人狼物語 三日月国


112 【R18】アルステラのもとに婚姻を

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視点:人


到着:南斗星君 シオン

【人】 南斗星君 シオン

[父母の言葉に軽く息を飲む]

 ……私、ですか?

[外界に拓けたリル族の中で、他種族の血があまり混ざり込んでいない家系の未婚の娘──

 確かにその通りではある、が]

 良いのですか、出戻りの穢れた女が混ざっていても。

[皮肉げに口元を歪める。数年前に外の男と駆け落ちをして弄ばれて棄てられた憐れな女。余程世間知らずな者や子供でない限り、リル族の中では周知の事実だ。

 この先、婚姻の話など来るはずも無い、と、縫い物や編み物で生計を立てて暮らしている。

 今更、男なんて必要ない。けれど──]
(26) 2021/12/02(Thu) 12:03:47

【人】 南斗星君 シオン

[リル族に迷惑をかけた女が、それでも見棄てずに支えてくれた両親に。恩を返すには、これしか方法がないと思えたから。

 両親は、今度こそは娘の婚姻を祝えると、涙を流して喜んでくれた。相手がヴィス族だから、本当は思う所があるかもしれないけれど。

 女はため息を飲み込むと窓の外の空を見上げ、菫色に暮れる空を同じ色の瞳に映した──**]
(27) 2021/12/02(Thu) 12:04:37
南斗星君 シオンは、メモを貼った。
(a5) 2021/12/02(Thu) 12:07:49

南斗星君 シオンは、メモを貼った。
(a6) 2021/12/02(Thu) 12:10:48

【人】 南斗星君 シオン

―― 婚儀の日 ――

[列の花嫁の中に、レイの姿を見つけた。女の事情を知ってか知らずか、昔から女への態度が変わらないように思えるうちのひとりだ。だから女は彼女へ好意を持っている。

 けれど、出戻って以来あまり親しく接しないようにしている。彼女まで悪く言われるのは耐えられないから。

 同じ白を纏って同じ立場でここに居るのも、どこか居た堪れなく感じる。

 小さい頃に遊んだ少女がいつの間にか大人の女性になっていたんだな、と、彼女の居居る後方に視線をやって、眩しげに目を細めた。彼女を娶る男は果報者だ。

 それに引き換え……。

 己の身に纏う白を見下ろして、軽く首を振った**]
(28) 2021/12/02(Thu) 12:36:03

【人】   シオン

>>36視線を遣っていればレイが視線を上げたので、不自然にならないように前を向いた。

 >>14道の隣を流れる川を、船が遡って行く。ジャヤートの家の家紋が描かれた白い帆が風を孕んで翻る。ジャヤートはこの度の婚姻を嫌って逃げ出そうとしたらしい。
 マストに吊り下げられた蠢くものがなにか、気づいているからこそ、目視で確認したくはなかったからそっと視線を逸らした。

 >>70逸らした視線の先、物憂げな表情のコンが見えた。心ここに在らずといった風情。彼も、此度の婚姻に思うところがあるのだろうか。
 いつからかその顔を仮面で覆って、どんな顔をしていたか忘れてしまっていたけれど、久方ぶりに見て小さい頃を思い出した。記憶にあるのは笑顔ばかりだったとおもうけれど。

 コンもジャヤートも女よりも歳下であるから、婚姻相手として意識したことはなかったが、弟のように思っていた。

 ふたりも、幸せになって欲しいと思う*]
(83) 2021/12/02(Thu) 22:37:17

【人】   シオン

[合流地点に着けば、立ち働くのもリル族の者ばかりで、ヴィス族は先に準備に来た少数しか居ないように思えた。家の中までは確認できないからわからないのだけれど。

 ジャヤートとレイがなにか話すのを視界に入れたけど、喉が渇いたのを感じて世話人のところに飲み物を貰いに行くことにした。

 女が持ち込んだ荷物が運び込まれる家を見つけ、今日から暮らす新居の前で水を貰う。整理中らしく、まだ家にははいれないようだった。

 持ってきた荷物は、裁縫や編み物の道具や衣類、身の回りの物等。喉を潤しながら、新天地の空を眺めた*] 
(98) 2021/12/02(Thu) 23:17:48
  シオンは、メモを貼った。
(a16) 2021/12/02(Thu) 23:21:25

【人】   シオン

え、ヴィス族の方々ももう到着してるの?

