人狼物語 三日月国


198 【突発身内RP】明日世界が滅びるとしても僕たちは旅に出たい

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視点:人


【人】 白瀬伊緒

 
 去年のこの時期は隣のクラスの人が
 教室で豆まきをして学年主任に怒られていた。
 馬鹿だなぁ、なんて各地で笑い種になっていたのを思い出す。
 時は流れ。
 自由登校の今ではそんなこともなく、
 家で楽しく恵方巻を食べていたら節分は終わった。

 勉強とかの話を脇に置けば、話題になるのは当然
 甘い香りを漂わせる、あれ。
 
 
(19) 2023/02/04(Sat) 0:12:23

【人】 白瀬伊緒

 >>1
「予定?
 去年は全員に配るタイプの女子には貰ったし、
 部活の後輩にも貰ったよ。
 でももう引退してるし、今年はないかもね」


 あとは、昔馴染みの子がくれたりくれなかったり。
 去年は気分じゃなかったのだろう。 
 そんな時は周りにも配っていないから、
 変に勘繰ることもなく。
 勿論くれた人にはホワイトデーにしっかり返礼をしている。
 
 と、大体を素直に話していたら、
 もう一人は大慌てしていて
 思わず声を出して笑ってしまった。>>5


「欲しい人、いるんだ?」と目を丸くする。
 栄純はどうなの、と目配せしてみたけれど
 反応はどうだったか。

 うんうん、同級生か。
 それも同じクラスだな。胡乱気に動く大地の目が
 やたら一人の方に向かっている。
 ような気がする。
 
(20) 2023/02/04(Sat) 0:19:44

【人】 白瀬伊緒

 
 
 翌日。
 授業が終わっても沈没している友人の肩を
 つんつんつつきながら

 「ほら、(バレンタイン)終わっちゃうよ」
 
 なんて声をかけたりするのだ。
 
 
(21) 2023/02/04(Sat) 0:20:29

【人】 白瀬伊緒


 伊豆浦からお菓子を渡されれば、気にすることなく
 その場で快く受け取るだろう。>>13
 
 「ありがとう、美味しそう! あとで食う」
 
 しっかり膨らんだマフィンが透明の袋に包まれて
 手のひらの中で転がっている。
 大きめのチョコレートがざくざく乗っていて
 ちょっとジャンクな雰囲気だ。

 YOUはこれを一体何人に?
 特別な意味でないのはわかっていて、
 自分の席を立つ背中を目で追う。

 はて、さて。
 
 喜びの声が上がるのも時間の問題か。
 それとも押し殺すのか。
 
(22) 2023/02/04(Sat) 0:24:05

【人】 白瀬伊緒


 >>18
「織田もありがとう。いつもお世話になってます」


 バレンタインまでの期間も、旅行の話などで
 なにかと彼女は頼りになった。

 チョコレートや、ラッピングのチョイスにも
 性格が出るな、と頂いた品々を見ながら思う。
 そして鞄の中に丁寧にしまう。
 
 ちなみに彼女の料理の腕があれなことを僕は知らない。
 調理実習の班が一緒になったことはなかったのだ。 

 さていつ食べようか。お昼のデザートにすればその場で
 感想を伝えられるし、家でゆっくり食べるのも良い。


 そして、ホワイトデーはどうしようかと思考を飛ばす。
 もしかしたら旅行と被るかもしれないな?
 場合によっては男子だけで
 何か練るのもいいかもしれないな。

 放課後になったら
 或いはメッセージアプリで
 「どうだった?」なんて探りを入れてみたり**
(23) 2023/02/04(Sat) 0:50:30

【人】 白瀬伊緒

 
『20XX年3月、世界は滅びるだろう』

 
 確証のない未来を眼前に控えながらも、 
 僕たちは新しい進路を抱えて門出を迎える。
 
 去年と変わらず桜は咲く。
 
(44) 2023/02/05(Sun) 11:42:26

【人】 白瀬伊緒

 
 その時間はちょうど旅行前の買い出しに出ていた。
 レジに並んでいる時ポケットのスマホが鳴る。


 >>37「……おお」
 
 
 そんな気の抜けた声が出て、
 うっかりカゴを取り落としそうになり慌てて持ち直す。
 楢崎からのメッセージってまんま本人の声がするよなぁ
 なんて思いながら
 旅行の発案者の笑顔が脳裏に浮かんだ。

 当の本人が沈んだ気持ちで旅に出るなんて
 そんなに勿体ないことはない。

 
 「おめでとう!」
 
 と、加えて
 先の二人に倣って紙吹雪を散らすクマのスタンプを送る。
 明日も、無事に世界が始まりますように。
 
(45) 2023/02/05(Sun) 11:44:01

【人】 白瀬伊緒

  
 帰りにコンビニに寄る。
 鞄からUSBメモリーを取り出してコピー機に挿し、
 小銭を入れる。
 卒業式の前に完成させていれば
 学校のパソコンが使えたのになぁ、なんて
 思うけれどなかなかうまくまとめられずにいたのだ。

