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【人】 受験生 雨宮 健斗[はぁ、と息を吐いて、ベッドに腰掛ける。 ようやく落ち着いて、煙草に火をつけた。 あ、と思い出してポケットと鞄から 旅の相方を取り出して、窓辺にそっと。 追いかけてきた母親がそれを見て、 可愛い折り鶴、誰に貰ったの?と しつこかったのは、想定外の話。 ]** (187) 2020/12/02(Wed) 18:10:59 |
【人】 学生 五反田 健吾─ それからの話 ─ [ 靴に足を入れて、しっかりと履いたなら立ち上がり後ろを振り返る。 誰もいない、狭い部屋。 寂しさを感じない訳でもないけれど。 たまに来てくれる幼馴染が、馴染みの友達が、……他にもきっと、見知った人が。 灰色の空気を彩ってくれるから。] ───行ってきます。 [ 誰にでもなく、言葉を呟いて。 鞄を持ったのならドアノブを掴んだ。] (189) 2020/12/02(Wed) 18:47:52 |
【人】 学生 五反田 健吾[ 二年生も終わりに近かったもの、 一年なんてきっとあっという間に 過ぎ去ってしまう。 クリスマスはどうしたか。 年末は誰と過ごせたか。 正月は初詣に行ったか。 どんどんと過ぎ去る月でも、 きっと、遠くではないどこかに幼馴染はいて。 幼馴染のそばには、馴染みの友達がいて。] (190) 2020/12/02(Wed) 18:48:26 |
【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里[ 人生において高校三年間が占める割合。 それは、とても短くて。 ましてやそれが二泊三日の林間学校となれば、 まるで瞬きする程の時間。 ─── それでもあの日の出来事は、 今でも鮮やかに、思い出せた。 ] あ、もしもし、私だよ。今大丈夫? うん。リップクリームが無くなっちゃって。 新しいのを選ぶの付き合って欲しいなぁって。 ( ……長くて早い時の流れの中には。 ほんの一瞬だけすれ違って。 今は何処かで遠くて、 その幸せを願うしかできない人達もいるけれど。 ) (194) 2020/12/02(Wed) 20:08:56 |
【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里[ …… 当時の私は、>>0:55>>0:56 変わらないものなんてないと思っていた。 形あるものはいつか壊れるし、 人の心も移ろいゆくものだから。 嗚呼、それでも。 ] 待ち合わせ場所は、あのオムライス屋さんでどう? そうそう。 オープン当初、私を置いて二人が行った所。 うぅ、食べ物の恨みは怖いんだよ? うん。今度また行こうよ、三人で。 [ きっと、大切なものは変わらず残るのだ。 色を失い、形を変えて。 何十、何百の時を刻んでも。 ] ( それでも、大切な人達の幸せは。 私自身の手で紡ぎたいと願うんだ。 それも、叶う事ならば。 ) (195) 2020/12/02(Wed) 20:09:17 |
【人】 “君の隣で” 日下部 汐里それじゃあ、またね。 [ 柔らかく微笑み、携帯端末を仕舞い込めば、 両手に向かって、はぁと白い息を吐く。 その拍子に胸元で、 年季の入ったハートのネックレスが静かに揺れた。 ]** (196) 2020/12/02(Wed) 20:09:54 |
【見】 3-A 矢川 誠壱[ 恋とは難儀なものである。 結ばれたとて、そこがゴールではない。 ひとつのチェックポイントになるだけで そこからまたひとつ、またひとつ、 何かと起こるいろんな出来事の中で、 ときにぶつかったり、一緒に乗り越えたり、 そんな日々を過ごしていく。 今まで知らなかったいろんな感情に 名前をつけて、それをぶつけたり、 ぶつけられたりして、ときには 言い合いになって、眠れない夜もある。 暖かさに、安らぐ昼の微睡もあれば、 愛しさに、胸が締め付けられる朝もある。 それが恋であり、愛であると知った。] (@88) 2020/12/02(Wed) 20:50:53 |