[世話人から報告を聞いて、ゆるりと首を傾げる。さっき気づかなかったけれど、もう到着していたらしい。ジャヤートの船の荷降ろしでリル族の人垣や荷物で見えなかったようだ。

 ヴィス族の人は背が低いのだろうか。聞かされた話では、女のお相手の方は背が高いと聞いたのだけれど。座って休憩していたのかも。

 緊張し始めて落ち着こうと胸を手で押さえて呼吸を整えている**]
(121) 2021/12/03(Fri) 0:26:20

【人】   シオン

[水を飲み終わり、器を返して、周囲を見渡す。ヴィス族の方々がもう着いているらしいし、女の婚姻相手も新居を見に来るかもしれないから。

 婚姻相手は女より背が高く、歳下だと聞かされていたので、まさか目が合った相手がそうだと気づかない。>>131

こんにちは。

[挨拶を返してこちらに来る相手をよく見る。婚礼衣装を着ているのに気づき、レイの婚姻相手だと思い込んだ。リル族から出された花嫁は、女とレイだけだから。

 彼の婚礼衣装が身の丈に合っていなくて不格好になっているのにも当然気づいていて。]

 服。脱いでくれる?

[傍まで来た人懐こそうな彼に笑顔で告げた。
 女は、せめて上着の丈を詰めて、せっかくの晴れ舞台に華を添えてあげようと考えただけだった。

 近くに居る世話人に、裁縫道具を持ってきて、と指示を出していたので、彼の反応には気づかないまま**]
(135) 2021/12/03(Fri) 13:59:25

【人】   シオン

― 新居前 ―

[女にはヴィス族に対する偏見はない。違いがあるとしても個性だ。ヴィス族を悪し様に言う人間が身近にいなかったわけもないし、子供の頃には色々吹き込まれもした。

 ヴィス族は古い種族だとか、共食いをするだとか、聞くに耐えないようなことも聞かされた。

 同族嫌悪なのかもしれないし、ふたつの種族が対立したら得をする何者かが扇動していたのかもしれない。

 女はそれほど頭が良い方ではないからそこまで考えてはいないけれど。

 >>171視線の先は敏感に感じ取って、腕を上げて彼の視線を遮ったが、その時にはもう目が合っていた。翡翠色の瞳に、微かな、猜疑心のようなものが浮かんで、困ったように微笑む。

 >>171彼が何を言っているのかわからず]


 いつもって、君と私は初対面だと思うけれど。そして、ヴィス族もリル族も同じよ。番って子を生せるのだから。その為に此処に来たのでしょう?

[含むものはなく、事実を述べただけ。]

 人目につかない所……そうね、人前では恥ずかしいかもしれないわね。

[彼の手を取って、壁に並行に置かれたタンスの陰に誘った。両端は仕切りとカーテンで隠して。*]
(185) 2021/12/03(Fri) 23:05:13

【人】   シオン

[叱ったわけではないのに、怖がられてしまったらしいことに、ちくりと胸が痛む。

 余った袖の中に差し込んで取った手は柔らかく、暖かく。細い指は、女のそれよりも長そうだと感じた。手を合わせて比べてはいないから、確かかはわからないけど。

 タンスもいずれ新居に運び込まなければいけないし、衣装の身幅を狭くする暇はなさそうだけど、袖も短くしたほうが良さそうだ。身幅は広くても、帯で締めればそれほど問題はないだろう。]
(207) 2021/12/04(Sat) 0:24:39

【人】   シオン

[彼の婚礼衣装を受け取り、彼を物陰に置き去りにして出て来ると、近くの箱に衣装を置いて真ん中辺りをたたんで縫い、丈を詰めたあと、袖も折りたたんで短く縫った。

 作業が終われば、カーテンの隙間から衣装を持った手を差し入れた。]

 応急処置だけど、さっきよりは不格好じゃないと思う。

[中が見えないように目線を逸らして*]
(212) 2021/12/04(Sat) 0:30:15

【人】   シオン

[物陰からゴソゴソと服を着る気配と衣擦れの音と感激の声の後、彼は飛び出して来て、女がお腹辺りで組んでいた手を取って暖かな両手で包み込む。]

 よかった、問題なさそうで。きっと、君の花嫁も気に入ってくれるはず。

[未だに彼をレイの婚姻相手だと勘違いしたままだから、素敵とかかっこいいの褒め言葉は言わないでおく。

 万が一にも、向けてはならない感情が芽生えないように。]
(220) 2021/12/04(Sat) 1:45:38

【人】   シオン

[少し屈んで彼の耳元で囁く。

 遠くの方から女の名を呼ばわる声が聴こえた。後から出発した両親がこちらに着いたらしい。]

