぼくと同じにされるの、いやだから……」 誰彼と構わず降りかかる頼み事。からかい、転ばせ、背中の張り紙。 それらは、けれど、大人など関係ない。根拠のない。いたずら心。 それは、貴方と話す朝食の時間からは廃絶されたものだから。今は、少し気が楽だった。 「そうなんだ? やっぱり、あまいものいつも食べられると、いろいろ知ってるね。 ぼくはこっちに来てから食べるものばかりだから……。 実は、ここに来てはじめて出てきたくだものが、このしろぶどうだったんだよ」 干してもいない、絞ってもいない。まるのままの新鮮な果物! これがどれだけ珍しいものか、もともと育った土壌が違えば感覚も違うかもしれない。 さりげない心遣いで食べやすくされたマスカットと、いつもの糖蜜パンを見比べて。 遠慮とか行儀とか、色んなものと葛藤して。 皿にころりと並んだマスカットを一粒大事そうに掴んで、口の中に入れた。 皮だけつまんで、透き通った実を噛み潰して。わっと広がる甘みに目を輝かせる。 「おいしい!」 (26) 2021/05/28(Fri) 23:43:17 |
スピカは、自分の手首をカッターナイフで切ってみた。 (c24) 2021/05/28(Fri) 23:53:40 |
【墓】 籠絡 イクリール>>+24 >>+25 「ううん、わたしは大丈夫よ。 朝食は寮まで『せんせい』が運んでくれたもの」 至って当然の事のように、何でもない事のように イクリールはそう言ってのけた。 大人を恐れる素振りを見せないのは、やはり変わる事は無い。 イクリールの噂は、二人は聞いた事があっただろうか。 「でも、そうね。 それならわたし、暫くシェルタンと一緒に居るわ。 だから、もしルヘナがよかったら あとで温かい飲み物を持ってきてくれるかしら。」 二人の分と、それからルヘナの分。 今日はなんだか冷えるから、と柔らかく微笑んだ。 『病気』に関しては、触れなかった。 (+26) 2021/05/28(Fri) 23:54:02 |
スピカは、痛みに顔を顰めた。 (c25) 2021/05/28(Fri) 23:55:39 |
スピカは、すぐに傷が塞がるのを見て、嫌悪を示した。 (c26) 2021/05/28(Fri) 23:56:39 |
【置】 空回る思い メレフ朝食時。 自室のベッドに身体を投げ出して、目を閉じている少年の姿がある。 その服は乱れ、土や乾いた赤黒い液体で汚れており シーツを少しばかり穢している。 外れた手袋の下は、傷だらけで肉がこそげ落ちているようだ。 意に介さず、時折寝返りを打っては体の痛みに顔を顰めている。 「姉さん、―――、こんな思いを、してたのか……? ……大丈夫だ、ぼくが、全て終わらせる……もう、こんな目には、誰も―――遭わないように」 誰かの台詞 が移ったような、そんなことを掠れた喉で呟いて。朝食はおろか、今日は授業にも出てこないだろう。 (L0) 2021/05/29(Sat) 0:18:50 公開: 2021/05/29(Sat) 0:20:00 |
【置】 小さな心 サルガス 新学期の空気。秋風。サルガスがここに来たのは、それからもう少し遅れた頃だった。 サルガスの家は、多くの裕福な生徒達と比べるとずいぶん"ふつう"だった。 平民の子で、小さな頃から仕事を手伝って。どちらかといえば窮していたかもしれない。 高名なギムナジウム、そこから排出される医学の見地。それは薬学だけでは追いつけなかった。 同じくらいの尺度の人々には評判はよかったけれど、高貴な人々の寵愛など、とても。 小さな頃は、家に居た頃は。何もさせてはもらえなかった。 動けば、叱られた。手伝おうとすれば、たしなめられた。 病室のようなベッドから飛び出し、自分のことをしようとすれば、ひどく怒られた。 家のことはさせてもらえなかった。わがままを言うたびに、嘆かせ、泣かせてしまった。 父も、母も。弟達も。弱りきった小さな体を、ずっと大事にしてた。 とくとくと、律動する鼓動。漲る血のままに動けば、体は消耗しすり減ることを。 医を齧った父も、母も。わかっていたのだ。 文字より先に数字を覚えて。遅れて読み書きを自分のものにして、本をたくさん読んだ。 少しでも、父を楽にできますように。少しでも、母を楽にできますように。 それがやくだつとき、自分が働けるときなど、訪れるかもわからないのに。 だから。ギムナジウムの誘いは、天啓のように聞こえていたのだ。 ひそやかにされた真の姿など、中流までは下りてこなかったのだから。 (L1) 2021/05/29(Sat) 0:21:04 公開: 2021/05/29(Sat) 2:00:00 |
メレフは、深夜の森で、マフラーを奪われた。 (a22) 2021/05/29(Sat) 0:23:08 |
ルヘナは、人目を憚らず食堂へと向かう。 (c27) 2021/05/29(Sat) 0:26:33 |
ルヘナは、食堂に向かう途中、一度だけ園芸部のほうへ視線を投げかけた。 (c28) 2021/05/29(Sat) 0:27:38 |
サルガスは、お昼休みは教員棟の構造を調べるらしいです。 (a23) 2021/05/29(Sat) 1:01:32 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:27 ブラキウム 「うん。……明日も、ブラキウムといっしょに朝ごはん食べられたらいいね。 くすりになるようなもののことはわかるけど、こういうのって、わからなくて。 ぼく、すっぱいのより、とろとろ甘いやつのほうがいいなあ」 マスカットを食べて、時折思い出したように元の食事に手を伸ばして。 味の違いで新鮮に感じる果物を味わったり、いつもより甘く感じない牛乳にむうと唸ったり。 こんな朝でなければ、いつもの風景。努めて、いつもどおりであることを確かめるようだ。 聞こえた声に顔を上げて、けれど、その意図をうまく捉えきれなくて。 悩みはてながらもちらりと目をうつした、つやつやの青りんごに目がいった。 マスカットの皿を相手の方に少し返して、二人で手の届く位置に置いてみて。 「ブラキウムも、おいしい?」 (28) 2021/05/29(Sat) 1:21:00 |
ルヘナは、スピカの声を聞くことができる。 (c29) 2021/05/29(Sat) 2:20:34 |
カストルは、スピカの気配を感じた。 (a24) 2021/05/29(Sat) 2:35:23 |
スピカは、元気がない。 (c30) 2021/05/29(Sat) 2:42:27 |
ルヘナは、努めて普段通りであろうとしている。 (c31) 2021/05/29(Sat) 2:58:40 |
イクリールは、いつも通りだ。首元の包帯以外は、何も変わった所など無い。 (c32) 2021/05/29(Sat) 3:28:11 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ笑いなさい。 嗤いなさい。 泣きなさい。 啼きなさい。 よろこぶ姿も眩しい姿も。 くるしむ姿も壊れる姿も。 どうか全て診せてくれ。 どうか全て魅せてくれ。 「……デボラと言ったかな、私と入れ替わりで出て行ったあの女。 彼女の言う通り……私は、大人たちは、いつまでも貴方達の幸せを願っているよ」 私はしがないカウンセラーだから深く"治療"に携わることなど無いかもしれないけれど。 ああ──それでも。 素敵な素敵な愛しい子達。 レヴァティ。ブラキウム。メレフ。ルヴァ。カストル。サルガス。シトゥラ。 勿論、"呼ばれた"子達だって。 ヘイズ。シェルタン。ルヘナ。イクリール。スピカ。 どれだけ穢れようと、どれだけ傷つこうと。 「愛しているからね」 (@0) 2021/05/29(Sat) 4:46:04 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+27 >>+28 ─── 「おいおい、押し付けるのは無しだからな」 そう。こんな感じで、 冗談を言い合うような関係でずっといられたら。 なのに自分に残された時間はあまりにも少ない。 「はあ、気付けばここに4〜5年は居るのな。 シトゥラみたいにさ、 出た後もここに帰りたいなって思うの、分かるなあ……」 風で乱れたストールを巻き直す。 秋空の下、今日もいつもと変わらず、肌の露出は酷く少ない。 (+29) 2021/05/29(Sat) 5:26:03 |
【置】 小さな心 サルガス 昼刻。 また、高等部の生徒に嘘の頼まれごとをしたような……ふりをして。 教員棟の周りをちょろちょろと探し回っている。人目にはなるべくつかないように。 ヘイズは、特に。ほかの皆も、噂さえ立たないのだからどこにいるのか、探しようもない。 ひょっとしたら、自分の部屋にいるのかもしれない。けれども、今はまだわからない。 せめてもいなくなった理由だけでも探そうと、足は隠されたさがしものへと向いた。 (L2) 2021/05/29(Sat) 7:19:21 公開: 2021/05/29(Sat) 7:20:00 |
シトゥラは、誰かを探していた、見つかるはずもないのに (a25) 2021/05/29(Sat) 8:16:41 |
シトゥラは、その言葉だけは聞きたくなかった、聞かなかった頃には戻れない (a26) 2021/05/29(Sat) 8:32:31 |
シトゥラは、昨日 (a27) 2021/05/29(Sat) 8:33:23 |
メレフは、彼を挑発した。 (a28) 2021/05/29(Sat) 8:40:17 |
空回る思い メレフは、メモを貼った。 (a29) 2021/05/29(Sat) 8:52:03 |
水面に映る愛を シェルタンは、メモを貼った。 (c33) 2021/05/29(Sat) 8:57:16 |
『使える人間』 ルヘナは、メモを貼った。 (c34) 2021/05/29(Sat) 9:25:04 |
カストルは、は、今日は蝶々の鱗粉を取り去るようです。 (a30) 2021/05/29(Sat) 10:52:54 |
ルヘナは、罪の告白をした。 (c35) 2021/05/29(Sat) 10:53:43 |
カストルは、ポルクスは、二人のいつも通りを過ごしています (a31) 2021/05/29(Sat) 10:54:01 |
ブラキウムは、昨日訪れた誰かの部屋の前を通り過ぎた。今は無いらしい。 (a32) 2021/05/29(Sat) 11:08:43 |
サルガスは、窓から落ちました。 (a33) 2021/05/29(Sat) 11:16:21 |
スピカは、告白を受けた。受けただけだ。 (c36) 2021/05/29(Sat) 11:27:30 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:29 ブラキウム 「やっぱり、そんな感じに見えちゃうのかな……ぼくね、やりたいこと、むずかしくて。 ぼく、だれかの役にたてるのが、うれしいんだ。ここは、何にもしちゃだめって、言われないから。 それ以外ってなると……ううん、なんだろう」 ひとよりは少しすくない食事、それを少しだけ時間をかけて食べる。 ゆっくりと食べているようには見えない。スピカのように健啖家らしいのに、一口は小さい。 自分の姿に、変わらぬものを求められていることなどつゆ知らず。 小さい頬にゆで卵のクロケッタをいっぱいに詰めて、じっと見つめて。 そればかりはお行儀よく、ちゃんと飲み込んでからからっぽの口で問いかける。 「ブラキウムは、好きなことややりたいことって、なあに?」 (30) 2021/05/29(Sat) 11:42:09 |
ブラキウムは、失われた保険をどうしようかと悩んでいる。 (a34) 2021/05/29(Sat) 11:42:58 |
【人】 振子 ブラキウム>>30 サルガス 「きっと君は知らないだけだよ。 探せば何か見つかるはず。その手伝いくらいはできる」 あなたの自由を奪う者。 根拠のない、相手はすぐに忘れてしまう様ないたずら。 それらをブラキウムは知らない訳ではない。 同時に煩わしいと思っている。 自分が同じように利用していることには目を瞑ったまま。 都合のいい関係のままで居たい気持ちと、いつの間にか湧いたよりよく変わって欲しいという気持ちを認識しないまま揺れ動く。 「僕のやりたい事?」 正直な所、このギムナジウムに期待するものは何一つなかった。 それは数日前までのブラキウムなら即答できた。 今は少しだけ間を置いてから口にする。 「ルヴァやサルガス……一緒に居たい人間と一緒に居る事かな」 (31) 2021/05/29(Sat) 12:06:35 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:31 ブラキウム 「……ブラキウムは。やさしいね」 彼の言葉に宿るもの。ここで、育っていくにあたって、そしてここを卒業してから。 うまくこのギムナジウムを渡りきって、その先につなぐものを、ずっと考えているのだろう。 "サルガス"がいなくなってほしくないから、いなくなると思いたくないから。 その先に、未来があるように見つめてくるのだ。 「そっか。……じゃあ、ぼく、がんばるね。 同じクラスの、ふたりだもん。ぼくも、ずっといっしょにいたいな。 思い出たくさんつくれると、いいね。ふふ」 無垢にも思えるような返答に、自然と頬がほころんだ。同じ気持ちであることが嬉しい。 少しばかり年は違って、追いつくまでに時間はかかってしまうけれど。 みんなで、そして三人で。いっしょに過ごせたらと。少しだけ、声に出して笑った。 そのためにも、解決のために頑張らないと。 (32) 2021/05/29(Sat) 12:35:23 |
カストルは、ポルクスと、スピカを見て、疲れていそうだと思った (a35) 2021/05/29(Sat) 13:00:46 |
ルヘナは、自分の部屋"だった"場所で水筒を拾い上げた。 (c37) 2021/05/29(Sat) 13:13:37 |
サルガスは、誰かに運ばれています。 (a36) 2021/05/29(Sat) 13:22:14 |
【人】 空回る思い メレフ昼頃、体を引きずるように歩いて サルガスの部屋の前に向かうメレフの姿があった。 服の汚れこそそのままだが、乱れていた箇所はいくらかマシになっている。 部屋の前に立つと、3度ノックをした。 (34) 2021/05/29(Sat) 13:32:01 |