【見】 矢川 誠壱[ あのとき、ひとりの後輩に 言われたことがきっかけで やっと知ることのできた感情。 あのとき彼女が知り得たことと、 その先の未来を己は知らない。 いつだか、ひとりの後輩と 自分たちは全く難儀な恋に 身を置いているな、と話したことがある。 あのとき彼女が選んだ答えを 己は聞かなかったし、今も知らない。 きっとこれからも知ることはないだろう。] (@89) 2020/12/02(Wed) 20:52:12 |
【見】 矢川 誠壱すみませーん、 [ 呼びかけたカウンターの奥。 出てくる影はあっただろうか。 最近オープンしたというおはぎやさん。 思い出す。思い出してくださいね、と 言われたからじゃない。 忘れたこともなかったのだから。 だが、そこに見えた姿が 思い出した人と重なったなら、 少し驚いて、それから笑うだろう。 「ひさしぶり」 「最近どう?」 「あれからどうなった?」 「相変わらず難儀だよな」 「俺はさ、」 何一つ口にすることはない。] (@90) 2020/12/02(Wed) 20:52:30 |
【見】 矢川 誠壱このきな粉のやつ、ふたつと こっちのあんこのやつも、ふたつで [ そういって指した左手の薬指に 光る銀色のシンプルな輪っか。 語るつもりはない。 彼女には彼女の日々があって 俺には俺の日々があって それはきっとどんな形であれ、 かけがえないもののはずだから。 比べることはない。 ここにいる彼女はきっと、幸せなのだろうから。 会計をするとき、首筋に光る 年季の入ったネックレスが目に入った。 目尻を下げて微笑み、お釣りを受け取る。] (@91) 2020/12/02(Wed) 20:53:02 |
【見】 矢川 誠壱またきます [ とひとこと残して、店を出る。 歩く足取りは軽かった。 自宅のドアを開く。 なかから聞こえた「おかえり」は もう聞き慣れたものだけれど、 何度聞いたって嬉しいし、愛しい。] ただいま、おはぎ買ってきたよ [ コーヒーを淹れて、おはぎを皿に出す。 春の陽気差し込む窓辺には、 小さな折り鶴と、雪の結晶が肩を並べて 穏やかな休日の昼を微睡んでいた。]** (@92) 2020/12/02(Wed) 20:53:14 |
【人】 音楽教師 雨宮 健斗おまえら! 未成年が煙草なんか吸ってんじゃねぇ! 没収だ没収! [はー?先生ふざけんなよ返せよー、と笑う声に こちらもにやりと笑って凄む。 ] お?やんのか。 お前らの卒業は俺次第だっつーのを 忘れてんじゃねぇだろうな?ああ? [なんの因果か林間学校。 キャンプファイヤーの炎に揺らされて、 少し離れたベンチで上がる紫煙を 目敏く見つけた。 ひょい、と没収したそれにこれ見よがしに 火をつけて、深く吸い込む。 わーまじかよ最悪、と言う声に笑いながら 吐き出した白が、月に向かって登る。 ] (197) 2020/12/02(Wed) 21:24:41 |
【人】 音楽教師 雨宮 健斗[なんで全員必須なのか、なんとなくわかった気がする。 希薄になっていく未来のために。 そうならないための絆を。 解けかけた糸があるならもう一度結んで。 そんな願いが、きっと込められているのだ、 と思う。 会ったばかりの煙草臭いパーカーに吸わせた涙も、 敷かれたレールから少し外れて出逢った恋にも 同じ方向を向いた愛も、 年季の入ったネックレスも 思い出したら頭を抱えるような不器用な恋も、 きっと全部まとめて、月は見ていた。 ] (198) 2020/12/02(Wed) 21:26:29 |
【人】 音楽教師 雨宮 健斗[───さぁ、明日。 朝食ブッフェ食ったら帰ろう。 首から下げた銀色が、キャンプファイヤーの 炎で僅か煌めいた。 ただいま、って言う相手はあの頃と変わって。 図体のデカい二人にはちょっと不似合いな、 折り鶴と雪の結晶がちょこんと佇む家に。 深く吐き出した紫煙は、 ───細く、白く、月に伸びた。 ]** (199) 2020/12/02(Wed) 21:30:12 |
