人狼物語 三日月国


71 【R18】歪んだ愛の形【身内】

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視点:人


【人】 SE 榊原 皇仁

────ちいさいころのおはなし




  昔は、好きな名前だった。
  だっておうじさまだから。
  キラキラした夢の舞台に立つ人。
  それが、幼い彼が知っているおうじさま。

  でも現実では、そう簡単にはいかず。
  小学生というのは良くも悪くも純粋で、
  素直に物事を言ってしまう。

                     ]



(3) 2021/05/07(Fri) 14:17:07

【人】 SE 榊原 皇仁



  『おうじって、なんか変な名前ー』


「お前の親、変なやつー」


             “にあってねー”


[ 

  流石に、彼もまだ幼くて。
  両親のことを悪くいう言葉も
  彼の名前を悪くいう言葉も
  全てが耳に入って、脳まで届いていた。

  だから、彼は恰好のイジメの対象だった。
  多分、顔が良かったことも相まって。

                      ]


(4) 2021/05/07(Fri) 14:17:41

【人】 SE 榊原 皇仁



    母さん、ぼく……
    高校通信制にするから。




  高校の進路を決める時、
  彼は引きこもることを決めた。
  最初は反対されたけど、
  通信制の良さと大学は対面に行くことを
  きちんと話して、OKを貰った。

                     ]


(5) 2021/05/07(Fri) 14:18:20

【人】 SE 榊原 皇仁



    ……女の人って、どういう感じなんだろ。




  あの場所を使い始めるきっかけは、
  まさにそんな感じだった。
  大学生になってあの場所を見つけて、
  彼は足を踏み込んだ。
  でも誰とも心の底から仲良くなるなんてことは
  一切なくて、あの時もまた
  そうなるんだろうと彼の中では思っていた。

                        ]



(6) 2021/05/07(Fri) 14:18:48

【人】 SE 榊原 皇仁




       
運命って、あるのかな。






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(7) 2021/05/07(Fri) 14:19:51