イクリールは、掃除用具の点検をしている。たった一人で。 (c38) 2021/05/29(Sat) 13:32:58 |
空回る思い メレフは、メモを貼った。 (a37) 2021/05/29(Sat) 13:41:17 |
【人】 小さな心 サルガス>>33 ブラキウム 「ブラキウムは、――ブラキウムは、いつも、上に立つ人らしく、してるよね。 じぶんはつよくて、こわくて、だれにもばかにされちゃいけないと思ってるよね。 でも、こころのいちばんしたからぜんぶほんとうにそうだったら。きっと、ぼくに声をかけない」 それは真ではないかもしれない。少年の善性が、そう思い込んでいるだけかもしれないだろう。 人の心の何もかもを水鏡のように見透かすことなど出来はしないのだ。 ましてや、まだ未熟な子供にそんな芸当など。そう思いたいだけなのかもしれない。 それでも、少年は貴方の中に厳しさも強さも、何もかもが育まれていることを信じている。 「ブラキウム、ぼくのともだちの、ブラキウム。 ぼくも、きみが心配なの。きみも、きっと知らないところで、危険なことをしてるでしょう。 でも、だいじょうぶだから。 ぼくが、きみをだれにも連れて行かせない。ぼくがきみを、守るから」 ああでも、だからこそ。約束は結ばれない。 (35) 2021/05/29(Sat) 13:41:36 |
水面に映る愛を シェルタンは、メモを貼った。 (c39) 2021/05/29(Sat) 13:43:18 |
水面に映る愛を シェルタン(匿名)は、メモを貼った。 2021/05/29(Sat) 13:48:56 |
【人】 小さな心 サルガス>>34 メレフ 昼頃、昼休みは過ぎ去って 「はい!」 まるで授業中に指されでもしたかのような、大人しいながら元気いっぱいの声。 けれども扉が開くまでには、少しだけ時間がかかってしまった。 尋ね人が誰かもわからないのに、重いものでも運ぶように両手で頑張って扉を開けて。 見上げた顔が貴方であるのを見て。ほっとしたかと思えば、すぐに眉を下げた。 「メレフ! たいちょう、だいじょうぶ? しんどそうだったでしょう。 どうしようかな、まだ、朝のたべもののこってるんだけど……」 気遣わしげに部屋の中をちらりと振り返る。 隙間から見える風景には、ちょろりと残ったクッキーやヌガー、お茶のポットが置きっぱなし。 朝、人を匿おうとして積み上げた食料をまだ消費しきれていないのだろう。 少しだけ、青い草と土の匂いがする。 (36) 2021/05/29(Sat) 13:49:32 |
【人】 振子 ブラキウム>>35 サルガス 「サル、ガス? 違うよ。僕は嘘は吐いていない」 言っていない事はあるけれど、それはあなたとの関係にはきっと持ち込まない方が良くて。 「やめて、サルガス。 君からそんな事、あぁ……サルガス、大丈夫なんかじゃないよ。 僕が上に立つから。ね? 君たちを守るのは僕が、僕の役目だろう?」 いつのまにか大きくなったあなたはブラキウムの小さな腕の中には納まりきらない。 焦りは言葉を濁らせる。 無理に繋ぎとめようとすれば出てくるのは独りよがりばかりだというのに。 「そうだ。 君はもっと僕を頼るんだ 」越えてはいけない一線を越えてしまう。 それはもう"お願い"ではなかった。 (37) 2021/05/29(Sat) 14:21:33 |
【人】 壊れかけの ルヴァ>>24 ポルクスとカストル 「許すよ!?許す許す! 今日はカストルが何しても、 許してあげるからポルクスも怒らないで!? おれさま、今日はとても寛大です、はっはっは」 いつものドタバタ。 いつもの会話。 それが、自分にとっては、ルヴァにとっては この状況においても嬉しく感じられて。 「……なんか度胸試しみたいなことしようとしてた。 夜の森に、ピャッと行って、何か行ってきた証拠持って、 ピャッっと帰ってくる、みたいな。 でも、もういいんだ……もう、いいんだ」 少しだけ嬉しそうな、泣きそうな顔で言う。 「居なくならないでいてくれるだけで、 ……もう、おれさまは、それだけでいいから」 (38) 2021/05/29(Sat) 14:43:31 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:37 ブラキウム 「ブラキウム……」 脅迫に近い言葉なのだろう。命令に近い言葉なのだろう。 それでも、それそのものには恐怖は感じられなかった。 もっと怖いのは、自分が手を振り払ったことで、彼がなにかになってしまうこと。 「……わかった。ブラキウムに、頼めそうなことがあったら、ぼく、おはなししにいくね。 まだ、急にいろんなことになっちゃったから……まとまってないんだ。 わからないことばかりだから。わかったことがあったら、あとで相談しにいっても、いい?」 確約できてしまわないことは言及を避けておきながらも、ようやく、頷いた。 きゅうと、指先が貴方の指を包むように一瞬だけ動いて、そうっと離れた。 食器は、ほとんどカラになっている。 (39) 2021/05/29(Sat) 14:50:37 |
ルヴァは、カストルに謝罪した。 (a38) 2021/05/29(Sat) 15:15:19 |
わるいおとなの ラサルハグは、メモを貼った。 (t0) 2021/05/29(Sat) 15:16:32 |
スピカは、気合を入れた。 (c40) 2021/05/29(Sat) 15:20:27 |
わるいおとなの ラサルハグは、メモを貼った。 (t1) 2021/05/29(Sat) 15:21:11 |
スピカは、頑張れる気がした。 (c41) 2021/05/29(Sat) 15:21:30 |
ルヘナは、スピカの行く末に少しでも幸があるよう願う。 (c42) 2021/05/29(Sat) 15:32:40 |
シェルタンは、皆の未来を、ただ願った。 (c43) 2021/05/29(Sat) 15:33:08 |
ブラキウムは、空き時間に居なくなった人間を探すことにした。 (a39) 2021/05/29(Sat) 15:33:43 |
振子 ブラキウムは、メモを貼った。 (a40) 2021/05/29(Sat) 15:38:43 |
【人】 徒然 シトゥラ 人が来ることが減った図書室で一人本を探している 昔の詩人の言葉、格言、そして教育について 欲しい本はほとんど無かった 同じ事ばかりかかれている教えの本 それは大事なことだから、同じような本が多いと思っていた だがそれは、―――― 他の本が淘汰されていたからだとようやくわかってしまった。 ここにあるすべての本を知り尽くしているからわかる、 意図的に知識が足りないのだ。 昔、ここにない本を大人に頼んで折檻をうけたことがある。 あれは大人が正しくて、 自分が本をねだったことが 悪いと思っていた 。自分が悪かったに違いない。 ただ、それが子供たちからすべてを隠すことだったら? 「みんなに必要な知識はなんだ、 本当に与えられるべきものはなんだ?」 与えられないものに焦がれることは疲れてしまった。 それでも大人にとっていい子でいつづけなければいけないのか (41) 2021/05/29(Sat) 15:59:58 |
【人】 振子 ブラキウム>> 中庭 「イクリール」 誰もが見ないふりをするひとの名を呼ぶ。 見えないことなんてなくて、そこに居る。 けれどブラキウムにははっきりといつも通りの仮面が見える。 傍にはまだ他に誰か居るだろうか? (42) 2021/05/29(Sat) 16:18:02 |
ラサルハグは、連れていた大人たちに合図を出した。 (t2) 2021/05/29(Sat) 16:46:12 |
ラサルハグは、大人たちと共に窓から落ちたサルガスを取り囲む。 (t3) 2021/05/29(Sat) 16:46:27 |
ラサルハグは、指示を出す。「サルガスを連れて行きなさい」 (t4) 2021/05/29(Sat) 16:46:39 |
【人】 振子 ブラキウム>> 中庭 イクリール 「ごきげんよう」 ブラキウムはあなたの事情を知らない。 もちろん居なくなったことは知っている。 しかしそんな事は知った事ではない。 だからこうして当たり前のように挨拶をする。 「今なら時間はたっぷりあるんじゃないかい?」 (45) 2021/05/29(Sat) 16:46:40 |
サルガスは、痛みに呻いています。 (a41) 2021/05/29(Sat) 16:49:22 |
サルガスは、嘔吐しました。 (a42) 2021/05/29(Sat) 16:55:36 |
スピカは、お腹を鳴らした。 (c44) 2021/05/29(Sat) 16:55:50 |
サルガスは、自室に返却されました。 (a43) 2021/05/29(Sat) 17:07:46 |
ルヴァは、深呼吸をしている。 (a44) 2021/05/29(Sat) 17:08:33 |
【人】 振子 ブラキウム>> イクリール 「君も変わっていないようで何よりだよ。 今なら大丈夫。やるべきことはちゃんとやっているからね」 居なくなったこどもは、何かがあったのだろうという予想ぐらいはできる。 あなたを見て目立つのは首の包帯くらいで、後は変化を見つけられなかった。 気にしないとは言っても、その事に安堵する自分も居た。 あなたの手とかおが揺れるのに導かれて片隅へと足を向けた。 (46) 2021/05/29(Sat) 17:11:38 |
シェルタンは、『正常』になった。 (c45) 2021/05/29(Sat) 17:15:19 |
シェルタンは、愛を求めていた自分が、消えていくのを感じる。 (c46) 2021/05/29(Sat) 17:16:11 |
振子 ブラキウムは、メモを貼った。 (a45) 2021/05/29(Sat) 17:24:47 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン >>中庭の片隅 横目で、二人を見ている。 『いなくなった』ものと、まだいるもの。 何が違うのだろう、と見ている。 見てわかるところに差がある訳がなくて。 『いなくなった』ものは確かに変わったが、 そうでなくとも変わりはするから。 声は出ない。考える時間が欲しかった。 だから、今は、考えてるだけ。 (+33) 2021/05/29(Sat) 17:40:36 |
スピカは、立ち去っていった人の姿を思い返している。 (c47) 2021/05/29(Sat) 17:53:20 |
スピカは、身の振り方について考えた。 (c48) 2021/05/29(Sat) 17:57:27 |
スピカは、泣き言を言いながら、誰かに助けを求めようとして、それはやめた。 (c49) 2021/05/29(Sat) 18:01:00 |
ブラキウムは、有象無象に指さされて馬鹿にされた。 (a46) 2021/05/29(Sat) 18:09:22 |
シェルタンは、彼は、揶揄する子らを睨む。そこにあるのはお節介などではなく、“決意”だ。 (c50) 2021/05/29(Sat) 18:11:38 |
ルヴァは、無理やり笑っている。 (a47) 2021/05/29(Sat) 18:15:48 |
スピカは、自分の軽薄さと心やすさ (c51) 2021/05/29(Sat) 18:17:11 |
ブラキウムは、ルヴァやサルガスが同じことをされなければ構わない。 (a48) 2021/05/29(Sat) 18:17:54 |
スピカは、自分の軽薄さと心安さに呆れた。 (c52) 2021/05/29(Sat) 18:17:55 |
イクリールは、ただそこに居る。揶揄いも抗拒も、今は重要ではない。 (c53) 2021/05/29(Sat) 18:24:10 |
ブラキウムは、ずっと泣いているあなたを救うために出来る事をした。 (a49) 2021/05/29(Sat) 18:26:33 |
スピカは、己に呆れた。 (c54) 2021/05/29(Sat) 18:28:52 |
スピカは、足を止めたくなった。 (c55) 2021/05/29(Sat) 18:33:51 |
ルヘナは、スピカに背を向けた。 (c56) 2021/05/29(Sat) 18:35:20 |
シェルタンは、スピカを見ている。一人で全てを背負う、なんて、絵空事だと知っているから。 (c57) 2021/05/29(Sat) 18:36:32 |
ルヘナは、スピカにある種の憧れを感じていた。 (c58) 2021/05/29(Sat) 18:36:46 |
ルヘナは、スピカのことを真に見てはいなかったのかもしれない。 (c59) 2021/05/29(Sat) 18:37:27 |
ルヘナは、それでも、彼女ならと思わずにはいられないのだ。 (c60) 2021/05/29(Sat) 18:38:31 |
ルヘナは、 の手をきっと、取ることができない。 (c61) 2021/05/29(Sat) 18:39:20 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタンまた、バイオリンの弦を弾いた。 皆が心に自分たちを置いてくれることを信じて。 彼に、手が届くことを信じて。 まだ、遠いな。 (+35) 2021/05/29(Sat) 18:42:14 |
イクリールは、スピカの力になりたかった。イクリールは一人ではないから、だからそんな事が言えるだけかもしれない。 (c62) 2021/05/29(Sat) 19:02:14 |
【人】 キシ の ポルクス と カストル>>a47 敬愛なるルヴァ団長!! 『準備……』 真面目に試験内容について考えこっそり考えて対策になりそうな本(正義や平和)に目星をつけていたが、無意味でした。この悲しみ。 「 ルヴ ァ=ルー ヴァ だんちょ〜!」『ルヴァ団長、すこし助力していただきたいことがあります』 それは実 益とボクらのオレらの団長 を余計なことを考えないようにするための タダ働きさせるために 園芸部の説明、紹介を改めてさせて欲しいといった。 「後あっちのほうで、 スピカいた、生存確認。草食ってるって 」『なんか、元気なかったかな』 あぁ、そういえば彼らは年下で、精神性はもっと幼くて すごいバカだ!! 『「それと』なぁ、『 探偵ルヴァ団長 」』急に番外編に入った小説のようなことを言い出した二人。 団長の方に任務が追加されたようです。 (47) 2021/05/29(Sat) 19:19:28 |