【人】 オリガミ部2年 近藤 絵理香[私は高校卒業して、就職した。 この街に住むことに決めたんだ。 汐里ちゃんに一人暮らしの家を紹介して、合鍵を渡して、それからそれから。 何度も約束を重ねて、唇を重ねて、想いを重ねて、私は今日も生きている。 いろんなことを言う人もいる。 けれど、世の中にはいろんな色があるのだからと、私はいつも彼女と共にいた。 いつのまにか、思考の中心に彼女がいることに気づく。 馴染みの友達と、彼女と、沢山のひとたちと。 出会いも別れもあって生きてきた中で、また一つ約束をかわす。>>195>>196] んー、でもね。 わたし、これから毎日汐里ちゃんのおはぎ、食べたいなあ。 [他のお料理はわたしが作るから、と笑う。 お揃いのものはネックレスだけじゃなくなっていた。 歯ブラシに、マグカップ。 キーホルダーに鍵にスリッパ、それから? ほんのり頬を染めて、彼女の手を取ってその甲に口付ける。] (200) 2020/12/02(Wed) 22:00:21 |
【人】 オリガミ部2年 近藤 絵理香汐里ちゃん。 ……きっとこの気持ちが、愛なのかな。 わたしね、ずっとずっと、汐里ちゃんと。 [その左手の薬指に、そっと指輪をはめよう。 おはぎを作る手だから、後でチェーンもプレゼントするんだ。 受け取ってくれたかな? 私の首元にも、昔からの三日月が揺れる。] (201) 2020/12/02(Wed) 22:00:39 |
【見】 会社員 矢川 誠壱 ──少し先の話 [ 教師になると言われた時は、 正直目が点になってしまった。 たしかに教員免許を取れる課程ではあるが…] 雨宮が、先生…? [ 頭をぐるりと巡らせて、想像する。 真面目な顔をして挨拶して、授業して 不真面目な生徒を叱って、諭して、嗜めて? ほんとに?理科室でコーヒー淹れるわ 授業はサボるわ、タバコは吸うわ、の あの雨宮が?] ふ、っく、くくく…… [ 眉根を寄せて、噴き出した。 そのまま静かに顔を伏せて肩を震わせる。 我慢できなくて笑っていたら怒られた。] (@93) 2020/12/02(Wed) 22:11:19 |
【見】 会社員 矢川 誠壱いやだって、ふりようのお前がさ。 要が聞いても笑うぞ、絶対。 [ そういってWふりよう仲間Wの 友人の名前を出せば、余計に笑えた。 ひとしきり笑ってしまった後、 ふう、と息を吐いて、微笑みかける。] でもまあ、雨宮は、向いてるよ。 優しいし、人のいいとこ引き出したり 伸ばしたり、上手いなあって思うし。 あと、親身になってくれるし、 …慕われる、先生になるよ、お前は。 [ そういって、くるり、視線を動かして 「でも」と落として、少し迷う。 続けるべきか、カッコ悪いしな、 でもまあ、今更かなあ、なんて。 んー…と詰まった後、またそちらを見つめ。] (@94) 2020/12/02(Wed) 22:11:48 |
【見】 会社員 矢川 誠壱女子高生に囲まれて、きゃーきゃー 言われてる未来が見える気がする。 …それだけ、ちょっと癪だなって。 [ 羨ましいとかじゃない。 なんか、ムカつくなって。 いつだか、彼が己にいった言葉が ふと過ぎったから、両手のひらで口元に 蓋をして、目を逸らす。 ふう、と息を吐くと、 「こんな気持ちだったの?」と 籠った声で小さく呟いた。 聞こえたかどうかは分からない。 ふ、と頬を緩めて、両手を下ろす。] (@95) 2020/12/02(Wed) 22:12:08 |
【見】 会社員 矢川 誠壱牽制、しなきゃだな [ と笑った。 どういう意味?と聞かれても 「なんでもない」と答えるだろう。 そうして、彼の着任のその日の朝。 呼び止めて、渡すのだ。 ちゃんとつけといてよ?と笑って、 こっそり買っておいた 銀色に輝く輪っかを。]** (@96) 2020/12/02(Wed) 22:12:34 |
