人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:人


【人】 寡黙 エミール

「…………どうも」

教会へと案内を受けて、案内役に礼を告げ。
荘厳な聖女像を見上げ、一度だけ親に連れられ能力の確認をした時のことを思い出していた。

こんな感じだったか? 聖女って。

流石に子供の頃の事なので記憶は曖昧だ。
それはそれとして、説明を受けて全員を見回した。
知らない人間ばかりだが、一人だけ顔見知りも居る。

「……エミールだ」

知らない間に刻まれていた痣は首筋にあり、なんとか包帯で隠していたがあまり意味はないようで。
自分がこんな祭りに
選ばれる
ことなどないと思っていたものだから、場違いさを感じながらも同じように招かれた隣人たちに、どことなく親近感……のようなものを抱いていた。
(19) 2024/01/27(Sat) 8:45:30

【人】 寡黙 エミール

>>20 ファリエ

「……アンタも選ばれていたんだな」

知った孤児院で働くファリエとは顔見知りだ。
孤児院の子供が迷子になっていた際に送り届けたのが縁だが、あまり人と話さぬエミールでも、慣れた人であればいくらか話はするというものだ。
いくらか高い目線を下におろして首筋あたりを見たが、流石に髪と服が邪魔で痣は確認できない。

……が。

「……うなじ。
 そんな所に痣がでたのか、アンタは」

つられて思わず自分も首筋に手を当ててしまった。
包帯を巻いてることからもバレバレだ。
(29) 2024/01/27(Sat) 14:20:17

【人】 寡黙 エミール

>>37 ファリエ

「別におしゃれしてるわけじゃないんだが…………」

見ず知らずの人間たちから祝われるのも面倒くさくて隠しているだけの話。
うなじなら何もしなくとも隠れていただろうからそこは少し残念だが、額や頬などといった隠しようもない場所でなかっただけ幸運だったと言えよう。
はぁ、と息をついて頭をかく。
どうやら、目の前の知人は緊張しているらしい。

「……落ち着かないならなんか食いに行くか?」

とはいえ、この場のメンバーとの話が続く限りは共にこの場に残るだろう。
それくらいの気遣いは出来る男ではあった。
(46) 2024/01/27(Sat) 20:23:31

【人】 寡黙 エミール

「ぱっと見で目立つところに痣のあるやつは今のところ見ないな」

一応女神も配慮してくれてるのかもしれない。
信仰心が強いわけじゃないからよくわからないが。
皆は何処に痣があるのだろうかと気にならないわけではないが、聞くほどでもないのでそこは黙っている様子。
(48) 2024/01/27(Sat) 20:25:32

【人】 寡黙 エミール

「……皆ばらばらだから規則性ってのはなさそうに思うが」

首筋、うなじ、胸元、腹。
聞いてる限り同じ場所に痣がある者は今のところ居ないようだと考察して嘆息した。
同じ場所にある人が居たとしても、おそらくは偶然だと思われる。

「聖女が場所を選んだのかどうかは知らないがな……」

選んだとしたなら随分と悪趣味だなと、勝手ながら散々な人物像の聖女が思い浮かべてしまった。
いや、額とかじゃないあたりは有り難いのだが……。
(56) 2024/01/27(Sat) 23:09:10

【人】 寡黙 エミール

>>57 ファリエ

「包帯の下には痣があるだけだ……何なら見せてもいいが」

同じ痣持ち。
別に見せられない理由などない。
……が、見せびらかす趣味もない。
だからお願いでもされない限りは包帯を取ることはないだろう。

「誘…………、いや、誘ったが。
……あいつらは他の大人が見てるんだろ」

連れて行く必要があるのかと。
一瞬言葉を吃らせながらも、変わらぬ温度の目でみつめた。
軽口を言える程度には緊張は解けてきたようではあるけれど、誘いを撤回する様子はない。
この祭の間は村へは帰らずルフトに寝泊まりする都合、毎日が外食だ。
そのうち何回か、誰かと食事をともにしたってバチは当たらないはずだ。
(59) 2024/01/28(Sun) 1:24:11

【人】 寡黙 エミール

「商人に冒険者に……」

色々居るものなんだな……と感慨に耽りながら周りを見回している。
男性も複数いるが、何人か出て行ってたから少しだけ居心地悪くなってきた気がする。
(80) 2024/01/28(Sun) 15:43:25

【人】 寡黙 エミール

「…………角……」

あれは魔族か。
魔族でも聖女の祝福を受ける事があるのだな、と。
祭りは数年に一度あってるとはいえ、前例はそう知るものでもないため物珍し気だ。

――というより。
なんかどっかで見たことがある気がする……が、全く覚えていない。
(83) 2024/01/28(Sun) 16:00:22

【人】 寡黙 エミール

>>85 ロキ

「…………」

「…………は?」

一瞬。
誰に言っているのかとあたりを見回したが誰もおらず。
自分のことだと分かれば素っ頓狂な声を一つ。

「…………、惚れてはない」
「神殿にいる小悪魔は珍しいと思っていただけだが……なんともないのか?」

神聖な力に影響を受けたりなど、そういうあれそれはないのかと。
少し、どこぞにあった物語を読みすぎな気はしているが実際の所の影響など知らないので問うて返してみた。
(107) 2024/01/29(Mon) 7:51:43

【人】 寡黙 エミール

>>95 ファリエ

「……自分にもある痣を見ても面白くはないだろうしな」

こくり。
変わらぬ表情で一つ頷く。
ただ巻いているだけなので特に手間というわけでもないが、求められなければ見せる趣味もなかった。

「ならわざわざ連れてくる必要もないだろ、……アンタだけでいい」

子供を神殿の何処かに待機させているなどと言われたら共に連れて行くつもりではあったが、そうでないならたまには子供抜きで息抜きをするのもいいと思う。
孤児院の大人たちは皆、自分たちの時間というものを持っているようには見えていなかったから。

聖女に選ばれた。そんな同じ境遇を持ったのだから、そういう話をするのもいいだろう。
何にせよ、子供の前であれそれと話をするつもりもなかったから丁度いい。

「……わかった。
あまり高い店には連れて行ってやれないが……それでも良ければな」

――流石に、男の自分から誘っておいて奢らないほど、甲斐性がないわけではないらしい。
(108) 2024/01/29(Mon) 7:59:52

【人】 寡黙 エミール

>>111 ファリエ

「それはまぁ。……確かに」

こんなことでもなければ孤児院で会うくらいで、しかも互いに子供と接しているからそんなに多く話をしたりしない。
そもそも、誰かを食事に誘うなんてこと自体ほとんどしたことがないから、想像できないのは当然かも知れない。

――それ以前に。
ルフトには買い出しに来ることはあっても遊びに来ることはほぼない。
買い出しついでの食事くらいはとるが、女性が喜びそうな店などとは縁がない。
さて、どうしたものかと考えてはみたが、気取ったところで仕方ないかと考えを切り上げて。
他愛のない話をしながら強張った緊張をほぐしていっただろう。

ふと、そんな折に女神像を見上げる様子を見て、こてりと首を傾げたのはここだけの話だ。
(114) 2024/01/30(Tue) 1:20:19