【置】 キシ の ポルクス と カストル★緊急Quest!! ルヴァ団の菜園を荒らす悪い虫をなんとかして!! (L3) 2021/05/29(Sat) 19:36:23 公開: 2021/05/29(Sat) 19:40:00 |
【置】 褐炭 レヴァティ≪所感≫ ブラキウム:尊大だけど真面目ぇ〜な御曹司〜〜 同類なのは俺も思うちょるよ メレフ :あ、こわがりの過激派。 シェルタン:あーあ。 後悔ないところに辿り着けるとええですね。 ルヴァ :よっ! 正義の味方ァ〜っ! ……応援しちょるんですよ? カストル :前にああ言うてたし、そうなんでしょうね。 ポルクス :そう言えば、俺ちょっとだけ困ることあったなァ? ルヘナ :あー……あーあ。 まァ、期待なんて最初から。 サルガス :みんなみんな元気やとええけんね〜、ほんとう。ほんとう。 スピカ :あーあ。 ご飯はまだおいしい? イクリール:あーあ。 書記さんのお世話できんくなりましたね。 シトゥラ :顔馴染み〜 色んなとこで会いますね ヘイズ :あーあ。 でも仲間がいっぱいの時期でよかったね〜〜 デボラ :お外で元気でねぇ? 帰ってこんてええですよ ラサルハグ:大人ですね。 (L4) 2021/05/29(Sat) 19:40:43 公開: 2021/05/29(Sat) 19:35:00 |
褐炭 レヴァティは、メモを貼った。 (a50) 2021/05/29(Sat) 19:42:32 |
褐炭 レヴァティは、メモを貼った。 (a51) 2021/05/29(Sat) 19:44:01 |
【人】 キシ の ポルクス と カストル「 じゃあ、オレは スピカに余りをもってっから さ」『そのあとで ルヘナ ニッコニコでお部屋訪問に行くらしい。 『えへへ「ははは」ふふふ ♪ 』ちょっと、いや大分、きもちわるい!! が、しかたない。まだマシである。 (48) 2021/05/29(Sat) 19:45:33 |
カストルは、その後スピカの目につかないところで、多めのスープを堂々とだれかにわたしました。 (a52) 2021/05/29(Sat) 19:55:23 |
カストルは、ポルクスと図書館に行きました。 (a53) 2021/05/29(Sat) 20:03:10 |
カストルは、菜園部の様子を。ポルクスは適当に探索しました。 (a54) 2021/05/29(Sat) 20:04:43 |
スピカは、ご飯を食べました。 (c63) 2021/05/29(Sat) 20:05:31 |
ルヘナは、図書室で友人達と再会する。 (c64) 2021/05/29(Sat) 20:05:57 |
【墓】 『使える人間』 ルヘナ>>49 カストル・ポルクス 本の上を滑る視線は常のものとは異なりどこか気だるげで。 聞き慣れた足音が二人分聞こえたのならば顔を上げ、 二人にとって自分が『見えて』いるのかを伺う。 ――……話しかけられるまでは、何も言えない。 彼らにとっても『いない』存在になってしまうのか、 その一点を気にかけている。 (+37) 2021/05/29(Sat) 20:08:33 |
ルヘナは、カストルとポルクスに認識された。 (c65) 2021/05/29(Sat) 20:20:51 |
ルヘナは、スピカの力になる手段を持っているだろうか。 (c66) 2021/05/29(Sat) 20:54:20 |
シェルタンは、自分だって、スピカの力になれるなら、と思った。任せっきりにしてしまっていたのは自分でもあるから。 (c67) 2021/05/29(Sat) 20:58:05 |
【人】 徒然 シトゥラ「またか」 見えない ことにしている 子供たちの名前を聞けば小さくため息をついた。悪いことではないが、シカタナイか。 あれほど交流が広かった彼らが呼ばれたのだから。 彼らの代わりなんて務まらないんだよな 「普段と違うことをするもんでもないけど、様子は見るか」 またルヴァ団も始まるのなら、見張り役は必要だろう (50) 2021/05/29(Sat) 21:05:45 |
シトゥラは、子供たちに声をかけている (a55) 2021/05/29(Sat) 21:06:01 |
シトゥラは、どうして悲しんでいるのか聞いてみた (a56) 2021/05/29(Sat) 21:06:07 |
シトゥラは、彼らが欲しいものを与えてみた (a57) 2021/05/29(Sat) 21:06:14 |
シトゥラは、彼らが喜ぶ姿をみて嬉しかった (a58) 2021/05/29(Sat) 21:06:21 |
シトゥラは、他に何ができる? (a59) 2021/05/29(Sat) 21:06:28 |
双子の カストル(匿名)は、メモを貼った。 2021/05/29(Sat) 21:06:53 |
【人】 徒然 シトゥラ「(……何も無い。 何もない、いい子なだけの存在が喜ばれるのは大人にだけ)」 なんとも簡単なことだった 「(子供に好かれる子供ってなんだったんだろうな。 カストルのような愛嬌? あの子のような芸術センス? 今更変えられたら苦労はしないんだが)」 あれならできるかな シトゥラは放課後、美術室に向かった (51) 2021/05/29(Sat) 21:52:32 |
【人】 褐炭 レヴァティ 昼休み、昼食後の屋上。 前夜にほとんど眠らなかったためか、 コートを抱きしめ、すやすやと寝息を立てる彼の姿があった。 傍らには手帳がぽつり。時折風でページがめくれている。 何事もなければ、 レヴァティはこの後の授業はサボることになっただろう。 (53) 2021/05/29(Sat) 21:56:07 |
シェルタンは、中庭の隅で、ひたすら音色を奏でる。 (c68) 2021/05/29(Sat) 22:06:52 |
シェルタンは、石を投げられた。自分はまだここにいる。 (c69) 2021/05/29(Sat) 22:07:14 |
シェルタンは、ヘイズの姿をちゃんと、認識した。 (c70) 2021/05/29(Sat) 22:12:22 |
イクリールは、彼が石を投げられても、それでもまだシェルタンの傍に居る。 (c71) 2021/05/29(Sat) 22:12:38 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン「………皆が皆、 ギムナジウムの悪い風習に囚われてるわけじゃない」 投石でこさえた、軽い擦り傷を撫でて。 見てみぬ振りをしてしまった彼女のことを想う。 謝らないと。心から、心の底から。 無視することに心を痛める生徒の姿を想う。 変えていける筈だ。自分だけじゃない何かを。 大人たちを、頭に思い浮かべる。 ……本当に皆が皆。“悪い”ものなのか? 知るべきだ。この場所のことを。 オレは、余りにも、自分だけを見過ぎていた。 (+38) 2021/05/29(Sat) 22:16:31 |
ブラキウムは、中庭の彼らを認識していた。まだ、名前を憶えていない人も居るけれど。 (a60) 2021/05/29(Sat) 22:17:35 |
ルヘナは、適当に歩き回っている。 (c72) 2021/05/29(Sat) 22:20:11 |
【人】 振子 ブラキウム>> 中庭 「本当にそう思うかい? あの子の、ヘイズの時の君も、そう思ってたのかな」 独り言であろう言葉に投げかけた。 /* 時系列はいい感じのタイミングですたぶん。 (54) 2021/05/29(Sat) 22:24:47 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン自分が変わったのなら。 自分以外を変えられない道理はない。 昨日に今日、変わらなければ、 明日変えたらいい。それを何度も続けるだけだ。 ぱん、と頬を叩く。 傍らでただ寄り添う少女に笑いかけ、 そこらを歩き回る少年に緩く手を振り。 ────観てくれるアンタ(>>a60 >>54)に、 恥じないようにするためにも。 「思ってなかったよ。だから、“思わせる”んだ。 オレ達は被害者なんかじゃない、てね。 暗い顔してるから下に見られる。哀れまれる。 でも、少なくともオレは…… 昔よりずっと、良いものになれた から。それは、胸に張りたいんだ」 (+39) 2021/05/29(Sat) 22:28:14 |
【墓】 重荷 スピカ「さて、集まってるならここかしら」 何のあても、 解決の手立ても、 そして一緒に歩んでくれそうな相手も 思い浮かばなかったが、 ただ、彼の行動パターンを考えればここかな、と。 そう思い、中庭にやってきた。 (+40) 2021/05/29(Sat) 22:29:24 |
【人】 振子 ブラキウム>> 中庭 「…… 僕たち にできるのかな。投げられる心無い言葉も、石ころも、止められる、そんな方法があって。 一緒に居たい人と一緒に居られる場所にできるかい? 僕は、僕に出来ることなら、彼らを守るために繋がるなら協力してもいい」 見定めるように問いを続ける。 (55) 2021/05/29(Sat) 22:41:12 |
【墓】 水底はやがて煌めく シェルタン >>中庭の片隅 「ようスピカ。 アンタくらいなら、オレが食堂に居なかった時点で気付──いや、スピカも行かなかったんだよな、すまん」 揃踏みだな、と皮肉げに笑う。 「これ以上、『いなくなる』子たちが増えるんだったら。 そうでない子との比率が縮まるなら。 きっと、段々と、無視できなくなっていくはず…… そう。声は聞こえる。姿は見える。 何も幽霊になったワケじゃないからな? だから───」 すぅ、と息を吸う。吐いて、もう一度吸って。 「───“いつも通り以上”の オレ達 で。時間は……短くても一年。長けりゃ数倍。 出来ない話じゃないって、信じてる」 (+42) 2021/05/29(Sat) 22:53:26 |
【墓】 水底はやがて煌めく シェルタン >>中庭の片隅 「心無い言葉だって。石だって。 それは、“オレ達を認識する”って前提がある。 オレたちは、ここにいる。生きている。 ───爪弾き者にされる理由なんて、ないじゃないか」 そう、言い放った。 (+43) 2021/05/29(Sat) 22:55:56 |
【墓】 『使える人間』 ルヘナ>>中庭……? ある程度時間を置いたのだ、もう流石に誰もいないだろう。 ……と思っていた思考が浅はかだったことを知る。 一応は持っておこうと先程食堂から拝借してきた食料と 温かい飲み物を抱えたままで、 中庭から聞こえる会話に耳を澄ませる。 「……そんな方法、」 それ以上は続けられない。 盗み聞きになってしまっていることは分かっていても、 なかなかその場から離れられない。 (+44) 2021/05/29(Sat) 22:59:13 |
【墓】 重荷 スピカ>>中庭 「ああ、揃い踏みね…… で、言おうとしたことも全部言われちゃった。 考えてることは同じよね」 「そう。みんなで集まればいい。 簡単な話よ」 「ルヘナが教えてくれたわ」 (+45) 2021/05/29(Sat) 23:04:58 |
スピカは、全てを受け止める覚悟を内心固めた。 (c73) 2021/05/29(Sat) 23:11:58 |
がんばれる スピカは、メモを貼った。 (c74) 2021/05/29(Sat) 23:16:47 |
水底はやがて煌めく シェルタンは、メモを貼った。 (c75) 2021/05/29(Sat) 23:20:01 |
水底はやがて煌めく シェルタン(匿名)は、メモを貼った。 2021/05/29(Sat) 23:20:34 |
【墓】 籠絡 イクリール>>中庭 「……そう。 よかったわ。みんながわたしと同じ考えで。 それに、わたしたちなら『こうなってしまった』子にだって、 堂々と会いにいけるものね。」 イクリールは、そう言っていたずらっぽく笑って見せた。 いつものように。 これからも、誰に対してだって、同じように。 「わたしもそれに、賛成よ。 シェルタンやスピカが卒業したって続けるわ。 でも今は、わたしたちだけではきっと手が足りないの だから、手伝ってくれるとうれしいのだけど。」 ──ねえ、ルヘナ。 イクリールは、遠くこちらを窺う視線の事だって、知っている。 (+46) 2021/05/29(Sat) 23:22:45 |
空回る思い メレフは、メモを貼った。 (a61) 2021/05/29(Sat) 23:23:52 |
【人】 振子 ブラキウム>> 中庭 「なるほどね。筋は通っているように見える」 上から目線の尊大な言葉。 そう語るブラキウムにもあなたほどの考えは無かった。 だからその言葉を元に、この数日で覚えようとした人の言葉を借りながら口を動かす。 「みんな理由もなく従って、嫌われ者にしているだけって訳だ。 君も、誰かを理由もなく嫌うことなんて無いと、そう言うんだね。 ……きっとみんな理由を探しているんだ。 理由がなければきちんと嫌うことはできない。 有象無象の誰かでは無くて、君達なんだと認識してしまえば無視できなくなる。 ……まぁ、これは僕の経験則なんだけど」 視界にフィルターのかかったブラキウムですらそうなのだ。 ここに居る子どもたちははっきりと見えるものを理由もなく嫌って、無視することは難しいのではないだろうか。 「だけどまだ、机上の空論だ。 具体的にはどうするんだい?君達はまだ 居ない ままだよ。亡霊として認識されたまま、どれだけ触れる事ができるかな」 (56) 2021/05/29(Sat) 23:25:30 |
スピカは、野草を食べている。 (c76) 2021/05/29(Sat) 23:32:10 |
イクリールは、野草を食べるスピカを見て困ったように微笑んだ。 (c77) 2021/05/29(Sat) 23:33:32 |
【墓】 『使える人間』 ルヘナ>>+45 >>+46 中庭 「──……っ、」 自分の名前が出されていたこと、 そうしてその後に名を呼ばれたこと、 そのどちらにも驚いて渋々といった様子で皆のもとに歩く。 「気付かれていたのか。悪い、途中から盗み聞きした。 食事と飲み物だけ置いて行くつもりだったんだが」 (+47) 2021/05/29(Sat) 23:35:46 |
ルヘナは、あなたたちの前に姿を現した。 (c78) 2021/05/29(Sat) 23:36:03 |