 呼ばれちゃったから、行くね。

[またね、と、手が包まれたままなら離すように促して、両親の元へ。]

[彼の名前を聞いてないし、女も名乗っていないことに気づくのは後の事。**]
(221) 2021/12/04(Sat) 1:49:34

【人】   シオン

[両親としばらく話して、泣かれたり励まされたりで精神的に疲労を覚えた。

 両親は儀式の見学をして1晩だけここに居て、翌朝帰るそうだ。新婚の邪魔は出来ないと、新居に泊まり込むつもりはない。そう言っていたが、本当はヴィス族と同じ屋根の下で1晩過ごすことを避けているのだろう。

 儀式会場の見学に行こうと移動する途中、他の新居の前でジャヤートと見知らぬ花嫁衣装の娘がいい感じになっているところを見た。>>237>>241娘が感じた視線には女からのものもあったかもしれない。

 他人の新居の前で仲良くしているのは想像しにくいし、今日婚姻する者同士、気があったのだろう。それはとてもいい事で、とても羨ましいことだ。

 心の中で祝福してから通り過ぎた。]
(267) 2021/12/04(Sat) 22:05:11

【人】   シオン

― 儀式会場 ―

[そろそろ料理の準備が始まっていると思っていたが、意外にもまだだった。そして、しょんぼりした姿があった。とても見覚えがある、さっき新居の前で会った彼だった>>256

 あなたも見学に来たの?

[事情は彼の口から聞いたか、腹の虫にて察することになったか。]

 ちょっと待ってて。

[会場を出て料理の責任者の人を探し、食材の使用の許可を貰って戻って来た。]

 まだ待って。

[キッチンに移動し、大鍋にお湯を沸かして、小麦粉に水を入れて捏ねたり、肉や野菜を細かくして味付けしたものを包んで、お湯で茹でたものを大皿に盛って彼の前に出した。

 調理中、彼はなにをしていただろう。手伝いたいと言うなら、包んだりを手伝ってもらう。]

 このタレにつけて食べて。

[タレを入れた小さい器を渡す。皮が厚めの水餃子。両親の経営する食堂で人気のメニューだ。

 作りすぎて余った分は茹でずにキッチンに置いてある。明日余ってたら女の家の朝ごはんになるはず*]
(268) 2021/12/04(Sat) 22:05:21

【人】   シオン

[料理をする間、彼のことを考えていた。お腹の音と一緒に返って来た返事とか、困り果てた表情とか。

 誰かの為を思って作る料理は美味しくなるんだ。女が小さな頃、父に聞かされた言葉を思い出す。

 彼が手伝いに来なかったことは不審に思っていない。お腹がすき過ぎて動けなくなっているんだろう。

 美味しそうに出した食事を食べてくれるのを、向かいの席に座って見守り、何度か追加で調理して出して。]

 熱いから気をつけて。

[食べ終わるまで声をかけるのもなるべく少なくした。

 最後に水が入った器を渡して、そういえば、と口を開く。]

 そういえば名乗り忘れてたわ。私はシオン。君の名前は?*
(290) 2021/12/04(Sat) 23:48:54

【人】   シオン

 ……そう、ツェンくんっていうのね。

[胸に手をあてて拳をぎゅっと握る。]

 ううん、婚姻に臨む立派な青年をくんをつけて呼ぶのは……不躾ね。

[子供の時からくんをつけて呼んでいる間柄なら配偶者を得たあとも呼び方が変わらなくてもおかしくはないが、それでもあまり良い顔はされない。]

 キッチンに人が来る前に食器をかたづけておかないといけないから。

[立ち上がって集めた食器をキッチンへ*]
(305) 2021/12/05(Sun) 1:41:39

【人】   シオン

[理由も事情もわからないけど。内緒と言うのなら、特別話したい相手がいる訳でもなく、話さないほうが良い事柄を吹聴する趣味もない。]

 うん、分かった。

[内緒のことも、後片付けの事も了解した。もう手の中にあるから集めた食器を運ぶのはするけど。

 食器のを戻す場所も聞かれれば教えて、婚姻の儀式が行われる時間は少しずつ近づいていた──**]
(307) 2021/12/05(Sun) 2:33:15