 人数分取り出して、その場では軽く折り目をつけて
 後は家で整えることにした。
 
(46) 2023/02/05(Sun) 11:44:40

【人】 白瀬伊緒

-旅行の日の朝-
 
 
 朝、いつもより早い時間にセットした目覚ましの
 さらに10分前に目が覚めた。
 自分で思うよりずっと浮かれているみたいだ。
 他の人はどうだろう、と考えながら身支度をして家を出る。
 
 忘れ物はない。    
心残り

 気にするべきは旅先に忘れ物をしないかなとも
 思うけれど気が早い。
 

 旅行の打ち合わせを始めた頃は随分と寒かったのに、
 3月も半ばになればいくらか春の兆しが見えてきた。
 着込んだコートが少しだけ暑い。
 場所によってはもう桜の花びらが落ち始めている。
 
(47) 2023/02/05(Sun) 12:17:37

【人】 白瀬伊緒

--
 ターミナル駅にて。
 10分前には着いたけれど、
 先に着いている人はいただろうか。
 テイクアウトした青汁drinkをストローで啜りながら
 誰かがいれば言葉を交わしながら全員揃うのを待っている。
 
 全員揃った後、鞄から取り出して配るのは
 「旅行のしおり」だ。
 そんなに凝ったものではなく、
 織田がまとめてくれたプランをそのまま貼り付けたり、
 目当ての場所に行けなかったときの案を足したり、
 打ち合わせ段階でのこぼれ話を忘れないように
 残しておいたりしたものだ。
 
 栄純と大地のところだけ
 小さく「ホワイトデー」とペンで書き足してある。


 宛てのない旅だからタイムテーブルはないし、
 あとは連絡先やらを書くメモ欄があるくらいだ。
(48) 2023/02/05(Sun) 12:18:21

【人】 白瀬伊緒

  
 
 (青汁の方が突っ込まれるかもしれない……)

 
 
(49) 2023/02/05(Sun) 12:19:03

【人】 白瀬伊緒

 
 何か聞かれれば。
 
「スマホにも情報はまとまってるけど。
 旅行誌とかしおり付き合わせながら過ごす方が、ぽくない?」
 
 なんて返しただろう。
 要するに、浮かれているんだ。 **
 
(50) 2023/02/05(Sun) 12:19:27

【人】 白瀬伊緒

  
「なんか、期間限定らしく勧められて…
 思ったより、悪くない」>>54 

「えっ、青汁好きだった?
 じゃあ帰ってきたときに寄るのもいいかもな」>>60

 
「ったくもー」>>52


 寝坊マンには小さく笑いながら軽く小突いてやる。
 だってそういうの待ちでしょ?
 もともと余裕を持った集合にしているから
 別に問題はないけれど。
  
(81) 2023/02/05(Sun) 23:04:46

【人】 白瀬伊緒

  
「気にすんな、じゃあ行こうか」
 

 全員切符を持って、征くは青春十八きっぷの旅。
 世界滅びなくて良かったな。
 あと願うことは乗る電車に鬼が現れないことだろう。

 やたら幸せな夢を見たら要注意、かもしれない。

 
(82) 2023/02/05(Sun) 23:05:06

【人】 白瀬伊緒

 
道中のトランプはそれはもう盛り上がった。
大富豪の座を守り続けたのは<<楢崎大地>>allwho
後に寄ったところのお土産屋で賞品を手にしたとか。

絵しりとりは難航を極めた。
烏賊がやばいことは知っていたので、
僕は伊豆浦に回すときには
「い」で終わらせないようにしていた気がする。
ちなみに僕の美術の成績は77

 
(83) 2023/02/05(Sun) 23:06:03

【人】 白瀬伊緒

 
「カチューシャ、似合ってんね。
 パーカーもいいじゃん。ここ海風強いし。」

 漸く辿り着いた夢の国。
 カチューシャとポップコーンを首から下げ、
 パンフレットを手に
 ファストパス発行所を探して歩き回っている。
 選ばれたのはクマ耳でした。
 男には可愛らし過ぎない?って思わないことはない。

 近くにいた人に声をかけて、
 5人全員での写真を撮ることも忘れずに。

 遊園地デビューというものがあるなら
 間違いなく成功だろう。
 それは、撮ってもらった写真を見れば、
 そうでなくてもすぐに分かることだった。
 
(84) 2023/02/05(Sun) 23:08:55

【人】 白瀬伊緒

 
 
 ちなみに道中、俺はしょっちゅう
 織田や栄純に声をかけて寄り道したり。
 奇数だからアトラクションの座席はローテしよう、
 なんて声をかけていたけれど。
 
 まあなんとなくだ、なんとなく。
 せっかく近い距離にいられるのだから
 気づいてしまったものはこっそりでも協力したくなるのが
 友人の性だろう。
 

 
(85) 2023/02/05(Sun) 23:14:28

【人】 白瀬伊緒

 
 