ブラキウムは、大集合だね、と呆れた。この賑やかさも久しぶりだ。 (a62) 2021/05/29(Sat) 23:40:27 |
【墓】 水底はやがて煌めく シェルタン「こうして隅っこで慎ましくしてるのも、 そういう、”一つの理由”なんだよな」 逃げるように食堂から離れて。 当てもなく、ただふらふらと動いている。 身体まで亡霊になったつもりはない。だから。 「……それでも。 オレは。シェルタンはここにいる。 それを知るのは、ブラキウム、アンタだけじゃない。 それぞれに絆があって。 んで、それは簡単に掻き消えるようなもんじゃない」 「幾らでも聞かせてやるよ。 楽しい談笑の声か?歌声の方がいいか。 楽器の音色も、とっておきがたくさんある。 踊りも。大体の雰囲気は伝わるかな? それを観る、まだ『いる』アンタたちが。 他ならない、『いなくなった』オレたちが、でも、『そこにある』証明になる」 今もそうだ。と、辺りを見渡した。 (+48) 2021/05/29(Sat) 23:40:54 |
【墓】 がんばれる スピカ>>中庭 「盗み聞きも何も、あなたが言い出したことなんだし、 それに、どのみちあなたも一緒になるんだから」 「私には、正直まだアイデアもないけど、 同じ境遇の人間の慰めになればそれでいいと思ってるわ」 そして、笑いながらこう言った。 「振るわれる暴力については、考えなくてもいいわ。 私が全て受け止めてあげる。 そういう身体 だもの。有効活用しなくちゃね」 (+49) 2021/05/29(Sat) 23:44:22 |
スピカは、病気の活用方法を見出した。 (c79) 2021/05/29(Sat) 23:47:21 |
【墓】 『使える人間』 ルヘナ>>中庭 「俺もいていいなら時間の許す範囲でいさせてもらうよ。 アイデアなんてものは人が集まれば集まるだけ湧いてくる、 これからいくらでも考えて行けばいい。 だけど、」 じ、っとスピカを見つめる。 「どういう身体だろうが関係ない、痛いものは痛いんだ。 無理はするなと主張して行くからな。 お前が傷付くことを厭う人間がいるんだ」 そしてそれは俺だけじゃない。 (+53) 2021/05/29(Sat) 23:55:10 |
【墓】 籠絡 イクリール>>中庭 「あら、隠れていたルヘナが悪いのよ。 仲間はずれがいやなら、ちゃんと仲間に入れてと言うべきだわ」 イクリールは、そう言ってまた笑った。 他の生徒から向けられる、揶揄するようなものではない 至って普通の、日常の一コマのように。 それから、『経験則』を語るブラキウムを見て 心の底から嬉しそうに、その表情を綻ばせた。 「いいわ、みんなが妬いてしまうくらいに楽しくやりましょう それに、ひとりぼっちでいるよりは、誰かと一緒に居た方が できることって多いもの。」 (+54) 2021/05/29(Sat) 23:58:09 |
【墓】 水底はやがて煌めく シェルタン「ま、生憎。オレも、 病気レベル の”人の視線惹きたがり”なもんでね? だからギムナジウムにまだいるんだし」 あんま誇れたもんじゃないけど…… でも、これからは誇らなきゃな、と笑う。 「身体張らなくとも、盾でもなんでも用意しようぜ。 やるなら派手に色々したほうがいいだろ」 (+55) 2021/05/29(Sat) 23:58:10 |
メレフは、寮の窓から、中庭を見下ろしている。 (a63) 2021/05/30(Sun) 0:00:22 |
シェルタンは、星空を仰ぐように、見上げている。 (c80) 2021/05/30(Sun) 0:01:44 |
【墓】 『使える人間』 ルヘナ「仲間外れが嫌とかではなくてだな、……まあいいか。 そういうことにしておくよ」 イクリールに何かしら返答をしようとして、やめる。 「色々用意するのなら案をいくつか出そうか。 俺自体はこの通りの非力だからな、 実働はお前達に任せることになるが……まあ、 適材適所という言葉もある。役割分担は大事だろ」 (+56) 2021/05/30(Sun) 0:05:22 |
【置】 空回る思い メレフ中庭の喧騒を聞いて、複雑な気持ちを抱いている。 希望に向かう事は、良いことであるはずなのに。 「………ぼくは、………」 目を伏せて、二の句を次ぐことが出来ないでいた。 (L5) 2021/05/30(Sun) 0:05:35 公開: 2021/05/30(Sun) 0:10:00 |
ルヘナは、自分にできる範囲であなた達の力になろうとする。 (c81) 2021/05/30(Sun) 0:07:59 |
【墓】 がんばれる スピカ「ルヘナさん……ありがとう」 「私……」 何かを言いかけて、やめた。 「大丈夫よ。意味なく傷つくようなことはしない。 『保険』よ、『保険』」 (+57) 2021/05/30(Sun) 0:08:55 |
ルヴァは、ブラキウムを、遠くから窺っている。 (a64) 2021/05/30(Sun) 0:10:50 |
スピカは、心の中の本音を飲み込んだ。 (c82) 2021/05/30(Sun) 0:11:21 |
メレフは、自分のやるべきことを変えられない。 (a65) 2021/05/30(Sun) 0:14:12 |
メレフは、水面から目を背け、窓から離れた。 (a66) 2021/05/30(Sun) 0:18:55 |
【置】 みんなが大好き ルヴァ中庭で、存在しないものと話すブラキウムを、 ただ、見ている。 自分は勝手に、何もかも終わったように感じていて、 でもそれは、彼にとっては始まりにしか過ぎなくて、 ブラキウム。本当にキミは、凄い人間だって、 その雄姿を誰かに伝えたくなるくらいの友人なんだって 心から思った。 心から思ったから。 「……ブラキウム。俺は。 ……キミのことが大好きだよ」 だから、彼に居なくなってほしくないなと。 ……おれさまも、そう、思った。 (L6) 2021/05/30(Sun) 0:20:18 公開: 2021/05/30(Sun) 0:30:00 |
カストルは、と ポルクスは、悪だ。 (a67) 2021/05/30(Sun) 0:20:57 |
【人】 振子 ブラキウム>> 中庭 「スピカもルヘナも、居るんだね」 風紀委員の名前は伝手から聞いていた。 今はもう覚えている。 「……それじゃあ僕が『教えられること』を言おう」 少しだけ迷って。 外の記憶の事もある。隠す事にこだわる必要もない気がしてきた。 「僕は――」 中庭に居るあなた達へ。 まだ伝えていない者に聞こえるように告げた。 (57) 2021/05/30(Sun) 0:21:02 |
【人】 振子 ブラキウム>> 中庭 「それだけだ。ルヘナには伝えたし、イクリールは……知っているんじゃないかな? みんなのことをよく見ている君なら、ね」 ふたたび視線を戻す。 「僕は協力してもいいよ。シェルタン。 何もせずに手をこまねいているよりは、ずっとマシだ。 これが約束を守る為にできる事だよ」 (58) 2021/05/30(Sun) 0:32:28 |
ブラキウムは、余すことなく、あなた達の顔を覚えた。 (a68) 2021/05/30(Sun) 0:32:48 |
【墓】 『使える人間』 ルヘナ>>スピカ 「俺は寧ろお前に礼を言いたいと思っているよ、スピカ。 誰かしらが思い至って動かなければこの流れは起きず、 お前がいなければきっと俺は引き返していただろう」 だから、ありがとう。 小さく伝えて、それから何かを言いかけたスピカに首を傾げる。 聞き直そうとしたが、続く言葉を聞けば頷いた。 「それがわかっているならいい。どんどん周囲に頼れ」 (+58) 2021/05/30(Sun) 0:34:01 |
ブラキウムは、その為に努力をした。 (a69) 2021/05/30(Sun) 0:34:08 |
【墓】 『使える人間』 ルヘナ>>中庭 「悪いなブラキウム、結局朝の報告は行けずじまいだった」 改めて小さく謝罪を乗せてから、 ブラキウムが周囲に語り掛けるのを遮らないよう口を閉じる。 彼が語る内容は直接聞いていたものだ、自分は知っていた。 そうして聞いているうちに、 顔と名前を覚えていてくれたことに思い至り、 少し喜ばしく思う。 そして、話題がシェルタンへと投げかければ そちらに視線を移し、 ……目を逸らさぬよう、意識して見つめた。 (+59) 2021/05/30(Sun) 0:38:35 |
イクリールは、ブラキウムの事を知っている。重要な事、些細な事、そのどちらも。 (c83) 2021/05/30(Sun) 0:44:27 |
【墓】 がんばれる スピカ「……へえ」 無関心、というわけではない。 だが、人目がないとは言えないので、 リアクションを抑えただけだ。 「まあ、そちらはシェルタンさんに任せるとして。 親交もあるようですしね」 (+60) 2021/05/30(Sun) 0:47:49 |
スピカは、ルヘナに頷いた。 (c84) 2021/05/30(Sun) 0:50:33 |
【墓】 水底はやがて煌めく シェルタン「……なるほど、な」 受け止める。隠し事も視線も全部。 今更怖気づいてたまるものか。 「うん、”最高”じゃん? そもそも『なかったこと』にするってことだろ。 ……ンな大役、オレが任されていいのかわかんないけど」 (+61) 2021/05/30(Sun) 0:51:14 |
スピカは、ルヘナに感謝した。 (c85) 2021/05/30(Sun) 0:51:20 |
ルヘナは、スピカに頷き返す。微笑みを乗せて。 (c86) 2021/05/30(Sun) 0:51:49 |
ブラキウムは、シェルタンを"見た"のはこれが初めてだ。 (a70) 2021/05/30(Sun) 0:55:53 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:52 昼過ぎ メレフ 「前、たべものの匂いも、やだったから……でも、だいじょうぶなら、よかった。 ルヴァは、とりあえず立ち直ったみたいだったよ。まだそれからは会えてないけれど」 少し動くのが億劫そうなのは眠気のせいだろうか。緩慢な動作で、扉を開く。 いま寝坊して置き出したみたいに、ベッドシーツがもこもことトンネルを作っている。 隣を過ぎる時に少し香るのは、普段の匂いに加えて少しの土の匂い、消毒液の匂い。 「なにか、あったっけ。見つけたものとか、あった? のみもの飲むの、たいへんじゃなかったら、昨日とおんなじの淹れるけど……」 見上げる視線は貴方のことばかりを気遣って、鶏と雛のようにそばをちょろちょろとしている。 いつものケープは土と青草で少し汚れて、ベッドのそばにかけられていた。 (60) 2021/05/30(Sun) 0:57:40 |
メレフは、手袋を外した。 (a71) 2021/05/30(Sun) 0:58:37 |
メレフは、少しだけ を満たした (a72) 2021/05/30(Sun) 0:59:42 |
カストルは、ルヴァに微笑んだ。 (a73) 2021/05/30(Sun) 1:00:10 |
ルヘナは、スピカに感謝した。 (c87) 2021/05/30(Sun) 1:01:03 |
【墓】 籠絡 イクリール「わたしも……あまり手伝えることはないかもしれないし、 抜け出すのにだって限度はあるわ。 それでも、できることはあるはずよ。」 早く抜け出さずとも出歩けるようになるといいのだけど。 そう言って、少しだけ寂しげに微笑んだ。 「相談……というほどのことじゃなくてもいいの。 わたしに話せることだったら、いつでも聞くわ。 だから、シェルタン、スピカ、ルヘナ。 それに、ブラキウム。 どうか、一人で抱えこまないでね。」 わたし、みんなのことが好きよ。 だから、少しでも力になりたいの。 そう言って、イクリールはやはり『みんな』に微笑み掛けた。 恐れるものなど、何も無い。 (+62) 2021/05/30(Sun) 1:01:17 |
ルヴァは、カストルを見て赤くなった。 (a74) 2021/05/30(Sun) 1:02:21 |
サルガスは、中庭に顔を出した。 (a75) 2021/05/30(Sun) 1:02:56 |
【置】 目明き ブラキウムルヴァ。 君が最初に僕の隣に立ってくれたから。 かおを見ようと思わせてくれたらこうなれたんだよ。 ひとりじゃ、決してできなかったことだ。 ふたりならきっと。 約束は呪いにならないと信じられる。 僕だってルヴァが、好きだ。 (L7) 2021/05/30(Sun) 1:04:39 公開: 2021/05/30(Sun) 1:10:00 |
ブラキウムは、そう思える理由がある。 (a76) 2021/05/30(Sun) 1:07:33 |
【墓】 『使える人間』 ルヘナ>> 俺の小さな友達 「……サルガス、」 昨日背に抱えた友人が、自分達を認識している。 そのことが嬉しいし声をかけもしたいのに、 どうしても足が動かなくて。 ただあなたを見つめている。 (+63) 2021/05/30(Sun) 1:12:23 |
シェルタンは、サルガスに「いっぱい楽しいこと、してやるぜ」と笑った。 (c88) 2021/05/30(Sun) 1:14:23 |
【人】 小さな心 サルガス>> 中庭 ルヘナ 「るへな、」 しゃくりあげてしまいそうな声が、ようやく喉から音を押し出した。 少しのろい足取りがそちらに歩んでいって。なんて、声をかければいいだろう? 遅くまで一緒にいて、離れてからはそう時間など経ってはいないのだ。 なのに、とても長い時間離れていたような、そんな気さえする。 「、……き、のうは。ありがとう、ね……」 いっぱいの感情で占められた頭の中から、いちばん確かな言葉を選び取る。 (64) 2021/05/30(Sun) 1:20:38 |
イクリールは、いつものようにサルガスに笑い掛けた。彼等は確かにそこに居る。 (c89) 2021/05/30(Sun) 1:21:22 |
【人】 小さな心 サルガス>> 中庭 シェルタン 「うん。……うん。また、いっしょに、たくさんいろんなこと。 いろんな、音楽のこと……話したいなって、おもて、」 ひとり、ふたり。話しかけられた頃には、もう涙声になって、鼻が湿っていた。 あまり小綺麗ではない音を起てて鼻をすすって、こくこくと頷いている。 (65) 2021/05/30(Sun) 1:22:37 |