【人】 音楽教師 雨宮 健斗──笑いすぎ。 [だから言いたくなかった、と、目の前で 顔を伏せて笑い続ける彼をギロリと睨んで。 友人の名前を出してまた笑いを増やされて。 しぶしぶ口を開いたら、きっとさらに笑うくせに。] …もう笑われた。 理科室に灰皿もうないですよ、だって。 ──マジムカつくあいつ… (202) 2020/12/02(Wed) 22:32:10 |
【人】 音楽教師 雨宮 健斗[ひとしきり笑ったあとで褒められてもな、と また睨んで、残ったおはぎをぽいと口にした。 そうして、口を掌で抑えながら ぼそりと告げられた言葉には、 息を呑んで、ふ、と笑んで。 ] まぁーな。 モテちゃうかな。 [にやりと笑ってやった。 籠った小さな声には、ちらりと視線を流して、] …おっそ。気づくの。 [とそっぽむいてやるのだ。 ] (203) 2020/12/02(Wed) 22:33:39 |
【人】 音楽教師 雨宮 健斗[着任の日。 珍しくスムーズに起きた彼から渡された、 銀色に目を見張る。 まじかよ、と言いながら、完全に赤くなった顔を 誤魔化すように、そっと、唇を合わせた。 せんせー、彼女いるんですかー? なんて、早速きゃっきゃする声に、 ] いまーす。 わかったからとりあえずはやく座れ! [と、相変わらずの言葉使いで、 お世話になった校長室に呼び出されたと言えば、 きっとまたお前は笑うんだろう。 ]** (204) 2020/12/02(Wed) 22:36:32 |
【人】 兄妹揃って物好き 柊 真理絵−いつかの話 「どうしていつもは避ける6月に帰ってきたの?」 「僕が偶に雇われ教師になってるのは教えたよね? その学校の文化祭があるらしいから、 なんとなく帰ってきちゃった。一緒に回ろう?」 [ かの音楽教師は愛くるしい彼女を連れて、 梅雨の文化祭に足を運んでいた。 彼女の見たいもの、試したいものをとNOとは言わずに 一緒に楽しみながら、体育館の催し物を見ることに。 ] 「バンドって、かっこいいわねぇ……」 「なぁに、好きなの?」 「好きとは言ってないでしょ?」 「年下にお熱になっちゃ嫌だよ?」 「ふふ、ヤキモチ屋さんね本当」 (205) 2020/12/02(Wed) 23:44:53 |
【人】 兄妹揃って物好き 柊 真理絵[ 双子のバンドをふたりで遠くから見ていると、 グランドピアノが移動してきた。 飛び入り参加らしいその生徒は、 将来を有望されていた、青年のような気が。 心に響く音色。 隣にいる彼女も途中から食い入るように 舞台を見つめている。 別にピアノ弾きがどうなろうと、関係ない。 演奏が終われば、彼女を連れて 廊下ででも待ち伏せをしただろうか。 ] 「誰かお探しかな?」 「……」 「別に僕は何もしてないよ。一言だけ。 今日の演奏は、数年前にどこかで聞いたものより 格段によかったよ。自愛してあげるんだよ」 「な、っ………っるせぇよ、ばーか!!」 (206) 2020/12/02(Wed) 23:47:42 |
【人】 兄妹揃って物好き 柊 真理絵[ 感想を述べただけなのに、 何故か罵られてしまった。 彼は、彼女に満面の笑みを見せて、 『あぁいうのが照れ隠しっていうんだよ』 なんて、誰かを探して校舎の方へと 戻っていく彼の背をふたりで見つめたはず。 それから、偶に気にかけていたのは本当。 わざわざ、林間学校へ彼の妹を投入したのは、 仮教師の小さな心遣い。 教師を目指して、その目標を達成したなんて 彼が知ったら、人がどれだけ成長するのか、と 観察対象になったかも。 でもまぁ、仮教師も雇われることもなくなって、 多分会うことは、ないだろうけれど。 ]* (207) 2020/12/02(Wed) 23:48:15 |
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