 (まーバレないだろう…露骨にはしてないはず、多分。)
 
 
(86) 2023/02/05(Sun) 23:15:34

【人】 白瀬伊緒


 ついうっかり──はぐれ過ぎたみたいだ。
 
 パレードが始まってしまうと人込みの中から
 友人たちを見つけ出すのは
 さらに難しくなってしまうだろう。
 
 黄昏に映えるパレードの光。
 キャストの歌声に、思わず踊りだしたくなるような音楽。
 紛れもない非日常がそこに在る。
 
 
 そんな中、群衆の中に手を繋ぐ姿を見つければ頬が緩む。
 はぐれちゃったら困るもんな。
 まさか告白一歩手前まで行っていたなんて
 その時は知らなかったけれど、もし本人から
 この時の顛末を聞くことがあったなら、
 上手くいくことを願って背の一つも叩いただろう。 
 
(117) 2023/02/07(Tue) 0:01:46

【人】 白瀬伊緒


 そして待ちに待った温泉旅館。
 「聞こえる声で言うんじゃないよ」とたしなめつつ
 あっついお湯を楽しんでいる。
 1日中歩き回った脚に沁みる。
 まるで爺ちゃんかとセルフツッコミを入れつ。

 ちなみに我慢大会には参加しなかった。
 全員のぼせたら誰が介抱すると思ってんだ。
 真っ赤になった頬に牛乳瓶を押し当てて
 さっさと涼しいところに移動しよう。
 
(118) 2023/02/07(Tue) 0:02:23

【人】 白瀬伊緒


「なにすんだ!」>>101
 
 そんなこんなで夕飯と温泉を終え、一息つこうと思ったらこれだ。

 
 栄純も混ざれ、なんて声をかけて応戦する。
 勢いよく投げた枕は大地の顔にクリーンヒットした。
 てんやわんやのどったんばったん大騒ぎ。
 
 
 「え? 混ざるの?」
 >>116来客には驚いて、思わず枕を取り落とす。
 女子に投げつけるわけには…という理性は一応働いている!
 そんな隙だらけの僕の顔にまた枕が吹っ飛んできて、思わず尻もちを着いた。
 情けない……でも、楽しいな。
 
 
(119) 2023/02/07(Tue) 0:03:13

【人】 白瀬伊緒

 
 念願の駅弁は釜飯を選ぶ。
 この特徴的な器も駅弁の醍醐味だろう。
 荷物の関係で持って帰れないのがちょっと惜しい。
 
 勿論海鮮も肉もだるまもすごく、すごく気になってはいた。
 でも全部食べきるには時間も容量も足りない。
  
 
 「そうだな」>>115
 
 
 また来よう、と続ける。
 南へ北へ、行く場所を変えれば選択肢は比じゃないのだから。
 
 世界、まだまだ滅びている場合じゃない。
(120) 2023/02/07(Tue) 0:14:41

【人】 白瀬伊緒


――帰路――


 
 予言のことも、世界のほころびも忘れるくらいに
 楽しい数日間ももうそろそろ終わりを告げる。
 
 元来たターミナル駅に戻る最中の列車の中、
 車内販売のアイスクリームを頬張りながら
 写真を見返している。
  
 「また、行こうな。家に着いたら写真まとめて送るから
 みんなもよろしく」
 
 大学の休みの時は俺の家にも来てね、
 なんて言ったりして。
 それなりの観光地だ。目玉はたくさんあるしもてなしもできる。

 他にも、ホワイトデーのお菓子を女性陣に渡したり。
 小さな小箱の中には高校生には
 ちょっといいお値段の焼き菓子が数種入っている。
   
(121) 2023/02/07(Tue) 0:27:31

【人】 白瀬伊緒

  
 行きより随分と荷物が増えた気がする。
 観光地のパンフレットに、
 ついつい買ってしまう各地のお土産。
 忘れ物は、きっとない。あるとしたら
 それは今回拾いきれなかっただけで、
 決して置いてきたわけじゃない。
  
 外は、高速道路の電灯や海の向こうの
 ビルの灯りで瞬いていた。
 夜の列車は明るい時間より静かな気がする。
 周りを見れば旅の疲れに
 寝息を立てている友人もいるだろう。
 
 耳を澄ませる。
 
(122) 2023/02/07(Tue) 0:28:10

【人】 白瀬伊緒

 
 
 『──────次は、XX、XXー………』

 
 
(123) 2023/02/07(Tue) 0:28:58

【人】 白瀬伊緒

  
 
 いつしか心地よい列車の揺れに瞼が重くなってきた。 
  
 手荷物を抱え直して、そのまま委ねるように目を閉じる。
 
 
(124) 2023/02/07(Tue) 0:30:03

【人】 白瀬伊緒

 
 
 ────大丈夫、終点はまだ遠い。**
 
 
(125) 2023/02/07(Tue) 0:30:26