【人】 空回る思い メレフ>>60 サルガス 「今は大分とな…また、ダメな時は言うようにする。安心しろ。 そうか、ルヴァも団長と言うだけあって 抱え込みがちだろうからな。 なにかあった時はちゃんと見てやれよ。中等部は、お前の方が目が届くだろ」 サルガスの様子を見て、怪訝そうな顔をした後 椅子ではなくベッドの方へ向かう。 傍をちょろちょろしている様子の少年の肩をとん、と指先で押して。 ベッドに倒れこませる。ぽふん。 「…全く、人のこと心配する前に自分のことを……何だってお前達は同じことを言わせるんだか。 それ、どうしたんだ?転びでもしたのか」 消毒液の匂いと、顎で指したケープの汚れから 何となく想像をしてみて。 (67) 2021/05/30(Sun) 1:23:21 |
サルガスは、ブラキウムに対して力強く頷き、ぎゅっと手を握り返した。 (a77) 2021/05/30(Sun) 1:26:26 |
【墓】 『使える人間』 ルヘナ>>中庭 サルガス そんな顔をしなくていいのに。 そんな声をしなくていいし、 お前にそんな思いをさせたかったわけでもないはずなのに。 今でも正直分からないが、きっとそのはずで。 「いや、いいんだ。俺が好きでやったことだし、 メレフやシェルタンにもお前を頼まれていたんだから。 ……悪い。秘密会議、できなかったな」 (+64) 2021/05/30(Sun) 1:27:38 |
カストルは、今朝、多めの朝食を よくしらない、どうだっていいひとに渡しました。 (a78) 2021/05/30(Sun) 1:34:09 |
ルヘナは、スピカに微笑んだ。 (c90) 2021/05/30(Sun) 1:35:26 |
カストルは、は、スピカが酷い目に合わないように。 (a79) 2021/05/30(Sun) 1:37:28 |
ルヘナは、スピカに手を差し出した。 (c91) 2021/05/30(Sun) 1:38:00 |
【人】 小さな心 サルガス>> 中庭 ルヘナ 「そんなこと、ないよ。まだ、できるよ、ううん、ぼく、まだ、なにもできてやしないけど……。 でも、でも。ねえ、ルヘナ。まだ、ぼくはきみに、きみたちに。 なにかできると、おもってもいいだろうか」 涙声だと言うには、もう震えてかたちもなしていない。聞こえはひどく悪い声だ。 それは貴方にとっては手遅れのことであり、手抜かりの末のことであるかもしれない。 それでも、まだ。少年は諦めていなかった。 そしてあなた達を見つけたいま、目的は人探しから、変わりつつある。 (71) 2021/05/30(Sun) 1:40:28 |
スピカは、ルヘナの顔を見た。 (c92) 2021/05/30(Sun) 1:43:21 |
スピカは、ルヘナの手をおずおずと握った。 (c93) 2021/05/30(Sun) 1:43:48 |
小さな心 サルガスは、メモを貼った。 (a80) 2021/05/30(Sun) 1:45:14 |
【人】 小さな心 サルガス>>70 昼過ぎ メレフ 「だいじょうぶ、だいじょうぶだ。ああでも午後、おやすみ、もらったんだ。 だからね、へいき。うごけるよ。みんなのこと、それに、解決のほうほう、さがさなきゃ」 声は濁り、喉の裏側をえぐるように低く鳴らす。普段のようにアルトは通らない。 横倒しになった顔は痛みのせいかみるみる紙のように白く青ざめる。 襟首を広げてみるならば、よくよく見れば白い包帯が覗いていた。 「メレフ、むりに、触らなくていいよ……ころんだ、だけだもの。へいきだよ。 ねえ、メレフ、あれから、なにかあったんでしょう。きみのほうが、ずっと心配だ」 それでも。案じ、思い起こすのは朝方の貴方のひどく弱った様子のほうで。 ななふしのように細い腕に力をかけて、体を起こそうとする。 なにか、話したいことが、或いはこれからについて、相談したいことがあるのだろうと、 そればかり気にしているのだ。 (72) 2021/05/30(Sun) 1:54:20 |
【墓】 『使える人間』 ルヘナ>>中庭 サルガス 「サルガス、お前が望むのならきっとできる。俺にも、俺達にも。 ……現に今、こうして俺達を見て『くれている』だろ?」 こうして言葉を語り合うことができる時点で、 『いなくなった』子供達の救いになるのだと。 そう、笑って見せる。 自分が返せる答えはこれしかないけれど。 そばに行く資格があるのか、躊躇っているけれど。 小さな友達が、少しずつ成長して行っている姿を、 とても眩しそうに見ている。 (+65) 2021/05/30(Sun) 2:03:28 |
【人】 空回る思い メレフ>>72 サルガス 「大丈夫なものか。顔色も悪くなってきた、転んだだけじゃすまない怪我をしたんじゃないのか。 ……急がなくてもいい、今は休んでいろ」 白い包帯、青白い肌。それに、濁った声。 ―――今日の自分を見ているようで。 「……ぼくの話より、お前の話が先だ。 ベッドに倒れるだけでそれだけの痛みがあるんだ、相当のことがあったんだろう。 …………今日ばっかりは、聞くまで動かないからな」 無理をしているわけじゃない、と体を起こそうとする腕に触れて。 優しく体を横たわらせる。 ここで自分のことを話してしまえば、口を閉ざし切ってしまう気がして。 (73) 2021/05/30(Sun) 2:06:44 |
スピカは、自分の名前を考えた。 (c94) 2021/05/30(Sun) 2:07:34 |
スピカは、「乙女座」の名を冠している。 (c95) 2021/05/30(Sun) 2:09:20 |
【置】 褐炭 レヴァティ(──Wikipediaより) 「子どもたちが屠殺ごっこをした話」 は、『グリム童話』に収録されていた童話の一編。初版には収録されていたが、あまりにも残酷な内容かつ、教訓性もほとんど感じられない話のため評判が悪く、第二版以降は削除されている。【第1話】 昔、フリースラントのフリェンチャルという町で、子供たちがそれぞれ役割を分担して"屠殺ごっこ"を始め、"屠殺屋"役の子供が"豚"役の子供の喉(のど)をナイフで刺して殺してしまうという事件が起こった。 この事件は町の議会にかけられたが、当事者がまだ幼い子供であるため、この子供を死刑にするべきか否かで話し合いは難航した。 そこで、長老の一人が赤々と熟したリンゴと高価な金貨を左右の手に持ち、「この2つのうち、どちらか1つを子供に取らせてみよう。もし子供がリンゴを選んだら全くの無知無分別ゆえの事故であったと見なして無罪、金貨を選んだら価値判断の分別が備わっていた上での事件と見なして死刑にすればよい」と提案した。 果たして判定の当日、"屠殺屋"役の子供は笑いながら当然のようにリンゴを取り、子供は無罪放免となった。 【第2話】 父親が食用のために豚を屠殺する様を見た兄弟が、父親の真似をして"屠殺ごっこ"を始め、"屠殺屋"役の兄が"豚"役の弟の喉をナイフで刺して殺してしまった。 まだ赤ん坊の末子を風呂に入れていた母親は、弟の悲鳴を聞いて駆け付けると激情にかられ、弟の喉に刺さっていたナイフで兄の心臓を刺して殺した。 さらに、そうして目を離した隙に末子が浴槽で溺れ死んでしまったのに気づき、母親は悲しみのあまり首を吊って死んだ。 しばらくして畑仕事から戻って来た父親はこれらの惨劇を目の当たりにし、あまりの衝撃に気が狂って間もなく死んでしまった。 結局、その家族は誰一人生き残らなかった。 (L8) 2021/05/30(Sun) 2:20:02 公開: 2021/05/30(Sun) 2:20:00 |
【人】 小さな心 サルガス>> 中庭 ルヘナ 「……うん。きっと、できるよね。ぼく、がんばるよ。がんばらせてほしい。 そのために、ここへ来たんだもの」 貴方の方へも、歩み寄って手を伸ばして。握り返してくるものがあると信じている。 少しだけ笑顔を作ったけれど、それはすぐに真剣な表情に置き換えられた。 「ルヘナ。ぼくも、きみも。ここにいるよ。きみの傍に、ぼくはいるよ」 (74) 2021/05/30(Sun) 2:21:14 |
カストルは、クッキーの缶を抱えて自室の前でしゃがみこみ悶えました。 (a81) 2021/05/30(Sun) 2:30:53 |
【人】 小さな心 サルガス>>73 昼過ぎ メレフ 「……がんこ、なんだもんな。ぼくも、そうみえるのかもしれないけれど。 ぼく、あんまりだれかに話すの、とくいじゃないんだ。……お兄ちゃんだもの」 いつでも、一人きりで頑張ろうとしていたのは、それが自分が立っていられる理由だから。 口にしてしまえばそこから瓦解してしまいそうで。 話し始めるまではさらに随分時間が掛かった。どうしても、誤魔化してしまいたいように。 黙りこくっていれば背中に隠していられるのではないかと、状況は拮抗していた。 それがずいぶんと続いて、埒が明かなくなってしまってから、ようやく口を開いた。 「……教員棟を、さがしてみてたんだ。 こんなにたくさんいなくなったから、一人くらいは見つかるかもしれないと思って。 森の中にひとをかくすのは、たいへんだから、そっちじゃないかなってかんがえたんだ」 (75) 2021/05/30(Sun) 2:33:35 |
【墓】 『使える人間』 ルヘナ>>中庭 サルガス 差し出された手を取ろうとして、一度止まる。 昨日は自然とルヘナ自身から差し出されていたはずの、 震えた手が一瞬躊躇って、 ……ほんの数秒だけではあるが、そっと握り返して。 「……俺には、もったいない言葉だよ……ありがとう」 なんとか、絞り出すようにそれだけ。 感謝の言葉を絞り出した。 (+66) 2021/05/30(Sun) 2:46:03 |
スピカは、ルヘナの手を、しっかりと握った。 (c96) 2021/05/30(Sun) 2:49:29 |
スピカは、ルヘナのためならもっともっと頑張れる。 (c97) 2021/05/30(Sun) 2:51:17 |
がんばれる スピカは、メモを貼った。 (c98) 2021/05/30(Sun) 2:55:33 |
【人】 小さな心 サルガス>> 中庭 ルヘナ 握り返された手を取る。少し体温の高い指が、柔らかく力を込めた。 「ああ、……なんだろう。ゆるしてくれるんだなって、思ったかもしれない。 これからのことが。いまここにいる君がどこにもいってしまわないよう。 がんばるよ、ぼく。もうだれも、なんかいも、だれかをとられてしまったりしないよ」 触れ合うことができるのか、不安に思っていたのは少年も同じだった。 何も出来ず、連れて行かれるのを是としてしまった有象無象の一人に過ぎない自分を。 また手をとってくれたことを、とてもとても大事なものだとして。 手繰った手は、そこにある形を確かめるようにきゅうと握った。 (76) 2021/05/30(Sun) 3:03:08 |
【置】 徒然 シトゥラ ――――こっそりはいった美術室の中にある 生徒会である権限を少しだけ℃gって入った準備室。 画板と紙があれば、あとは鉛筆だけでいい いつも引っ張ってくれた風紀委員の少女を 優しさと温かさを与えてくれた幼い少女を 知識を与え、与えられる仲間である少年を 愛を求める姿に尊敬をした、友人の少年を 一枚一枚大切に描いた。 そして皆の食堂へ、誰も居ない時間に置いておく だれにもしられていない、大人も知らない特技。 彼らの求めたいい子に、個性は必要なかったのだから 「……会いたいな」 たとえ自分が卒業したとしても 「会えるようにならないと」 そのためには、 (L9) 2021/05/30(Sun) 4:47:17 公開: 2021/05/30(Sun) 7:45:00 |
ラサルハグは、ルヘナの頭を撫でた。 (t5) 2021/05/30(Sun) 5:48:18 |
ラサルハグは、ルヘナの頭をそれはもうすっごくすごーーーく撫でた。 (t6) 2021/05/30(Sun) 5:48:41 |
ラサルハグは、ルヘナの頭をわしゃわしゃわしゃーーーっ!!! (t7) 2021/05/30(Sun) 5:49:03 |
【人】 空回る思い メレフ>>75 サルガス 「家ではそうかもしれないが、ぼくたちの前じゃあどっちかっていえば弟だろ。 どんなことだって支えてやるから」 本当に、一人で抱え込む癖は自分とよく似ていて。 他人事だとはもう思えなくて。 このまま何も言わなかったら、とまで考えたが、口を開いてくれてひとまずほっとする。 「教員、棟…………そうか。ぼくの部屋の前で、言っていたな… おまえは、シェルタンやルヘナを探すために 大人に見つかるかもしれないのに、向かっていたのか」 あの時、引き留めるべきだったのか。余裕がなかった自分を悔やんで。 ベッドの端に浅く腰掛けて、話の続きを聞く。 (77) 2021/05/30(Sun) 8:26:07 |
ルヘナは、ラサルハグに撫でられた。 (c99) 2021/05/30(Sun) 8:51:03 |
ルヘナは、にそれはもうすっごくすごーーーく撫でられた。 (c100) 2021/05/30(Sun) 8:51:11 |
ルヘナは、ラサルハグにそれはもうすっごくすごーーーく撫でられた。 (c101) 2021/05/30(Sun) 8:51:23 |
ルヘナは、ラサルハグに頭をわしゃわしゃわしゃーーーっ!!! (c102) 2021/05/30(Sun) 8:51:33 |
ルヘナは、ラサルハグを文句を言いたげに見ている。 (c103) 2021/05/30(Sun) 8:51:47 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:77 昼頃 メレフ 「そんなことは、ないよ。メレフだって、みっつしか違わないもの。 このなかで、きみたちは忘れがちかもしれないけれど……ここにいる子は、みんなこどもなんだ」 年長者が年少のこどもの面倒をみるような環境では、それが一つの社会になる。 けれどもここの子供たちがどれほど功を成しても、外で一人前と見做されるのは難しい。 店は持てないだろう。剣は勝てないだろう。屋号を受け継ぐなら家の事から始めなければ。 ここがとても特殊な空間だということを、市井のこどもは知っている。 「うん、それで。あいている窓があったから、雨樋をのぼってのぞいてみたんだ。 中はまっくらでよく見えなかったけど、ひとかなにかがいるみたいにみえた。 こんなひるまに、暗くしてるのに。 ……そしたら指をすべらせて、落ちちゃったんだ。なんとか、なったけど」 シャツのボタンを少し動きの滞る指で外す。本当は普段の動きをするのも大変だ。 横倒しのまま肩をはだけると、肩から胸にかけて巻かれた包帯が見えた。 右肩から背中にかけては、薄皮一枚剝いたかのように赤と、青との入り交じる痣ができている。 疲労骨折や気胸を危惧して、強く固定しているのだろう。 それから、それとは関係なく。鎖骨から胸の下部までかけて、定着しきった傷が一本。 けれどもそれ以外に目立った傷はない。転ばされ、けつまずいたものはあるかもしれないけれど。 (78) 2021/05/30(Sun) 9:28:44 |
いたがる ルヘナは、メモを貼った。 (c104) 2021/05/30(Sun) 9:33:13 |
空回る思い メレフは、メモを貼った。 (a82) 2021/05/30(Sun) 9:37:20 |
スピカは、ルヘナを庇うつもりだ。 (c105) 2021/05/30(Sun) 11:09:09 |
スピカは、ルヘナを支えようとした。 (c106) 2021/05/30(Sun) 11:09:19 |
ラサルハグは、メレフのとある話を耳にした。とある時間帯のことだった。 (t8) 2021/05/30(Sun) 13:27:03 |
ラサルハグは、考え込んだ後、子供達についてまとめられた情報を隈なく洗い始めた。 (t9) 2021/05/30(Sun) 13:28:18 |
ラサルハグは、有象無象の中から"口の軽い子供"を見繕った。 (t10) 2021/05/30(Sun) 13:29:02 |
ラサルハグは、席を立つ。どこかへ移動する。ヒールが、廊下で高らかに唄っている。 (t11) 2021/05/30(Sun) 13:30:02 |
シェルタンは、ラサルハグの横を通り過ぎた。少なくとも、お目当てではないだろうから。 (c107) 2021/05/30(Sun) 13:32:03 |
メレフは、少し体の調子が良くなってきたようだ。 (a83) 2021/05/30(Sun) 13:43:03 |
ラサルハグは、横を通り過ぎる時にシェルタンを一瞥した。私は貴方も見守っているよ。 (t12) 2021/05/30(Sun) 13:49:23 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>メレフ カウンセラーとして異動してきた大人は屋上にいた。 片手には何かを入れた紙袋を持ち、空いたもう一方の手は 有象無象の子供達の中から声をかけて連れ出した"比較的口の軽い子"の小さな手を握っている。 腫れ物扱いされる自分達大人ではあるが、幼い子供一人言うことを聞かせて連れてくるなど非常に容易い。 忌避していた大人に手を引かれてやってきた子供は忙しなく視線を、空いた手を、歩くのを止めた足を動かして居心地を悪そうにしている。 「ごめんね。急に呼び出して。貴方の力がどうしても必要だったんだ。 ……メレフって子を知っているかな?高等部Bクラスのお兄ちゃん。 その子がね、『宿題』をしなくちゃいけないのだけれど、貴方にも手伝ってもらいたいんだ。×××、貴方は良い子だから。きっとお兄ちゃんお姉ちゃんたちの力になれる。大丈夫。 それにメレフが頑張ればすぐ終わるさ。きっとね 」コートが地につくのも躊躇わず膝をつき、子供と目線を合わせて柔らかく言葉を紡ぐ。 (@1) 2021/05/30(Sun) 13:50:29 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ >>メレフ >>@1 その一方で、大人はメレフの自室に手紙を出していた。 ほっそりとした文字が簡潔に並べられている。 やんちゃさんのメレフへ 『宿題』を出します。 他の子に迷惑をかけたくないのなら屋上まで来るように。 愛を込めて カウンセラー・ラサルハグ (@2) 2021/05/30(Sun) 13:51:44 |
【置】 キミの ポルクスと カストル兄さん 【弟】 双子の ポルクス 『ねぇ、兄さん』「…‥あ、あ?」 『ボクたちさ、狂ってるよね』「まぁな」 「 『 気にはなって る、 気に障る 」 』「アレさ〜」『うん』 凄い嫌だごめん急に今更オマエらどこから湧いて出たうるさいどうしてだよごめんよいやルヘナは魅力的にみえるだろう。見えてなかったら目が悪いと思う。かわいくないとか。そういうやつらをカワイクしても良いくらいだ。仕方ない。あのシェルタン、サルガスとかいうごめんなさい二人は特に嫌いだ。アレを見聞きして、ると。シトゥラはオヒメサマと仲いいしな分からないんだよメレフって結構ボクらのこと理解しちゃってごめんねてなんか恥ずかしいねだからいいんじゃないかな。ルヘナも困るだろ?そうかも。なあ音が聞こえるんだよキースピカに飯やりに行くのちょっと楽しいよな。やっぱり人間は、ここでは?キーいってて、ずっと嫌いごめんな?だ。ルヴァはムリしてるけど、どうしようもないからオレらが出来るだけ、まあボクらが怖いのは……ごめんね時間が解決してくれたりとか?ごめんでもそうだ、ルヴァ団長はサルガスと仲良かったから緊急クエストはったんだった。ボクらじゃなくて、オレさまらよりかはサルガスと話、できんじゃねぇの?だろ?いっつも人がいっぱいいるしあんまり興味なかったけど、かわいいな。ルヴァ団長、守ろうぜ。ムリじゃないかなぁ。なんでだよ。一番怖いのはボクらでしょ?それにいい子で平和をまもるって確かに。なぞなぞ、なんとかなるといいんだけど。まぁルヴァ団長ファンクラブごめん、ごめん。みたいな感じだし、カリスマってあるよな。かわいく見えない奴には視力検査をさせろ。そうだね。 ダレが一番いらないとおもう? 元気そうで、楽しそうで、なぁ。 どうしてだ?ごめん、ごめんね。 やっぱり 分からない んだよ。 (L10) 2021/05/30(Sun) 14:00:56 公開: 2021/05/30(Sun) 14:25:00 |
カストルは、ポルクスと共に、改めて決心した。 (a84) 2021/05/30(Sun) 14:02:27 |
カストルは、ルヴァのために、一部の草花の管理体制をより強固にした。 (a85) 2021/05/30(Sun) 14:04:14 |
スピカは、ルヘナの手を握っている。 (c108) 2021/05/30(Sun) 14:12:29 |
シェルタンは、水面に手を伸ばす。 (c109) 2021/05/30(Sun) 14:15:27 |
【人】 目明き ブラキウム>> 中庭 「大役かどうかは知らないけど、君は"いつも通り"にやればいいんじゃない?」 「そういうことなら、さっそく動かせてもらうよ。 大人がこのギムナジウムで子どもを利用しているなら、今度は子どもがギムナジウムを利用する番だ」 あなたが出会えた場所で。 あなたがやりたい事をやれる場所で。 あなたがみんなを守れる場所で。 あなたが多くを知れる場所で。 あなたがみんなを好きな場所で。 あなたがこれから変える場所だ。 (81) 2021/05/30(Sun) 14:17:03 |
カストルは、ポルクスと相談して、ルヘナに花束を贈った。 (a86) 2021/05/30(Sun) 14:24:51 |
ルヘナは、ルヘナもまた、スピカの手を握っていた。 (c110) 2021/05/30(Sun) 14:31:50 |
【人】 褐炭 レヴァティ>>夕方の屋上 イクリール「う……」 誰かの声に、人の気配に。彼は目を覚ました。 微睡みからは抜け切れず、 そばにいる人物をはっきりと認識しているかもわからない。 それでも、空の色が眠りに落ちる前と ずいぶん変わってしまっているのは見て取れたらしく。 「……あー……お呼び出 し ?」寝転んだまま問いかけた。 喉の調子は、朝よりはマシになっている。 (82) 2021/05/30(Sun) 14:44:52 |
サルガスは、知らない生徒に声をかけられました。 (a87) 2021/05/30(Sun) 14:44:53 |
【置】 キセキの ポルクスと 止まり木の カストル【弟】 埋まりたい ポルクス 【兄】 消えたい カストルルヘナ が幸せそうなら、オレさまらボク……さま?ら?なら、だって。 他のダレよりも ルヘナ のことを愛しているんだから。 あいしてる キミがどんな動機で仲良くしていたんだとしても。 (L11) 2021/05/30(Sun) 14:46:19 公開: 2021/05/30(Sun) 15:30:00 |
サルガスは、ひなたを抜け、日の落ちかける教員棟へと入っていきました。 (a88) 2021/05/30(Sun) 14:52:42 |
カストルは、?ポルクスも ルヘナか団長がいるなら、ストーk……見に行くだろう。 (a89) 2021/05/30(Sun) 15:01:00 |
ブラキウムは、探している。 (a90) 2021/05/30(Sun) 15:02:51 |
【墓】 甘夢 イクリール>>82 夕方の屋上 レヴァティ 「あら……ごめんなさい、レヴァティ。 無理に起こしてしまったかしら。うなされていたものだから」 未だ微睡みの中にはあるけれど、 確かに自身の声を認識していた彼に、声の主は僅かに瞠目した。 いつかの朝食の席では、『見えないもの』を 『見えないもの』として、扱っていたように見えたから。 「それからもうひとつ、ごめんなさいね。用はないの ただ……こんなところで寝ていたら、 風邪をひいてしまうと思って。」 既に、陽はとっぷりと暮れている。 まだ冬は遠いけれど、秋風はやっぱり冷たくて。 或いは既に手遅れなのだろうが。 (+68) 2021/05/30(Sun) 15:10:35 |
【置】 キセキの ポルクスと 止まり木の カストル> 中庭の様子を覗いて 「あそこに行っていい、気はしない……」 『でも、何かできれば』 「 そ ん な 都 合 よ く 」 『 何 が で き る ? 』 すきなんだよ。 (L12) 2021/05/30(Sun) 15:14:58 公開: 2021/05/30(Sun) 15:40:00 |
スピカは、握った手を離そうとしない。 (c111) 2021/05/30(Sun) 15:25:27 |
小さな心 サルガスは、メモを貼った。 (a91) 2021/05/30(Sun) 15:30:33 |
【人】 褐炭 レヴァティ>>夕方の屋上 イクリール「んー……? んーんー、嫌ァな夢見ちょったけん、ありが と〜 」起き上がろうとする気配はなく、むしろコートを抱き込み、 イクリールを背にする形で転がった。 あなたの傍には風で捲れる手帳が落ちている。 「風邪は、ああ、引 けた から大丈夫です。お呼び出しと違うんなら、 もう晩までここ居ってええかもしれ ません ね、俺は」喋りながらコートを探る。 探し物は見つかったのか、程なくして手は止まった。 「 君 も、風邪引かん内にあったかい所に 行くんですよ〜」 (84) 2021/05/30(Sun) 15:33:49 |
ルヘナは、カストルとポルクスから花束を受け取った。 (c112) 2021/05/30(Sun) 15:40:34 |
ルヘナは、屋上には行けない。 (c113) 2021/05/30(Sun) 15:40:55 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>83 メレフ 「来てくれたんだね、嬉しいよ」 少年の姿を捉えると大人の水色の瞳がゆうるり細くなった。 呼びつけた生徒が何を隠し持っているか気づいているのか、そうでないのか。カウンセラーは穏やかに言葉を続ける。昼休みに教師と生徒が楽しげに雑談をするかの如く。 「メレフ。貴方の事は他の先生から聞いているよ。 他の先生によくない事をしたそうだね。 ……ああ、責めている訳じゃない。心配なんだよ。どうしてそんな事をしてしまったのかと」 微笑みながら続ける。 罪なき部外者の子供の手を握ったまま。 (@3) 2021/05/30(Sun) 15:41:42 |
いたがる ルヘナ(匿名)は、メモを貼った。 2021/05/30(Sun) 16:13:40 |
【人】 褐炭 レヴァティ>>夕方の屋上 イクリールんー、やら、あー、やら。生返事を投げ置いて。 話は終わったものに思えていたけど、 それでもあなたが去らないものだから。 「……ひとことで言 った ら、子どもたちが屠 殺 ごっこをした話?」起き上がって、「あ」という顔をした。 話し相手がイクリールであったことを、 レヴァティはここで初めて認識した。 「……まァ、ええか」 「屠殺ー…鶏やら豚やらをお肉にす る為 に殺すことね?その屠殺屋さん役の子が、 ごっこ遊びで 豚 役の子を本当に殺しよるん」「殺人が死刑の町で、それでもその子が 子ども だからで許されるか許されないか、って話 〜」「君はどう思います?」 コートの下から本を取り出し、パラパラとめくり出す。 ん? 何か違和感を感じたようだったのが見て取れた。 (85) 2021/05/30(Sun) 16:22:49 |
ルヘナは、暫くその場にいる皆の様子を眺めてから、中庭を離れていく。 (c114) 2021/05/30(Sun) 16:35:25 |
サルガスは、深夜の教員棟を走り出しました。 (a92) 2021/05/30(Sun) 16:36:39 |
【墓】 甘夢 イクリール>>85 夕方の屋上 レヴァティ 「とさつごっこ?」 ただ何となくそこに居て、 ただ何となく、夕暮れの空を眺めていたイクリールは 唐突なレヴァティの言葉をなぞり、首を傾げた。 「………うぅん…むずかしい話はあまり、得意ではないけれど… 殺してしまった子は…悪気はなかったのかもしれないわ。 殺してしまったのは、どうしてかしら。 ただ間違えてしまっただけではないのかしら。 それとも、その子のことを嫌いだったの? 嫌いなら、どうして嫌いだと思ったのかしら」 イクリールにしては珍しく、うんと悩み 少しずつ、訥々と言葉を返していった。 「それもわからないのに、許すとか、許さないとか そんなことを決めてはいけないわ。 他のみんなは違うかもしれないけれど、 わたしはそう思うのよ。」 悩み考えるイクリールは、レヴァティの様子には気付かない。 (+70) 2021/05/30(Sun) 16:46:54 |
【人】 キセキの ポルクスと 止まり木の カストル『う〜ん、ここいら ルヘナ 不足起こしてたから、かなぁ』「 絶対そう 」「なんていえばいいんだろう」 『 わからない 』双子は自身等の命を惜しいと、思ったことなどない。 他の人間も一部を除いて、あまり深くかんがえていなかった。 けれど、一部が増えたことと、嫌いじゃない好きなほうの一部、の枠が少し大きくなったのかもしれない。 とてもこどもらしい。些細な変化だ。 『ん〜……』「なんかさ」 気味が悪い。 (86) 2021/05/30(Sun) 17:07:31 |
スピカは、ルヘナを見送った。名残惜しそうに。 (c115) 2021/05/30(Sun) 17:10:33 |
【人】 褐炭 レヴァティ>>夕方の屋上 イクリール「そっか。君はよう考え られ る子ですねぇ」「そうですそうです、判断し得るに足 る情 報って、今俺が言った中には全然ないんよ〜。 誰かに命令されたとか、 他の 場合 もいっぱい考えられますけん」「君はそおやって、考え られ る頭がなくならんとええ、あっ」本の中身をちゃんと読んでギョッとする。 忙しなく周囲を見て、イクリールの傍の手帳に気付けば 慌てた様子で手帳を拾った。 コートから出した本…… ──童話集と手帳は、サイズは似てはいるが、 中身は勿論、表紙の質なども大きく違う。 あなたがイクリールだとも気付くのも遅れたし、 こんなことも間違えていたのだから、 彼は本当に、そうとう寝ぼけていたのだろう。 (88) 2021/05/30(Sun) 17:19:02 |
メレフは、連れられた子供のを、見ている。 (a93) 2021/05/30(Sun) 17:28:04 |
メレフは、連れられた子供を、見ている。 (a94) 2021/05/30(Sun) 17:28:23 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>87 メレフ 「そう。でも私は子供達が好きだよ。勿論メレフもね」 間髪入れずにそう答える。その表情は微塵も変わらず涼やかなもの。 「文句はどうだったかな。きっと言っていたかもしれない。 ……ねえ、メレフ。 "人を傷つけてはいけない"って教わらなかった? 何を考えて動いたのか私は分からないけれど、それはいけない事だよ」 やるにしても、もっと上手くやらなくては。 (@4) 2021/05/30(Sun) 17:28:31 |
【墓】 甘夢 イクリール>>88 夕方の屋上 レヴァティ 「……そうかしら。 ううん、レヴァティがそういうなら、きっとそうなのね。」 その声色は、自分に言い聞かせるようなものではなく ただ純粋に、そう納得しただけのようで。 それから、慌てた様子のレヴァティに目を瞬かせた。 「…ねえ、レヴァティ。 たとえ悪気がなくとも、よくないことはよくないことよ。 殺してしまったことも、『なかったこと』にはできないわ。 それはきっと、たしかなことよ。 それでも、それがよくないことだと、正しいやりかたを 知らなかったことが悪いことなんて」 そんなの、あんまりよ。 きっと、誰も教えてくれなかっただけなのに。 「一度許されないことをしてしまったひとは、 いつまでもずっと、 許されないままでなければならないのかしら」 昏くなりつつある空は遠く、暮れる夕陽を眺めてぽつりと零す。 その手帳はきっと、レヴァティにとって大切なものなのだろう。 ただそれだけの事だ。イクリールはそう結論付けた。 (+71) 2021/05/30(Sun) 17:30:25 |
ラサルハグは、小さな子供の手を握り続けている。子供は酷く戸惑っている。 (t13) 2021/05/30(Sun) 17:30:25 |
カストルは、ポルクスとルヘナの笑顔が大好きだ。 (a95) 2021/05/30(Sun) 17:31:43 |
カストルは、とポルクスは 、ルヴァ団長が無理をしないか心配だ。 (a96) 2021/05/30(Sun) 17:33:17 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>89 メレフ 「おとな[わたし]が貴方を傷付けたとしたら、それはきっと愛なんだよ」 何の疑いもなく答える。まるでそれは枝から離れたリンゴが地面へ落ちるのと同じくらい、常識であるのだと言う口ぶりで。 「わたし[おとな]は子供達を愛している。だからどれだけ穢れても、どれだけ傷ついても、どんな道に進んでも。支え、教え、癒し、守り、子供達を見守るよ。全ては貴方たちを愛しているが故に」 ええ、そう。他の大人も、きっとそう。 何の疑いもなく答える。頷いた拍子に髪に留められた星の冠が歪に輝いた。 → (@5) 2021/05/30(Sun) 17:53:27 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>@5 >>89 いけない子 「そう、『宿題』をしなければいけないね。 人を傷つけてはいけないと、きちんと理解してもらう為に」 コツン、コツンと。ヒールを響かせ。 小さな子供の手を引き、ぐいと前へ差し出した。続くようにもう片方の手で握っていた紙袋も少年の目の前へ。 「紙袋の中には鞭が入っている。他の先生から借りたんだ。 今からこの子を 貴方の手で 三度打ちなさい。この子は私が後ろから捕まえておくから。 終わるまで、人を傷つけることが悪い事だと反省するまで帰らせないよ。 逃げてもいいけど、そういう素振りを見せたなら反省する気がないと判断して メレフが他の先生にしたことをこの子に刻む事にする。貴方の目の前で」 (@6) 2021/05/30(Sun) 17:57:12 |
ラサルハグは、小さな子を掴む手に力を込めた。 (t14) 2021/05/30(Sun) 17:58:48 |
サルガスは、深夜の教員棟で知らない大人に見つかりました。 (a97) 2021/05/30(Sun) 18:01:59 |
サルガスは、走り回って逃げています。 (a98) 2021/05/30(Sun) 18:02:15 |
【置】 キセキの ポルクスと 止まり木の カストル大好きなルヘナへ お手紙ありがとう、とっても嬉しかったので ずっと大事にしようと思いました。 こういうのもらうことって多分、なかった。 実は、ルヘナがどっか行っちゃうんじゃないかなって心配にも、なって。でもちゃんといました。 一緒に居られいてなかったら、 そろそろダメになりそうでした。 ボクらはきっと何かが起こったとき、そうならないようにしていたけれど……出来るだけ、汚名が広がらないように頑張るから。 ずっと一緒にいてくれてありがとう、これからもそのあともずーーーーっと一緒に居られたらうれしいなぁ。 ルヘナの友達が増えたのは嬉しくないけど、たのしそうなはも〜〜〜っといいと思うので、きをつけてね。 オレらとも遊んでくれないと、あばれます。 ご存じでしょうが、カストルもポルクスも、貴方のことが大好きです。 またね。ふたりから愛をこめて。 (L13) 2021/05/30(Sun) 18:13:35 公開: 2021/05/30(Sun) 20:10:00 |
【置】 懐に ブラキウム(1/3) 夜の教員棟。 人気の少ない廊下の向こう。 面談室にブラキウムと大人が向かい合っていた。 「キミが私達と話がしたいだなんて珍しい。 ここも、大人のことも嫌っていた筈だが。 ――あぁ、見えないのだったかな。 人の顔が分からないだなんて苦労するだろう」 「僕の病気の話は関係ないだろう。 余計な話はするつもりもないからね。 お互い無駄な時間は省こうじゃないか」 「キミはここに来てから何も変わらないね。 それで何の用だ。 あれだけ奔放にやっておきながらまだ不満があるのか。 外に出たくて仕方がなくなったのか。 空気を読むことをを覚えたらどうだ。 その気になればどうにだってできる立場だと理解できない程馬鹿とは思わないがね」 「……僕はあの調香師の御曹司だ。 迂闊に手を出したら困るのはそちらも同じなんじゃないかい?」 (L14) 2021/05/30(Sun) 18:15:13 公開: 2021/05/30(Sun) 19:30:00 |
スピカは、森でキノコを食べている。 (c116) 2021/05/30(Sun) 18:15:56 |
【置】 懐に ブラキウム(2/3) 「本当にそう思っているのか? だとしたらなんとも哀れな事だ。 かわいいブラキウム。 キミは正真正銘、ただの子どもでしかないんだ」 「だからどうしたって言うんだ。 ただの見せかけの脅し文句だ。 他の子どもにはそれで通じるかもしれないけど僕には無駄。 僕は僕だ。できる事をやるだけだね。 少なくともお前達よりは上なのは確かで――」 「それは困った。 私達もひとりの子どもを贔屓なんてできない。 このままじゃいつまでも平行線のまま時間を浪費するだけになったしまう。 ……良い事を思いついた。"お願い"するなら聞いてやってもいい。 対価はキミ自身だ」 「嫌だと言ったら?」 「さて。気分次第だ。 例えばの話をしよう。 ここには誰も来ない。小さな子どもが少しくらい居なくなっても誰も気づかないだろうな」 「……いい趣味してるよ」 (L15) 2021/05/30(Sun) 18:16:25 公開: 2021/05/30(Sun) 19:30:00 |
【置】 懐に ブラキウム(3/3) 「私達はキミのようなお転婆娘も受け入れて自由にさせてやれるんだ。 ここらでそろそろ誠意を見せてくれればもっと融通してやれることもあるかもしれない。 さぁ。どうする? 答えるんだブラキウム」 取られた手を強く握られる。 言葉も行動も全部気持ち悪い。 加えて仮面で見えないはずの顔が見えるような気もする。 あぁ、僕をそんな目で見るな。 大好きなあの人達以外に心も体も絶対にくれてやらない。 約束だからだ。 「いいよ」 これは賭けだ。 「取引成立」 手を引く。 体を寄せる。 大きなからだに腕を回す。 あの時と同じようにやれば、きっとうまくいく。 全ては懐に入っている。 あとは僕が僕のままで居られることを祈るだけだ。 (L16) 2021/05/30(Sun) 18:17:44 公開: 2021/05/30(Sun) 19:30:00 |
キセキの ポルクスと 止まり木の カストル(匿名)は、メモを貼った。 2021/05/30(Sun) 18:18:08 |
水底はやがて煌めく シェルタンは、メモを貼った。 (c117) 2021/05/30(Sun) 18:25:52 |
【置】 懐に ブラキウム――果たして、一人の子どもがギムナジウムに帰ってくる。 彼は何事も無かったかのように朝食の場に姿を現すはずだ。 "いつも通り"の朝が。 "いつも通り以上"のこれからが。 きっと始まると信じている。 ほんものの悪い大人は彼が居なくなったことを忘れた。 不整合は是正されなければならない。 大人たちから指示が出る。 子どもたちの見る目が変わる。 朝になれば出し物が始まる。 「後は任せたよ」 (L17) 2021/05/30(Sun) 18:53:34 公開: 2021/05/30(Sun) 20:00:00 |
サルガスは、大人に追いつかれてしまいました。 (a99) 2021/05/30(Sun) 19:01:58 |
【置】 キセキの ポルクスと 止まり木の カストル敬愛なるルヴァ団長、ルヴァへ 名探偵にはなれましたか? 見つけられたら、そいつと一緒にお花食べていいですよ。 ただ滅茶苦茶怒ってたって伝えてあげてください。 サルビアはウマい。 ほかの植物が気になるなら、ルヘナを頼ればいいと思う。 あと、嘘というか普通に言ってたことなんですけれど。 オレもボクも悪い子なので ルヴァ団長は何も間違っていません。 それでも、おそばに居られるように、精進いたします。 ルヴァ団の刃、ルヴァ団の盾 ルヴァの友より。 (L18) 2021/05/30(Sun) 19:05:04 公開: 2021/05/30(Sun) 20:15:00 |
カストルは、ポルクスと、ルヘナの髪を整えました。 (a100) 2021/05/30(Sun) 19:07:00 |
ルヘナは、ラサルハグに別れを告げた。 (c118) 2021/05/30(Sun) 19:08:16 |
ルヘナは、カストルとポルクスの好きなように、自分の髪を触らせた。 (c119) 2021/05/30(Sun) 19:09:07 |
ブラキウムは、賭けに出た。 (a101) 2021/05/30(Sun) 19:10:40 |
ブラキウムは、『保険』がまだ有効だと思っている。 (a102) 2021/05/30(Sun) 19:12:49 |
ラサルハグは、愛おしそうにメレフを見た。 (t15) 2021/05/30(Sun) 19:17:55 |
ラサルハグは、唄うように言葉を紡いだ。「おいで」 (t16) 2021/05/30(Sun) 19:18:23 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>90 メレフ 鞭の入った紙袋を手放し、小さな子供の真後ろへ。 両肩を抱いてただ微笑んでいる。子供が逃げぬよう確かにその手に力を込めながら。 そう、ただ微笑んでいるだけ。 笑みの形に口元を歪めながら唇を震わせる。 「いいよ」 大人は動かない。 少年はカウンセラーの顔を狙えばいとも容易く傷をつけることが出来るだろう。 「でも、それが浅はかだと言うしかない。 一人でいったい何が出来る?ボロボロのその体で? 体を動かす前に。少し待って、考えて、周りを見て、上手く立ち回る事を覚えなさい」 → (@7) 2021/05/30(Sun) 19:18:45 |
ラサルハグは、微笑んでいる。 (t17) 2021/05/30(Sun) 19:18:56 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ (@8) 2021/05/30(Sun) 19:19:20 |
【人】 どこにいるの カストル「おい……なああアァ?」 「ねえ、カストル。見なかった?」 「 ねぇ、ボクのカストル 」どこ? おい、だれかしってないかな。 ポルクスは走り出しました。 (92) 2021/05/30(Sun) 19:19:26 |
スピカは、約束を忘れていない。 (c120) 2021/05/30(Sun) 19:22:17 |
【人】 空回る思い メレフ>>78 サルガス 「……忘れた事はない。ここにいるやつらはどれだけ年を取ったって子供だ。 それでも、積んできた年数は兄貴面したくもなるんだろ。…まあ、お前は見た目より随分と大人な考えを持っているとは思うけどな」 きっとそれは自分もそうで。 下の兄弟がいなかったから、姉の真似事をしているだけなのかもしれないけれど。 「…危ないだろ。それで、怪我したのか…はあ、誰かに怪我させられたわけじゃないならひとまずは安心だが……… ……痛むはずだ、今日一日はちゃんと大人しくしていろよ。ぼくが言うのもなんだが、それは無理に活動していいレベルじゃあないからな。 ………こっちの傷は?これは前からあったのか?」 胸の傷を指して。定着しきっているのなら、古い傷なのだろうとはわかるけれど。 (93) 2021/05/30(Sun) 19:23:16 |
【人】 どこにいるの カストル図書室、いない。自室いない、菜園、いない。そこらへん、いない。食堂、いない、いるわけがない。 カストル。どこ? どうして返事がないんだ? ねぇ、助けてくれ助けてよ どうして? そんな理由知っている。因果応報、なんとやら。 カストルは ボクが、食いつぶしちゃったんだろうな。 (94) 2021/05/30(Sun) 19:26:02 |
ルヘナは、そっと目を伏せた。ああ、ついに。 (c121) 2021/05/30(Sun) 19:27:54 |
カストルは、いない。 (a103) 2021/05/30(Sun) 19:29:00 |
【人】 空回る思い メレフ>>@9 ラサルハグ 「ッ、―――」 彫刻刀は、寸前でぴたりと止まった。 そうだ、ナイフとは違う。 自分の力では、これで致命傷を与えることは出来ない。 他人に危害を与えられるものを、ただ、振り回していれば。 少年は、変えられると思っていた。 「クソ………」 逃げる事はできない。 いっそ、自分が傷付けられれば良かったのに。 子供に傷付けられる宿題だったなら、こんなにも苦しまなくて良かったのに。 少年は、自分のことだけを考えて生きていると思っていた。 そんなことは、決してなかったのに。 少年は、紙袋に手を伸ばし 鞭を、手に取った。 ひどく、重たく感じる。 (96) 2021/05/30(Sun) 19:31:14 |
【人】 小さな心 サルガス>>93 昼過ぎ メレフ 「……けれど、いちにち、いちにちと状況が変わっていくのだもの。耐えられないよ。 メレフだって、ぼくの立場だったなら、そうするのじゃないかな。 ぼくは……メレフになにがあったのか、知らない。話したいとおもうまで、聞かないよ。 けれど、ぼくだったなら。やはりきみと同じように、多くに働きかけようとするだろう」 見えないもの、聞いていないこと。互いに、秘匿していること。 それを程度問題で比較することなどできやしないが、それでも、漠然とわかるのは。 自身がくじけそうになっても、手折られても、自分たちは止まらないだろうということ。 「これは、ぼくの病気のほう。ほら、ここにきた子たちは、なにかしら抱えているでしょう。 ぼくは、これ。生まれつき、心臓が人よりもずっと小さいんだって。 だからそれを治すために、なんどか手術をしているんだ。ほかにも、投薬や検査とか。 ……そのおかげで、むかしに言われていたよりもたくさん生きれてるのも、ほんとうなんだ」 ギムナジウムへの不信を抱えきれてしまえない理由。 それは、確かな成果だった。小さな体に、確かに真の意味での恩恵は果たされている。 逆に言えば、それがなかったらもっとたやすく、不信を武器に敵意を抱えられていただろうか? (97) 2021/05/30(Sun) 19:32:28 |
【人】 褐炭 レヴァティ>>夕方の屋上 イクリール「そうですよ〜 考えられん子も結構いよるけんねぇ」 「『悪いことは悪い、だから罰さ れる べきだ』って考えしか、一にも二にも出来ん子もいて。 けどそれ自体も悪いことってわけでなく て 」「『悪い って 知らんことをしてしまいました』『事情次第で許される悪いこと が あるって知らんです』」「言いよることん根本は、 まァ 同じよね〜知らんことは知らん。思いつきもしない ん です」「俺は ね 、みんなみんなが許すことって ない と思いますよ、イクリール」 片手で開いた手帳を見つめながら、 放り捨てていたコートと童話集を回収する。 「でも、誰かは許してくれるとも思うちょります」 「君が許せないことは、 …まァあればですけど 許せんくてええです し、君が、誰かを許せる 誰かに なってあげてもええし」あなたの場合は、大よそ後者をするだろうと レヴァティは思っている。 (98) 2021/05/30(Sun) 19:32:46 |
サルガスは、ネズミのような心臓をとくとくと鳴らしている。 (a104) 2021/05/30(Sun) 19:35:03 |
【置】 小さな心 サルガス"明日、また明日、また明日と、 時は小きざみな足どりで一日一日を歩み、ついには歴史の最後の一瞬にたどりつく、 昨日という日はすべて愚かな人間が塵と化す死への道を照らしてきた。" 「いやだ――いやだ!」 手を振り払う。叩き落とす。無我夢中になって、必死の力で振り払った。 ここで捕まるわけにはいかない。いかないのだ。かれらに何もしてやれていないのに。 連れて行かれることに怯るかれら、連れて行かれ傷ついたかれら。 その手、その腕に、託すものひとつなしに、終わってしまいわけにはいかない。 暴れた腕は、足は。夢中になって、大人の体を打ち払い。とうとうバランスを崩させた。 (L19) 2021/05/30(Sun) 19:37:57 公開: 2021/05/30(Sun) 19:50:00 |
【置】 小さな心 サルガス「、」 『あ、』 "その祈りは上天に達し、 慈悲のお耳にあらしとなって吹き荒れて、 すべての罪のお許しを。 皆みな様がよろず罪からの許しを願われるように、 ご寛容のほど願います。" (L20) 2021/05/30(Sun) 19:40:15 公開: 2021/05/30(Sun) 19:55:00 |
スピカは、どうすればいいのかわからない。 (c122) 2021/05/30(Sun) 19:40:50 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>96 メレフ 「良い子だね、メレフ」 大人は微笑みながら見守っている。 小さな子供の真後ろにいる為子供の表情を窺い知る事はできない。 けれど選んだ子供は"口が軽いだけのさして目立った点などない一般的な感性を持つ子供"だ。 大の大人に拘束され、今から傷つけられると宣告されている子供の反応など簡単に予想がつく。 「三度打ったら、すぐに解放しよう。貴方も、この子も。 その頃には分かってくれる筈だよね」 "いっそ、自分が傷付けられれば良かったのに"? だからこそ大人はこの仕置きを考えたのだ。 覚悟の決まった者は自分のことなど顧みないでしょう? この方がより心に響くでしょう? (@10) 2021/05/30(Sun) 19:41:18 |
レヴァティは、 『ぴんぽんぱんぽーん♪』 夕食後、門限の放送を滞りなく行った。少し掠れた声で。 (a105) 2021/05/30(Sun) 19:43:03 |
【墓】 甘夢 イクリール>>98 >>99 夕方の屋上 レヴァティ 「……そう。レヴァティがそう言うなら、そうするわ。 ごきげんよう、レヴァティ。どうか元気でね。」 立ち去る背中を追う事は無い。 寂しくなった屋上に、びゅうと一つ、冷たい風が吹いた。 「…わたしにだって、ゆるせないことはきっとあるわ。 まだ知らないか、それがとっても少ないだけで。 だれにだって、ゆるせないこと、ゆるしたいことがあって きっと、それだけでいいのにね。」 一人ぼっちのイクリールは、寂しげに微笑んだ。 この世界は、どうにも上手く行かない事ばかりだ。 きっと、誰が悪いわけでもないのに。 (+72) 2021/05/30(Sun) 19:43:11 |
【人】 空回る思い メレフ>>97 サルガス 「それは………、…その通り、だな。同じ立場だったとしたら、無理してでも、這ってでも動いていただろうな… ぼくにあったことは、ぼくからは…とてもじゃないけど 、気持ち悪くて話せない。 ………シェルタンに、聞いたら 答えてはくれると思うが」 それでも、心配な気持ちはやはりあるけれど。一旦、口を噤んだ。 自分のことを棚に上げて、サルガスにばかり休むように言うのも よくない話だろうと思ったのだ。 「…病気。 そうか シトゥラの言っていた………この場所があって、助けられた子供… お前も、そうなんだな………」 この場所がなければ、この場所は悪だと信じていた。 目の前に、確かに正しい治療を施された痕跡を見てしまえば。もう何も言えなくて。 自分は、どうするべきなのか。 それを知って、果たして。やるべきことを変えられるのか。 少年には、まだ。 ただ、苦しそうに顔を歪ませて。サルガスの傷跡を見ているだろう。 (100) 2021/05/30(Sun) 19:43:54 |
レヴァティは、投げかけられた言葉を背中に受けるだけだった。 (a106) 2021/05/30(Sun) 19:47:04 |
【置】 褐炭 レヴァティ≪所感≫ ブラキウム:良い成長と悪い依存両方してない? 拠り所なくなったらあかんそう〜 メレフ :朝から居らんのキツそう。早う治してもらえるとええですね。 シェルタン:あーあ。 後悔ないところに辿り着けるとええですね。 ルヴァ :無力な正義の味方って大変ですけん。応援しちょるんよ。 カストル :前にああ言うてたし、そうなんでしょうね。 ポルクス :そう言えば、俺ちょっとだけ困ることあったなァ? ルヘナ :あー……あーあ。 まァ、期待なんて最初から。 サルガス :みんなみんな元気やとええけんね〜、ほんとう。ほんとう。 スピカ :あーあ。 ご飯はまだおいしい? イクリール:あーあ。 考えられる頭、なくさんてねぇ〜 シトゥラ :知らない分からないで気付けん時代の方がしあわせよ。 君はきっとそう。 ヘイズ :あーあ。 でも仲間がいっぱいの時期でよかったね〜〜 デボラ :お外で元気でねぇ? 帰ってこんてええですよ ラサルハグ:大人ですね。ハン。 (L21) 2021/05/30(Sun) 19:50:13 公開: 2021/05/30(Sun) 19:50:00 |
ルヘナは、中庭を掘り返す。 (c123) 2021/05/30(Sun) 19:50:31 |
ルヘナは、彼らから貰った花束を、さっき掘ったばかりの穴に放り込む。 (c124) 2021/05/30(Sun) 19:53:08 |
イクリールは、レヴァティを見送った。たとえそれが届かずとも (c125) 2021/05/30(Sun) 19:54:03 |
【墓】 あなたの盾 スピカ「カストル」 スピカは、 カストル に見えるもの を探して歩き回っている。 様子がおかしいのはもともとだが、 これは話が違う。 自分の手に負えないものだろうと、 見て見ぬふりはできないと思っていた。 だって、全てを受け止めるって決意をしたから。 (+73) 2021/05/30(Sun) 19:54:05 |
【人】 小さな心 サルガス>>100 昼過ぎ メレフ 「……シェルタンに? ……それは、ぼくは……聞いていいこと? きみが、だれかに知られたくないとおもうのなら。それは、むりしなくていいんだよ。 きみからみたらぼくはきっとちいさい年少者だろうけれど……ときどき、わがままを言っていいんだ」 絞り出すような言い様に、単純にわかったと返すことはできなかった。 いいかな、と一言だけ確認をとって、横顔に手を伸ばす。 相手がそうしたように、ほとんど触れるかどうかもわからない手が、ぽんと叩いた。 「ぼくがびょうきのこどもでなければ、もっと激情のままにうごけたかもしれない。 でも、だからって、ぼくは苦しんでいるこどもたちに、がまんしろなんて、言わないよ。 だいじょうぶ。きみが戦うなら、ううん、きみが立ち止まっても。 そのさきで、ぼくはまだだれかを守るために、たたかっているだろうから。 だから、いいんだ。きみは、きみの思うように、やるべきだ。 立ち止まってもいい。振り返ってもいい。それでも、きみは、きみだから」 薫風は窓から薄っすらとそそぎこみ、曇天を透かした陽光が差し込む。 転げたままの体は、言葉ほどには強かではなく、たよりないと笑ってしまえるかもしれないが。 それでも。少年の瞳は、折れた様子ではなかった。 触れた皮膚から、静脈から。とくとくと小動物のような鼓動が、血の流れを伝えている。 それはまだ、多くが起こる前。昼の陽光の下の、はなしだった。 (102) 2021/05/30(Sun) 19:54:08 |
サルガスは、知らない大人を教員用の井戸に突き落としました。 (a107) 2021/05/30(Sun) 19:55:25 |
サルガスは、浮かび上がってくることのない体を、見えなくなるまで見つめていました。 (a108) 2021/05/30(Sun) 19:55:48 |
ルヘナは、それを手向けとした。 (c126) 2021/05/30(Sun) 19:56:04 |
サルガスは、 。 (a109) 2021/05/30(Sun) 19:56:07 |
シェルタンは、教員棟に足を運んだ。何度も。 (c127) 2021/05/30(Sun) 19:56:51 |
シェルタンは、信じている。悪意に満ちた世界の中でも。 (c128) 2021/05/30(Sun) 19:57:15 |
シェルタンは、一筋の光明を見つけ出すのは、そう難しくないことを。 (c129) 2021/05/30(Sun) 19:57:33 |
シトゥラは、食事に向かわなかった (a110) 2021/05/30(Sun) 19:59:14 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグきっと、メレフとのやりとりがどのような形であれ終わった後。 教員棟の一室で、大人である自分もまた"とある連絡"を受けていた。 「 "×××を見てあげるように?" ……その子は確か…………」 星の冠に触れて、小さく頷く。 「分かった。私に出来ることはないけど、子供達はきっと"見るようになる"のだろうね」 (@11) 2021/05/30(Sun) 19:59:15 |
小さな心 サルガスは、メモを貼った。 (a111) 2021/05/30(Sun) 19:59:20 |
メレフは、罪のない子供を、3度叩いた。 (a112) 2021/05/30(Sun) 19:59:28 |
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